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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第24節 - 東京ヴェルディ vs V・ファーレン長崎

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
平日にもかかわらず駆けつけてくれたファン・サポーターに悔しい思いをさせてしまい、残念な気持ちです。サポーターの最後に鼓舞する声を聞いて、このホームで勝てない悔しさが倍増しましたが、彼らとともに勝ち点を積み上げていきたいと思います。 試合については自分たちの予想した展開になりました。ボールを動かしてアクチュアルタイムを長くしたい我々と、そうしたくない相手チームの構図は事前に予測していましたし、時間を分断されないようにボールを外に出さないようにしながら崩していきたいというふうに思っていました。あの一発でさらに相手が時間を分断してきたので、自分たちで首を絞めてしまったと思います。 ただ、2点目が一番大きかったです。 あのイージーな我々にとっては与えてはいけない2失点目が重くのしかかったと思います。1-0で推移していれば相手が退場になろうが、そうでなかろうが、我々は押し込む自信がありましたし、もう少し落ち着きをもってやれたと思います。さらに、相手を引かせて時間を分断させる状況を作ってしまったのは自分たちの問題なので、そこは真摯に反省したいと思います。チャンスは作っていましたし、2点目を取れる場面もありましたが、自分たちというか、僕が最後の5分間に谷口栄斗を上げてロングフィードさせるという部分で、サイドからやらせたかったところをうまく伝えられず、選手たちは最後の5分は全部縦から入れてしまっていました。あれを98分までやれれば、ひょっとしたら同点に追いつくこともできたかもしれないと考えると、自分のベンチワークのミスだなと思います。

中2日という過密日程の中で入れ替えた綱島選手、河村選手を前半だけで交代する展開となりました。その部分は誤算だったと感じられていますか。
ゲーム慣れしていて我々のテンポに慣れてきているメンバーから違うメンバーが入ると、どうしてもそこでテンポが変わってしまうという部分では、彼らにとって難しい状況だったと思います。ここ何試合か我々にとって非常にテンポがいいゲームができていたので、そこに入っていこうとしていた彼らは、少し自分らしさを出し切れなかった、ここも僕の問題です。

1失点目は少しミスの流れからでしたが、あの場面についての評価を聞かせてください。
我々はゴールキーパーからつないでいく形を自分たちのサッカーとしているので、もちろんあそこを狙われて奪われたという部分では、我々の質を上げていくべきです。ただ、我々はこういうサッカーをする覚悟を持ってやっているので、我々のリカバリー・パワーをあそこで最大限発揮できたのか、はたしてボールを奪われた後の対応はどうだったのか。そういう部分にフォーカスしたいですが、あそこでつなごうとしたことに関しては全く問題ないです。

Jリーグデビューでゴールを挙げた新井選手の評価を聞かせてください。
このチームに合流して4、5日ですが、彼を強化指定したことに我々は確信を持っていました。何ができるのかという部分で確信を持っていて強化指定にしましたし、必ずや力になってくれるであろうと思っていました。もちろん、相手が1人退場になっていたという部分はありながらも、彼のドリブルとキックというのはひとつ証明できたのかなと思います。若い選手の可能性をもっと引き出していきたいと思っています。

次節は新国立競技場で首位の町田とのダービーとなりますが?
自分たちはチャレンジしていくのみなので、我々のサッカーを貫くということが大事だと思います。先ほどと重なりますが、我々のサッカーをしながら奪われるという部分に関しては、リカバリー・パワーがこのリーグで1位、国内で1位にならなければ、我々がやろうとしているサッカーはリスクでしかないです。おそらく深い位置で奪われたら、相手の2トップは非常にクオリティが高いですし、今日のような形になると思うので、そこは覚悟を持ってやり抜くことが大事。あとはリカバリー・パワーを全員で判断含めてベストなものにしていかないと、むしろこのサッカーはリスクになってしまいます。もう一度振り返って全員で何を求めていくのかという部分をやっていきたいです。我々は何も諦めていないですし、何も失っていないので、ここからチャレンジして上のチームに食らいついていく姿勢を見せたいです。

