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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第28節 - 東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
勝てなくて本当に残念です。ホームでなかなか勝てていないので、サポーターのああいうブーイングというのも理解できますし、悔しい思いをさせてしまっていると思います。ゲームの内容的には公式記録を見たときにシュートが9本でした。我々の感覚的には少ないですが、そこまではいけているので、もっとシュートの本数を増やしたいというところがまずひとつです。それとコーナーキックが2本しかないというのは大きな問題だと思います。そこまで深いところまで行けていないということですから。我々が目指すところのエリアを突き詰められたのか。前半の右サイドはある程度深いところを取れていたと思いますが、試合トータルで見たときには自分たちが目指しているスペース。あるいは仕掛けたときにも受ける場所が低かったのと、もうひとつは切り返すタイミングが早いというか、縦に行ききらないで、相手にとって嫌なサイドの崩しではないシーンが多かった印象がありました。そこが個人的にも気になってコーナーキックの本数を見たときに、やはり2本という数字でした。これは大きな問題だったと思いますし、改善していきたいです。チームは怪我人や体調不良などのアクシデントはどのチームにも出てくると思いますが、後から出てきた選手が攻守にゲームチェンジャーになる。そういうチームこそがこの夏場に勝ち点3を取れるチームだと思うので、その課題についても向き合いたいと思います。

前半は相手陣内でプレーする時間が長かったですが、攻撃面はあの形を継続するプランでしたか。
コーナーキックの数がすべてで、縦に出ていく勢い、それは中でも外でもどちらでもいいのですが、我々が目指すところの縦への勢いを今日はちょっと見せられていなかったと思います。セットプレーが我々にとってキッカーの質を含めて武器になると思っているので、あの内容でそれが2本だったということが象徴的だったと思います。

後半序盤のタイミングで森田選手と平選手を下げて山越選手と綱島選手を投入した狙いを聞かせてください。
森田晃樹は出られるか出られないか、ギリギリでした。メンバー提出の直前に決めた状況です。前半までもってくれればいいなという思いでいましたが、なんとか後半もやれそうだったので、推移を見ていました。普段に比べて、特に守備のところはきつそうに見えていました。あれでもかなり交代を延ばした印象です。平に関しては少しラインが深くなっていたので、そこにラインの上げ下げをしっかりとやってもらうために、最終ラインの選手を入れ替えました。もうひとつは綱島を3列目から出ていかせる、彼はハンティングもできるし、前に出ていける状況を作りたかったです。入ったばかりのところで、綱島は何度かハンティングして3列目から出ていける感じはありましたが、林のアクシデントがあったので、後ろに下げざるを得なかったところは、少し計算外で、そこは残念なところでした。

試合後のサポーターのブーイングとチームを鼓舞する声援という反応について聞かせてください。
我々が立っているステージ、目指しているステージを考えれば、期待を抱き始めてくれているサポーターのことを考えれば、今日のブーイングはしょうがないかなと思います。もちろん、クオリティのところは自分が責任を持つ立場ですし、そこを上げていかなければならないです。それを見せきれなかったことは自分の問題と捉えています。ただ最後決定的なシーンを作られて、それが走り負けたということであれば、我々はこのステージで戦う資格はないです。これは強く強く反省しなければならないと思います。

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選手コメント

MF 25稲見 哲行

試合を振り返ってください。
悔しいという気持ちが一番です。最後は押し込んでチャンスもありましたし、もっとシュートチャンスを増やせた部分もあります。自分も前半はシュートを打ちましたが、後半は打てませんでした。結果がすべてですし、素直に悔しいです。

攻撃面では点を奪うために積極性を欠いた部分もありましたか。
メンバーが変わっても立ち位置やポジショニングのところを、もっと全員が理解してやっていく必要があったと反省しています。相手のフォーメーションをもっと見ながらポジショニングしたり、右サイドが少し孤立気味だったので、自分と後半は西谷とボランチを組んでいましたが、フォワードが2トップ気味になるのであれば、自分もアンカーではなく1列前に出て右のサポートに出たほうがよかったのかなという反省があります。逆にフォワードをひとつ落として2シャドー気味にするとか、そういった修正を試合中にやれればよかったのかなと思います。試合に出ている選手が声をかけ合っていく必要がありますし、自分はここ最近試合に出させてもらっているので、より客観的にみられる状況になってきています。そこは責任をもってやっていきたいです。

