2018明治安田生命J2リーグ第18節 試合詳細

2018明治安田生命J2リーグ第18節
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試合詳細

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【試合展開】

リーグ戦では4連敗の後に2試合の引き分けが続いたヴェルディだが、週半ばに行なわれた天皇杯ではカターレ富山にアディショナルタイムのゴールで劇的に勝利した。リーグ戦で出場時間が短い顔ぶれが並び、大会自体も違う。とはいえ1か月半ぶりの勝利を、流れを変える契機にするべく、今日は敵地に乗り込んでアルビレックス新潟と対戦した。メンバー構成はリーグ戦前節の横浜FC戦から変わらず、公式戦2試合連続アディショナルタイムゴール中の李栄直はベンチスタートとなった。

キックオフ直後こそ前への圧力を強める相手を受けて、自陣に押し込まれたが、徐々に落ち着いてボールを動かせるようになると、6分にサイドを起点に好機を作り出す。左サイドで奈良輪が受けると、切り返してゴール前に入れたクロスにドウグラスが飛び込むが、遅れながらもマークについたDFにブロックされた。これで得たコーナーキックはニアで田村直也が合わせ、ファーサイドにこぼれたボールを藤本寛也が拾って仕掛けてフィニッシュ。ゴールこそこじ開けられなかったが、反撃姿勢を鮮明に打ち出した。その後は一進一退の攻防。17分にドウグラスが足を痛めて林陵平に交代するアクシデントはあったが、試合は中盤の激しい攻防が続く。その中でヴェルディは先制を許す。23分、左サイドを突破されると、中央のバイタルエリアで高木にフリーでボールを持たれ、スペースへ飛び込んだ加藤にスルーパスを通されて上福元直人との1対1をあっさりと決められた。その後は、ボールを保持したヴェルディが高い位置でボールを動かして相手の陣形を崩しにかかるが、なかなかバランスを崩すことができない。前半終了間際にはターレスと競り合った際に肘が顔面に入った畠中槙之輔の前歯が折れるアクシデントもあり、騒然としたまま試合を折り返した。

前節の退席処分でロッカーに入れないロティーナ監督に代わって、チームに活を入れたのはイバンコーチ。冷静な分析に基づく的確な指示で攻守のポイントを整理すると、ロッカーを出る間際のチームに対して「この試合、自分たちが勝負にいけば必ず勝てる。勝ちにいこう」と檄を飛ばした。

後半の立ち上がりこそ相手の勢いを受けたチームだが、徐々に相手のプレスをいなして、ボールをゆっくりと保持しながら試合の主導権を握っていく。そして53分、『ヴェルディらしい』と形容されるような、華麗なゴールが生まれる。相手陣内浅い位置、藤本が右サイドのタッチ際でボールを出さずにコントロール。パスを受けた渡辺皓太が入れ替わってサイドに膨らみながらドリブルで運ぶと、斜め前にいた藤本にパス。渡辺はスピードに乗ったまま、藤本がワンタッチでゴール方向に流したボールに追いつくと、さらにワンタッチでバイタルエリアに入ってきた佐藤優平に預ける。佐藤もまた渡辺のスピードを殺さないようにワンタッチでゴールに向かうパスを通すと、ボールウォッチャーになった相手守備陣の間をすり抜けた渡辺が、ゴール右隅へと流し込んで同点に追いついた。その後も攻め手を緩めないヴェルディ。63分には、右サイド浅い位置で前を向いた藤本が、ループパスで相手最終ラインを破るパスを前線に送る。相手センターバックの連係のズレを見逃さず、林陵がオフサイドトラップをかいくぐって抜け出せると、相手GKとの1対1を難なくゴールに叩き込んで逆転に成功した。7試合ぶりの勝利に向けてリードを守り切りたいヴェルディだが、カウンターを受けて、鋭いクロスからゴール前でフリーでヘディングシュートを打たれるなどギャップを突かれる場面もあった。77分には交錯プレーから相手選手が負傷退場し、交代枠を使い切っていたため数的優位を得たが、同点を狙う相手の圧力を前に、なかなか前に出て行けない。しかし、アディショナルタイムに突入すると、さすがに高い位置でボールを収めて、そのまま時間を上手く使って7試合ぶりの勝利の笛の音を聞いた。

勝てない時期に生まれた自信のなさは、今日のチームからは見受けられなかった。相手のプレッシャーに対して逃げるのではなく、チームメイトをサポートし合ってボールを保持。確固たるプレーモデルに沿って、全員が攻守両面で積極的にボールに絡み、持ち味のパスワークでゴールをこじ開ける。特に同点ゴールは、流れるようなパスワークだけではなく、ボールに絡んだ3選手のポジショニングなど、チームの哲学の徹底が如実にピッチに表れた。取り戻した自信を深めて確信に変えるために、次節以降のホーム連戦が大きな鍵を握っている。緑の反攻は、まだ始まったばかりだ。

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【ハーフタイムコメント:イバン パランコ サンチアゴコーチ】

