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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第22節 - モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ここまで来てくれたファン・サポーターと一緒に最後に喜び合うことができて本当によかったです。前節は負けに等しい引き分けにもかかわらず、試合後に励ましの声をくれたファン・サポーターと今日こういった形で喜び合えたことがなによりです。今日の試合に関しては後半戦の21試合を占うスタートの試合ですし、我々の立ち位置を考えれば負けられない試合でした。もうひとつはホームで行われた前回対戦は、我々にとっていろんな意味で最も納得がいかない試合でした。どうしても今日は勝たなければならないという意味では、内容も含めてスコアにふさわしい試合ができたと思います。願わくば、もっと2点目を早く取りたかったですし、そこは反省点になります。バトンをうまくつないで勝ちにふさわしいゲームをできたことについて、選手たちを称えたいと思います。我々は天皇杯があるので、ここから5連戦になりますが、この5連戦が今シーズンを占うものになると思います。今日の流れをしっかりと次につなげていきたいです。

前節課題に挙げたリード後の試合運びに関して今日の評価を聞かせてください。
我々はハイラインを保ち、前に圧力をかけながらチャンスを作り出すという部分ではボールもしっかりと回せましたし、シュートまで行けていたので、2点目、あるいは3点目という状況になれば、本当によかったと思いますが、反省点を挙げれば、あそこまでいけていたので、前半1点にとどまったところが反省点です。ただ、守備に関してもちょっとトップ下を使われて攻め込まれる場面があった中、途中で修正できましたし、選手の対応力の部分も試合を通じてよかったと思います。

2-0の状況で河村選手と甲田選手を同時投入した意図を聞かせてください。
前からの圧力を強めたかった部分と、左右である程度我々が自由とは言いませんが、あまりプレッシャーがかかっていない状況でプレーできる部分があったので、それをさらに強めていきたい、すぐに点を取りにいくというイメージでした。

前節の試合で課題に挙げたしたたかな戦いという部分で、選手たちへの伝え方の難しさに言及されていました。今日はその伝え方が非常にうまくいったように見えました。
自分たちがどういうサッカーをするのか、そこを共有している中、1つのミスや2つのミスでそれを否定するつもりはありませんでした。我々がどんなリスクを背負ってビルドアップに取り組むのか、そこをもう一度共有し、奪われたあとに全員がリカバリーパワーを100%発揮したのか、そういう部分では攻撃のミスや攻撃のエラーよりも、守備のリカバーのところを強調しました。何も怖れることはありませんし、我々はそういった攻撃の部分で委縮したくないので、選手はしっかりと勇気を持って取り組んでくれました。

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選手コメント

DF 3谷口 栄斗

試合を振り返ってください。
アウェイで2点を取って無失点で終われてすごくうれしく思います。

久々のクリーンシートを達成した守備について聞かせてください。
前節の群馬戦では相手のやり方をリスペクトしすぎてしまった部分がありました。今回もみんなで話し合って相手のやり方をリスペクトしながらも、自分たちでどうボールを奪いに行くのかという部分が嵌ったと思います。前線の選手たちの素晴らしいハードワークもあって無失点で終わることができたので、全員で掴んだ勝利だと思います。

守備面では声かけの部分を含めて意思統一が図られていた印象です。
今日に関してはすごくコミュニケーションを取りながらやれていましたし、プレスに行くところと行かないところのメリハリを付けていこうと話し合っていました。それが試合中にできたことがよかったと思いますし、それが今日のポイントだったと思います。

個人としてのパフォーマンスはいかがでしたか。
相手のプレスのかけ方でどこが空くのか、ビルドアップの部分もうまくやれたと思いますし、守備に関してはチームとしてどこでボールを奪うのかという部分で、今日は自分のところでボールを奪う回数が多かったと思います。そこはよい感覚があります。

ビルドアップへの貢献という部分はいかがでしたか。
前半はうまくできたと思いますが、後半はもう少しボールを持てたと、試合が終わって全員でコミュニケーションも取りましたし、改善できたと思います。今日は相手に持たせながら自分たちがよい守備をできていたので、その意味ではよかったと思います。

ピッチ内外での一体感が深まっている印象ですが?
(齋藤)コウスケくんとかは練習が終わってすぐとかに、どうやったらチームとしてうまくいくのかを話してくれます。そういったことは以前のチームにはなかったものですし、それが今チームとして共通認識を持って戦えている要因のひとつだと思います。

ご自身としては本格復帰となった中で後半戦に向けた気持ちを聞かせてください。
自分自身、意気込んで入ったシーズンでしたが、怪我をしてしまいあまりチームに貢献できていない状況でした。今日から後半戦ですが、自分自身チームに貢献したい気持ちは強いので、今日の試合のようにビルドアップやインターセプトといった部分で無失点の試合を多くし、しっかりと勝ち点を取ってよい後半戦にしていきたいです。

