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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第20節 - ファジアーノ岡山 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずはここまで来てくれたファン・サポーターと最後に喜び合えてよかったと思います。本当に彼らに感謝したいです。ゲームについては自分たちが置かれている立ち位置からすると、上位に食らいついていけなければならない。離されたくないという思いが強く、どうしても勝ち点3がほしい試合でした。ただ、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われてしまい、自分たちで苦しくしてしまったなと思います。難しい展開の中で辛抱強く守備も攻撃も緩めずにやったことで、セットプレーを取ることができて、しっかりとそこから点を取れたという意味では何かリスクを冒したわけではなく、守備も攻撃もハイラインを保ちながら前から潰してマイボールにして相手陣でサッカーをする。これを愚直に繰り返したことが、逆転できた要因だと思っています。この辛抱強さと愚直さを大事にしたいと思います。

試合終了後にロッカールームでは選手たちにどんな声をかけましたか。
同じようなことを言いました。あの失点は反省しなければいけないですし、アタッキングサードのところまで行っても、ファイナルサードの精度というのは我々の課題であり、そこは真摯に受け止めなければいけないです。ただ、何よりも失点したからといって自暴自棄にならない。しっかりとした守備から攻撃に向かうという姿勢を変えなかったこと。テンポよく相手陣でサッカーをすること。リカバリー・パワーで早く相手からボールを奪い返すことをやめなかったことが、すごく大事です。この成功体験を大事にしたいです。サッカーではいろんなアクシデントがありますが、我々ができることは自分たちでコントロールすることです。それをしっかりとやったからこその勝ち点3だったという部分を共有しました。

追いついて数的優位を得てからは勝ち点3以外考えていなかったですか。
そうですね。ゴールが入ってもおかしくない場面がいくつかあった中で、アディショナルタイムまで引っ張られてしまいました。勝ち点1であれば、非常に悔しい勝ち点1という感触がありました。ただ、選手は最後まで諦めなかったですし、とにかく相手が1人少なくなったからこそ幅を取れと、中ではなく外から攻めろというところを徹底できたので、だからこその最後の逆転劇だったと思います。

今季ここまでリーグ戦フルタイム出場を続けていた宮原選手のベンチ外の理由を聞かせてください。
今日の朝の時点でのアクシデントですが、我々は試合前日、当日のアクシデントのときに自分の記憶では負けていないと思います。アクシデントに強いチームになってきましたし、今日もそれを証明できたと思います。

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選手コメント

MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
岡山のサッカーも前にルカオ選手と8番のうまい選手(ステファンムーク選手)もいました。その中で怖い攻撃も何回かありましたし、ピンチもありました。先制点を取られてしまいましたが、取り返して相手のレッドカードによって攻める回数も増えて最後はチームとしてほしかったセットプレーからの得点で逆転できてよかったです。

非常にインテンシティが高い見応え十分の試合だったと思いますが?
インテンシティのところも高かったと思いますし、その中でも今日はちょっと審判のレフェリングのところで相手が納得いっていないように感じました。それで少し試合は荒れ気味だったと思いますが、選手同士ではそういったことはなくやり合えていたので、よい試合だったと思います。

ご自身のボールを落ち着かせるプレーが相手の脅威になっているように見えました。
前半よかったところは中盤でセカンドボールを拾えたところです。それをマイボールにできたことで自分たちのペースになったと思っていますし、周りの稲見やディフェンスラインの選手の協力があってこそ自分のところで時間を作れたと思います。そういうプレーは得意なのでそれを出せてよかったです。

こういった劇的な逆転勝利はチームに勢いをもたらすものになると思います。
今週のミーティングとかでも監督からチームとしてセットプレーからのゴールがほしいというふうに言っていたので、最後にそういう形で相手が少ない状況でチームが勝てたことはいいことだと思いますし、チームも勢いに乗れると思います。

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MF 8齋藤 功佑

貴重な同点ゴールを振り返ってください。
率直に決められてよかったなという気持ちです。本当に前半から出ていた選手たちがハイパフォーマンスで気持ちのこもったプレーをしていたので、自分もそれに感化されて絶対に試合に勝つという気持ちで試合に入れたので、得点を取れてよかったです。

非常に高いインテンシティの試合でしたが、そこに途中から入っていくうえで意識した部分を聞かせてください。
とにかくペナに入る機会を増やそうというところは、(北島)祐二とかサブメンバーでアップしているときに話していました。

復帰以降は徐々にプレータイムが増えてきていますが、個人としての手応えはいかがですか。
前回の試合(仙台戦)はまさにブランクを感じさせるプレーになってしまい、正直なところチームがよい流れになっているときにその流れを持っていくことができない悔しさがありました。天皇杯を含めてちょっとずつよくなってきている感覚です。

