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2021.05.05(水)15:00 KICK OFF

COLUMN

『YOUTHFUL DAYS』vol.8 奈良輪雄太

プロの厳しい世界で戦う男たちにも若く夢を抱いた若葉の頃があった。緑の戦士たちのルーツを振り返る。

取材・文=上岡真里江

サッカーノートはすでに20冊分以上

日頃、テレビはほとんど見ないタイプだが、たまたまつけたバラエティ番組に出演していた林修さん(予備校講師)の言葉が、やたらと胸に刺さった。「いつやるか? 今でしょ!」のフレーズで2013年の新語・流行語大賞を受賞した林さんが、大学入試を2〜3カ月後に控えた受験生たちに必ず伝えるという言葉だ。

「たかが2〜3か月頑張れなかったら、今後、大人になっても頑張ることができない。逆に2〜3か月でしっかり努力するという自信を身につければ、たとえ大学受験に失敗したとしても、その後しっかりと生きていくことができる」

「自分が大切にしていることに近いものがあって、良い言葉だなと思いました。僕の中でも1週間頑張れる人は1か月頑張れるし、1か月頑張れたら1年、1年頑張れる人は、結果として何年先も頑張れると思う」

奈良輪雄太には、横浜F・マリノスジュニアユース菅田に所属していた中学1年生から現在まで、20年来継続していることがある。一つは練習の仕方だ。「パス練習の時に、当時のコーチから『利き足の右だけで蹴るな。両足で蹴れた方が良いに決まっているんだから、左右同じだけ練習しろ』と言われて、今でも何気ないキック練習の時は、必ず右と左を交互に同じ量だけ蹴るというのをやり続けています」。そのおかげでプレーの幅が広がって、プロになってから左サイドで出ることも多くなった。

そしてもう一つは、毎試合サッカーノートをつけること。これも当時の指導者に言われて始めたことで、練習試合、公式戦にかかわらず、試合ごとに必ずA4サイズの紙にその試合で印象に残ったことや感じたこと、時には愚痴などを書き記してきた。ここまで1試合も欠かさず書き続け、その数はノート20冊分以上にもなった。「本当に自分の大切な財産。今でも、ちょっと困難にぶち当たった時などに読み返したりします」

自分自身が大切だと思うことに信念を持ち、継続してやり通す。その人間性を支えてきたのは、「サッカーで上にいきたい」という高い向上心と競争意識だった。

小学校1年生の時に地元・横浜の街クラブでサッカーを始めたが、横浜市選抜のセレクションに合格した5年生の時に、人生初のカルチャーショックを受けた。

「自分がそれまで教わっていたサッカーは、攻撃はドリブルしてシュートをする、GKやセンターバックの選手は、とにかく相手コートのできるだけ遠くにボールを飛ばせ、というもの。上手い子が前のポジションをやって、下手な子が後ろをやるみたいな、体育の延長線のようなレベルでした。それが当たり前だと思っていたのに、選抜チームでは同年代の選手が、GKからサイドバックやセンターバックにボールをつないで、そこから前に進むみたいなわけの分からないことをやっていた。それに対して、かなりの衝撃を受けました」

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