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2021 明治安田生命J2リーグ 第20節  東京ヴェルディ vs 栃木SC
2021.06.26(土)18:00 KICK OFF

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端戸仁「自分がチームを引っ張っていきたい」

──前節の相模原戦で今季初ゴールを記録しました。FWとして欲しかった1点だったのでは?
あまり自分が得意とする形ではない、ヘディングでのゴールでしたが、「絶対に勝つ」という強い気持ちがもたらしたというか、しっかりと良い準備をして試合に臨めたことがあの1点につながったのかなと思います。

──これで4連勝となりましたが、序盤戦で結果が出ていなかったアウェイで3連勝を飾ったことはチームにとって大きいのでは?
ホームでもアウェイでも自分たちがやるべきことは変わらないですが、序盤になかなかアウェイで勝てなかったことで、少しだけ苦手意識みたいなものはあったかもしれません。ただ、この3試合でそれを覆すことができましたし、次は味スタでもしっかり結果を出して、何とか上位に食らいついていきたいです。

──これまで試合内容と結果がなかなか安定しない印象でしたが、ここに来て連勝が続いている要因は何でしょう?
最近チームとして意識しているのは、サッカーの根本的な部分ですね。ルーズボールだったり、セカンドボールだったり、球際だったり、とにかく単純な1対1のバトルで「自分たちが優位に立つ」ということをすごく大事にしています。先月対戦した秋田や今節戦う栃木はロングボールを主体としたチームですが、長いボールを入れてセカンドボールを拾って攻撃を仕掛けてくるような相手に対して、その部分でも上回ることができたら絶対に自分たちのゲームになります。もちろん、普段の練習でやっていることは意識しつつ、チームとして粘り強さ、思い切りの良さを出すことができれば、栃木戦でも良いゲームができると思います。

──フリーマンのポジションはタスクが多い印象があります。ご自身では自分の役割をどう捉えていますか?
前からのプレスだとか、攻撃の起点になるプレーだとか、ゴール前に顔を出す動きだとか、確かに求められるタスクは多いですが、その分やりがいがあります。一番前のポジションをやっている以上、見ている方は数字を気にすると思いますし、「もっと点を取ってくれ」と言われることは分かっていますが、自分自身はまずチームの中でやるべきことをしっかりこなすことを意識しています。やるべきことをやったうえで結果も残せるようになったら、もう一つ上のステージに行けるんじゃないかと思います。

──ここに来て先発出場の機会が増えています。個人としても手応えを感じているのでは?
先発はしましたが、秋田戦や千葉戦は何もできなかったですし、どちらかと言えば悔しさが残るゲームでした。ただ、そういう中でチームが勝って、前節は自分もようやく点を取ることができました。良い流れを作ってくれたチームメイトにはすごく感謝していますし、今まで助けてもらった分、これからはもっと自分がチームを引っ張っていきたいです。

──間もなくシーズンの折り返しを迎えます。昇格圏と11ポイント差の9位という現状をどう捉えていますか?
正直、まだ昇格を意識するような順位ではないし、上位陣との勝ち点差を気にする時期でもないので、とにかく今は目の前の試合に集中しています。自分たちが勝ち点を積み上げていくことでしか上へ行く道はないので、1位がどうとか、2位がどうとかはあまり考えていません。

──4試合ぶりのホームゲームです。サポーターにどんな試合を見せたいですか?
ようやく緊急事態宣言も明けましたし、何よりヴェルディのサポーターの前でプレーできるので、内容も結果もしっかり求めたいです。見ている人が喜ぶような、楽しめるような試合をして、みんなで『ヴェルディクラップ』をやりたいですね。

──今節が終わると次節からアウェイ8連戦が待っています。遠征の多さや暑さなど外的な不安要素もありますが、何がアウェイ戦を乗り切るポイントになるでしょう?
夏場というのはとにかく消耗が激しいので、試合に出ている11人だけではなかなか乗り切れないですし、サブの選手やメンバー外の選手も含めた総力戦になってくると思います。自分が試合に出る、出ないにかかわらず、出た時に良いパフォーマンスを見せられるように、全員が準備しておくことが大事です。ピッチに立ったら全力でプレーする、出ていない時も何かしらチームのプラスになれるようにやっていきたいです。