2018明治安田生命J2リーグ第3節 試合詳細

2018明治安田生命J2リーグ第3節
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試合結果
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試合詳細

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【試合展開】

1勝1分けでホームに戻ってきたヴェルディは、通算1勝しか挙げられていない松本山雅FCを味の素スタジアムに迎えた。スタメンの顔ぶれは開幕後2試合と変わらず、ルーキー藤本寛也は3試合連続でスタメン出場。カルロスと橋本英郎が今シーズン初めてメンバー入りを果たした。

試合はいきなり動く。2分、右サイドのスペースを割られると、深い位置まで侵入を許し、ゴール前に早いクロスを入れられる。これを永井に詰められてあっさりと先制を許した。早々にリードを許してドタバタするかと思いきや、自分たちのスタイルを貫き、丁寧なビルドアップから相手ゴールへと迫っていく。すると7分、右からのコーナーキックを梶川諒太がファーサイドに入れると、頭ひとつ抜けた畠中槙之輔が叩きつけるようにヘディングシュートを放つ。シュートの軌道にはゴールカバーの選手がいたが、その前でドウグラスが軌道を変えてゴールに流し込み、あっという間に同点に追いついた。勢いをつけたいヴェルディは12分にもアランがゴール前のスペースへ抜け出してシュートを放つも、ゴール右へと逸れた。一転して14分にはピンチを迎える。サイドを起点に押し込まれると、ペナルティエリア内にボールを入れられてシュートを許すが、上福元直人が好セーブで凌いだ。ここから球際で激しい攻防を見せ、一進一退の拮抗した展開が続く。終盤に入って押し込まれる時間帯が続くが、耐えた先に好機があった。43分、奈良輪が左サイドの深い位置でボールを受けると、マーカーを絶妙なタイミングではがして、ゴールライン際でクロスを入れる。ペナルティエリアゴール左手前のスペースにあがったボールの先にいたのはアランだった。ゴールを背後にしたため、トラップをするかと思われたが、身体を投げ出しながらそのままバイシクルシュート。これがゴール右隅へと流れ込んで重要な時間帯に逆転に成功した。

ハーフタイムに細かく戦術面での修正を施したチームだが、ロティーナ監督、イバンコーチが強調したのは「前半同様に、マイボールを大切にしながら自分たちのプレーを続けていくこと」だった。やり方に間違いはないという確信を持ったチームは、後半立ち上がりも相手を押し込んでいく。前半の終盤に比べると中盤でのボール奪取の機会が増え、ショートカウンターを仕掛けてゴールに迫る。71分、渡辺皓太が左サイドで仕掛けてクロスを入れると、ファーサイドに走り込んでいたアランがワンタッチで合わせる。シュートはゴール隅を突いたが、相手GKの好セーブに阻まれた。その後はリードを追う相手の猛攻の前に押し込まれる。徐々に自陣ゴール前に押し下げられていくが、ベンチはしきりに最終ラインを押し上げるように指示。それに呼応するように、ヴェルディの選手たちはズルズルと下がることなく持ちこたえた。ワイドにボールを動かされても粘り強くスライドして対応し、前線のターゲットマンに対するロングボールに対しても井林章と畠中が空中戦の制空権を握ってみせる。86分にはラインの背後を突かれて高崎にフリーで抜け出されるが、強烈なシュートは上福元が鋭い反応で弾き出した。その1分後には井上潮音がドリブルでゴール前まで侵入してシュートを放つが、相手GKが撥ね返す。

両チームを通じてこの日最大のチャンスは、アディショナルタイムの3分を間もなく経過しようかというタイミング。前掛かりに攻める相手の背後を突き、内田達也が左サイドからドリブルで抜け出し、逆サイドからバイタルエリアに入るドウグラスと2対1の局面を作る。ペナルティエリア際でDFを引きつけた内田がラストパスを送ると、ほぼ無人のゴールに向かったドウグラスのシュートはわずかにゴールから逸れて追加点はならず。ただし、そのすぐ後にタイムアップを迎え、1点のリードを守ってホーム連勝を果たした。

