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MATCH試合情報

2022 明治安田生命J2リーグ 第39節 - ベガルタ仙台 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
本当に遠くまで来てくれたファン・サポーターと最後に一緒に喜び合うことができて良かったと思います。彼らと一緒にああいうふうに喜び合えるのは、苦しい中でも支えてくれたからこそ本当にうれしく思いますし、もっともっとこの機会を増やしたいと思います。 試合の内容に関しては自分たちのやりたいことがミドルサードまでできていましたが、特に前半はアタッキングサードの決定機を作る前のところで少し慌てたかなと思います。もっとボールを回すこと、ペナ周辺でアイデアを出すところを楽しませてやりたかったと思っています。そういう意味では決定機は最初のころは少しありましたが、前半は少しミドルサードまでのサッカーだったと思います。ただ、後半は相手が前から圧力をかけてくれたことで、より裏のスペースが空いたので、フィードやドリブルで運ぶのも含めてできるようになりました。クロスを入れる際にも相手の人数が足りていないような状況で入れることができました。(先制点前の)コーナーキックのときも河村慶人が持ち運んでのクロスでしたが、相手が前にかけてきたことで裏をうまく使えたと思います。セットプレーは自分たちがいくつか練習しているパターンのひとつを、しっかりとタイミングを見て使ってくれたという意味では、クオリティもタイミングも非常に良かったと思います。 ハイラインを保って相手をペナに侵入させないという部分では満足とまではいきませんが、相手が終盤に攻撃的な選手を入れてきた中でも、彼らにほとんどペナの中でプレーさせなかったという意味で、全員が目指す守備をやってくれたと思っています。クローズの部分では点を決めてゲームを終わらすところは望んでいたところなので、それもやれて少し自信になったと思っています。

前半にエンドを入れ替えたのは監督の指示でしたか?
そうです。特にここのスタジアムは後半にベガルタのサポーターの声援を受けながらベガルタの方向に向かって攻めるという部分で、仙台ならではの脅威を私は何度も感じていたので、(コイントスで)勝った場合は先に我々がヴェルディのサポーター側に攻めて、後半は向こうにヴェルディのサポーター側に攻めさせるようなことができたらいいなというくらいに考えていました。

少し難しい時間帯に佐藤凌我選手、馬場選手を同時投入した狙いを聞かせてください。
決定的なチャンスを作られてはいなかったのですが、相手の圧力を受けてサッカーがミドルサードから後ろになっていたので、押し上げたかったのと、中盤の受け手を増やして最終ラインではなく、中盤から前線のスペースにボールを送り込ませたかったという意図がありました。

前節を含めて難しい時間を耐えて最終的に勝利まで持っていけた要因はどの辺りにありますか?
ちょっと重なりますが、相手をペナの中に長い時間、多く侵入させないような守備、我々はボックスアウトと呼んでいますが、それをまめにみんながやってくれたこと。そのためにはボールにプレッシャーに行かないとボックスアウトはできないので、チーム全体でその時間を耐えたことが、だんだんとオープンになっていたときに、我々のカウンターが効いてきて得点に至るような展開ができたと思うので、辛抱強く守備をしてボックスアウトができる状況をチーム全体で作ったことが大きいと思います。

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選手コメント

FW30染野 唯月

ゴールシーンを振り返ってください。
あの形は練習からやっていて馬場が良いクロスを上げてくれたので、本当に決めるだけでした。

ヘディングシュートを課題に挙げていた中での見事なゴールになりました。
決めたいと思っていた中でなかなか決められていなかったので、プレッシャーもありましが、今日ようやく決めることができて良かったです。

長崎戦に続いて決勝点となりストライカーとして価値のある仕事となりました。
自分はチームが勝つことが大事だと思っているので、今日はチームが勝てて良かったです。

ゴール以外の部分ではボールを収める仕事や守備のハードワークも光りました。
自分の特徴としてはボールを収めて捌いてゴール前に入っていくところだと思うので、そういったところは多くできたのかなと思います。

