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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第11節 - 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ファン・サポーターの期待に応えることができずに残念です。連敗はしたくなかったので、強い気持ちを持って試合に臨みましたが、2失点のところはしっかりと反省しなければいけないと思っています。我々は前でボールを奪いたいですが、奪えなかったときにどういうディレイの仕方をするのか。その部分の判断に関しては2失点ともに少し問題があったかなと思います。センターバックだけではなくボランチのところも含めて、全部ボールに行きたいという形になってしまっていたので、本当に1本のパスで崩されているような形になっているのは、一瞬後ろのバイタルを消して後ろのスペースを消すような判断も場面によってチームとしてやっていかないといけません。すべて前でボールを奪いたいという考えに偏っているように見えました。そこは反省したいし、改善していきたいです。ただ、ペナルティエリアに入っていく回数は前の試合に比べて格段に増えたと思いますし、そこは続けていきたいと思います。前よりもそこは確実に進歩していると捉えて、すべてをネガティブに捉えないようにしていきたいです。チームは今が一番苦しいときだと思っているので、ここをしっかりと乗り越えて自分たちの失点しないというところを含めて、自分たちらしさをもう一度取り戻し、次の試合でファン・サポーターにお見せしたいと思いますし、ファン・サポーターのみなさんと一緒に喜び合いたいと思っています。

攻撃面のスタッツは改善されましたが、より得点を奪うための改善点はどのあたりにありますか。
クロスの精度や入っていく人間に合わせるとか、中に入っていく人間がボールに合わせていくとか、そういう部分は個人としても問題意識を持ち、トレーニングから改善していかなければなりません。チームとしてもどういう状態でクロスを上げられているかという部分で、中の入りがその変化を見ないとなかなか点は取れないと思っています。ただ、外だけでなく中からの崩しももっと精度を上げていく必要があると思いますし、前からの守備でフォワードは大変でですが、しっかりと先発陣と後から入ってきた選手がつないで、レベルを下げない90分にして前線の守備と攻撃のレベルを上げたいと考えています。

今季初の連敗をどのように捉えて今後に向かっていきたいと考えていますか。
本当に一番の踏ん張りどころだなと思います。ひょっとしたら今季一番の踏ん張りどころかなと思います。やれているところと続けるべきところ。課題をしっかりと分けて次の試合に向かうことが大事なので、我々がやるべきところをやるしかないと思っています。レフェリーのジャッジなどは我々にとってどうしようもないもので、それはどこのチームにも言えることです。こういう言い方をするのは自分としては本意ではないですが、試合前のミーティングで少しそういうところの話題が自分たちの本意ではないところから出てきて、実際にこういう形になってしまいました。サッカーというのは何が起こるかわかりませんし、我々が何かできるところではないものに気持ちをやるのではなく、自分たちができることにしっかりとフォーカスして、とにかく次の試合に臨みたいと思います。

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選手コメント

DF 2深澤 大輝

試合を振り返ってください。
入りのところで先に失点してしまったところが、まずはゲームプランとしてチームを難しくしてしまいました。そのあとも自分たちが狙っていたボールの奪い方ができずに前半が終わってハーフタイムに修正する形になりました。後半の立ち上がりはよい時間帯もありましたし、そこで1点取りたかったです。PKっぽいシーンもありましたが、そういう流れの中であの2失点目がありました。自分の中ではあそこで(森田)晃樹がボールを奪えると判断して、平くんと自分の間にいた選手への絞りが少し甘かったので、そこはもう一回映像を見て反省する必要があります。点を取るチャンスはほかにもありましたし、勝ち点を取らなければいけない試合でした。

1失点目の場面の対応はいかがでしたか。
トップ下の選手(田中渉選手)のところにセンターバックが出ようという話で、横にずれながらボランチもマークに付けない状況でトップ下にボールが入ってしまい、そこに平くんが出ようとしていました。ただ、自分的には僕が出て平くんがカバーするような形でもよかったのかなと思います。

攻撃に関してはマリオ エンゲルス選手の生かし方も含めて改善が見受けられました。
マリオとのコンビネーションはジェフ戦が初めてでしたが、前回はちょっとちぐはぐな感じがありました。ただ、今日の試合に関しては彼を生かそうと、自分自身もチームも考えていて、彼のストロングを生かす形は出せたと思います。そこに僕がどう絡んでいくのか、オーバーラップするのか、上がらずにスペースを作ってあげるのか、そのへんはうまくいきましたが、結果的に点を取れなかったので、もっと突き詰めていく必要があります。

