2018明治安田生命J2リーグ第2節 試合詳細

2018明治安田生命J2リーグ第2節
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試合結果
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主審
副審


試合詳細

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【試合展開】

前節、ホームで迎えた開幕戦でジェフ千葉とのオリジナル10対決を2-1で制したヴェルディ。今節、今シーズン初のアウェイゲームは、6年ぶりにヴァンフォーレ甲府と対戦した。

メンバー構成は前節と変わらず、リザーブには澤井直人が入った。前節は真冬並みに冷え込む中での試合だったが、今節はじっとしていても汗ばむような初夏を思わせるような強い日差しが照り付ける中での一戦となった。

序盤はお互いにコンパクトな陣形を保ち、またサイドでのミスマッチを突いて攻撃を組み立て、主導権争いを繰り広げた。その中で、ゴールに迫る場面を作り出したのはヴェルディだった。最初のチャンスは相手のミスを突いた。6分、相手のゴールキックでGKがショートパスをつなごうとしたところで、梶川諒太がコースを読んでカット。そのまま素早くシュートまで持ち込んだが、相手GKが必死に足を出して枠からかき出した。14分、ワイドにピッチを使った展開から内田達也がゴール正面でフリーで受けてシュートを放ったが、GKがセーブ。18分にも決定機を作る。今度は右サイドから崩し、ゴール前に高く上がったボールをアランが頭で合わせると、藤本寛也が身体を張って相手をブロックし、ペナルティエリアの右寄りでボールを受けたドウグラスがボレーシュートを放ったが、相手DFにブロックされた。ヴェルディが流れをつかみはじめると、ヴェルディがボールを保持して攻撃を組み立て、甲府がカウンターでリンスを走らせる構図に。その中、この試合で最大の結果を左右するようなプレーが起きる。29分、ペナルティエリア内でドウグラスが守備網を突破し、ゴールに迫るところで後方から相手のアフタータックルを受けて転倒。しかし、レフェリーはプレー続行を指示した。直後の32分にはサイドのミスマッチを突かれて突破されると、クロスを金園にどんぴしゃりのタイミングで頭で合わされるが、シュートはゴールから逸れた。

サイドで数的優位を作れているアドバンテージをさらに有効に使うべく、ハーフタイムにビルドアップについて細かく確認し合ったヴェルディ。後半はややこう着した展開で、お互いにミスが出たこともあり、ゴールに迫るよりもボールが短期間にお互いの間を行き来する。56分に甲府が最初に交代カードを切ったのを皮切り、お互いに選手を入れ替えてこう着状態の打開を図る。ヴェルディの最初の交代は、藤本に代えて佐藤優平を投入する形。その佐藤がボールサイドに顔を出してパスワークでビルドアップに変化をつけ、さらにバイタルエリアで密集を通すパスを繰り出し、ゴールへ向かう勢いを生み出した。梶川に代わって投入された林陵平は右ウイングの位置に入り、逆サイドからのクロスに反応してゴールへと迫って相手ゴールを脅かした。守備では、個で打開してくる相手の外国籍選手に翻弄されたが、粘り強くマークを受け渡しながらボールに食らい付いて自由を与えない。両チームを通じて後半最大にして唯一のチャンスはヴェルディ。86分、左サイドでリズムを作ってファーサイドに通したクロスがドウグラスの元へ。ドウグラスはワントラップしてボレーで右足を振り抜いたが、これは身を投げ出した甲府のDFにブロックされてわずかにゴールからそれた。

終盤にはオープンな展開になり、お互いに間延びした陣形を突いてチャンスを作る。ヴェルディは難しい時間帯と判断するやブロックを敷いてスペースを与えず、最後まで粘り強くゴールを守り抜いた。

お互いに持ち味を出した形だが、相手ゴールに迫った形と回数ではヴェルディに軍配が上がる内容だった。それだけに前半にとられなかったPKと後半終盤の決定機を逸したことが悔やまれる。昨シーズンまで5シーズンJ1で戦っていた相手に勝ち点1をとったとも評価できるが、フィニッシュの精度と運を欠いて勝ち点2を失ったとも評価できる。いずれにせよ、開幕から2試合は1勝1分けで勝ち点を4つ積んだ。今回の勝ち点1を価値あるものにするために、次節にホームで迎える松本山雅FC戦でこの悔いを晴らしたい。

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【ハーフタイムコメント:ミゲル アンヘル ロティーナ監督】

・高い位置まで運んだら、しっかりクロスかシュートで終わること。
・ビルドアップはパターンを使い分けよう。
・ロングボールに気を付けること

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【試合後選手コメント:MF 33 渡辺皓太選手】

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――試合を振り返ってください。
「もう少し繋げたという気はしています。あとは自分もクロスを上げるとこまでは行っていましたが、そのクロスの質など最後の精度を上げないと勝てないと思いました」
――前半はピッチ状況への適応に苦しんだ印象もありますが。
「立ち上がりにパスを2本ミスしてしまいましたが、それを引きずらずにやれたのは良かったと思います」
――藤本選手との連係の中で右サイドの深いスペースに飛び込んでいくプレーが今日も出ていましたが。
「カンヤは左利きなので自分が抜けて出してパスをもらうことも大事ですが、カンヤのスペースを空けたり、そこにドウグラスが入ってくるなど、そういうプレーも含めてあそこにランニングできたことは良かったと思います」
――鳥栖との練習試合の中でJ1の身体の強さを口にしていましたが、今日の甲府はいかがでしたか?
「負ける気はしなかったですが、ランニングをした後に精度の高いプレーを出したり、フィジカルを上げていくことは課題です」
――ドローという結果に関する率直な感想はいかがですか?
「勝ち点3を取れた試合だったと思いますし悔しいです」

