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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第30節 - ブラウブリッツ秋田 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
本当にここまで来てくれたヴェルディのファン・サポーターに感謝したいです。彼らの声は本当によく聞こえていましたし、前節は悔しい思いをさせてしまったので、一緒に喜び合いたかったです。今日はよい形で終われたと思います。ゲームに関しては秋田さんのよいところを少し出させてしまった場面があったと反省しています。彼らの前に出ていく徹底さ、セットプレーに懸ける想いを自分たちがもろに受けてしまったシーンがいくつかありました。そこをゼロで凌ぐことができた部分が勝ち点3につながったと思います。特に、後半の入り5分で少し押されて以降は、ようやく自分たちでボールを持てるようになりました。そこまでに失点しなかったこと。自分たちの時間が長くなったことによってラインを高く保てるようになったこと。最後は交代選手がさらにギアをアップする守備をしてくれたこと。フィフティフィフティのボールをマイボールにしてくれたこと。これらが大きかったと思います。このようにバトンをつないで全員で戦っていくのがこのチームです。本当に難しい試合でしたが、ここで勝ち点3を取れたことは今後につながっていくと思います。

前半の出来を受けてハーフタイムでのメンバー交代に踏み切る選択肢もあったと思いますが、今日の交代のタイミングや狙いを聞かせてください。
秋田さんの圧力が非常に強かったことは間違いないです。後ろのビルドアップのどこのポジションに相手の中盤を食いつかせるかというところを準備して入ったものの、それが前半はうまくいかなかったです。そこをしっかりと確認して、必ず自分たちがボールを持てるという考えがあり、その継続性を重視しました。

佐川選手が土壇場で決めたゴールについて聞かせてください。
実際に中盤のセカンドボールを北島がスライディングでボールを奪ったり、佐川が前でラフなボールに対してしっかりと身体を入れたり、そういうところからスタートして山田剛綺の決定的なシーンもありました。あとから入ってきた選手がハードワークしてくれたことによって圧力をかけ直せた。その部分が大きかったと思います。それによってのフリーキックだと思いますし、あそこでさらに圧力の部分でギアアップできるというこのチームらしさが出た、そういう最後のフリーキックだったと思います。

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選手コメント

MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
相手が徹底したサッカーをやってくるので、結構危ないシーンもありました。難しい試合だったと思います。ただ、交代で入った選手がしっかりと自分の仕事をして、点を決めて勝ったというのは、本当に大きかったと思います。

後半のカウンター対応の素晴らしい守備でチームのスイッチが切り替わったようにも見えました。
今日の相手に関してはそういう球際のところも強いですし、そういうところで戦ってくるチームであることは分かっていました。自分も負けてはいけないと思い、その場面ではうまくディフェンスができたと思います。点につながったシーンもそうですが、最後にスライディングでボールを奪ったり、ヘディングの競り合いに勝ったり、前線で身体を張って戦ったということが点につながっています。相手にそういう部分で負けないことが大事だったと思います。

後半終盤に染野選手からの左クロスに飛び込んでいく場面もありました。
あまりああいうプレーをする機会はないですが、このチームでサイドや前線に入る選手はクロスに対してしっかりと入っていくことが、チームの誰が出たとしても要求される部分です。僕も例外ではなく、そういうところではしっかりとやっていく必要があります。

後半序盤にゴール前の加藤蓮選手に鋭いグラウンダーのパスを差し込んで決定機を演出する場面もありました。
秋田はヘディングや競り合いにストロングを持っているチームなので、なかなか簡単にクロスからゴールを決めるのは難しいですし、ああいうシーンが前半からほしかったです。もっと自分たちのやり方次第で押し込めたと思いますし、押し込めればもっとそういうチャンスも作れたと考えています。

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DF 15千田 海人

試合を振り返ってください。
あまり前半はペースを作れなくて、個人的にもミスがありました。難しい試合展開でしたが、そういった中でもしっかりと前半をゼロで終えることができ、後半もゼロで試合を進められたことが大きかったと思います。本当に最後は(北島)祐二がいいボールを上げて佐川が決めてくれたので、よかったです。

後半はファウルになったものの、身体を張った素晴らしい守備でピンチを防ぐシーンも多かったと思います。
自分的には攻撃の部分で満足いっていなかったので、しっかりと守備のところはやっていこうと考えていました。少しアフターになってしまったシーンもありましたが。

今日の試合に関してセンターバックとしてどういったプランで進めていましたか。
前半でうまくペースを握りたかったんですが、なかなか最初は秋田のロングボールなどによって自分たちが押し込まれてしまい、自分たちのビルドアップもあまりうまくいっていませんでした。その中でゼロで抑えられれば、後半にチャンスがあると考えていました。

前半はビルドアップの局面でかなり試行錯誤が見受けられました。
いろいろと練習の段階からやっていたので、途中で明確に変えるとかではなかったですが、ゲームの中で状況を見てやっていた感じでした。個人としては引っかけられる場面が多かったですし、そういうシーンをもっと減らしていく必要性を感じています。特に、今日のような展開ではそういったミスが失点に直結してしまうので、反省したいです。

相手の梶谷政仁選手と激しいマッチアップが印象的でした。
対人守備は自分のストロングなので、ああいったフォワードに仕事をさせないことを意識していました。

今日は対戦相手として初めてのソユーススタジアムでの試合となりました。
6年間過ごした本当に思い入れのあるクラブですし、アウェイチームの選手としてここに来るのに違和感を覚えながらという感じでした。少しやりづらさはありましたが、試合が終わった後はすごくホームのファン・サポーターの方々が温かく声をかけてくれましたし、本当に第二の故郷と感じています。