・サッカーに集中しよう
・もっとゴールに向かってプレーしよう
・焦らずに続けること

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【試合後選手コメント:FW 11 林陵平選手】

――まずは、急な出番になりましたが、試合を振り返ってください。
「アクシデントで入って、アップもしてなくて難しい入り方でしたが、冷静に自信を持って入りました」
――前半にボールを保持しながらフィニッシュまでなかなか持ち込めない中、後半に一気にペースアップできた理由はなんですか?
「ハーフタイムにイバンコーチから『このまま続けて行こう』と言われていましたし、ボールは持てていたので、『焦らずに続けていけば、必ず点はとれるよ』と言われていたので、そういう意味では自信を持ってゲームプラン通り試合を進めて逆転までいけました」
――逆転ゴールの場面、振り返ってください。
「前半から相手のセンターバックふたりの連係はあまり良くないなと感じていたので、寛也から良いスルーパスをもらって、冷静にキーパーを見て決め切ることができました」
――移籍後、2度目のゴールパフォーマンスでした。
「チームの逆転ゴールでしたし、こうしてチームが勝てたことが嬉しいですね!」
――今日のパフォーマンスのチョイスは?
「ワールドカップが近いということで、フランス代表のグリーズマンです。しっかりとカメラに撮ってもらうために、2回しました(笑)」
――チームは1か月半ぶりのリーグ戦勝利です。
「3日前の天皇杯で勝つことができて、勝利という部分で流れに乗れたと思いますし、リーグ戦は本当に勝てていなかったので、アウェーでその流れを断ち切ってホームで戦えます」
――最後にサポーターへメッセージを。
「この次の2試合はすごく重要になります。スタジアムにお越しいただけた方が気持ちが高まりますし、ぜひスタジアムに来てください!」

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【試合後選手コメント:MF 33 渡辺皓太選手】

――まずは試合を振り返ってください。
「先制されて悪い流れになりかけたのですが、皆で『まだ半分以上あるよ!』とポジティブな声を掛け合って、いつもより冷静に90分を進められたかなと思います」
――ゴールの場面を振り返ってください。
「あの場面は、絡んだ選手が同じイメージを持てたことが良かったです」
――自信を取り戻せそうな大きなゴールでしたね。
「そうですね。次につなげられればいいかなと思います」
――最後にサポーターへメッセージを。
「ホームで勝てていないので、次は必ず勝てるように頑張ります。ぜひ、応援をお願いします」

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【試合後選手コメント:MF 35 藤本寛也選手】

――まずは試合を振り返ってください。
「前半に失点し、チームとしてはハーフタイムには『自分たちが逆転できるという気持ちがあれば、それは可能だ』とイバンが言っていて、それを信じて後半を戦いました」
――2ゴール両方に絡みました。まずは同点弾の場面を振り返ってください。
「皓太君がサイドに出て、自分にパスが来るのは分かっていて、自分が前向きではなかったので、前を向いていた皓太君のスピードをなるべく落とさないように、ボールを落としました。そこから上手く優平さんとのワンツーで皓太君が上手く相手のディフェンスラインの裏をつけました。チームの全員でとれた、良い流れのゴールでした」
――絡んだ全員が同じ画を描いていた?
「ここまであのような場面がなかなかなかったので、同点ゴールとはいえ、ああいう流れができたことは、次の試合につながると思います」
――逆転ゴールは藤本選手の真骨頂を発揮した形でしたね。
「最初に自分がパスを出した時には、自分のテンポで出したのでオフサイドになってしまうかなと思ったのですが、陵平さんが上手くラインを見ながら走ってくれていたので、後は陵平さんが打ちやすいところにパスを出す、ということが上手くできました」
――自分たちのサッカーをやろうという自信の溢れるプレーが見られました。
「後半は最初は負けていたので、自分たちのボールを長く保持してもっと攻めていこうと話していて、それが上手くいって逆転できた後は押し込まれる場面は長かったですが、そこは横浜FC戦みたいにならずに撥ね返したらラインを上げたり、細めなポジショニングというのは良かったです。それが失点しなかった要因かなと思います」
――最後にサポーターへメッセージを。
「7試合ぶりに勝つことができたので、次は味スタで勝利できるように頑張ります。ぜひ、スタジアムに来てください」

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【試合後コーチコメント:イバン パランコ サンチアゴコーチ】

――試合を振り返ってください。
「難しい試合でした。彼らは1部から降格してきたことがはっきりと分かるような、とても良いチームでした。その中でも我々の良いサッカーができたと思います。ポゼッションを保ちながら、相手のエリアに入っていく。耐える時間をしっかりと耐えることができた。相手はホームでプレーしていて、点を取り返すために前から強いプレッシャーをかけてきた。その中でしっかりと耐えることができました。それ以上に、自信を持ってプレーできたということが大きかったと思います。彼らが前からプレッシャーをかけてきても、それを越えて相手陣地に入っていくことができた。自信を持って自分たちのプレーができたことが、良い結果につながったと思います」
――ダイレクトプレーと裏をとる形で1点ずつあげていますが、ゾーン3を攻略するプランは何だったのですか?
「いつもと変わらないです。可能な限りコンビネーションを使っていき、スペースが空いていればそこを突いていく。そうした我々の持っているものが上手く出たと思います」
――前半に交代したドウグラスの状態は? 彼の交代でゲームプランに変更はありましたか?
「怪我の状況はまだ分かっていないです。ドウグラスに代わって陵平が入って、彼はキャラクターが違いますが、プランはまったく変わっていません。もちろん彼らのキャラクターは違いますが、同じ役割をこなしていました。彼らは同じ役割をこなして、その中で自分たちの色をチームにつけていく。そういう意味では、彼らはチームに適応していますし、チームも彼らに適応していると言えると思います」

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2018年6月10日(日) 明治安田生命J2リーグ第18節 アルビレックス新潟 vs 東京ヴェルディ

東京ヴェルディ / Tokyo Verdyさんの投稿 2018年6月9日(土)

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【試合関連動画】

■前半ハイライト

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■後半ハイライト

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