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選手コメント

DF 6宮原 和也

試合を振り返ってください。
先に失点しましたが、ゲームの入り自体は悪くなかったと思いますし、ピンチらしいピンチもなかったと思います。ただ、ああいう一発でやられてしまってゲームが難しくなってしまう展開でした。そこで相手が退場して自分たちが有利になった中で、またああいう形での失点をしてしまったのが、このゲームの敗因だったと思います。勝ち点1だけでも取ることは絶対にできたと思いますし、そこはチームとしてもっと成長していかないとダメです。

同点、逆転まで持っていく上での改善点を聞かせてください。
ああやって固められてしまうと難しい部分はあります。チャンスもありましたが、そこらへんでどう崩していくのかがチームとしての課題だと思います。もっと攻撃に怖さを出していかないといけないのかなと思っています。

今日は河村選手と甲田選手と縦関係を形成する形でしたが?
どちらも縦に行けるタイプなので、できるだけそのスペースを潰さないようにというか、できるだけ後ろでサポートできるようにと考えながらやっていました。

1点返した後の最終盤の攻撃がやや尻すぼみとなりました。
相手が一人少ない状況だったので、もっとサイドから最後の最後まで徹底したほうがチャンスを作れたのかなという反省があります。

次節は首位の町田とのダービーとなります。
今日はこういう大事な試合を落としてしまったのはありますが、中3日で首位との大事な試合になるので、食らいついていくうえでは絶対に落とせない試合だと思いますし、しっかりと勝ち点3を取れるようによい準備をしたいです。

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MF 20北島 祐二

試合を振り返ってください。
相手の武器は今日自分たちが失点したような形であることはわかっていたので、ああいう一本のパスからのチャンスをどうやって防ぐのか。そこは失い方も含めてですが、もっとうまく、失うポイントを高くするだとか、より相手のゴールの近くで失う場合は相手の攻撃の手数が増えることにもつながりますし、そのぶん自分たちも戻る時間が作れます。つなぐ意思はこれからも捨ててはいけないですし、それをやめては成長はないと思うので、それに取り組みながらビルドアップのミスがないようにクオリティを上げていくことが、これからこういったチームに対して失点しないための戦い方になると思うので、そういう部分のクオリティを上げていきたいです。

前半はボランチ脇でボールを引き出しながら起点になれそうなシーンはいくつかあったと思います。
あそこで受けてからの選択肢はいろいろとあって、サイドバックに高い位置を取らせて預けてから自分がもう一度ニアゾーンを取りにいくとか、フォワードに一度当ててのフリックなどアイデアはあります。そこをもっと共有してお互いのイメージをより共有できれば、今日ももっとゴールに迫れたのかなと思います。最近の試合ではあまり自分たちがボールを持つ機会がなく、今日は前半から久しぶりに長くボールを持つ展開でしたが、そういうイメージのすり合わせを練習からもっとやっていきたいです。

中2日の厳しいコンディションもあって攻撃時の動きの量やゴール前に入っていく迫力が足りなかった印象です。
うまく運べるぶん、1本縦パスが入るときの予測や一歩の出だしを前にするという部分が今日はなかなかなかった感じがしました。それは疲労なのか、頭の準備の問題なのか、心の準備の問題かはわかりませんが、映像を振り返りながらみんなで意見を出し合っていきたいです。

個人としては先発出場が続いてコンディションや感覚の部分が上がってきた印象です。
落ち着いてやれる時間が増えましたし、あとはよりゴール前でクオリティを発揮できるようなメンタル、準備をこれから先も続けて、よりゴール前で怖い選手になっていきたいです。

次節は首位の町田とのダービーとなります。
直接対決なので一番手っ取り早く差が縮まる試合でもあるので、絶対に勝ってこのまま独走状態にはさせたくないですし、より相手にプレッシャーを与えるためにも大きな舞台でやれることは決まっていますし、そこに向けて準備して100%の状態で挑めるように頑張りたいです。