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【試合後選手コメント:MF 38 梶川諒太選手】

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――試合を振り返ってください。
「チャンスもありましたし、相手のゴールキックであそこを狙うという中で自分のところで引っ掛けることができましたが、ああいう部分を決めていかないとこういう試合は勝てないです。あの場面以外でも決め切れなかったところが、今日勝てなかった原因かなと思います。あとは前半に関して自分たちのロングボールでボールを失う形が多く、あそこで落ち着いて回せれば、もっと自分たちのペースで試合を運べたと思います。そこのゲームプランを中の選手たちが自分たちで感じて変えていくことも必要だと思います。今日は前半に関してはかなりキツくて、後半のように落ち着いて相手の隙を見ながら回していけば、ああいう戦いができるので、もっと選手たちがやっていかないとダメです」
――ビルドアップに関して受け手としての感覚はいかがでしたか?
「センターバックからのボールに関しては無理せずやり直すと相手もプレスをかけにくい感覚になっていたと思います。そこは前から見ていても分かりました。そういう意味で焦れずにやりたかったです」
――ドローという結果への手応えはいかがですか?
「ホームであろうとアウェイであろうと勝たないとダメですね。こういう試合を勝っていかないと、J1では戦っていけないです。そういう部分の厳しさを持って行かないとダメです」

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【試合後選手コメント:MF 16 佐藤優平選手】

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――投入時にどんな指示を受けましたか?
「サイドで出た時は間で受けることを意識し、できるだけタムさんを高い位置に出すというイメージでした。ただ、タムさんにそこまで上手く伝え切れず、少し低い位置で受け過ぎた印象もあります。相手が自分にくっついてきていたので、タムさんが高い位置を取れれば良い攻撃になっていたと思います。陵平君が入ってからは自分が中に入っていつものポジションでしたが、最後の部分で質が低かった点は反省点です」
――積極的な動き出しで攻撃に流動性が生まれた印象もありましたが。
「ナラ君が高い位置を取れてアランもボールを持てていたので、時間を作るようなプレーを意識しました。みんな少し息が上がっていたので、パスを繋いでいく意識でしたが、インサイドハーフ同士の距離が遠かったのか、コンビネーションが上手くいかなかったので、そこはもう少し深めていくのか、割り切ってクロスを狙うかという部分でこれから修正していきたいです。ただ、ワンパターンになっていた、前節の試合に比べると良かったと思いますし、11対11の状況で相手はJ1から落ちてきたので、その相手にうまくやれたと思います」
――相手の4バックから3バックへの変更に関して崩しのイメージをどのように持っていましたか?
「最終ラインが5枚とかになった部分で、間で受けられるようになったというか、自然と前に運べるようになって良かったですが、前半は慌ただしくボールを運んでいたので、良い形がなかなかなかったです。ただ、後半は後ろの選手がボールを持てるようになり、スペースが空き、前に運べる場面が多々あったので、それを前半からできるようにしたいです。相手を一枚剥がすとそこから下がらせたり、陣形を整えさせることができるので、そういうことを何回も繰り返していくイメージです。今日はリサイクルパスが少なく、チャレンジのパスが多かったので、今日のような相手に対してはやり直しのパスを焦れずにやるべきだと思います。それが後にチームの自信になり、ブレない戦いに繋がると思います」
――終盤はロングボールが増えてそこから相手の反撃を受ける形になりましたが。
「ちょっと押し込まれてみんなも息が上がっていたので、どうしても守備陣を中心にゼロで終わるという意識が強まったと思います。自分たちもアウェイだったので、ここで勝ち点1を拾う重要性であったり、相手は今季まだ勝っていなくて自分たちは勝って今日の試合に来ていたので、そこで取りこぼさないことも重要でした。だから、今日の戦い方という部分では悪くなかったと思います。今年はそういった取りこぼしをなくしてこの勝ち点1が意味のあるものにできるように、また一週間やっていきたいです」

