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MATCH試合情報

皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会 4回戦 - マイナビ仙台レディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

マッチレポート

監督コメント

竹本 一彦 監督

試合を振り返ってください。
皇后杯の初戦。決着のつくノックアウト方式の試合で、まず結果を出すことが大事でした。そして勝ち上がることができたのでチームとして良かったと思います。 開始早々に狙っていた綺麗な形でゴールを奪えて、前半のうちに4得点でき、試合の進め方も今日は狙い通りでした。内容も良かったですし、選手・スタッフの力です。 後半に1失点して少し相手の時間があったのですが、そこに至るまでに追加点を取れるチャンスがとてもあったので、5点目を取って、もっと自分たちのリズムを作って楽な試合展開にできたら良かったなというのが反省点です。 今日は得点が取れて、結果も出せました。怪我人が戻ってきて新しいベレーザのスタートを切るということを狙いとしてもやりたかったですし、それを達成できたので、今後に繋げて、より成長させたいと思います。

スターティングメンバーに宇津木瑠美 選手、小林里歌子 選手を起用した狙いと期待したことは?
2人とも怪我で出場に制限がかかっていました。宇津木選手は経験値もあり、左サイドバックや中盤でプレーができます。今日は左サイドバックで出場し、彼女の左足からの良い展開と、他の場面でもチームに落ち着きを与えてくれました。 小林選手は1年前のこの大会(皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会)で怪我をして、スターティングメンバーで出るのは1年振りでした。彼女自身のパフォーマンスも上がってきて、今日の試合で得点も取れて、彼女にとっても今日が新しいスタートだと思います。宇津木選手と小林里選手が スタートで出場することは、ベレーザにとっても新しいスタートだと思います。今後も2人にはチームの力になってもらいたいと思います。

前半に得点が取れた要因や上手くいった点は?
我々がリーグ戦でやってきている選手の配置が4-3-3で3トップがワイドに張っていました。あおばに関して、今日はワイドの位置ではなく、中央をスタート位置としてプレーをするように指示をしていました。あおば選手の立ち位置がこれまでと全く違うことは、相手チームにとって予想外だったのではないかと感じています。 相手は真ん中が怖くそこに人が集まるので、サイド攻撃、特に右サイドに早くボールを散らして攻めようとして、良いボールの回し方ができました。 良かったところは1点目と3点目をアシストした宮川選手です。彼女はユーティリティで右サイドでも左サイドでもプレーできます。特に今日は2得点をアシストして、もう1本惜しいシーンがありました。アシストでハットトリックしてしまう勢いの活躍でした。このあたりが前半上手くいった要因だと思います。

攻守の切り替えや前線のプレッシャーの掛け方など、守備の狙いについても教えてください。
前線の選手がみんなスピードがある選手なので、そこは前からの守備をみんなで意識していました。後ろも、4枚が相手の縦ボール・クロスボールに対して、バランスの良いポジショニングで準備することが前半はできていました。ビルドアップでミスが出なかったことも、上手くゲーム運びができた要因だと思います。

次節(12/24)WEリーグ大宮VENTUS戦、皇后杯の準々決勝(1/15)についての意気込みをお願いします。
皇后杯は次回、サンフレッチェ広島レジーナ戦なので、リーグ戦の借りは必ず返すというのがチームとしての宿題です。 リーグ戦の方は、アウェイで大宮アルディージャVENTUS戦ですが、こちらも負けられない試合です。リーグ戦の連敗はしたくないですし、大宮さんは守備が堅いチームなので、そこをどうこじあけるか、またカウンターを受けないようにということをしっかり頭に入れて取り組んでいく。今日以上のパフォーマンスを攻守に出し、結果に繋げられるようにしていきたいと思います。

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選手コメント

MF 7菅野 奏音

試合を振り返ってください。
仲間が前半の早い時間から得点を取ってくれて、途中から入る自分たちが気持ちよくプレーできるようにしてくれて感謝しています。

ノックアウトステージで、WEリーグ2位の相手でしたが気持ちの違い等はありましたか?
負けたら終わりというところで、リーグとは違った緊張感がありました。自分たちが早い時間に点を取れたことがとても良かったです。

チームとして怪我人も戻ってきて、菅野選手自身のコンディションも上がっているように見えますが?
まだまだ完全な状態ではないですが、徐々に戻ってきています。完全にコンディションが戻っても、良い選手がたくさんいてスタメン争いが激しいです。チームとして良いことだと思いますので、自分も頑張りたいです。

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FW 9植木 理子

試合を振り返ってください。
今日はノックアウトステージで、試合前に前半のチャンスを決められるかどうかが勝敗を分けると話していました。そして早い時間帯で得点を奪えて本当に良かったですし、これがベレーザらしい戦い方だと思います。もちろん後半の課題はありますが、全体的に良い試合だったと思います。