ファン・サポーターに向けてのメッセージをお願いします。
遠い山形まで応援ありがとうございました。チームとしてアウェイ6連勝になりましたが、次の試合がより大事になっていくと思うので、熱い応援をよろしくお願いします。

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MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
前回対戦ではなかなかうまくボールを奪うことができず、悔しい思いをしました。今回は守備に重点を置いて、どうやって山形からボールを奪って攻撃につなげるのか、そこを練習からやっていたので、それがうまく出た試合だったと思います。

前半は前線からの守備が非常に機能しました。どういったところを意識していましたか。
トップ下のところを誰が掴むのかというところ、あとはどこでスイッチを入れるのかというところが一番重要でした。相手のトップ下に対してはなるべく僕が付きたかったですが、最終ラインまで入られてからスペースでやられてしまうと、うまく掴めないです。動きが見えない上に真ん中のコースも消さないといけないので、難しいところはありましたが、なるべく自分が出るという形でした。

3枚回しと4枚回しを使い分けた相手のビルドアップへの対応はいかがでしたか。
若干、やり方を変えてきたので、最初は少し掴みづらい感じもありましたが、それでも中でうまく修正できました。あまりピンチになりそうなところにボールを入れられなかったと思います。

ビルドアップの部分ではミスはありながらも、冷静に効果的に前進させるシーンも多かった印象です。
勝っている状況ですべてセーフティにプレーしてしまうと、逆に厳しい試合になってしまいます。なるべく自分たちのボールにできるときはやっていかないと難しいので、前の試合ではそういうミスから点を取られた部分はありましたが、そこを怖がらずにやっていくという部分をチームで確認できていたので、この試合ではやれたと思います。

3点目こそ取れなかったものの危なげないゲームクローズになりました。
時間帯によって後ろの選手が主導権を握って、どうやって試合を終わらせていくのか。つないでいくのか、前にセーフティにやるのか。そこは交代カードを見ながらという感じでした。今日に関しては佐川や(河村)慶人が入ってきて、そういう締め方を求められていると伝わってきました。うまくクローズできたと思います。

を言えば前半のうちに追加点がほしかったという感覚でしょうか。
相手がなかなかうまくビルドアップできていなかったですし、その流れで点を決めたいという気持ちはありました。ただ、決められないからといって焦れることなく、しっかりと守備も集中してやり切れたことが勝ちにつながったと思います。

ホーム5連勝中の山形に対してアウェイ6連勝を達成しました。今季のアウェイの強さの要因はどの辺りにありますか。
特にホームと何が違うという意識はありませんが、今日に限っては1週間使って選手同士でも映像を見ながらいろんなところを突き詰めていましたし、そういうのを毎週できれば、必ずホームでもしっかりと勝てると思います。

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MF 8齋藤 功佑

試合を振り返ってください。
攻撃においても守備においてもチームとして共通認識のもとで戦うことができて、それが結果につながったと思います。

公式戦6試合ぶりの先制点がチームに勢いを与えました。
今日は入りもすごく集中できていてアグレッシブにゴールを狙うことができていました。本当によい時間に取ることができました。ただ、その後にもっとチャンスがあったので、そこで決められれば、もっとラクに試合を進められました。

ゴールシーンは狙い通りの形でしたか。
(山田)剛綺が右足で中にカットインしたタイミングで裏へ抜けるというのは自分の中でイメージしていました。ただ、剛綺が自分のイメージ通りの最高のパスを上げてくれたので、触るだけでした。あの場面では余裕がありましたが、自分は枠に入れることだけを意識していました。あまりいいコースではなかったですが、ゴールが決まってよかったです。

アシストシーンを振り返ってください。
試合を通して守備もコミュニケーションを取りながらやれていて、うまく嵌められる場面も多かったです。(北島)祐二がすごく頑張ってくれて、ショートカウンターで剛綺もしっかりと決め切ってくれました。時間帯もよかったですし、チームとして大きかったです。

前回対戦ではボールを握られる厳しい展開でしたが、今日は試合を通して守備が機能しました。
選手、監督、スタッフを含めてあまり嵌っていなかったということをしっかりと受け止めてコミュニケーションを取りながらやった結果が、今日の勝利という結果につながりました。そこはチームとしての自信、成長を実感できるものでした。

3枚回しと4枚回しを使い分けた相手のビルドアップへの対応はいかがでしたか。
構えつつ全体でスイッチを入れて限定しながらボールを取りに行くという部分で、うまくメリハリを付けられたと思います。

交代前には足を攣っていたように見えましたが?
だいぶピクついている感じがあって、最後の(森田)晃樹からのスルーパスに反応できなかったので、ウチにはベンチにも素晴らしい選手がいるので、スタッフに伝えての交代という形でした。

2試合連続ゴールを挙げた後輩の山田選手について聞かせてください。
自分で考えている部分ややれることも多いと思います。本当によい選手だと思いますし、万能にできるというか、最近は台頭を感じています。みんなの信頼も高まっているので、これからも自分のよさを出していってほしいと思います。