個人のところでは良い動き出しを見せながらもなかなかボールが出てこない場面も散見されました。
徐々に練習から周囲とすり合わせていきたいです。

試合を全体を振り返ると?
苦しい時間帯もありましたが、その中でもチーム全体がラインを上げて守備に入らずに攻撃をし続けた結果、最終的に2点目も取れましたし、そういったところは良かったと思います。

2試合連続クリーンシートに加え、今日は追加点まで奪っての勝利となりチームとしての積み重ねを感じさせる試合になりました。
やっぱりフォワードが点を取ると、チームに勢いを付けられると思うので、そういう意味では自分を含めてフォワードが点を取ることができて良かったです。

今季初の3連勝でプレーオフ進出への望みをつなぐ結果となりました。
チームがなかなか勝てていなかった状況で、こうやって連勝できたことはチームとして良い方向に向かえている証拠でもありますし、引き続き勝つために良い準備をしていきたいです。可能性はゼロではないですし、自分たちはまだまだ諦めたわけではないので、しっかりと全部勝って今後につなげていきたいです。

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MF8井出 遥也

第25節の栃木戦以来、約3カぶりの復帰となりました。率直な感想を聞かせてください。
この3カ月間のリハビリの中で、正直なところは今年に入って去年の怪我から復帰はしましたが、毎日のように違和感や痛みとの戦いでした。ほとんど7、8割かそれ以下のプレーしかできない中で、この3カ月はジョギングもできないぐらい痛みがあったり、自分の中では本来の姿に戻れないのかもしれないという不安もありました。そういったいろんなものを感じながらこの3カ月間を過ごし、やっと本来のコンディションに近いプレーを練習の中からここ2週間ぐらいはできてきたので、また戻ってこられて本当に良かったです。

今日の試合では身体のキレを感じさせるプレーや持ち味のキープ力を発揮する場面もありました。
正直なところ久々の試合だったので、違和感というか強度が高い部分で少し違和感が出るかなとは思っていて、実際少しありました。ただ、その中でもこのチームで自分が求められている役割やチームがやろうとしていること。それにプラスして自分の良さを出すというところでは、45分のプレーになりましたが、久々の試合の中で少しは出せたのかなと思います。

前半終了時に少し疲労を感じているように見えましたが、ゲーム体力という部分はいかがでしたか?
試合というよりも一番は自分のコンディションが整っていれば、自分のプレーはできると思っていました。試合のリズムというよりはその強度にどれだけ自分の身体が耐えられるかというところだったのかなと思います。

旧知の若狭大志選手とマッチアップする機会もありましたが?
お互いの癖を知っているので、少しそういう部分でやりづらさはありましたが、昔から知っていますし、久々にピッチの上で会うことができてうれしかったです。

今日は左サイドハーフでのプレーになりました。千葉やガンバ大阪でもプレー経験のあるポジションですが、現状のチームでのプレーイメージをどう捉えていますか?
一番の良さはインサイドハーフや中間でボールを引き出すなど、これまでのヴェルディでやってきたところだと思いますが、[4-4-2]のサイドになったときにはまた違うプレースタイルに変えていかないといけないと考えています。ジェフやガンバでもやっていたポジションで、特にジェフ時代はサイドで仕掛けるという、ゲームメイクよりもサイドで仕掛ける部分がより求められてくると思うので、そこはプレースタイルを変えながら順応しようとしているところです。

前半に関してはアタッキングサードの崩しのところで苦戦した印象でしたが?
互いに緊張感のある試合の中でアタッキングサードに入った際にはもう少し自分の中ではリズムを変えるところを求められていたと思いますし、何回かそういうシーンはありましたが、そこに関してはもっともっと自分自身コンディションを上げていかないといけないなと思います。チームとしてはそこの崩しの部分はずっと積み上げている部分だと思うので、より深い位置でプレーするなど、自分自身久々の試合だったこともあり、連係の部分をこれからもっと高めていきたいです。

今季初の3連勝でプレーオフ進出への望みをつなぐ結果となりました。
自分たちは勝ち続けるしかないと思いますし、みんながその思いで良い練習から良い試合へとつなげられているここ3試合だと思います。自分たちは誰一人諦めていないので、ここから1週間良い準備をして次の岩手との試合に勝って戻ってこられるようにしたいです。

