日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
株式会社H&K
ATHLETA
ゼビオグループ

MATCH試合情報

2022 明治安田生命J2リーグ 第36節 - 東京ヴェルディ vs ブラウブリッツ秋田

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
本当にファン・サポーターに対して申し訳ない気持ちです。もちろん、厳しい声もありましたが、拍手もありました。申し訳ないなと思います。ゲームに関しては自分たちから難しくしてしまいました。前半のあのようなゲームの流れで、最後にコーナーを与えた際には、『こういうコーナーが一番危ない』と思わなければならなかったです。相手陣でサッカーをする時間が長ければ長いほど、最後のコーナーキックの対応は納得いかないです。戦術うんぬんよりもサッカーそのもの。厳しいことを言えば、甘く見ているような部分があると、こういう痛い思いをするということです。サッカーというスポーツがいかに厳しいもので、そういう勝負が繰り広げられていることを分かっていれば、起きなかった失点ですし、それをすり込めていない自分の問題だと思っています。

攻撃に関して押し込んだ状況が続いた中、思うように決定機が作れなかった要因をどの辺りに捉えていますか?
前半最後のところで失点してしまい、引かれてしまった中で相手を広げないといけないと思います。そういう意味では相手を広げた中でクオリティを見せれば、68メートルという幅があるので、そこから間を突くことはできたと思います。杉本竜士は前半から存在感を見せていたので、彼の負傷が痛かったのはひとつありました。今は両サイドの選手というところで、怪我やさまざまな理由で駒がいない状況で、引かれたときのサイドのクオリティをどう出していくかは、少しサッカーそのものを含めて考えないといけません。今いる選手たちの最大値を引き出していく。今日は引かれた状態でサイドからの崩しのクオリティが高くなかった部分が、押しているわりにそこまで決定機を作れなかったひとつの要因だと思います。もちろんクロスの精度や最後にペナの中へ3列目から入っていく人間に対して、合わせるべきかキャンセルすべきかという判断を含めて、まだまだやるべきことが多いと感じています。呼吸が合わなかったというよりも、技術や判断という根本的なところをもっと謙虚に考えいく必要があると思います。

先ほど自分たちで試合を難しくしてしまったという話でしたが、どの辺りに問題を感じていましたか?
決定機はなくはなかったですが、もっとサイドのところで個人だけでなくグループで切り裂くことができたと思います。それはチャンスを作る3つか、4つ前のプレーかもしれないです。ペナの中にボールが入っていくところの判断を含めたクオリティ。もちろん競り合ったところでもっと前が収めてくれれば、2列目、3列目がスイッチを入れられたところもありますが、そこの収まり方を含めてサイドの攻撃を軸にするのであれば、中での収まりがないと、相手は絞らないので、両方のクオリティを上げていく必要があります。ただ、相手が割り切ったサッカーをするので、セットプレーでも自分たちが先に点を取れば相手も動いてこざるを得ない状況になりますし、実際そういうチャンスもありましたが、決め切れないのであれば、せめてゼロで辛抱しないといけない。その部分での拙さは私の指導不足でもあります。

コメントを読む

選手コメント

MF4梶川 諒太

試合を振り返ってください。
本当に難しい試合になりましたし、外から見ていてピッチの選手がさぼったりしているようには見えなかったですが、みんなの良さがなかなか出辛いゲーム展開になっていたと思います。

秋田対策を窺わせるメンバー構成となりましたが、攻撃面で相手の守備をどのように崩していくイメージでしたか?
基本的にはクロスが多いと思いますし、それに対して中がしっかりと入っていく。前半最初の(杉本)竜士のプレーであったり、メンバーを見たときにああいうシーンを多く作ることが大事だと思っていました。ただ、あまりそういうシーンを作らせてもらえなかったですし、秋田さんはずっと今のサッカーを積み上げてそのまま出していて、その圧力に対して自分たちはなかなか思うようなプレーができなかったと思います。

前半に関しては最後の攻撃がうまくいかなかった一方、守備は最後に失点するまでまずまず機能していたようにも見えましたが?
秋田さんはどの試合でも撥ね返されてセカンドを拾われても、あまりメンタル的にブレないというか、相手にボールが転がっても波が出ない印象です。そういう意味では自分たちがリスク管理を徹底できた部分もありますが、それが良い守備だったというよりかは、相手もそういう形でも問題ないと感じていた印象もあります。相手にダメージを与えられていなかったと考えると、もっと攻撃の部分で相手にダメージを与えるべきだったと考えています。

後半の入りは悪くなかったものの、以降は焦りや疲労もあってかミスが目立った印象でしたが?
出し手と受け手だけの関係だけでなく、3人目、4人目が絡んでいくところが薄いと、相手もクロスを上げられた後の対応は徹底していますし、撥ね返す力もあります。そういう意味では目線を変えるボールの動かし方が少し必要だったと感じています。