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MF 40新井 悠太

Jリーグデビュー戦を振り返ってください。
前半は自分たちとしては嫌な時間帯に失点してしまいました。後半から新しく入った選手が活発にしてくれた分、相手を不利な状況に追い込むことができました。そこから自分が出場することによってやりやすい、プレーしやすい状況にはなりました。1点取ることができたのはよかった部分だと思いますが、その分チャレンジの回数とともにミスをするシーンが増えてしまったので、もっともっと自分を追求していきたいです。

投入時はどんな指示がありましたか。
サイドに張って仕掛けてクロスを上げるという部分と、練習から言われている攻守の切り替えの部分をもっと速くしないといけないところがあったので、そういった指示を受けていました。

Jリーグ初ゴールのシーンを振り返ってください。
まず自分が仕掛けたときには大体サイドハーフとサイドバックの2枚に付かれていて、個人的にはずっと縦を狙っていましたが、そういった場面で何度か相手の2枚目に突っかかってしまうシーンが多かったです。それならば中で勝負して振り抜いてみたら、うまく入った感じでした。シュート自体はそこまで狙ったわけではなく、今日であればスペースが多くあったので、振っていこうという意識が伝わったシュートだったと思います。コースは見えていなくてピッチ状況的には濡れていたので滑る感覚もありましたし、上にフカしてしまうよりも下でスピードの速いシュートを打てば、何かが起こるのではないかと思って打ちました。

デビュー戦での初ゴールという結果はいかがですか。
素直にうれしい気持ちはありますが、今日試合が終わってファン・サポーターのみなさんの前に立ってみると、試合に負けてしまったにもかかわらず、大きな声援をしてくれる姿があったので、そういった姿をみると、素直に喜ぶことはできなかったです。

右サイドの甲田選手のクロスに飛び込んでいく決定機もありました。
自分としてはあそこも決め切れるシーンだったと思うので、そういった部分を含めてもっと自分が勝利に貢献できるシーンがありましたし、そこでやり切らないといけないなと思っています。

デビュー戦という状況にもかかわらず、積極的に足を振っていくなど責任感を感じさせるプレーが目立っていました。
責任感はもちろんありますが、そういったプレッシャーというよりも自分的にはプレッシャーを感じて何もできなくなるよりか、何も考えずに自分のプレーに集中した結果が今日のプレーでした。

今日は結果を含めて積極的にボールを受けてチームからの信頼も得られたと思いますが?
今週の練習の中では右サイドハーフでのプレーとかもあったので、自分のよさを出せたかといえば、それは50%ぐらいでした。ただ、今日の試合をきっかけに少し変わったと思いますが、まだまだ改善していきたいです。

今日の試合での手応えはいかがでしたか。
自分の中ではヴェルディに来てから技術の面ではできないことはないのかなという自信はありましたし、そういった技術面は相手が10人だったということもあり、積極的にみんなにわかってもらえるようなプレーができればと思ってやりました。

ミドルシュートは以前からレパートリーにありますか。
あまり得意ではないです。得点に絡めるようになったのは大学3年を機に得点を取れるようになっていて、シュートの意識は変わってきていると思います。

試合におけるヴェルディというチームのイメージはどう感じましたか。
ヴェルディに関しては、練習で本当に強度が試合さながらの強さでやっていますし、コンセプトとして攻守の切り替えや守備の部分はしっかりと求められています。コーチ、監督を含めてみんなからしっかりとした意思を感じるので、逆に練習のきつさによって試合が少しラクに感じる部分はあります。そこがヴェルディのよいところかなと思います。

今後に向けた意気込みを聞かせてください。
東京ヴェルディに来たからには自分のゴールという形ではなくても、ヴェルディの勝利に貢献できるように、そして、ファン・サポーターのみなさんと喜び合えるように頑張っていきたいです。

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