2012シーズンの開幕戦でJリーグに昇格したばかりの松本山雅FCに勝利してから、このカードでは勝利を挙げられてこなかったが、今日でそのジンクスも払しょくした。これまでのヴェルディとは違う。その一端を証明できたこの流れを、ロティーナ監督やイバンコーチが何度となく語るように、次の一戦、またその次の一戦と目の前の試合で証明し続けていくのみだ。

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【ハーフタイムコメント:ミゲル アンヘル ロティーナ監督】

・このプレーを続けていくこと
・パスは使い分けること
・相手のクロスに対してしっかり準備しよう

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【試合後選手コメント:FW 7 アラン・ピニェイロ選手】

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――試合を振り返ってください。
「自分にとって今シーズンの初ゴールはとても嬉しいことですが、何よりもチームが勝てたこと、自分のゴールでチームに勝ち点3をもたらせたことが嬉しいです」
――2012年以来、勝てていなかった松本山雅相手の勝利でしたが。
「自分たちが普段から良いトレーニング、良い準備をして相手を上回ったことが勝利に繋がったと思います。こういう仕事を続けていくことが自分たちにとって大事なことだと思っています」
――今季ホーム2連勝ですが。
「開幕3試合で2勝1分けという結果は非常に良いスタートだと思います。これを今後に向けた良い材料としつつ、今後もさらに良いトレーニング、良い準備をして次の試合に臨みたいと思います。」
――今日も多くのサポーターがスタジアムを訪れましたが。
「たくさんのサポーターがスタジアムを訪れてくれ、自分たちに素晴らしいパワーを送ってくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます」
――今後に向けた意気込みを聞かせてください。
「すべての試合が難しい試合だと思っているので、一つひとつを決勝戦のつもりで戦いたいと思っています。そのために良いトレーニング、良い準備をして次の試合に臨みたいと思います」

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【試合後選手コメント:DF 4 畠中槙之輔選手】

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――試合を振り返ってください。
「今日はチームとしてうまく戦って逆転して勝てたので良かったです」
――同点ゴールに繋がるセットプレーの場面を振り返ってください。
「イバ君がうまくスペースを空けてくれたので、あとはうまく相手のマークを外すことができました。自分のゴールになれば一番良かったですが、ドウグラスがうまく決めてくれました」
――前半に関してはチームとして攻撃への意識が出ていましたが。
「ボールを持てるとしたら前半だと思っていたので、そこでうまく相手を疲れさせることができたと思います」
――後半の相手の攻撃を撥ね返し続けて勝てたポイントはどこにありますか?
「後半は相手に持たれる展開になるということはハーフタイムにみんなで話していました。それに相手のメンバーが変わってくるということも、チームの共通意識として持てていました。我慢する時間に我慢することがチームとして体現できたことが大きかったと思います」
――相手の前線のメンバーと並びが開幕2試合と変わった中で守備ではどの部分に気を配りましたか?
「正直、自分たちが当初想定して形とは違いましたが、うまく臨機応変にファーストボールを競ってきっちりセカンドボールを奪うという部分は前半に関してできていたと思います」
――危険な位置でのファウルは少なかった印象でしたが。
「監督からも自分たちのゴール前でファウルをするなと言われていますが、今日は相手がボールを持った場面で集中して粘り強く全員が対応できていたと思います。それがファウルの少なさに繋がったと思います」
――後半に関して押し込まれていた割にあまり危険な場面を作らせなかった印象ですが。
「上手く締めるところは締められていて、相手が後ろでボールを回す分には問題ないと思っていました」