前半相手を押し込んで走らせるところまではいったと思います。一方で、後半は相手同様に消耗戦となりました。
相手が疲れているのであれば、もっと仕掛けて縦パスや背後のランニングに対してパスを出してセンターバックをつり出すなど、相手をもっと疲弊させるプレーが必要だったと思います。そういった意味ではある程度イーブンな状況での勝負をもっと仕掛けてもよかったのかなと思います。もっとチャレンジの縦パスや背後に抜けた味方へのスルーパスなどを出せればよかったのかなと思います。

今日の勝ち点1という結果をどう捉えていますか。
上位争いにおいて勝ち点1という結果はほぼ負けに等しいと思いますし、ホームで勝てていない状況についてファン・サポーターに申し訳ない気持ちでいっぱいです。次の試合もホームであるので、次は絶対に勝ちたいと思います。

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FW 27山田 剛綺

試合を振り返ってください。
ゴールに向かうシーンは結構ありましたが、最後の質はまだまだという評価をしています。

前半に裏への抜け出しから決定機がありました。
キーパーがもう少し前に出てくるかと思いましたが、あまり出てこなくて、個人的にはボールがもう少し下に落ちてきたタイミングで打ちたかったですが、キーパーが出てくるのが目に入って焦った部分もあり、シュート自体もキーパーの手に当たってしまい、入らなかったです。ああいうところの質にもこだわってやっていきたいです。

試合を通して背後を狙う意識は目立っていました。
自分は背後に動くのが得意な選手だという自己分析があり、ボールが出てこなかったとしても相手のディフェンスラインを下げる役割もあるので、そこは出てこないからやめるのではなく、このチームは真ん中で持つのがうまい選手が多いぶん、自分が背後に動くことで真ん中も空いてきますし、今後もやり続ける必要がある自分の課題だと思います。

前半の守備のアプローチ自体は悪くなかったと思いますが?
水戸は中央にうまい選手がいたので、そこを消しつつセンターバックを嵌めてサイドバックに出させて、サイドバックのところから蹴らせるという守備はできていたと思います。ただ、後半は自分たちも疲労の影響で少し噛み合わない部分もあって相手に真ん中で受けられるシーンも増えました。そこで中をもっと締めていくことを徹底していく必要がありました。

後半序盤は右を中心にポケットを取って決定機になりかける場面もありました。
あそこで染野が下に入ってくれていたので、そこに落とす選択もありましたが、自分がよいトラップができた場面でもあったので、振り切る選択肢を選びました。ゴール前でより冷静に判断できるようになりたいです。

新加入の攻撃の選手たちとも連係が深まってきた感じでしょうか。
試合をすることによって分かることは多くあります。もちろん練習からコミュニケーションを取っていますが、試合でこそ分かることもあるので、より理解し合える状況になっています。

相手のセンターバックとの競り合いでは十分にチャンスを作れそうな印象がありました。
松田佳大は高校のときからの同期で京都橘のときから一緒にやっていました。同期だったので絶対に負けたくなかったですし、相手の得意なことは分かっていましたし、逆に弱点を突いてやろうと思ってプレーしました。

今日の水戸の守備を攻略する上での改善点はどの辺りにありましたか。
攻撃のバリエーションのところは自分を含めてもっと増やしていく必要があります。自分が出ている試合でチームが点を取れないと、出場機会も減ってしまうと思うので、もっともっと周りと声をかけ合いながらやっていきたいです。ポジション争いを楽しみつつやっていきたいです。

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MF 34西谷 亮

試合を振り返ってください。
0-0の状況で入ったので、攻撃の部分では得点に関わるプレーを意識して入りました。ただ、最後のクロス1本しかなかったので、ああいうシーンをもっと増やしたかったです。チームとして城福さんはフォワードの選手に対して、必ずニアに入っていくことを求めていますし、ニアのキーパーとの間にボールを流し込めば、絶対に味方が入ってきてくれるという信頼があります。それを信じて蹴り込みました。

攻守両面で積極的にプレーに関与する意識は強く感じられました。
途中出場は難しい部分もありますが、攻守に自分が引っ張っていくという気持ちをもって試合に入りました。0-0という状況、さらにホームでなかなか勝てていないという状況において自分がどうにかするという気持ちをもって臨みました。

経験豊富な選手がチームを離れた中、よりチームを背負っていくという意識が強まったと思いますが?
コウケンくんやリュウジくんには本当にお世話になりましたし、2人のような選手がいたからこそ自分はベンチ外の練習でもしっかりとやり続けることができました。そのおかげでこういうチャンスも得られたので感謝したいです。別の場所でも2人はすぐに結果を残したりして、自分を鼓舞してくれています。