開始40秒ほどでのゴールでした。振り返ってください。
ヘディングシュートは自分の良さなので、いつも狙っています。麻都(宮川選手)とはいつもクロスの練習をやっています。でもこれまで麻都のクロスから点を取れたことがなくて、いつか決めたいと話していたなかで、大事な大会で得点を取れて嬉しかったです。練習の成果かなと思います。

2点目はループシュートでした。
ラッキーゴールですが、やっぱり足を振ることが大事だなと思いました。自分にしては落ち着いてプレーできました。あのようなシーンをもっと作れたら、よりチームに貢献できるかなと思います。 ――WEリーグカップ決勝後は「得点をしてもチームが負けたら意味がない」と話してましたが、本日は自分のゴールが勝利に繋がりました。 今日も前半に2点取った段階では逆に怖かったです。去年から2点取ってから追い付かれることが多いので、トラウマではないですが、逆にピリピリしていました。しかし今日は、前半のうちに3点目、4点目を取れたことは今までと違ったところかなと思います。前半に勝負を決められたことは良かったです。

怪我人が戻ってきて上昇気流ですか?
今日は里歌子さん(小林選手)とスタートから一緒に出られました。やっぱりすごい選手だなと思いました。一緒に出られることも嬉しいですし、ベレーザの強いサッカーをするうえで必要な選手なので、一緒にゴールを奪えたことは次に繋がると思います。

チームとして縦への仕掛けが早く、植木選手がプレーしやすいように見えました。
自分は生かされるタイプの選手です。そういう意味で後ろの選手がビルドアップから良い形でボールを運んで来てくれて、とてもやりやすかったです。繋ぎながら背後への一発勝負もできることが今の良さだと思いますので、そういった良さが顕著に出た試合かなと思います。

この勢いをリーグ戦に繋げられると良いですね。
今日は前半にゴールを奪えたから良い試合になりましたが、もし決められなくてもこのサッカーを続けて、90分終わった時に勝利できるようにやっていきたいです。

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FW 10小林 里歌子

試合を振り返ってください。
早い時間帯に点が入ったこと、そしてチームとしても守備がポイントになると思っていた中で、そこを徹底してできたことが勝利に繋がったと思います。

守備の狙いはどんなところにありましたか?
ある程度どこでボールを奪うかは、チームとしてもそうですし、前線の選手同士で上手くコミュニケーションが取れていたと思います。

コースを限定する守備をしているように見えたが、予測が大事なポイントでしたか?
相手の位置や空間を見ながら守備範囲を広げることが、前線の選手には必要だと考えています。そこで上手く奪えたらショートカウンターに繋げられます。そう意味で今日は守備がポイントになると思っていましたし、実際にボールを奪って得点に繋げられて良かったです。

1年ぶりのゴールを奪った時の気持ちは?
嬉しかったです。1年前に皇后杯で怪我をしましたが、また同じ大会に帰って来れて、久しぶりのスターティングメンバーで出場できて、個人的にも嬉しかったです。

ゴールやアシストの場面以外でもゴールに迫るシーンに絡み、前への力強さが増しているように感じますが?
まずは怪我をしないことが一番です。攻撃の感覚は復帰したての時より徐々に上がってきています。今日は相手が前掛かりに守備をしてきてスペースが空いていたからこそボールを多く受けられたと思います。良いことばかりだけではなく、もっと自分でゴールを狙いに行けたシーンもあったのでそこは反省点かなと思います。

リーグ戦では上手くいかないところもあったが、どのように試合を観ていたか?
相手にブロックを敷かれたときに焦れてしまったところがあって、ベレーザは点が入らない状況になったのかなと思います。そうならないために早い時間に点を取ることが大事ですし、そうならなくても逆に自分が途中から入ってお互いにコミュニケーションを取ることや行くところを相手を見て判断することを意識していました。今日は早い時間に得点を取れて良かったです。

前へのスプリントや縦への推進力が上がっているように見えました。
リハビリの時から取り組んでいました。全てが上手くいったわけではないですが、トレーニングを通して自分の感覚が整理されて、自分の体と向き合う中でトップコンディションに戻ってきていると思います。

皇后杯への意気込みを教えてください。
去年ジェフに負けて、その時はチームの雰囲気は最悪でしたし、自分も怪我で離脱して苦い思い出があります。その悔しさは、人生で一番悔しいと感じるくらいの試合でした。みんなもそう感じていると思いますし、この大会に掛ける思いは強く、みんなが一つにまとまって同じ方向を向いているのではないかと思います。

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