日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
株式会社H&K
ATHLETA
ゼビオグループ

MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第33節 - ツエーゲン金沢 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ラインダンスを踊ったのがすごく久しぶりなような気がします。ここまで来てくれるのは当たり前なことではないですし、ファン・サポーターと一緒に踊れたことは本当によかったと思います。いろんな細かい反省はありますが、まずは失点をゼロで抑えられたこと、我々がほしい時間帯にしっかりと点を取れたことなど、今日は試合運びとして我々が狙っていたものを表現できたと思います。もちろん、相手の2トップのクオリティなどは把握していましたが、そこで腰を引けずにしっかりとラインを高く保って相手陣でサッカーをしたところなど、反省点はありつつも今の我々が持てるものをしっかりと出してくれた90分だったと思います。もう少し早くに追加点がほしいと思っていましたが、選手たちが焦れずにしっかりとやってくれて3-0のスコアで金沢相手に終えられたことは自信になると思います。これを続けていきたいと思います。

前半の2点に絡んだ中原選手に対する評価を聞かせてください。
彼はこのチームのデビュー戦のときに鮮烈なデビューを飾りましたが、それ以降は当たり前ですが対策もされて、チームとしてもサイドの選手にかなり多くの要求をするので、守備の部分を含めて慣れるのと対策に苦しんだ数試合だったと思います。このチームが何を要求しているかをしっかりと理解してくれていること、理解が深まっていること。もうひとつは新しく入ってきた選手がよさを出すのであれば、自分も少しリスクを負わなければいけないと思っていたので、リスクを負いながらも絶対にやってほしいことを示して送り出して、彼がそれに応えてくれたと思っています。

試合前に開幕戦のころへの原点回帰をひとつのテーマに掲げられていましたが、その意識がこの試合へのよい入りにつながったという印象ですか。
アプローチの距離やマークに付いていくといったベーシックな部分が少し緩くなってしまっての前節の3失点だったと思うので、このチームは少なくとも最少失点で終わらなければ、我々の目標とする順位に行けないと思っているので、守備的ではなく攻撃的に戦って最少失点で終わる。これを絶対に保ちたいと思っていましたし、出ている選手のタイプは別としてみんながそれにトライしてくれたと思います。

最初の交代で両サイドの選手を入れ替える形となりましたが、その交代の狙いを聞かせてください。
先発の両サイドはクオリティがありますし、前を向ければ得点に直結する仕事を期待していました。ただ、それだけでなく多くのことをこのチームは要求するので、彼らがそれを全うしたからこそ後半の早い時間帯で、ガス欠したわけではないのですが、強度がちょっと緩んだと思います。それはネガティブではなく前半の頭からやるべきことをやってくれたからこそよいバトンの渡し方ができたと思います。やるべき役割が後から入った選手が明確だったというところもあり、外から見ていても少し流れが変わったというふうに見えたのかなと思います。

コメントを読む

選手コメント

DF 5平 智広

試合を振り返ってください。
セットプレーで先制点を取ることができて、それが自分たちの気持ちを少しラクにしてくれたというゲームだったかなと思います。

試合を通してボールを握れる展開でしたが、マテウス選手と谷口選手とともにビルドアップではどんな意識を持っていましたか。
相手の2トップの追い方に対して、その3人と(森田)晃樹を含めた4枚で前進していくことを意識して相手も少し迷っている部分もあってうまくいった感触です。

相手の明確なスタイルの攻撃に対して守備面で意識していた部分を聞かせてください。
相手のストロングはカウンターだったと思うので、そこで起点を作らせないことを意識して周りと話しながらやっていました。

チームとして前半に点を取れたことは大きかったと思います。
前半に点を取ったことで自分たちのリズムが生まれやすくなったと思います。あとは流れの中でゴールを決められれば、もっとラクになったのかなと思います。前半のうちに追加点を奪えたことも大きかったです。

クリーンシートも達成できました。
無失点を意識していましたし、後半の入りは少し押し込まれてしまいましたが、チーム全体では0-0の気持ちで入ろうという意思統一もできていました。そこもよかったです。

残りの9試合に向けてどういった部分が重要になると考えていますか。
日々の練習からよい競争が生まれているので、チーム全員で次の週末に向けて1試合1試合積み上げていければ、自ずと結果が出ると考えています。

ファン・サポーターに向けたメッセージをお願いします。
アウェイの中でもたくさんの応援のおかげで今日は勝つことができました。ホームの山口戦ではホームで勝てていないので、何とかしてホームで勝てるように戦っていくので応援よろしくお願いします。

コメントを読む

DF 26加藤 蓮

試合を振り返ってください。
チームとして得点は少なかったので、まず得点が取れたこと、あとは前節ああやって失点してしまったので、守備のところで立て直せたことはひとつ大きな勝利だと思います。