久々のリーグ戦でのプレーになりました。あらためて感じた改善点を聞かせてください。
やっぱり守備の部分ではもっといかないとダメです。攻撃ではもっとボールに絡んで決定的なパスや点に絡んでいく必要があると感じています。それでも、こうやって少し長い時間プレーすることは自分自身の新たな成長につながると思いますし、そういう意味ではよい経験になったと感じています。

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FW 39染野 唯月

試合を振り返ってください。
後ろが無失点で抑えてくれたという部分で、自分たち前線の選手が決めなければいけなかったと思います。最後のところで自分が決められれば勝てた試合だったと思うので、そこは申し訳ないです。次にチャンスが来たときは絶対に決めたいと思います。

最後の決定機は西谷選手からのクロスにゴール前で合わせる形でした。相手の寄せが気になった部分もありましたか。
気になったというよりは、もう少し自分のシュートのフィーリングのところでかぶせて浮かないように打てればよかったのかなと思います。

中原選手のプレースキックから決定機もありました。
本当によいボールが来ていたので、自分のところでの入り方やスピードのところの質を上げられれば、もっとよい形になったのかなと思います。

前半の攻撃の感触はいかがでしたか。
自分たちのやりたいことは明確になっていますし、相手チームによってやれるサッカーは少しずつ変わってきますが、その中でもチャンスは作れていたと思います。そういった意味であとは決め切るだけです。

試合後の監督会見ではシュート数やサイドの崩し方に問題があったという話がありました。
試合の中で相手チームの守備が中央に固まってくるというのは、前半の攻撃を通じて理解していましたし、中央の堅さは感じていました。もっとサイドから攻撃していければ、中央も空いてくるという感触はありました。ただ、相手の守備も集中していましたし、自分たちとしてはもっとシュートへの意識を強く持って打っていければよかったのかなと思います。

今日は山田選手と前線でコンビを組みましたが、連係面で意識したところを聞かせてください。
自分が組む味方によって自分のプレースタイルというか、中盤に落ちたりなど微調整することを意識していました。ただ、今日は少しうまくいかない部分が多かったので、改善できればと考えています。

J1のチームから結果にこだわって加入した中、こういった拮抗した試合でやはり結果を残したいという思いが強いと思います。
本当にその通りだと思います。チームを助ける点というところは自分の中で一番意識しています。チームを勝たせる点を目指して試合をしていますし、そこを今後も意識してやっていきたいです。

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FW 42白井 亮丞

J2デビュー戦を振り返ってください。
監督に言われた通りに守備では前から追っていき、雰囲気をよくしていくこと。攻撃ではミスを恐れずに積極的にチャレンジしろと言われていました。ミスが多かったですが、これから練習を通じて改善していきたいです。

守備ではご自身のボール奪取からカウンターにつなげる場面もありました。
守備で前からいくことで、チームが疲れている状況をサポートできると思ってプレーしました。そこはよかったと思います。

先日の天皇杯の東京ダービーはより痺れる試合でしたが、J2の舞台でのプレーはいかがでしたか。
フィジカルの部分が自分はまだ足りないです。背は大きいですが、身体の強さといった部分は足りないと感じています。そこはJ1もJ2も同じように感じましたし、これから鍛えて強くしていきたいです。逆に、今は技術なりで埋めていく必要があると感じました。

ゴール前に入っていくタイミングや感覚はまずまずだった印象です。
味方に預けて点を取れるようにゴール前に入っていくことを意識していました。そこを何回かは出せたと思います。クロスが通りそうな場面は1回だけでしたが、それでも入っていけてよかったです。

ここ最近に入ってトップチームの練習に絡む頻度が上がり、連係面も向上している感覚でしょうか。
最初に比べて周りの選手ともだいぶ話せるようになりました。

周囲には技術の高い選手が多く刺激を受ける部分も大きいですか。
毎回の練習を通じて、もっと技術を磨いていく必要があると実感しています。

前節の仙台戦はベンチ入りも出番なしに終わりました。今日の試合に懸ける思いはより強くなりましたか。
前回の試合は出られなくて悔しかったですが、今日は監督に言われたことを守りつつ、自分が絶対に点を取りたいという気持ちで試合に臨みました。天皇杯のように結果を残してより成長したいと思っていましたが、結果を残せなくて悔しいです。

あらためてファン・サポーターにどういったプレーでアピールしていきたいですか。
点を取ることが自分の仕事だと思っています。チームで求められていることをしっかりとこなしつつ、なおかつ点を取れるフォワードになりたいと思っています。

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