相手の守備に粘られた中で最後こじ開けることができました。チームにとってどんなポジティブな影響があると思いますか。
本当に大きな勝利だったと思います。スタートからよいパフォーマンスをしていた中で難しい試合になりましたが、勝ち切れたことは本当にこれからにつながりますし、J1昇格に向けて正念場だと捉えていたので、みんな練習からそれを意識して結果につなげられたという部分で、本当に大きな1勝になったと思います。

正念場と捉えていたという部分で、ここからチームとしてもう一度ぐっと上がっていく必要性を感じていたということでしょうか。
選手自身も危機感を持っていますし、少しうまくいっていない状況で仙台戦では負けてしまったので、昇格を目指す中で2連敗は絶対にあってはいけないですし、上とは離れていて下からも追い上げられている状況なので、みんなそこは理解しています。そういった意味で今日はよい勝利になったと思います。

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DF 16山越 康平

劇的な逆転ゴールを振り返ってください。
蹴る前に(北島)祐二から蹴る場所を伝えられていたので、そこにうまく入ることができてよいボールが来たので決めることができました。

ゴール直後の率直な思いを聞かせてください。
最高でしたね。アディショナルタイムで今まで取ったことがなかったですし、こういう決勝点になるゴールを決めることができて本当に興奮しました。

すぐさまゴール裏のサポーターのところへ向かっていました。
久しぶりに興奮したというか、熱いゲームができたと感じています。

今季初めての右サイドバックでのスタートになりましたが、守備面で意識した部分を聞かせてください。
対面したのが、すごく技術のある選手で結構仕掛けてきていました。少し後手に回った印象があります。そういった部分でもう少しうまく対応できればよかったなと思います。また、先に失点してしまったので、そこは反省しなければいけないと感じています。

センターバックにポジションを移してからの相手の強力なアタッカーへの対応はいかがでしたか。
センターバックに移ってからはハイラインを保つことを指示されていたので、そこを意識しつつ、相手の攻撃はカウンターだけだったので、その対応を意識しました。

リーグ戦では今季初の逆転勝利となりました。
今まで先制されると勝ち切ることができていなかったので、ここでひとつ逆転することができました。上に上がるチームは逆転できるチームだと思うので、逆転できたことはチームにとっても大きな勝利だと捉えています。

失点はしたものの守備面に関してある程度の手応えは感じていますか。
今までやってきていることは相手も嫌がっていると思いますし、とても自信になっています。

遠い岡山の地まで駆けつけてくれたファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
今日も遠い岡山まで来ていただき、素晴らしい応援をありがとうございました。また、厳しい戦いが続くので、一戦一戦しっかりとよい準備をして連勝できるようにやっていきたいと思います。本日はありがとうございました。

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MF 20北島 祐二

決勝点につながるフリーキック獲得の場面を聞かせてください。
相手の前に入っていく駆け引きというか、ひとつ運んだあとに前に入れるのか、入れないのかという部分の駆け引きをしていますが、そこで対峙した相手に対して僕がクロスを入れるようなフェイントを少し入れた際に少し緩めてきた部分がありました。そこで前に入れたことで勝てたなと。相手は手を使わないと止められないですし、手を使ってこなければもっと深くに潜ろうとしていました。

ニアで深澤選手が潰れて山越選手が決めるというのは完全に狙い通りでしたか。
コシくん(山越)を狙ったわけではなかったですが、ニアで潰れたところに誰か入ってくるという部分で、コシくんを狙ったというよりも、あの場所に合わせたという感じでした。

チームとして点が必要な状況でどんなことを意識して試合に入りましたか。
後半になるにつれて相手の強度は絶対に落ちるので、今日は左サイドに入りましたが、自分のところで仕掛けて運んでクロスを入れて、シュートを打っていく。そこは絶対にできると思って入りました。そこを求められていましたし、クロスとシュートのところを意識していました。

相手GKの好守もあり、勝ち点1で終わってもおかしくない流れの中で、勝ちきることができました。チームにとってどんなポジティブな影響があると思いますか。
ここ最近は勝てていなかったですし、なかなか思うような結果を掴めていなかったので、今日の勝ちというのは大きいです。勝ち方や逆転勝ち、アディショナルタイムでの決着というのは本当に大きいですし、昇格するチームはこういった試合を何試合もやっていき、きつい試合を何度も乗り越えて最後に昇格すると思います。こういう逆転勝ちができたことは自信になると思います。

個人として今日のパフォーマンスに対する手応えはいかがでしたか。
途中から入ると、絶対に相手の強度は落ちているので、そこは絶対に仕掛けて剥がせますし、前を向いてターンもできます。そういったふうに自分に言い聞かせて試合に入っています。そうしたメンタル面のマネジメントも意識してやっています。あまり気負うことなく普段通りにプレーできれば、相手の強度が落ちているという部分で、自由にやれると言い聞かせながら入ることをしていました。僕にも決定的な場面があって、あそこで決められればもっとチームをラクに勝たせることもできたので、そこは練習から決められるようにやっていきたいです。

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