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MATCH試合情報

2026/27 WEリーグクラシエカップ リーグステージ 第6節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs サンフレッチェ広島レジーナ

マッチレポート

監督コメント

楠瀬 直木 監督

本日の試合を振り返って下さい。
前節、レッズに本当に恥ずかしい負け方をしてしまった。緊張とかいろいろあるんですけど、プロの世界なので、連敗はやはり許されないというところで、広島さんは本当にいい選手が揃っていて、代表帰りの選手もいますし、来週も広島とゲームなので本当に難しい試合になる。こちらは怪我人や出場停止もいたりと限られる中で、あとは本当にみんなの勝つんだという気持ちと、攻める意識。やっぱり球際とか、そういうところは上げていかないといけないという1週間でしたが、みんな頑張ってくれました。やはり、(トレーニングで)やったことが出たというのはよかったなと。あとは広島さんの応援が、この後男子のゲームもあるというところで、そういう方々がいらしてくれたので、その応援の勢いにのまれそうになる。ちょっとそういうのに弱いところがあるので、のまれないようにという中で、今日は結果もついてきたので、成長を感じたゲームでした。でも、最後に1点獲られてしまったので、次も相手より1点でも多く獲って勝てるように、今週また1週間準備したいと思います。

この時期にしてはかなり気温が高い状況もあり、前半で試合を決めるようなアグレッシブな戦い方に見えました。その点は強調したところでしたか?
マラソンと同じで最初から飛ばしていくと結構いけるんですけど、最初ちょっと緩く入ってしまうと、そこからなかなか飛ばせない。後半の最後はキツくなってしまうとは思っていたのですが、まだ、ちょっとミドルブロックを作ってとか、そうやってゲームを全体でコントロールしてというところまでチームができていないと思っていますし、そんな小洒落たことはまだできないので、とにかく「前へ前へ」と。『20分でも30分でも持てばいい』とは言っているので、その基準を上げていかないといけない。今ここでそれを下げて、ミドルブロックでというのはまだまだダメだなと思っています。ただ、猶本(光)とか、隅田(凜)を中心に、ボールを奪うところのシステムというか、それは自分にも相談した上で、彼女たちでこう行こうと今日は決めていたみたいなので、そのあたりは彼女たちの判断で『ちょっとミドルでブロック作ろう』、『ここは行こう』といったように、全体が一つの生き物のようにコントロールできるのであればチャレンジしてはいいよと。自発的にそういうことをやろうとしだしたというところも成長の一つですし、そうやってやろうとして結果が出たので、自信にもなってよかったかなと思っています。

怪我人や代表活動の兼ね合いでクラシエカップはかなり若手中心で戦いました。育成という部分も含めたここまでのクラシエカップへの臨み方について聞かせてください。
正直、ベレーザの場合は本当に人数がそんなに多くなくて、育成のメニーナの選手を使うというのは昔からあります。だから、この大会だから若手がガッとたくさん出たというのはあまりないです。一昔前は、なでしこジャパンに何人も引っこ抜かれたんですけど、今回は塩越(柚歩)だけだったのですが、実際のところでは本当に若手も使わなきゃというところでした。ただ、カップ戦にしろリーグ戦にしろ、カップ戦は以前の大会システムとは違って、試合数が多くなって、ちゃんとリーグ戦という感じになっているので、試せるのもそうですし、 4チームの(グループ)リーグだと、本当にトーナメントみたいな感じになってしまうので、そういう点では若い選手に十分試合に出る時間を作れました。メニーナの選手たちも本当に力をつけてきて、中堅どころがヒヤヒヤするぐらいになってきているので、これは非常によかったなと思っています。

今日はゲームキャプテンを務めた眞城美春選手に関して、監督の目から見た現状の成長曲線について聞かせてください。
パフォーマンスは相変わらずいい部分とやはり(ボールを)失ってしまう部分はあるんですけど、ああやって見た目華やかにいろんなことできる。前で魅せられるというのは彼女らしいなと。実はすごく責任感が強くなってきて、この前の試合で村松(智子)が負傷退場して、本当だったら副キャプテンなので彼女がキャプテンマークを巻くべきだったのですが、つい北村(菜々美)が、小林(里歌子)にキャプテンマークを渡してしまった。たまたまスローインを急げという流れでそうなってしまったようなのですが、後から話を聞いたら眞城はキャプテンマークを巻きたかったと。だから、小林が『ごめんね、バタバタしてたから』と言っていたようです。だんだん先輩たちを追いかけているという立ち位置から、眞城を中心に樋渡(百花)とか氏原(里穂菜)といった若い選手たちが、だんだんそういう責任を持ってきて中核に入ってきた。だから、それとともにどこでもかしこでもというプレーがちゃんと分けられてきたというか、自陣からドリブルというのは前もありましたが、渡して次のゾーンに行ったりとか、そういうこともできてきている。眞城はちょっとPKが苦手なんですけど、今日は蹴らせたらしっかり蹴っていたので、あの蹴り方もどうしてもなんか小細工していた感じはあるんですけど、今日はしっかり蹴っていたので、彼女の成長は次のベレーザの成長に繋がる力になっていくと思っているので、非常にパフォーマンスもメンタルもよかったなとは思っています。

