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MATCH試合情報

2023-24 WEリーグ 第18節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

今日の試合を振り返って。
前節の7得点はゴールへの意識を高めた結果で、今日のゲームもそういうイメージは持ちつつ、ゴールを奪うことの難しさを選手に伝えていました。なぜ前節7点取れたのか、ゴールを奪うために何が必要なのか。それを今日のゲームにしっかりと出すようにと選手を送り出しました。ゲーム自体は、最初は支配しながら進めていけましたが、やはりシュートが足りない、ゴールへの意識が足りない部分も多かったと思います。前半終了間際にああいう形でゴールを奪えたのはプラス要素だったと思っています。後半、相手が前からボールを奪いに来るのはある程度、想定はしていました。その分ずるずる後ろに下がらないように、逆に相手の背後を目指してゴール奪いに行くように、1点で勝ち切れるとは思っていなかったので、選手にも2点目、あるいは3点目と貪欲にゴールを目指していこうという話をしました。結果的に途中追いつかれましたが、最後はゴールを奪い突き放した。最後まで全員で戦った良いゲームだったと思います。こういうゲームの中で、若い選手たちが成長し、また良い選手になっていくために、WEリーグがこのような試合を増やしながら発展していく。このことを見に来てくれた方たちにしっかりとアピールしていくことが本当に必要なことだと改めて感じました。

今日の試合は見に来られた方に対して、今の日本の女子サッカーのレベルや良さのアピールにつながったと思うか。
質の部分ではこれで満足してはいけないと思います。ただ、このゴールデンウィーク含めた3連戦の今2戦目ですが、実際にはハードワークだけでは通用しません。プラスアルファの部分は非常にこだわって、今日のゲームに臨んでいました。それを感じ取ってもらえれば一番ありがたいですし、やはりサッカーはゴールを奪うゲームですので、ゴールシーン、ゴール前のシーンが多くあればあるほど、皆さんに喜んでもらえると思っています。

左サイドで池上聖七選手が高い位置にポジションを取っていたように見えたのですが狙いは。
池上の突破力、サイドから相手の中へ入っていける選手ですので、そこに期待しました。全体のバランスもそうですが、守備のところでの安定感、サイドをアップダウンできる運動量を期待しました。

松田紫野選手を左サイドで先発させ、先週得点した土方麻椰選手を先発させた狙いは。
先ほどハードワークだけでは勝てないと言いましたが、当然ハードワークも必要になります。この連戦の中で、ボールを前進できる選手、前にパワーを持っている選手というのは、我々にとっては必要な要素になります。ゲームをある程度支配できている今までのゲームもそうですが、自分たちがボールを持っている時間が多いにもかかわらず、ゴール前でシュートまで行ききれないというところでは、やはりそこのパワーを持っている選手を積極的に起用していきたいと思っています。そのため、このメンバーになりました。

今日含め引き分けではなく、勝ちに持っていける試合が多くなったと感じているのですが、序盤と比較しての成長の要因は。
中断期間にフォワードの選手を補強したこともありますが、全員のゴールへの意識が増えていると思います。今まで色々と仕掛け、ゴールを目指しながらもシュートを打てずに終わるシーンも多くあったと思います。今はクロスなどバリエーションが多くなっているのは事実だと思います。なかなか勝ちきれないゲームを勝ちに持っていけるようになったのは、選手の意識の変化が非常に大きいと思っています。ベレーザの今までの良さを保ちつつ、プラスアルファ何ができるかというところで、少しずつトレーニングの中でゴールへの意識付けをしていきました。当然個人差もまだありますが、それが今のベレーザの良さにもつながっていると思います。みんなが同じことをというよりは、みんなが良いところをそれぞれ感じて、出し合うことでチームとして成り立っている。そこが今のベレーザの良さだという風に思っています。

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選手コメント

DF 3村松 智子

厳しい90分だったと思います。
あんまり思い出せないぐらい、気持ち的にも高ぶっていました。今日は相手が前から来るかなという予想はあったんですけど、思ったより来なくて、ボールを持たされてる感じで、自分のところは特にフリーでした。周りを探して「どこが空いているかな?」と考える余裕があるぐらい持たされていた感じはあったんですけど、監督からもう少しテンポ良くという指示があって、パスを出せば相手も食いついてくるので、そこはうまく使えていたかなと思います。あとは、対応のところや1対1のところで負けないとか、気迫というのは前回の対戦よりも自分たちは絶対上回っていたと思うので、そこは非常に良かったと思います。

坂部幸菜選手が前半終了間際にあれだけ上がっても、村松選手がカバーをしてくれるという話をしていました。信頼関係は高まってきている感じですか。
そうですね。お互い助け合うというか、自分も幸菜が隣にいてくれて安心ですし、やっぱりセンターバック両方が上がれるっていうのは本当に強みだと思うので、すごく良かったなと思います。