終盤は完全に引いた相手に対してシンプルなパワープレー以外に攻め手がなかったように見えました。別のアプローチも必要だったという感じでしょうか?
ただ、一人がそう考えていても、前線に高い選手が入っているという部分で、早くボールを入れてほしいと考える選手もいます。そうしたところで全体の意思統一は必要だと思います。

苦しい状況が続きますが、次節の町田とのダービーに向けてどういった部分をまずは修正していきたいですか?
期間が短いのでまずは自分たちがやれるところに対して良い準備をするしかないと思いますし、しっかりと話し合ってすり合わせるしかないと思います。

コメントを読む

MF19小池 純輝

途中出場の際にどんな意識で入りましたか?
久しぶりにサイドでのプレーになりましたが、アタッカーの選手が多い中で4枚が張る感じの前半でした。自分は内側を取ってサイドバックを高い位置に上げたいという狙いがありました。あとは相手の背後をうまく取れればと思いながら入りました。

背後への抜け出しという部分での感触はいかがでしたか?
そういうボールを引き出していかないと、良い形につながらないので。ハンドになってしまった場面もありましたが、あそこから二次攻撃、三次攻撃につなげられれば、ラインも上げられるので、そこは継続してやるべきだったと思います。

後半立ち上がりの攻勢以降は少し細かいミスが目立った印象ですが?
個人のミスもありましたが、ミスを減らすという意味では選手同士の距離感や適切な位置に立つなどの部分が必要でした。同じパスでも距離が長いのと短いのではミスの確率は変わってくると思うので、そういうところで各自が正しい位置に立つことが大事なのかなと思います。

終盤は完全に引いた相手に対してシンプルなパワープレー以外に攻め手がなかったように見えましたが?
相手が割り切って後ろを5枚にしてきて、この前の群馬戦もそうでしたが、最後を乗り切ろうというか、終わらせようとしていた中で、ボニ(ンドカボニフェイス)を上げてパワープレーという選択でした。その中でこぼれ球やセカンドの部分は意識していましたが、個人的にはなかなか良い形で絡めなかったです。

2失点目を喫した瞬間にチーム全体がヘッドダウンしてしまったように見えましたが?
ピッチの中ではやるしかない状況でしたが、今日の試合では自分たちが本来取り組んでいるものをあまり出すことができていなかったので、そこはチームとしてもっとやれないとダメだと思います。

完全に引いた相手に対して攻撃面での改善点はどの辺りでしょうか?
個人的には自分がマッチアップしている選手だけでなく、自分の次の選手にボールが入ったタイミングで動き出すなど、コンビネーションや中の選手でイメージを共有していくプレーが少ないと感じています。そういうプレーが増えると、フリーでシュートを打てる機会がもっと増えてくると思います。

ここ最近引いた相手を崩し切れないという課題が続く中、次節の町田戦に向けて修正点を聞かせてください。
苦しい時間が続いていますが、勝つことで今後へのきっかけにできると思います。ただ、勝つためにどうするのかという部分があり、現状は難しい状態です。それを変えられるのは選手ですし、良い声をかけ合いながら前向きにやっていかないと、良い方向には向かわないと考えています。

コメントを読む

FW13阪野 豊史

今季初先発となった試合を振り返ってください。
結果がすべてなので、結果を出せなかったことを申し訳なく思っています。

前半セットプレーの流れから惜しい場面がありました。
ああやってどこにボールがこぼれてきてもいいように準備はできていました。そこにいられたことは良かったと思いますが、あとは点を取らないといけないと思うので、集中力を継続して回数を増やして、得点や結果に結びつけられるように努力を続けるだけです。

秋田との対戦という部分で前半は攻守にアグレッシブなプレーが印象的でしたが?
自分は久々のスタメンだったので、立ち上がりからガンガンいっていけるところまで頑張ろうと考えていました。

相手の徹底マークにあった中で前線でのボールキープのところはいかがでしたか?
自分のところで収める仕事はある程度できていたと思いますが、できればワンタッチとかでもっと相手の脅威になれるプレーができれば良かったと思っています。収めるだけでは点につながらないので、あとはもっと相手を引っ張って相手の危険な位置で、同じ収めるにしてもディフェンスに寄っていけば簡単なわけで、どれだけ危険な位置でボールを引き出せるかが重要です。フリーキックからチャンスになったときも自分がくさびを受けていましたが、あれももう少し深い位置で受けられれば、ファウルになったときにチャンスになると思いますし、あまり下がりすぎに相手の危険な位置でもっとボールを引き出したいと思ってやっていました。

中央を固めた相手に対してサイドを起点に攻めましたが、ゴールを決めるために必要な部分はどの辺りでしょうか?
戦術的な部分をあれこれ言うのではなく、相手よりも球際で戦うところや走るところ、目の前の相手に勝つだったり、戦術ももちろん重要ですが、それ以前に大切なこともあります。こういう流れのときは、むしろそっちの方が大事だと思うので、また連戦で準備期間も短いですが、もう一度みんなで団結して、まずは走って、戦って、マイボールにしてどんどん攻めいくという部分を、ファン・サポーターに見せられればいいと思っています。

コメントを読む

試合一覧へ