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【試合後選手コメント:FW 11 林陵平選手】

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――ピッチ状態を含めてなかなかやりたいゲーム展開になりませんでしたが。
「芝が走らず、水も撒いていなかったので、ウチを意識したというか、ボールを動かすのに難しい試合でした」
――前半は少しロングボールに頼った攻撃の形になりましたが。
「いつもやっている中で意図的に長いボールを蹴ることは大事な部分でもありますが、もっと繋ぐのが自分たちのスタイルなのでそこはもっとできたと思います」
――やり直しのパスをもっと使いたかったですね。
「もっとキーパーを使って動かしてもいいと思いますし、ボールを保持する中で蹴ってしまうのは課題として捉えたいです」
――右ウイングでのプレーの感触はいかがですか?
「まだ2試合ですが、ああいうポジションで使ってもらえることは自分にとって大事なことですし、オプションとしても持っておかないといけないですね。その中で信頼して使ってもらえたことは良かったです」
――藤本選手と異なるスタイルの中でもっと周囲が違った形でご自身の持ち味を生かすことも必要だと思いますが。
「今日に関してはイーブンという難しい状況の中だったので、その中で上手くいかない部分もあります。自分としては入りの部分で多くボールに触れましたし、最後の方は押し込まれましたが、感覚的には悪くないです」
――ハードワークが求められるウイングでの守備に関してはいかがですか?
「自分の中で練習の中から他のポジションでのプレーも意識していますし、プレーモデルがわかり易いので違和感なくやれています」
――昇格を争うライバル相手の開幕2試合で上々の結果だと思いますが。
「ホームで勝てたことは大きかったですし、その流れでのアウェイで勝ち点1は長いリーグ戦において重要ですし、相手がJ1から落ちてきた甲府だったので、その難しい相手に対して勝ち点1を取れたことはポジティブに捉えたいです」

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【試合後選手コメント:MF 14 澤井直人選手】

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――試合を振り返ってください。
「まずはケガを治してくれた人やリハビリ中に支えてくれた人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。とにかく勝ち点3が必要で点が必要な状況だったので、攻撃の面に関して指示を受けました。自分の特長である動き出しや中に大きな選手がいたので、そこをシンプルに使う意識でした」
――投入直後にボール奪取から見せ場もありましたが。
「あそこで決め切る力や味方を使う力があれば、勝ち点3を取れたと思いますし、そこは課題です」
――久々の出場という中で試合を終えた直後の感想を聞かせてください。
「公式戦は1年ちょっとぶりだったので、練習試合とは違う感覚でした。自分の中でも色んな思いがある中で臨んだ試合だったので、チャンスを与えてもらってシンプルに嬉しい気持ちでいっぱいでした」
――復帰戦に向けてどんなイメージを持っていましたか?
「競争をありますし少ないチャンスだと思っていました。今日も短い出場時間でしたが、自分の良さを出せればと思い、そういったことをイメージしてあとは結果が出れば良かったのですが」
――投入時も試合後も含めて温かい声援を送ってくれたサポーターに関してはいかがですか?
「本当に一番感謝すべき人はサポーターだと思います。そういった人たちがいたからこそ、こうやって復帰できましたし、チームも支えてもらい戦えているので、今日も引き分けでしたが、声援を送ってくれたサポーターのために次のホーム松本戦では勝ち点3を届けられるように頑張りたいです」

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【試合後監督コメント: ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督】

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――試合を振り返ってください。
「競争的な試合でした。我々は良い戦い、良いプレーができたと思います。グラウンドの状態はあまり良くなかったですが、ほぼプラン通りにプレーしてくれたと思います。ゴールは足りなかったですが、それ以外は良いプレーだったと思います。試合を決定付けるシーンがありましたが、我々に運がなかったということです」
――後半に入って流れを変えた佐藤優平選手に関してどんなタスクを与えたのでしょうか?
「3つの交代はすべて勝つための交代でした。優平はより他のインサイドハーフの選手に比べて深さを与えることができます。危険なプレーもできます。だから、彼を入れました」
――今日のドローという結果に関して勝ち点1を拾ったのか、勝ち点2を取りこぼしたのか、いずれの印象でしょうか?
「もちろん、勝ちに行きましたが、相手のチームがとても良いチームだったことを認めないといけないです。甲府というチームは去年J1で戦っていたチームで最終節まで残留の可能性があったチームです。我々は2年前とほとんどメンバーが変わっておらず、メンバー的には新しく最初の11人に入ったメンバーでは奈良輪とカンヤだけです。そういうチームでこういう相手に対して引き分けにできたことは、満足すべきことだと思います。我々は良い仕事をしていけば良い結果を得られることは確実ですが、8チームか10チームほど我々よりも力があるチームがあることも事実です」
――山梨出身で2試合連続スタメンだった藤本寛也選手の起用の意図と今日の試合での評価を聞かせてください。
「すごく才能がありクオリティーが高い選手です。成熟するという部分ではまだ足りないですが、それは今後試合に出続けることで解決します。3、4年後には日本のリーグの中でとても重要な選手になると思います。まだまだ若い選手ですが、それでも我々にとって貴重な選手です。カンヤはまだ経験が不足している。そのあたりが出た試合だと思います。これから良かったプレー、悪かったプレーを修正していき、同時に同じスタイルの良いプレーヤーの映像を見ながら彼は今後より良くプレーすることができるはずですし、選手としても成長していくはずです」

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2018年3月3日(土) 明治安田生命J2リーグ第2節 ヴァンフォーレ甲府 0-0 東京ヴェルディ

東京ヴェルディ / Tokyo Verdy Officialさんの投稿 2018年3月2日(金)


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【試合関連動画】
■前半ハイライト

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■後半ハイライト

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