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MATCH試合情報

2024 明治安田J1リーグ 第1節 - 東京ヴェルディ vs 横浜F・マリノス

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
勝たせられなかったのは私の責任だなというふうに思います。選手はいま持てる力を出してくれたと思いますし、ゲーム内容からしても、シュートの本数からしても、オンターゲットからしても、今日勝たせられなかった一番の原因は自分の采配だと感じています。2つ目は決定力です。やはり2点目を奪えなければ、こういう痛い目に合うということを、我々は今日の試合で学ばなければいけないです。あとは失点のところは、VARという単語があるので、私は言いませんけれども、自分たちから見たら非常に難しい、厳しいジャッジだったように感じています。開始直後を含めていくつかの場面でそこは正直にそういうふうに思います。

前半の良いパフォーマンスを含めて今日の内容をどのように捉えていますか。
もちろん、多少は相手対策をしましたが、我々が何か特別な布陣を敷いたかというとそうではありません。昨季やってきたことをブラッシュアップするというチーム作りの中で選手がそこに向かって良い準備をしてくれたので、ここまでやってきたことをしっかり出してくれたなと思います。だからこそ、ある程度出せた手応えがあって勝ち点が0だというのは、やはりJ1の厳しさだなと痛感しています。内容が悪くなくて勝ち点が取れないということが続くと、自信の喪失にもつながってきます。私はそういう経験もしていますし、内容が悪くなかったという一つの言葉でまとめたくないです。必ず逆転されたことに原因があるので、我々が足りなかったものがあると、そこをしっかり突き詰める1週間にしたいと思います。

1993年のJリーグ開幕カードで、5万3000人を超えるファン・サポーターが来場しました。今日の試合を今後どう繋げていきたいですか。
ちょっと繰り返しになるかもしれないですが、このチームは非常に若いチームなので、「成長」がキーワードになります。今日の試合で何を学ぶかだと思います。今日見せたサッカーを第2節にはさらにブラッシュアップしていく。第3節にはもっと強いチームになっていく。これが大事だと思いますので、今日見せたものをしっかりと継続しながら、課題を克服していくというところをこれからのリーグで見せていきたいです。そのキックオフだった今日の試合で、我々はよくやったと言われるために試合をやっているわけではなく、勝ち点3を取るためにやっているので、応援に来てくれたお客さんに対して、ファン・サポーターに対して、本当に申し訳なかったなというふうに思います。我々も悔しいですが、おそらく、ヴェルディのファン・サポーターもよくやったというのを見に来ているわけではないと思いますので、この悔しさを共有して次にぶつけたいと思います。その一試合一試合の積み重ねの38試合が結果になると思いますので、特別に今日の試合がどうこうではなく、我々の成長を見せる、それを強く思う一試合でした。

勝たせられなかったと思う一番の要因はどの辺りでしょうか?
監督業は勝ったら選手のおかげで、負けたら監督のせいだと思います。それ以上でもそれ以下でもないです。ポイントは選手と共有したいと思います。ただ、2失点したという事実は、レフェリーのジャッジがどうだったかに関係なくありますので、自分たちが2点目を取れなかったのはなぜなのか、2失点したのはなぜなのかを突き詰めなければいけないというふうに思います。

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選手コメント

DF 4林 尚輝

試合を振り返ってください。
前半は手応えのあるゲーム運びができましたし、得点することができて良い流れだったと思います。ただやはり後半に押し込まれ続けたあの時間帯というのは、J2のときもそうですが、あの時間帯の克服の仕方ではないですけど、そこは一つ課題かなと思いました。

どの辺りから難しさを感じていましたか。
勝っているという状況で、一つ自分たちはこのままで守れるという自信みたいなものが、もしかしたらチームの中でもあったのかなと思います。それが、結局上回られてしまったということが、今日の試合を振り返ったときの感想です。

相手の後半の選手交代や布陣変更による守りづらさは感じていましたか?
前半と後半で相手も立ち位置含めやり方を変えてきて、相当改善してきた部分はありました。一つ押し込まれた原因としては、自分たちのコミュニケーションの部分があったかなと思います。時間が経過していく中で、自分たちも相手のスライドに慣れていったところで、選手交代含めそこでのコミュニケーションの甘さというのが失点につながったかもしれないと感じています。

開幕戦という特有の緊張感がある中でも、チームとして良い入りができた印象です。
自分たちの中で周りの方々の期待感や、マリノスさんと国立で戦うという特別感はありましたが、ある意味自分たちがチャレンジャーという部分に変わりはないので、やってやろうよという感覚でした。

結果に関わらず、この開幕戦がひとつの試金石になると話していましたが、改めて試合を終えての感触を聞かせてください。
ある意味で本当に良い試合だったと思います。前半、自分たちはできるという自信が選手の中でもあったと思います。ただこのままではダメなんだということを、マリノスさんが示してくれたので、自分たちのなかで満足している選手は誰もいないですし、これではダメだという感覚はあります。ただ、消極的になるわけではなく、自分たちができたこともあった。J2で積み上げてきたことが間違っていなかったと思えたシーンもたくさんありました。今日の試合が良かったかどうかは、今後の自分たちの成長にかかっていると思いますので、それを示していきたいと思います。この1点の重さ、この勝ち点1と0の違いというのは、残留争いをすることになっても、上位争いすることになっても、絶対に重要な点であるので、そこは口酸っぱく言っていきたいと思います。