J1昇格争いにおいて今日の勝利は非常に大きいと思います。
今日のゲームは本当にギリギリの戦いだったので、もうちょっと自分たちで勝利を確実にして勝率を上げていくようなサッカーをやっていかないといけないと思いますし、個人としてもそれに向けたアプローチをやっていく必要を感じています。今は内容もそうですが、勝ち点という部分はこのクラブの“先”を変えていくので、今日は勝ち点3を持ち帰ることができることが収穫だと思います。本当に勝って反省できることは大きいです。

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MF 20北島 祐二

途中投入となりましたが、どういったことを意識して入りましたか。
ロングボールが多い相手なので、競り合いのところで勝とうとする意志を見せる、自分は身長が小さいのでなかなか競り勝つことは難しいですが、できるだけ相手にプレッシャーを与えてセカンドボールをより自分たちのものにできるような競り方をしていく。あとは球際が強い相手に対して戦う意識をしっかりと持たないと、相手のボールになってしまうので、そのあたりを意識して入りました。

先制点につながったフリーキックの獲得の前には、自身の素晴らしいスライディングでの守備がありました。
たぶんあれも競り合いからこぼれたボールだったと思いますが、相手とボールまでの距離が同じぐらいで、どちらが先にボールに触るかという感じでした。気持ちでというか、身体ごとボールに行けばマイボールにできると思っていたので、スライディングした際にたまたま前に佐川がいて、それを拾ってもらえる形になりました。ああいう姿勢を見せることは大事ですし、そこはよかったと思います。

決勝点をアシストしたフリーキックの狙いを聞かせてください。
まずあの位置に置いたときに、(後半ラストプレーのゴールによって2-1で勝利した)アウェイの岡山戦がよぎりました。ああいう質のボールを蹴れば、何か起きると思って中を見たときに、相手がニアを警戒している雰囲気を感じました。そこでニアというよりも真ん中よりを狙って蹴りました。それがたまたまよい形になって佐川が決めてくれました。佐川のこと自体は見えていませんでしたが、ボールの軌道に誰かが入ってこいという感じで蹴っています。

岡山戦に続く試合終了間際の決勝点アシストとなりました。こういった痺れる局面で心がけていることはありますか。
本当に日ごろの練習からひとつのキック練習にしてもパスの練習にしても、より高いレベルを求めてやっている結果が、こういう劇的なゴールとかにつながると考えています。今日でいえば、後半の最後の方まで出番がなかったですが、アップを途切れさせることなく準備し続けたことが結果につながったのかなと思います。こういう成功体験ができたので、自分にとってよい経験になったと思いますし、これからにつながっていくと思います。

佐川選手のプロ初ゴールについてどんな気持ちでしょうか。
本当にうれしかったです。佐川はいい選手ですが、なかなかゲームに絡めずにもがいている姿も見ていたので、こっちが泣きそうになりましたし、ずっと継続してきたことが佐川の今日のゴールだと思うので、それをアシストすることができてうれしいです。

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FW 30佐川 洸介

チームに勝利をもたらしたプロ初ゴールを振り返ってください。
みんながつないでくれてフリーキックの場面で(北島)祐二がいいボールを出してくれて、あとは自分が押し込むだけでした。勝ち点3を取ることができて本当にうれしいです。

プロ初ゴールに対する率直な感想を聞かせてください。
すごくうれしいですが、これからもっと点を取ってチームに貢献していかなければいけないので、フォワードとしてどんどん点を取ってJ1昇格につなげていきたいです。

プロ初ゴールまで時間がかかったという感覚でしょうか。
今日はチャンスが少なかったですが、その中でもという思いでした。ここ最近ではリーグ戦で出場できていなかったので、自分自身でもここで結果を残せなければ、あとはないという気持ちでした。1点ですが、ようやく結果を残すことができたので、これで少し成長できたのかなと思います。ただ、ここからがスタートですし、ようやく舞台に立てたという感じなので、これからもっとどんどん点を取っていって波に乗りたいと思います。

試合後には遠いアウェイまで駆けつけてくれたファン・サポーターと喜びを分かち合いました。
本当に今まで味わったことがないうれしさでしたし、このうれしさを忘れないようにファン・サポーターの方々にも感謝して、ヴェルディがJ1に昇格できるようにこれからも応援をよろしくお願いします。

このゴールによってこれまでサポートして頂いた多くの方々への恩返しになったと思います。
みなさんから初ゴールおめでとうというメッセージを届けてくれていて、とてもうれしいです。

先制点の直前の場面での身体を張ってマイボールにするプレーは重要な仕事だったと思います。
城福監督にもしっかりと身体を張ること、秋田は分析のところで残り15分ぐらいのところから点を多く奪っていることは聞いていました。ずっと練習の段階から、途中から出た選手がああやって力を見せていかなければ勝てないということを城福監督からも伝えられて試合に入っていました。そこで結果を出せてよかったです。

今シーズンの残りの戦いに向けた意気込み、ファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
意気込みとしてはこれからもっと自分がチームを引っ張っていく気持ちで、J1昇格できるようにクラブが一丸となって戦うため、これからも応援をよろしくお願いします。

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