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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第8節 - 清水エスパルス vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ここまで来てくれた多くのファン・サポーターの声は聞こえていましたし、一緒に戦ってくれた彼らと一緒に喜び合えなかったことは残念です。選手はよく戦ってくれたと思いますが、前半の最後は押され気味になりました。その部分の反省として、前半のクローズの仕方が少し拙かったと思います。こちらからも伝えていたつもりでいましたが、後半にもう一回仕切り直すうえで1-0で終えるイメージをしていた中での割り切り方が少し徹底できなかったと、自分自身の反省があります。

今季初の複数失点での敗戦となりました。選手たちのメンタル面のリカバリーパワーについてどのように捉えていますか。
ここからが勝負だと思います。 1-1の時点では勝ち点1の可能性があった中、そこからしっかりと勝ち点3を取りに行くようなメンバー交代をしましたが、ちょっと相手にコーナーキックを取られすぎたという印象があります。総じてうまく守っていましたが、あそこまで入り込まれるシーンが多くあると、ああいうことは起こり得ます。1失点したからショックを引きずって2点目を取られたというよりは、深くまで入られてコーナーを取られるシーンが多すぎたという部分を反省したいです。

戦前から能力を評価していた清水と実際に対峙して受けた印象はいかがでしたか。
まず前提として清水さんのファイティングスピリットは素晴らしかったと思います。そこは大前提で、僕らはあれぐらいの厳しい当たりを受けて自分たちのやりたいことを発揮できないと、おそらく昇格争いはできないと思っています。その部分で我々としてはよい学びになったと捉えています。ただ、今日のカードが1枚だったという部分では、少し自分が勉強し直さなければいけないと考えています。激しいことと、我々は小さくない怪我人が出ましたが、ピッチでゲームがコントロールされている中での激しいやり取りがなされたのかという部分では、ちょっと私は自分がもう一回ルールを勉強し直さないといけない。カードの基準を含めてそう思いました。

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選手コメント

MF 7森田 晃樹

キックオフ前のコイントスでエンドを入れ替えました。
監督からもし取れたらエンドを替えてほしいと言われていていました。風の影響を考慮してのものだったと思います。

試合を振り返ってください。
入りはよかったです。林選手が先制点を決めてくれましたが、その後に少し受け身になってしまった印象です。簡単なプレーを選んでいたというか、つなげる場面で安全策として前に蹴ってしまったり、そこでボールを収められずに相手ボールになってしまう場面が多かったです。相手の中盤2枚と乾選手がちょっと落ちてきて3枚の形を作っていて、そこに対してなかなかうまく守備ができず、乾選手などにチャンスを作られてしまっていました。

マイボール時に思ったよりも相手の圧力を受けてしまった印象です。
前半最初の方はかなり相手が厳しくプレスに来ていました。ただ、やっぱり全員が自分たちのスタイルを意識してボールを受ける姿勢を出せればよかったと思います。

結果は出ていなかったものの、J1基準のチームとの対戦で得られたものはありましたか?
個人の技術は高いと思いますが、チームとしてという部分では今日に関してもったいなかった試合だと感じています。勝ちではなくても引き分けには持ち込めた試合だったと考えています。

アウェイゲーム、試合内容を含め、後半に関しては最低限勝ち点1を持ち帰るという考えはありましたか。
もちろん勝ち点3を取ることを意識していましたが、時間帯や試合状況を考慮し、最後はだいぶ押し込まれていたので、ピッチの中の選手たちが難しいと感じているのであれば、勝ち点1を取りに行くというのは、プロとしてそういう考えがあってもよいと思っています。

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MF 8齋藤 功佑

試合を振り返ってください。
率直に悔しいです。立ち上がりは悪くないと思いましたが、前半の中盤ぐらいからもう少し自分たちが自信を持って主導権を握ってボールを持ちながら、攻撃ができればよかったのかなと思います。悲観することばかりではないですが、もっとチームとして成長していくうえでは主導権を握る時間帯を前半の早い時間帯から作れると、もう少し後半の戦いを含めて優位に進められると思っています。守備のインテンシティは他のチームと比べても強い部分だと思っていますし、より後半に力を出すというところをもっと生かせるように前半からやっていければもっとよくなっていくと思います。

前半終了間際に追いつかれた中でハーフタイムにはどんなコミュニケーションがありましたか。
攻撃時にもっと全員が顔を出してボールを保持しながら、自信をもってやっていこうという部分はみんなで話し合いました。ただ、1-1や0-0とか同点の状況で後半を迎えた試合は多くありましたし、そういう試合を勝ってきたので、そこまでネガティブにならずにやっていこうとみんなで盛り上げる形で臨むことができました。

監督交代直後で出方が読みにくい相手に対して、試合前の段階ではどういった対策を考えていましたか。
前線に得点力のある選手だったり、質の高い選手が多いという中で、守備のアプローチに関しては監督からも意識させる働きかけがありました。そういったところはある程度できていたと思いますが、守備のファーストディフェンダーの限定するプレーに関しては、自分を含めて前の選手があまりうまく限定できなかったと思っています。そういったところをもっとピッチの中でコミュニケーションを取りながら修正できるようになれば、このチームはもっとよくなっていくと思います。

相手の守備時の寄せ方や切り替えは予想以上だったという印象でしょうか。
予想以上ではありました。厳しく来るという部分は秋葉監督にかわってから、より強調される部分だと予測していましたが、予想以上にファウルを辞さないというか、かなり激しいプレッシャーを受けました。ポジティブに捉えるならば、よい経験ができたのかなと思います。その中でも自信をもって剥がせる部分もあったので、プラスに考えてやっていきたいです。

