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2022 明治安田生命J2リーグ 第14節  東京ヴェルディ vs ベガルタ仙台
2022.05.04(水)14:00 KICK OFF

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バスケス バイロン「もっと自信を持って」

これからもっと取れそうな気がしている

──前節の岡山戦は1-2という結果でした。総括するとどんな試合でしたか?
立ち上がりは非常に良かったと思います。攻撃では相手の裏を取るシーンが何回かありましたし、守備でも取られた後の切り替えが速いなというのはベンチで見ていて感じました。ただ、ボールを持っていながらなかなか決定的なシーンが作れず、後半に失点した後、立て続けに2点目を取られてしまったのが悔やまれます。そこから僕と(河村)慶人さんが入って、1点を返してからはヴェルディのペースになりましたが、追いつく、そして逆転する、というところまでもっていくためには、一人ひとりの質、ゴール前での連係をもっと高めていかないといけません。

──バスケス選手にとってはJリーグ初ゴールでした。簡単なシュートではなかったと思いますが、ゴールシーンを振り返ってください。
(新井)瑞希さんが、ニアゾーンに抜けた(杉本)竜士さんに出して、そこから折り返して、というシンプルな形でした。僕は最初ファーサイドにいたんですが、中の枚数が足りてなかったので「なんか上がってきそうだな」と思って中央に入りました。そこに竜士さんが良いボールを上げてくれて、うまく合わせることができました。

──結果には結びつきませんでしたが、あのままゼロで終わるのと1点を返すのとでは大きな違いがあったと思います。
その前の甲府戦が今季初の無得点だったので、1点を返してチームに勢いがついたところまでは良かったと思います。でも、やっぱり2点目を取って、せめて勝ち点1でも取りたかったですし、自分のゴールが結果に結びつかなかったことは悔しいです。ただ、1点取れたことには正直ホッとしています。「点を取るってこういうことなんだ」というのが経験できたので、これからもっと取れそうな気がしています。

──最近5試合で4敗という状況ですが、無敗をキープしていた序盤戦と比べてどんなところに違いを感じますか?
一つ言えるとすれば、最初の8試合でできていた「走り負けない、球際で負けない、気持ちを前面に出す」といった根本的な部分が、少し落ちてきている気がします。全くできていない訳ではないけど、データなんかを見ても走行距離などは少し下がってしまっている。もちろん疲労もありますが、そこは気持ちでカバーできる部分もあると思うので、もっと自信を持ってやることが大事です。横パスだけでなく縦パスを入れるとか、各駅停車のパス回しではなく一人飛ばして速い攻撃を仕掛けるとか、そういうプレーが必要かなと思いますね。

──岡山戦ではファン・サポーターが『自信を持って楽しめ』という横断幕を掲げていました。
試合前に見て鳥肌が立ちました。すごくグッと来たというか、心に刺さるものがありましたね。多くのサポーターが岡山まで来てくれましたし、彼らを見ると純粋に「一緒に喜びたい」という気持ちになります。「自信を持って楽しもう」。シンプルだけど、まさにそのとおりだなと。自信を持って楽しめれば、ヴェルディはいいサッカーができると思います。

──バスケス選手は今季がJリーグ初参戦ですが、プロの舞台のどんなところにやりがいを感じますか?
これまで社会人リーグ、JFLと経験してきましたけど、まずサッカーを取り巻く環境、雰囲気のところから違いを感じますね。もちろんレベルも高いですし、レベルが高いところでプレーするのは楽しいなと思いながら日々を過ごしています。いわきFCでフィジカルなどの基本的なところは準備してきたので自信はありますし、経験を積んでいけばもっと成長できると感じています。「もっとうまくなりたい、強くなりたい」という思いが強まっていますね。一方で、最近はJリーグで勝つのは簡単ではないなということも感じています。特にJ2はチーム間に大きな差がないので、そこの難しさはありますね。

──今節は仙台戦、次節は新潟戦と、上位陣との対戦が続きます。上位に食らいついていくためにも負けられない試合です。
相手はそれぞれ2位と3位ですが、まだまだ追いつける位置にいます。目の前の試合はすぐに来ますけど、中2日という条件は相手も同じですし、より勝ちたいと思ったほうが勝つと思います。疲労を回復して、気持ちを作って、全員でいい準備をして試合に挑みたいです。

──GW中ということで、今節は多くの子どもたちが観戦に訪れると思います。子どもたちにどんなプレーを見てほしいですか?
攻守において気持ちの入ったプレーを見てほしいですね。チャンスメーク、ゴールに絡むプレー、ドリブルでの仕掛け、1対1など、自分の持ち味をしっかり出したいと思っているので、応援よろしくお願いします。