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【試合後選手コメント:DF 3 井林章選手】

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――粘ってきっちり逃げ切りましたね。
「相手が思ったほど放り込んでこなかったので、そこはちょっと相手のプランミスもあったと思います」
――相手の最前線の永井龍選手に対するタイトな寄せを強調していましたが。
「永井選手にしても高崎選手にしてもあそこで収まってしまうと、カウンターや勢いに乗って攻撃に出てくるので、そこはファウルでも止めることを意識し、相手にとって嫌なイメージを与えることも意識していました」
――相手の前線のメンバーと並びが開幕2試合と変わった中で守備ではどの部分に気を配りましたか?
「ただ、セルジーニョ選手のポジションが結構曖昧でウッチーとも話していましたが、少し2トップ気味になったり、変則っぽかったので柔軟にやっていくことを意識していました。そこは上手く対応できて良かったと思います」
――開始早々に失点を喫した際、どんな心境でしたか?
「我慢強く戦っていかないといけない相手に対して、早い時間帯の失点はちょっと想定外でした。ただ、自分たちのスタイルで戦うことを90分間継続できたことが逆転に繋がったと思います。早い時間帯の同点ゴールも良いキッカケになったと思います」

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【試合後選手コメント:GK 21 上福元直人選手】

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――試合を振り返ってください。
「個人的には相手への苦手意識なく入れましたが、初めから難しい相手の難しい試合になると思っていました。ああいう形で早い時間帯に失点して、チームとしてゲームプランが崩れる展開になりましたが、ヴェルディらしく守備の部分をオーガナイズして粘り強く守れたこと。早い時間帯に同点に追いつけたことが大きかったです。ただ、チーム全員が守備の部分でもう一回締め直してできたことが大きかったと思います」
――個人としてはクロスへの飛び出しやシュートストップで存在感を示せたと思いますが。
「個人的にはまだまだクオリティの部分で反省点がありますが、チームを助けられた部分や自分自身のスタイルを全面に出した結果、それが勝ち点3に繋がったという部分で良かったとも思っています」
――前節のヴァンフォーレ甲府戦ではビルドアップの場面でGKを使い切れなかったという反省点もありましたが。
「ゴールキックに関しても相手が前からタイトに来ていたので、そこで何度か繋ぐ部分で上手くいかない感覚もありました。ゲームの中でドウグラスやアランが競り勝てている印象もあったので、あまり近くに繋ぐことにこだわらずに積極的に長いボールを意識しました」
――今日に関してはロングボールに関してドウグラス選手やアラン選手のところでかなり競り勝てていた印象ですが。
「相手のセンターバックはリーグ屈指の高さを誇る選手で個人的にはそこに入れてもという感覚でしたが、いざ試合の中ではドウグラスのパワーが予想以上だったので、チームとして収まっている印象がありました。もっと後ろからショートパスを繋いで相手を剥がしていくことが理想ですが、ピッチコンディションや味方と相手との状況を判断しながらやり方を修正していったことが、結果的に相手を引っくり返すという部分でうまく機能したと思います」
――今季初の先制点を許す展開でしたが。
「早い時間帯に失点したことでチームとして間違いなくダメージはありましたが、時間も長く残っていて、ここから崩れなければ十分にチャンスはあると思っていました。そういう部分でみんなが慌てなかったことが良かったと思います。また、そういう場面で崩れないというのが今のヴェルディの良さだと思います。もちろん、早い時間帯の失点や先制点を与えないことが理想ですが、こういう形で逆転勝利できたことはチームの自信に繋がると思います」

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【試合後選手コメント:MF 8 内田達也選手】

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――今日は守備陣との連係でうまく守り切りましたね。
「いつも通りでした。相手に高くて強い選手が入って来てロングボールやクロスが多くなることは試合前から分かっていました。後ろで撥ね返して前の中盤の3人がセカンドをできるだけ拾うという、言われていたことをきっちりやった結果だと思います」
――試合最終盤にカウンターからの絶好機もありましたが。
「他の選手がカウンターに行く時は時間帯的に相手陣内の角まで行ってほしいと思っていましたが、僕の場面ではゴールを奪える可能性が大きかったのでゴールを目指しました」
――リードした後の試合運びに関してはいかがでしたか?
「手ごたえはあまりないですね。前半はリードした後も良い感じでしたが、後半は少しガラッと変わってしまいました。良い形を90分通してやることが大事ですね。特に、後半はピッチサイドのイバンや監督ももっとボールを回してほしいと言っていました」
――後半は相手がボールを持つ時間が長くなりましたが、あの展開でもっと自分たちがボールを支配したかったというイメージですか?
「前半のようにやれればというのが理想ですが、相手も迫力が出てきていたので難しかったですね。ただ、それを撥ね返せるぐらいの自信がほしいですね」