2点目、3点目を奪い切るために必要だったところはどのあたりでしょうか。
前半は自分のところで結構オーバーラップしていましたが、行かずにサイドバックとサイドハーフが2人でマリオに行けば、自分はフリーになるので、秋田戦でツナ(綱島)が点を取ったシーンのように、マリオが引き付けて自分に出したところでクロスを入れるような形があってもよかったと思います。今日はクロスの部分がやや単調だったので、結果的に失敗に終わりましたが、僕とツナの連係から3人目が中で絡むような形をもっと出していきたかったです。

今季ここまでは先に点を取られた試合でゴールを奪えずにいましたが、今日は1点を奪いました。
本当は0-0で進めていきたかったですし、0-0でいくことができれば、最終的に点を取れる自信もありました。ただ、先に失点してしまうと、少し落ちてしまう部分もあります。そこも途中から出てくる選手たちの立ち振る舞いなどで変わっていく部分もありますし、今日はホームでファン・サポーターのアドバンテージもありました。今日に関しては押し込むことができたのがひとつの要因で、押し込むことができれば(バスケス)バイロンの個人技やクロスもありますし、ああやってPKですが点を取ることができたのは、ジェフ戦に比べてペナルティエリア内に入っていく回数が増えていたからだと思いますし、そこが増えれば点を取れるということだと思います。前節の敗戦が生かされた部分かなと思います。

前半はかなり中央のところで縦パスを通されていましたが、後半修正できた要因はどのあたりにありましたか。
ハーフタイムに映像を使って監督を含めて分析の(山本)ダイキくんを含めて、修正点を提示されました。前半に僕がイサカ選手のところを結果的にファウルで止めたシーンがありましたが、その場面の相手選手につくアプローチの形はよいシーンだと伝えられていて、センターバックが相手のトップ下を見ることで後ろはマンツーマン気味になりますが、コースが限定できてサイドバックがよりよい形で奪いにいけるという部分で、相手はゴールキックで蹴ってくる回数も増えました。そこは前半と後半でうまく切り替えられたところだと思います。

優勝、自動昇格を狙っていくうえで今日のような結果が出ていない相手への取りこぼし、連敗は避けたいところでした。
エスパルス、ジェフ、今日の山形という、それまで結果が出ていなかった相手にこうやって負けてしまう、連敗してしまったことは、自動昇格を見据えているチームとしてやってはいけないことでした。自分自身は1失点目、2失点目のところももっとうまく対応できたと考えています。守備では細かい部分をもう一度突き詰めて、攻撃では前節の反省を踏まえて少しは改善できましたが、先に失点しないところは次の水戸戦に向けてチームとして取り組んでいかなければならないところです。

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MF 7森田 晃樹

後半は全体的に攻撃のリズムが改善されました。
前半の最初の方は[4-3-3]のポジショニングでやっていましたが、ほとんど中盤にボールが入ってこなくて、途中でビルドアップがうまくいっていないと感じて、より自由に動いてボールを引き出す形にしましたが、それが有効だったと感じていました。後半に入って綱島から北島に代わりましたが、そういう役割をやってほしいと伝えました。

2点目、3点目を奪い切るうえでどういった改善が必要でしたか。
た。本当に辛抱強くやり続けることが必要でした。千葉戦に比べると、ペナルティエリア内に入っていく回数も多かったですし、チームとしては回数や前への姿勢という部分で改善できたところはありました。

2失点目の対応はいかがでしたか。
自分のところで身体を当てて潰せた感じでしたが、ボールというか人を潰す意識で対応して、ボールがよくないところにこぼれてしまいました。あそこは自分がもっとボールのところにいって弾くというか、奪い切るところまでいきたかったですし、奪い切らなければダメでした。

まだまだアタッキングサードで連係が合わない部分もありますが、今日のようにその回数を増やしていくことが重要でしょうか。
パスが入る回数は千葉戦よりも多かったですが、あとは質というか、マリオ(エンゲルス)のところもそうですが、わりとシュートに持ち込めるチャンスをペナルティエリア内で作っているので、そこは個人の質を上げていく必要があります。

今季初の連敗からどう立て直していきますか。
チームとしてこのまま引きずらないことが大事です。メンタルの部分が大事です。昨シーズンは一回崩れてしまって、長い間それを引きずってしまったので、悪いときは必ずあると思いますが、その期間を短くできるようにやっていきたいです。

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MF 13林 尚輝

試合を振り返ってください。
まずは前半の立ち上がりのところの守備のところで、前から行きたいという気持ちを持っていましたが、そこでうまくいかずに、自分とディフェンスの間、ボランチの間のスペースをうまく使われてしまったシーンがかなりありました。そこで失点してしまったことが、厳しい試合にしてしまった要因だったと思います。