今季初の複数失点となりました。
やっぱりファーストディフェンダーの限定の部分は大事だと改めて認識しています。普段はうまく限定できた中で全員がハードワークし、センターバックや後ろのところで回収できるという形ができていましたが、今日は相手の質が高かったという部分もあってなかなかうまくできなかったです。もっとチームとして守るという部分ではファーストディフェンダーの限定をうまくやれれば、後ろの選手も回収しやすいのかなと考えています。そういった部分を意識してやっていきたいです。

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DF 13林 尚輝

試合を振り返ってください。
率直に悔しいという思いが強いです。正直なところでは、今までずっとゼロで来ていて、そろそろ失点してしまうことは想定していた部分もみんなあったと思います。失点しないことが一番ですが、失点してしまったあとにどうすべきかは、全員が少なからず頭の中で考えていたと思います。実際に先制できましたが、そのあとに押し込まれてしまい、いつ失点してもおかしくない状況が続いていた中で失点してしまいました。後半どう戦うかというところで失点し、最終的に負けてしまうのは絶対にやってはいけない形でした。ただ、そういったことを今経験できたことで、これからにつながっていくと思います。今まではずっとよい状況が続いていましたが、こういう経験がまた自分たちを強くしてくれると思いますし、これを乗り越えないと優勝はできないと思うので、今日の敗戦を今後の試合に生かすしかないという思いです。

加入後初ゴールを振り返ってください。
得点シーンに関してミドルというのはこの試合で狙おうと思っていました。前半は風の向きで自分たちが優位に立てると考えていたので、練習でもそろそろミドルを決められるという感覚がありました。シュート練習をあまりやったことはなかった中でやるようになって、それが得点という結果に結びついたことはよかったです。ただ、自分がゴールを決めることもうれしいですが、チームが勝つことが一番うれしいので、そこで勝てなかったことが悔しいです。あれは狙っていたというか、うまくミートできてコースも思い通りにいったので、あのシーンに関しては素直にうれしかったです。

プロ初ゴールを決めたスタジアムでのゴールとなりました。
このグラウンドでは自分の中で決められる感覚があります。ゴールが近く感じるというか、視覚的な部分もあるのかもしれませんが。勝てれば最高でした。

前半の締め方に関してはいかがでしたか。
守備をどうするのかという部分で、少し自分たちの中で明確にし切れないところがありました。それは相手の質的な部分で不利になっていたところもあったのかもしれませんが、それに対して自分たちがどうやって戦うかが明確ではなかったのかなと思います。やるべきことは実行しようと思っていましたが、試合の流れを掴むために別の選択肢もあったかもしれないということは、試合後に話していました。相手の質的な部分への対応でどちらかリスクを背負わなければいけなかったと思いますが、(チアゴ)サンタナ選手に収められてしまって押し込まれるシーンが多かったですし、そこからクロスまで持ち込まれるシーンが多かったです。守備のときは2ボランチでやっていますが、自分がもう少しアンカー気味に3枚で守るとか、より前から行くとかという判断の部分で、少し中途半端になってしまった部分もあったと思います。

マイボール時は相手の激しい圧力に苦戦した印象でした。
ああいう激しい相手に対して自分たちは勝っていかなければいけないですし、球際でのやり合いの部分はありました。今日に関しては少なからず風の影響もあって、自分たちが早い時間帯に得点を取った部分で、あまりリスクを冒したくないという考えもピッチの中であったと思います。ただ、ハーフタイムにマテ(マテウス)が『つなげるだろ、俺らのサッカーをやれるだろ!』と言ってくれて、後半はポゼッションを試みる回数が増えたと思いますし、つなげるシーンも増えました。もっとこういう相手にどうやっていくのかという部分は今後の課題だと思います。

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MF 23綱島

試合を振り返ってください。
自分たちは無失点にこだわってこれまでやってきましたが、失点するのもサッカーです。失点したあとのプレーや、この次の試合がより重要なものになると考えています。

難しい時間帯の途中投入でしたが、投入時にどんな指示を受けましたか。
押し込まれている時間帯が続いていたので、自分と佐川のところで前から圧力をかけて自陣でのプレッシングの強度を高めて自分たちのペースに持っていくという指示を受けました。

球際での身体を張ったプレーなどよい部分も出た試合だと思いますが?
強みであるボール奪取や守備の強度は少し出せたと思いますが、自分の中ではまだまだ満足していないですし、守備に加えてもっとボールを受けられる場面もあったと思います。そこでボールを受けて展開していくところや相手の逆を突くなど攻撃につながるパスをもっと増やしていきたいと感じています。

後半半ばはイーブンな時間帯もありましたが、攻撃面での改善点はどのあたりにありましたか。
監督からはゴール前に入っていくところやサイドがボールを持った際に入っていくことも求められていますし、相手のバイタルゾーンで作るところの使い分けに関して、もっと臨機応変に対応して相手にとって怖いところに立っている選手だったり、攻撃の仕事を増やしていきたいです。

ご自身としては初の敗戦となりました。
個人としては守備の強度をもう一回り、二回りと上げていく必要を感じていますし、自分のところですべてボールを奪い切る、そういう守備での結果にこだわっていきたいです。もっとボールを受けられるシーンもありましたし、そこで受けて展開力を発揮していくところはもっと出していきたいです。

連戦という部分で個人としてはより試合に絡めるチャンスになります。
自分に求められていることや強みは把握しているので、次の秋田戦やこれからもっと厳しい流れが続いてきたときこそ自分の強みを出して、チームに良い流れというか、足りないピースを埋める存在になっていきたいと思います。

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