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MF 18バスケス バイロン

試合を振り返ってください。
前半は守備からしっかりと入ることができて、相手のミスを誘って先制点を取れました。前半は多くのチャンスがありましたし、先制点の後の2点目を奪うという部分では前半のうちに取らなければいかなかったと思います。そこは反省点だと考えています。

前半は立ち上がりからご自身にも多くのチャンスがありました。
最初の決定機の場面は少し相手の足先に当っていました。(齋藤)コウスケさんから最高のボールが来て押し込むだけでしたが、ちょっと相手に当ってしまって軌道が変わってしまいました。ただ、あそこに入っていけていることがポジティブな部分でもありますし、ああやって入り続けていれば、得点にも近づきます。自分の得点も大事ですが、やっぱり一番はチームが勝つことです。後半戦初戦のアウェイゲームで勝てたことはよかったと思います。

守備に関してチームとしての意思統一、一体感が素晴らしかったと思います。
練習からシミュレーションして、山形は可変でやってくることもわかっていました。この前の群馬戦ではあまりうまくいかなかった部分がありましたが、そこもみんなで話していましたし、練習から守備から入ったことで、うまく相手を嵌められました。それがよい攻撃につながったと思います。これから残り20試合を戦っていくうえで、全部ハイプレスに行きたい気持ちはありますが、しっかりと引いてブロックを構えるなど、その辺りのメリハリが重要になりますし、みんなで共有できれば、より強固な守備になっていくと思います。

試合のクローズの仕方も安定していました。
途中から入ってくる選手も割り切ってパワーを出してくれましたし、今日は5人の交代枠を使い切りましたが、誰が出てもいいように普段からやっている成果が出たと思います。

好調の山形相手にアウェイ6連勝を達成し、勢いに乗れる後半戦初戦となりました。
前回対戦では負けましたし、今回の試合は僕たちにとってリベンジの気持ちが強かったです。まずは勝ててよかったです。これをベースにして、これからもっと上位の強いチームと対戦するうえでは、僕らはもっとチームとして成長していく必要があります。まずはこれをベースにして、もっと攻撃の質を上げて守備でも隙のないチームにしていけば、目の前の試合をしっかりと勝っていけると思います。

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FW 27山田 剛綺

ゴールシーンを振りかえってください。
コウスケくん(齋藤)にパスを出して状況を見たときに前にスペースがあったので、コウスケくんであれば、ボールが出てくるという感覚を練習の段階から感じていました。それを信じて走っていきました。実際にいいボールが来て、いいタッチができて、あとは落ち着いて決めるだけでした。あまり覚えていないですが、決められる自信はあったので、あとは振り抜くだけでした。

先制点のアシストを振り返ってください。
斜めのランニングでニアゾーンを取っていくことはチームのコンセプトにありますし、そこでボールをもらって中を確認したときに、最初はファーに(バスケス)バイロンがいるのが見えていました。バイロンのところに上げようと考えていたときに、コウスケくんが入ってきてくれたので、そこにいいボールが上がったという感じでした。

前半は前からのプレスが効果的に機能しました。
守備のところはいつもよりか構えて相手を見ながらという形が長かったです。そこは何度剥がされたとしても、全員で焦らずにというかイライラせずに何回でも戻ってくれば、前向きな守備ができるので、そこはみんなで言い合って試合に入りました。その通りにやれましたし、嵌めるところで嵌められればよい奪い方ができて、ショートカウンターから今回は得点も奪えたので、そこはよかったと思います。

個人としては攻守両面で球際の局面での奮闘が光りました。
少しファウルをしてしまう場面もありましたが、そこは準備のところで一歩、二歩が足りない部分もあったので、もっと球際で勝って全員を前向きに押し上げるような攻撃の起点になりたいと考えています。その部分ではまだまだ満足できていないですが、よかったシーンもあったので、映像を見返しながらよかったシーン、課題の部分は確認していきたいです。

前半にはパワフルなシュートでゴールに迫る場面もありました。
カズヤくん(宮原)が潰れてくれて、相手もファウルだと思って一瞬動きが止まっていました。そこで自分はゴールを奪うことだけを考えていましたし、シュートの感覚やコースを含めて自分の中ではよい感覚でしたが、キーパーがすごくよい位置に立っていて、相手を称えたいです(笑)。

久々の先発出場となった齋藤選手は攻守に存在感を放ちましたが、一緒にプレーしていていかがでしたか。
コウスケくんは本当にサッカーIQが高くて、相手がどういう状況かを見極めるのがすごく優れた選手です。自分を含めて守備のやり方などは全員で共有して、練習からしっかりと間を締めながら、僕がファーストディフェンスに行ったり、サイドが先に行ったりと、そういった細かい部分はコウスケくんの発信でやってくれるので、今日もやりやすかったです。

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