相手の2ボランチ、トップ下の田中渉選手の中央のところをなかなか掴み切れずに苦戦した印象ですが?
その苦戦はありましたし、あとは自分たちが前から行きたいという狭間でどちらを優先すべきかの判断の問題もありました。自分たちはここ最近前から行けているシーンが少なかったので、今日は行きたいという気持ちが強かったです。自分自身も最近は構えている形が多かったので、前でボール奪取にいく狙いを持っていました。ただ、その流れでの失点だったので、失点後にすぐやり方を変えるのか、このままのやり方を継続するのか、そこの判断で少し乱れがあったのかなと思います。

攻撃に関しては前節からの改善が見受けられました。
自分のところでは相変わらず触る機会は少なかったですが、周りの選手は普段に比べてフォワードが高い位置で起点になったり、パス回しのテンポなどは今週の練習で意識していたところだったので、その部分の改善はあったと思います。ペナ内に入る回数も多かったですが、そういうところで決め切れないと勝っていくことはできません。

今季ここまでは先に点を取られた試合でゴールを奪えずにいましたが、今日は1点を奪いました。
今まで先制されると本当に厳しいゲームになっていましたが、今日に関しては最後までわからない試合だったと思いますし、それを見せられたことは最低限ポジティブな部分だと思います。ただ、守備の人間としてはああいう失点はしてはいけないと思いますし、反省しています。

優勝、自動昇格を狙っていくうえで今季初の連敗をどう捉えていますか。
やっぱり連敗は避けたかったです。特に、自分たちが勝ち点を落とした相手はそれまで結果を出せていなかった相手が多かったので、そういう部分でもしっかりと対策されたときや、こういう相手に対して自分たちのよさをどう出していくのか、そこは今後も課題になってくると思います。まずは連敗を避けないといけないですが、今日のような試合でも引き分けにできていれば話は変わっていました。3連敗してしまうと、自分たちは流れとしてより厳しい状況になってしまうので、それだけは避けるように来週もよい準備をして臨んでいきたいです

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MF 20北島 祐二

試合に入る前はどういった指示がありましたか。
守備でなかなか相手のボールを奪えていなかったので、そこで前線からのプレスで2度追いなどでより圧力をかけてほしいと言われていました。[4-3-3]のシャドーという位置づけですが、守備では自分が2トップのところまで上がってプレスをかけていく形でした。

投入直後から積極的にシュートを放っていました。
なかなかシュートを打てていないというのが、いまの自分たちの課題だと思うので、そこは練習からシュートを打っていこうという話はしていますし、多少強引にでも狙えるのであれば、打ってみようと考えていました。ただ、もっと枠に飛ばさないといけないシーンもありましたし、もっと期待値の高いシュートを打てた場面もあったので、また練習から積極的にトライしていきたいです。

PKキッカーを務めて見事に決めました。あらかじめキッカーに指名されていたのでしょうか。
いや、決まってはいなかったです。前日に何人かは自主的にPKの練習をやりますが、そこで自分はいつも蹴っていますし、決めています。(バスケス)バイロンに蹴るか聞いたら、自分に譲ってくれたので自信を持って蹴りました。

プロ初出場となった相手キーパーの長谷川洸選手はデータがないという部分で難しさもあったと思いますが?
あまりキーパーのことは意識せず、自分の精いっぱいのキックを蹴ろうという意識で蹴りました。

左ポスト直撃の惜しいバイシクルシュートもありました。
ゴールに背を向けていたので、なんとしてでも打ちたいと思っていました。トラップした段階でなんとか打ちたいと思って、とっさに出たプレーでした。ああいうのが決まるような流れを作りたかったんですが、あれがポストに当たってしまうというのは、なんとも言えないところです。ああいうシュートへの意識はもっと出していきたいです。

ここ数試合、結果が出ていないチーム相手の敗戦が続いていますが?
勝てていないチームは本当に死にもの狂いでやってきますし、気持ちを前面に押し出してくるという部分で、普段以上に難しいところはあります。そこでメンタル的に押し込まれる場面をもっと少なくする必要がありますし、逆に僕たちがもっと戦って、戦う姿勢を前面に出してやっていくことで、相手もいやな雰囲気を感じると思うので、もっともっと前に押し出していきたいです。

ゲームチェンジャーという部分では効果的な働きができたと思いますが?
PKを決めましたが、自己評価としてはもっと間やバイタルエリアでボールを受けて、ターンしてスルーパスを出すなどチャンスメークをしていくイメージを持って入ったので、そこはなかなか引き出せなかったです。最後はクロスから押し込む形でしたが、その前の段階のもっと早い時間帯にスルーパスだったりで、もっと決定的なチャンスを作りたかったです。それができれば、ゴールへの期待度が高まるので、もっとターンや相手との駆け引きで前を向くという部分はやっていきたいです。

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