全体のゲームコントロールのバランスをうまく取れていた印象ですが、ベンチからの指示と選手の判断という部分ではいかがでしたか?
土光真代はそのコントロールがかなりできる。村松は魂を込めて勢いよく行って、自ら火に飛び込む選手ですけど、土光はそういうコーチングができる。人を使うのが上手なので、『今行っていいよ」』という、そういうコントロールができる。やはりサッカーはマネジメントが大事なので、土光のそういうコーチングはかなり的確だったなと。それで土光と話したら、暑い中での45分、45分だから、そのコントロールも考えていかないといけないと。かなりそこのコントロールはしてくれたなと思っています。

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選手コメント

DF 4土光 真代

ゴールシーンを振り返ってください。
練習でも(猶本)光さんが蹴ってくる位置になるべく入っていこうというのは昨日もやっていたので、なんかうまくマークが外れていて、いいところにボールが来たので、思い切り蹴りました。ゴールの方向にシュートが行けば、何かしら相手に当たってとかもあるかなと思ったら、なんかうまく(コースが)空いていました。やっぱりセットプレーで獲れるのは大きいですね。

早い時間帯の先制点を含めて素晴らしい試合の入りでした。
本当に監督にも『ここ数試合早い時間で失点しているから、それはナシに』というのは毎試合言われています。今日は最初のプレーでちょっとオフサイドを取れずにやられてしまったシーンがありましたけど、その後からはしっかり喋りながらリスク管理をしようとはしていました。前半に失点がなくてよかったんですけど、本当に後半のあの時間の失点はもったいなかったなというか、あれだけが悔やまれます。

今日は3バックの中央で普段と異なる守備陣を牽引しました。
攻めている時のリスク管理だったり、自分らがボールを高い位置で動かしている時の後ろの3人とボランチの位置というのは、常に喋りながら今週の練習では意識してやっていたので、そこでいい状況で回収できれば、そう簡単に後ろまで運ばれることもないので、そこは意識していました。あとは後半の最後の時間帯はちょっと攻め込まれて、相手にボールを持たれて、自分たちがブロックを敷くような時間帯があったんですけど、あの時にあまりベレーザ自体がブロックを敷くのに慣れていないというか。そこはもうちょっと『今は耐える時なんだ』というのを全員で意識統一できたら、そんなにバタバタせず守備ができたのかなとは思います。でも、そこは経験がこれからついてくればとは思います。失点は本当にもったいなかったですけど、みんなで声をかけつつ、できたんじゃないかなと思います。

難しいデビュー戦となった水口茉優選手がそこから切り替えて勝利に貢献したところは、個人としてもチームとしても大きいと思います。
試合では誰でもミスはありますし、それがキーパーだから目立ってしまうだけで、自分自身もフォワードの選手もミスがありますし、そこはあまり気にせずにというところですね。でも、今日はそれを引きずらず、本当にいいシュートストップもしてくれました。だからこそあの失点は防いであげたかったなというか、あそこまで持っていかせたくなかったなというのが、個人的な思いとしてはあります。本当にキーパーは一つしかポジションがなくて、試合経験を積まないと経験というのも伸びていかないので、今は本当にぐっちー(水口)しかいないので、そこは経験を積みつつ、だからといって、していいミスとダメなミスもあるので、全員でサポートしながら、ぐっちーにも助けてもらいながらみんなで成長していけたらなと思います。

連敗を回避してクラシエカップの戦いに一区切りつけられました。
それは大きいですし、2戦連続同じチームとやるというのはなかなかメンタルとしても難しいところはあるんですけど、とりあえず今日勝てたのはよかったです。次またリーグ戦では全然違うと思いますし、アウェイですけどしっかりいい準備をして、またみんなで積み重ねて勝てればいいなと思います。

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MF 8猶本 光

アシスト場面を振り返ってください。
デザインとまではいかないですけど、中としっかり蹴る場所を合わせて共有してセットプレーは準備してきたので、それがうまく合いましたし、(土光)真代はやっぱりいいところに入ってくれるので、ナイスシュートでしたね。

その先制点のコーナーキックにつながったご自身の決定機を含め試合の入りは素晴らしかったです。
入りは先手を取れて、自分たちのリズムというか流れに持ってくることができました。ここ最近は前半の早いタイミングでの失点が多かったので、そこだけは本当にみんなで注意して、攻撃で先手を取るというところで、今日は本当にいい入りができました。後半はもうちょっと相手のゴールに迫るシーンを作れてもよかったかなとも思いますけど、それはそれで攻めている分、後ろのリスクというかスペースもできちゃうので、2-0のアドバンテージがある中での戦い方としては悪くなかったのかなとは思います。