前半は追加点を奪えるチャンスもあって勝ち点3を獲得できてもおかしくない試合でした。その内容での勝ち点0という結果をどう捉えていますか。
1点で満足するなという話は試合中もしていました。やはりチャンスでもう1、2点奪わないと自分たちの流れではなくなってしまうと考えていました。もちろんそこで守り切ることがベストですが、攻撃と守備の両方が大事です。やはり決め切らないといけない。あと守備は守り切らないといけないということは、今後の課題だと思います。

J1トップクラスの相手と対峙したことで改めて感じたことを聞かせてください。
自分たちはハイプレス・ハイラインでやっていますが、ある意味今日は戦術的にサイドハーフをサイドにつかせたりして、柔軟性という点では、昨季よりうまくいったと思います。その点は良かった部分ですが、やはり個の質や対人の技術は、個人戦術の部分になっていく部分もありますが、それは個々がもっと高めないと、一発で得点できる選手がJ1にはたくさんいますし、そこはチームとしても成長するが必要があると思います。個人の成長が必要不可欠かなと思います。

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MF 10見木 友哉

試合を振り返ってください。
ヴェルディの戦い方として、相手がマリノスという部分はありましたが、守備から入るというところで、前半は特に良いプレッシャーをかけて奪い、カウンターからチャンスをたくさん作れていたと思います。そこで2点目を奪いたかったという印象です。ただ僕自身は攻撃のときにもっとボールを持ちたい気持ちがあります。ただチームとしてより相手陣地で攻めるという狙いがあるので、自分自身がボールを触る時間は多くは作れていないですが、そのなかでカウンターになったときに飛び出してゴールに関わっていく部分などで結果を出していかなくてはいけないと思っています。

チームとして堂々とした戦いができていたと思います。
相手がボールを持つチームで、自分たちがプレッシャーかけていくというところでは入りやすいというか、そういう部分があったのかなと思います。

相手がACLで120分戦っていた部分もあって、切り替えのところではチームとして戦える感触はありましたか?
カウンターで多くのチャンスを作れている感触はありました。自分たちのビルドアップの部分では、個人的にはもう少しボールを持ちたかったなという印象はあります。

後半は難しい時間帯が続きました。
後半になって圧力を強められて、同点の前もオフサイドでゴール取り消しもありましたし、いくつも危ないシーンを作られていました。あれだけ自陣に閉じ込められると、やはりアクシデントでハンドになる確率は上がってしまうので、もう少し前線でサッカーをしたかったという感覚はありました。

中盤でコンビを組んだ森田晃樹選手との関係性の部分で意識したところを聞かせてください。
攻撃のところで、どっちが真ん中にいるかということは意識していて、彼が右に流れたときに自分が真ん中に入らなきゃいけないですし、そこは見ながらやっていました。守備のところもボールサイドがインサイドハーフを捕まえることが多いので、逆のインサイドが絞って、相手のフォワードのコースをできるだけ切るという横のスライドの速さなどは意識していました。相手がうまくいっていなかったので、僕がというよりもチームとして、うまく抑えられたからこそピンチもなかったですし、あれをどう90分につなげるかということが今後の課題かなと思います。

今日の試合はJ1基準を知る上での重要な試合となりました。
ある程度守備の時間が多くなるなかで、ボール奪取も作れました。ただ攻撃の時間が少ないので、自分の持ち味を出す場面というのは少なくなりますが、そのなかでも自分が持ったときに違いをもっともっと作らなくてはいけないと感じています。

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MF 18山田 楓喜

先制点のFKの場面を振り返ってください。
あそこら辺はもう自分のエリアなので、どの場面でもあの距離であれば、入るなというのは感じています。

多くの観客を前にゴール後は少し昂るものもありましたか。
そうですね。しかもヴェルディでの初めての試合だったので、ファン・サポーターの方々も自分のプレーを見たことがない人もいたと思いますので、良い印象を与えられたのではないかなと思います。あの瞬間はテンション上がりました。

チームとして追加点が課題になると思います。
そこは自分もそうですし、ソメ(染野)も(木村)勇大にも1個あって、どれかひとつ決まっていれば、また流れが変わったと思います。それをマリノスに見せつけられたなと思いますし、後半ラストでその決め切る力というのはやはりすごいなと感じました。

チームとしても個人としても勝負の1年をこういった形でスタートした点についてはどう捉えていますか。
ネガティブなことを考える必要はないと思いますし、負けはしましたが、全然チームとしても個人としてもやれるという印象の方が多いので、これからもっともっと練習を積んで意思統一もされていくと思うので、どんどん勝っていけるのではないかなと思います。個人としてはチームを勝たせて、目に見える結果をどんどん出していきたいと思います。

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