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【試合後監督コメント: ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督】

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――試合を振り返ってください。
「相手に1点目をとても早い時間帯に点を取られてしまいましたが、しっかりとリアクションができて早く同点に追いつくことができました。早い時間帯に同点に追いつけたことはとても大きかったです。それにより、自信を取り戻してプレーすることができました。前半に関しては拮抗した展開が続いていたと思いますが、その中でアランがゴールを決めてくれて、2-1というリードした状況で前半を終えることができました。後半も前半と似たような展開でした。その後は相手が少しずつ支配している時間が続き、特に試合の終盤はディフェンスの時間が長くなりました。ただ、その時間帯にディフェンスのエラーを少なくすることができました。ディフェンスラインを上げることは難しかったですが、できうる限りで上げることもできていました。とても難しい相手に勝つことができたことで、自分たちの仕事が間違っていないことを確認することができたと思います」
――相手が前線の構成を変更してきたことでヴェルディの戦い方も変更する点があったと思いますが。
「当然、相手のシステムというのは我々がコントロールできるものではありません。ただ、週中の練習の中でも相手が2トップ、あるいは3トップで戦う可能性もあることを選手たちに伝えることはできていました。彼らは3-5-2でも3-4-3でもプレーできるチームです。ただ、我々は相手がどちらのシステムでこようと、それに対応する準備ができていたので、それほど影響を受けることはありませんでした。毎試合、システムを変えてくるチームもあれば、試合の中でシステムを変えてくるチームもありますが、ただ予測できていたものでした」
――最初の失点に関して相手のシステム変更が影響した部分はありますか?
「最初の失点に関しては相手のシステムは関係ありません。あの場面では相手のプレーがとても速かったこと、それにこちらの不運が重なったことで生まれたゴールだと思います」
――今日の松本相手に最も警戒していたポイントを教えてください。
「彼らはとてもインテンシティの高いチームで、特にセカンドボールへの反応に関して非常にトレーニングされたチームです。前線にクオリティの高い、様々なタイプの選手たちがいます。中盤は身体が大きくクオリティも擁している選手がいます。特に、彼らの武器であるセカンドボールへの対応は準備してきました」
――セットプレーに関して同点ゴール以降、ショートコーナーやサインプレーなど変更を加えてきた意図に関して聞かせてください。
「我々にはヘディングの強い選手たちがいて、彼らにアドバンテージを与えるためにショートパスを繋いで相手のタイミングをズラすことが狙いでした。上手くいく時も上手くいかない時もありますが、今シーズンここまでセットプレーから2点取れている理由はヘディングの強い選手がいるからだと思っています。ショートパスを繋いでからボールを入れたのは相手の意表を突くことで前の選手たちにアドバンテージを与えることが狙いです。ただ、特別なことをやっているとは思っていませんし、他のチームも普通にやっていることだと思います」
――試合終盤に相手に押し込まれた時間帯にカウンターから積極的に3点目を狙いに行くのか、あのままセーフティに逃げ切りを図るのか、どちらのプランを考えていましたか?
「カルロスが入ったことによって前線でキープすることができ、それによって全体を前に向かわせる形のチャンスは増えました。ああいう風にボールを支配されてボールへの相手のプレッシャーが強い状況であれば、フォワードの選手たちがボールをプロテクトして味方が出て行く時間を作ることが重要だと思っています。アランとドウグラスは非常に疲れている中で素晴らしい仕事をしたと思います。カルロスが入ったことで、よりチームが呼吸する時間を作ることができたと思っています」

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【試合関連動画】

■前半ハイライト

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■後半ハイライト

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