理想的には3点目を奪って試合を決めたかったという部分もありましたか?
それはそれで楽ではあるんですけど、でも後半の早い段階で3点目を獲れていたらよかったなとは思います。ただ、リスクを負いすぎずに攻めるというところで、なかなか前半みたいな勢いを持った攻撃はできていなかったです。ただチャンスがなかったわけではなくて、私のヘディングのところとか、そういう部分はもうちょっとしたたかにゴールにつなげていければ、確実に勝利を手にできるのかなとは思います。

前半の入りが課題という共通認識は以前からあったと思いますが、今日の試合でそれがうまく改善できた要因はどの辺りにありましたか?
やっぱりみんなの目線が『前に前に』というところと、守備の部分もしっかりと選手の中で『こうやってやろう』というところを確認して、11人が同じ絵を描いて入れたというのが大きかったのかなと思います。

後半は少し相手に持たれるような展開になりました。
この暑さというところもあって、前半みたいな勢いというか、走りや移動が追いついていなくて、守備のところがちょっと後手を踏んでしまう部分が出てきました。前半は本当に前に前にかけていくというイメージでやっていましたけど、後半はちょっとそれだとスペースが空いてしまうので、引き込むじゃないですけど、ある程度相手のディフェンスラインにボールを持たせてというところも考えながらでした。でも、それはうまくコントロールしてできたかなと思います。

少しメンバーも入れ替わった中での今日の勝利は大きいですね。
やっぱり誰が出てもというところはチームの強さでもありますし、ここ最近の試合というところでは、スタメンで出ていた3人が今回出られない状況の中でもしっかり上位のチームに勝てたというのは、チームとして自信になるかなと思います。

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GK 21水口 茉優

今日は無失点こそ逃したものの、素晴らしいパフォーマンスでした。難しいデビュー戦から見事な切り替えとなりました。
正直に言えば、あのデビュー戦は流れを自分が崩してしまったというところでは、本当に申し訳ない試合にしてしまったし、4失点というところでは、キーパーとしてゼロに抑えるというところがベストパフォーマンスという中で、少しうなされるじゃないですけど、それが夢に出てくるぐらいやっちゃったというところの方が大きかったです。でも、新吉さん(菊池GKコーチ)やクスさん(楠瀬直木監督)もそうだったんですけど、試合後とかに『悔しい思いはしているだろうけど、これをただ悔しいとかそういうだけで済ませるんじゃなくて、次の経験としてどう生かしていくのか』というような声をかけてもらっていました。自分の中でもそれをズルズル引きずるのもよくないですし、次に切り替えたい気持ちはあったんですけど、人間なのでそう簡単に切り替わらないところもありました。それでも、ピッチに立つ以上、このエンブレムを背負っている以上、強い覚悟と責任を持って『次はやってやるんだ』という思いでこの試合に臨みました。結果として失点してしまったんですけど、最後に勝てたというところはすごくよかったなと、本当に仲間のおかげかなと思います。

いいパフォーマンスで貢献したという部分でも出場試合での初勝利は特別なものになりましたね。
本当にすごく特別ですね。前回のレッズとのアウェイ戦というところでは、独特の空気感に自分自身プロデビューというところで、あの空気感を初っぱなに体験できたというところは大きかったです。ブーイングだったり、プロの洗礼ではないですけど、そういった意味でも前回の負けだったり、経験というところが今日の試合にも生かせたのかなと思います。本当にそこは個人としてもすごく嬉しい一勝になったと思います。

少し普段とは異なる守備陣という部分で意識したところを聞かせてください。
守備としては、前節失点が多かったというところで、相手のサイドが本当に速くていいクロスが上がるというところはあったので、自分自身もチーム全体としても横のスライドだったり、ラインコントロールのところは常に気にしようということはあったので、そういうところは意識しました。あとは前線の選手の守備の行き方だったりというところが、後ろが守りやすいようにやってくれたので、本当に全員が同じ絵を描きながら、まだまだ課題とかあるとは思うんですけど、そこをすり合わせてやっていけたかなと思います。

決定的なセーブやクロスへの対応も安定していました。
身長があるので、そこは生かしながらというところと、出る出ないの判断のところが一番大事になってきます。あとはキャッチなのか、弾くのかというところは、相手の状況を見ながらというところで、自分の特長をうまく出せたゲームだったのかなと思います。

勝利という結果でクラシエカップの戦いに一区切りつけることができました。
そこはチームとしても大きいですし、今シーズン全てのタイトルを獲るというところはぶらさない目標だと思うので、優勝というところよりは、やっぱり一戦一戦を積み重ねていく先に優勝がついてくると思うので、本当に今日はここで勝てたというところは、チームとしても勢いを持って流れをつかめたのかなと思います。

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