上位チームとギリギリの所で勝ちきったというのも、チームの地力が付いてきた感じがするか。
そうですね。今までだったら引き分けてしまうところを、何とか勝ち切れたというのは若いチームにとってすごい自信になります。でも次の試合が本当大事になってくるので、一戦一戦、戦っていくしかないなと思います。

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FW 11藤野 あおば

今日の攻撃はなかなか手詰まりだった感じがしました。
相手のミッドフィルダーとディフェンスのライン間で受けてボールを引き出したりとか、前で待ってるっていうよりは、人と人の間でボールを引き出して攻撃の起点になればいいなと思って入った中で、足元にうまく収まらなかったりとか、後ろから来た相手に対してボールも縦関係で受けるシーンが多くて、逃げ場がなかったところは自分も感じていました。新潟はカウンターがすごく得意なチームで、その攻撃になる前のミスが自分だったのが、今回の試合はかなり多かったです。「どうしようかな?」というのが正直な感想というか、手応えとしてもそこまでないし、後半入って1本シュートチャンスがあって、思い描いた形ではなかったですけど、でもそこで決めていたら多分あの失点はなかったと思いますし、失点の原因は自分にあると思っていたので、点を決められたのはもちろん良かったですけど、でも本当に(自分を)見つめ直すべき点がかなりある試合かなと思います。

PKは自分で志願したのか。
(宮川)麻都さんが譲ってくれました。誰が蹴るんだろうなとは思ってたんですけど、内心蹴らしてほしいと思っていましたし、麻都さんの優しさですかね。「いけるか?」って聞いてくれたので、そこはもう蹴るしかないと思ってボールを受け取りました。

日本代表でも一緒に練習している平尾知佳選手とのPKで、お互いがわかり合っている中でど真ん中に蹴った理由は。
(宮川)麻都さんが獲得してくれたPKを譲ってもらったので、絶対に入れなきゃいけないというところで、右か左に蹴ると弾かれたときに相手が触りやすい。真ん中だったら、知佳さんが動かなくても、それなりのスピードで蹴れば自分のところにこぼれてくると思っていました。そこはセカンドのリスクも含めて、真ん中に蹴ろうっていうのは、ボールをもらった時点で、決めきったところはありました。

新潟の守備のプレッシャーは厳しかったですか。
守備がコンパクトで、人と人の距離感が近かったり、自分の見えてないところからプレスをかけていたのが新潟の良さでもありますし、それにハマってしまったのが自分の力不足だと思います。前までだったら上手くいかないなとか、よりネガティブに気持ちが傾きやすいところで、今日はもう取られてもいいから自分のやらなきゃいけないこととか、顔を出さなきゃいけないところは顔を出そうと思いました。チームメイトもあの時間帯で気を緩めることなく、自分のカバーなどをずっとやってくれたので、そこはもう仲間信じて、自分がやるしかないっていう割り切り方は、できていたと思います。

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DF 22坂部 幸菜

今日の試合を振り返って。
前回対戦時も自分たちがボールを持つ時間が長い中で、決めきれずに失点してしまいました。今回の対戦でも自分たちがボールを持っている中で、いかに相手の堅い守備を崩せるかを全員で意識しながら攻撃していたので、最後しっかり勝ち切れたのは良かったです。

前節7-0という結果でしたが、今節の試合の入りはいかがでしたか。
前節は全員でゴールに向かっていけたのがすごく良かったと思います。たくさん点を取ったから次もいけるという気持ちではなく、シュートの意識を持って試合に臨めたと思います。

ゴールシーンを振り返っていかがですか。
試合が終わって映像を見たときに、自然と走って攻撃的なポジションに入っていけていました。3バックですが、攻撃参加は自身も得意としているので、結果に繋がったのはよかったかなと思います。

前半終了間際0-0で、3バックとしては前にいくリスクもある中でなぜあのポジションがとれたか。
自分でも何度見てもそこに何で走ったのかは覚えていません。ただ後ろに村松(智子)選手や他の選手が、自分が攻撃に行ったときにはしっかりカバーに入ってくれる信頼があるので、時間帯に関係なく入っていけたと思います。練習からもそうですが、自分が攻撃に上がったときのカバーリングはチームとしても共有できていますし、3バックの誰かが攻撃に上がってもしっかりカウンターの対応ができるようなポジショニングをみんなが意識できていると思います。

ぶつかり合いとか、シビアな守備を双方がやり合う試合になっていたので、ディフェンダーとしての充実感はありますか。
一発で相手に抜かれると3バックでカバーも少ない中で、強く行かないと前を向かれてしまい相手もシュートを打ってくるので、怖さもありましたけど、しっかり強い守備ができたのが勝ち切れた要因と思います。

次の試合でも勝点3を取るためにも大切なことは。
ずっと勝ち続けないといけないという立場の中で、先を見ずにまずは1試合1試合を大切にというところは全員で意識しています。ここで勝ったからではなくて、次の試合もしっかりと相手チームを分析しながら勝点3を取れるように頑張っていきたいと思います。

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