左サイドバックでのプレーとなりましたが、ご自身のパフォーマンスを振り返ってください。
まずは守備から入るところを自分自身は意識していました。そこでやられてしまうと、サイドバックの選手としてもチームとしても崩れてしまうので意識しました。その中で練習からやっている(長谷川)竜也さんとの連係や練習から成功していたプレー、コンビネーションを多く出していくことを意識しました。うまく表現できた部分はあったと思います。ただ、甘さもあったと思うので、そこは個人として修正していきたいです。

リスク管理という部分を強く意識されているように見えました。
スカウティングの段階から相手の前線に高い選手や強い選手、キープできる選手がいることは分かっていましたし、相手はカウンターの際にそういうところを狙っていることは分かっていたので、それを頭に置きながら攻撃しないといけないですし、そういったアラートさという部分がチームの中で共通認識を持っていたのがよかったと思います。

攻撃では何度かポケットに侵入していく場面もありました。
それは竜也さんとの練習を通じて引き出しが増えた部分もあると思いますし、あとはタイミングや周りとの連係を高めていけば、もっとよいものが出せると思いますし、そういうプレーを増やすことは相手にとってもいやですし、その辺りの判断を含めて成長していきたいです。

コメントを読む

FW 39染野 唯月

ゴールシーンを振り返ってください。
キーパーが出てきていたことは分かっていたので、ワンタッチしてトラップしてからでも打てると感じていました。頭の中で考えていたプレーをとっさに出すことができました。

相手の屈強なセンターバック相手に前線での起点づくりという重要な役割も担いました。
悪くはなかったという実感はあります。前で起点になったり、ひとつの競り合いで勝つとか、一つひとつの部分でチームに少し貢献できたのかなと思います。

試合の入りから守備では前から圧力をかける意識が見受けられました。
スイッチのかけどころは一番最初の自分のところになってくると思うので、スピード感であったりは意識していますし、自分だけが行っても後ろが付いてこないと意味がないので、自分が先頭に立って守備していく形が大事なので、そういう部分は意識していました。

3点目を決める前にも大きな決定機がありました。
あれはもう(シュートブロックした)相手のディフェンダーを褒めるしかないですね。

ゴールを決めるまで個人として焦りを感じることはありましたか。
(山田)剛綺くんにボールが入った段階で普段からコミュニケーションや声をかけ合っているので、あの場面では絶対に自分のところに来るという感覚がありましたし、その通りの形で点を取ることができました。

コメントを読む

MF 47中原 輝

試合を振り返ってください。
勝利が今のチームにとって一番必要だったので、勝てたことが一番かなと思います。

2点に絡む活躍となりました。ご自身のパフォーマンスを振り返ってください。
ここ何週間かはチームとしてもうまくいっていなくて、個人的にもうまくボールが入ってこないシーンが多かったです。それをうまくみんなで話し合って、今日の前半は特にボールの動かし方が自分たちの理想に近い形で動いていましたし、前線の選手も流動的に動くことができていました。非常に仕掛ける部分も含めてやりやすさを感じていました。前半に関してはほぼよい形で自分たちのサッカーができたと思います。

見事な左足のミドルシュートを突き刺した2点目のシーンを振り返ってください。
チームとしてウイングストライカーのポジションは外をメインに張ってプレーすることをずっと言われてきましたが、僕も(長谷川)竜也くんもどちらかと言えば、中に入ってプレーするところが得意な面もあるので、そこはうまくチームとして話し合って流動的にやった結果、ああいうふうに僕らが中に入って生まれたゴールだったと思います。2点目のミドルについては、打って軌道を見た瞬間に入ったなという確信はありました。

スタジアムに来ていたヴェルディサポーターも喜びを爆発させていました。
非常にうれしいですし、僕がファン・サポーターの方々から求められているものは、自分がJ1から期限付き移籍で来ているという部分で期待されているぶん、結果が残せなければ厳しい指摘を受けることもあると思いますし、僕はみなさんに喜んでもらえるように頑張るだけなので、今日は結果を残せてよかったと思います。

J1昇格に向けて残り9試合厳しい戦いが続きますが、どういった気持ちで臨まれますか。
今日勝てたことはもちろん非常に大きいですが、やっぱりホームで勝てていない状況や連勝しないと昇格というところには届かないと思うので、また一からよい準備をしていきたいです。もちろん今日の積み重ねも非常に大事になってくるので、反省する部分と積み重ねていく部分をチームとして同じ方向を向いてやっていければ、チームとしてよい方向に向かえると思っています。

コメントを読む

試合一覧へ