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MF17加藤 弘堅

試合を振り返ってください。
チームとしては我慢するところも含めて我慢強くやれていましたし、攻撃も焦らずに90分を通して攻めることができたと思います。ただ、個人的には迷惑をかけてしまったと思っているので、今日はみんなに感謝したいです。

個人としては前後半に厳しいボールロストがあった一方で、それ以外の場面では攻守に素晴らしいプレーがあったと思いますが?
自分のポジション的にはどれか一発当たればいいというポジションではないので、90分を通して安定したパフォーマンスが必要です。そういう意味では迷惑をかけたというところで印象的な試合でした。個人的には割り切って走るところにフォーカスして今日の試合を重点的に戦っていたので、2点目に関しては起点というわけではないですが、引き出すことはできたのかなと思います。

攻撃の部分ではチームとして狙っているローリングの動きで後半にポケットを取って2つの決定機を演出しました。
それは城福さんに替わってから求められているものですし、まずはチームとして求められていることに対して向き合ってプレーすることが重要です。そのうえでプラスアルファのところで自分の良さを出していかないと、チームとしてのまとまりがなくなってしまうので、そこは理解してやっているつもりですし、それが今日は形になったと思います。カジ(梶川)の決定機もカジが決めていれば、それこそ狙い通りでしたが、トヨ(阪野)のゴールは狙ったところからの得点だったので、良かったと思います。

苦しい時間帯もありましたが、相手を見ながら臨機応変に進められた試合でした。
立ち上がりは相手を広げてという部分はできていましたし、その中で決定的なチャンスは多くなかったですが、シュートまで行くシーンはありました。逆に、決定的なピンチというのは、自分がロストしてしまった場面ぐらいだったので、我慢強く戦えたのが良かったと思います。

勝利を逃せばプレーオフ進出の可能性が潰えるというプレッシャーが懸かる一戦で勝ち切れたことは非常に大きいと思いますが?
城福さんに替わってから少しずつ変わりつつあるものを、みんなが理解しながら積み重ねている部分が、うまく融合し出している時間なのかなと思います。これをより成熟させてみんなが矢印の向かう方向を、特にうまくいっていないときに合わせられるようになれば、もう少しゲーム内容を含めて伴っていくと思うので、そこはやり続けるだけだと思います。

後半は相手も圧力を強めて難しい時間帯もありましたが、ピッチ内ではどんなイメージでプレーしていましたか?
前から来られているという話ですが、ピッチの中で感じている仙台さんのプレーのリズムはすごくゆったりとしていて、カウンターに行くのかなと思えば、意外に自分たちが戻り切れば、切り返して時間を作ったりしていて、そこまで速いという感覚はなかったです。今日に関しては自陣でのミスに関して、自分のところやそれ以外のところでもありましたが、そういったときに相手は速いですが、もっとガンガン来られたほうが嫌だったという個人的な印象です。守備に関しても城福さんはハーフタイムにそこまで悪くないと言っていましたし、失い方を含めて相手の攻撃を受ける場面はありましたが、前から嵌めて長いボールを蹴らせているシーンも多くありましたし、その攻防はそこまで悪くなかったです。

2試合連続クリーンシートに加え、今日は追加点まで奪っての勝利となりチームとしての積み重ねを感じさせる試合になりました。
得点を2点取れたことは、もちろん良かったですが、何よりも我慢できたことが本当に大きかったです。チームとして僕がボールを取られたシーンもそうですが、それ以外もクロスのところで最後粘ったり、相手のカウンターに対してスピードを出してスプリントで戻る選手も多かったですし、そこの成長というか取り組み方というのは、1-0で勝つこともありますが、今日のゲームに関してはそういう部分が良かったと思います。

今季初の3連勝でプレーオフ進出への望みをつなぐ結果となりました。
こればっかりはプレーオフどうこうではなく、1試合1試合をしっかりと良い準備をして臨む。そのうえで試合にどう入っていくかが重要だと思います。もちろんプレーオフは他力もありますし、ここまでにその状況を招いたのは自分たちです。もう少し早いタイミングで勝てれば良かったと思いますが、応援してくださる方やパートナー企業のみなさんを含めていろんな方のために目の前の試合に対して、勝ちにいくことはやらなければいけないところです。

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