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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第34節 - 東京ヴェルディ vs レノファ山口FC

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まさかこれだけホームで勝てないとは思っていなかったです。本当にホームに来てくださる方々に「お待たせしました」、「申し訳ない」と言いたいです。よい内容でもホームでこれだけ勝てない時期が続くと、試合展開によってはなかなか耐え切れないような状況になりそうでしたが、選手は3点目、あるいは4点目を決められる状況で決められない。それによって最後に突き放せないという状況が前半から続いたと思います。その中でも全員でしっかりとゼロで抑えたところで、ひとつ乗り越えられたというふうに思います。決定機を比べれば、3点差か4点差をつけてもおかしくなかったと思いますが、その通りの内容にならない、結果がその通りにならないのがサッカーです。ここをしっかりとみんなで乗り越えてクリーンシートで終えられたところは、我々にとって次に進めると思います。 ただ、あえて言いますが、決定力のところ。あれだけ崩したのであれば、トドメを刺せるチームになりたい。あとは後から入った選手を含めた後半のゲームの進め方のところは真摯に反省したいなと思いました。もちろん若い選手が多いので、勝ったときこそ厳しいこともしっかりと伝えて、我々がどういうふうに勝ち点3を取り続けていくのか、そういう部分で今日はよい教材になったと思っています。いずれにしても最後に本当に久々にホームでのラインダンスを踊れてよかったと思います。

ウォーミングアップ前にゴール裏の前で選手、スタッフ全員で円陣を組みましたが、監督からの提案でしたか。
何かを変えたいと。それはオン・ザ・ピッチのところでも試合の入りのところで、我々のやってきたことを研ぎ澄ますことをもう一度徹底した。それを確認したことと、オフ・ザ・ピッチのところではこれだけ勝てないので、何かを変えたいと考えていて、選手に選ばせました。 たとえば、ロッカールームをスタッフと選手で入れ替えるとか、これだけの内容の試合をしていてもこれだけ勝てないのであれば、何かを変える必要がある。それを選手たちに決めてほしい、選手たちが決めることが大事だと伝えました。 いつもはウォームアップ場で(円陣を)やっていますが、ゴール裏のサポーターの前でやりました。フロントスタッフからサポーターもそれを少しそうしたことを欲している。サポーターも長い期間じりじりとしていたので、そういった提案があったと聞いていました。 僕はそれもひとつの案だとは思っていましたが、僕が指示したわけではなく選手たちになんでもいい。それこそキックオフの攻める方向を変えることも含めて何かを変えよう。それを選手が決めることが大事で、選手もクラブもファン・サポーターも全員が勝ちたかったわけで、今回はそれを変えたことで少し当事者意識をより持てたのかなと思います。 順風満帆なスコアではなかったですが、しっかりとクリーンシートで勝つことができました。これから先ずっとやり続けることはないですが、とにかく今日は彼らの意思で何かを変えたかったということでした。

ハーフタイムで交代した長谷川選手はアクシデントによるものでしたか。
彼の中で出し切ってくれたので、少し熱中症のようになったという感じで怪我ではないです。彼は今の自分が持っているものを出した45分だったと思います。ああいうふうなバトンの渡し方を自分たちは求めています。(前半)最後のおそらく10分ぐらいは運動量的に厳しい状況になっていましたが、それは彼が自分の要求されている守備の仕事、あるいは攻撃の裏へのランニングのところを、キックオフからやり続けてくれたからです。それによって最後はバテてしまったと思いますが、我々はそういったバトンの渡し方を望んでいますし、もっと言えば彼が元気だった状況の時間帯にもっと彼のよさを出させてあげたかった。彼にボールを預けるタイミングが少し遅かったり、左サイドでは少しバックパスが多かったと思います。そこはチームとして反省しなければいけないです。

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選手コメント

GK 1マテウス

試合を振り返ってください。
間違いなく今季最高の前半をプレーできたと思います。その中で今週1週間のみんなの準備が素晴らしかったので、それをグラウンドで表現できた前半だったと思います。

いくつか素晴らしいフィードでチャンスの起点になりました。
練習の段階では今週はキックの調子はあまりよくなかったですが、試合ではしっかりと通すことができてよかったです。

試合を決める3点目を奪えない中でご自身のファインセーブがチームを助けました。
今シーズンはよいシーズンを過ごせていますが、個人としてもよいシーズンを送れています。普段の練習の中での自分以外の3人のキーパーや白井さんを始めとするキーパーコーチの方々、キーパーのトレーニングに関わっているすべての人たちに感謝したいです。その結果が今のパフォーマンスにつながっていると思います。他のキーパーの3選手は試合に絡めない難しい中でも日々の練習から力を抜かずに取り組んでくれているので、自分としてはすごく助かっています。それによって一人ひとりが成長できていると思いますし、その3選手に本当に感謝したいです。それ以外のスタッフの方にも感謝を伝えたいです。

今日はウォーミングアップ前にゴール裏の前で選手、スタッフ全員で円陣を組みましたが、ホームで勝てない状況の中で個人として何か変えた部分はありましたか。
ホームで12試合勝てていない状況でしたが、自分の中ではルーティーンを変えることはなかったですが、チームとして城福さんをはじめ12試合勝てていないことは普通のことではないので、何かしら変えようという話が合った中での今日のああいった決断でした。それが結果的に勝利につながってよかったです。

今日は久々のホームでの勝利に加え、相棒である岩打弦大通訳の誕生日に白星をプレゼントする形になりました。
いつも一緒にいるので、最低限のことができたと思います。(白星以外のプレゼントは?)それは明日、明日ですね(笑)。

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DF 3谷口 栄斗

試合を振り返ってください。
後半に関しては修正すべきポイントが多いので、チームとしてそこはしっかりと話して次に向けてよい準備をしていきたいです。

今季初ゴールを振り返ってください。
あれは金沢戦からチームとして準備していた形で、本当は平くんをフリーにさせる狙いでしたが、平くんのマークが結構タイトに付いている感じでブロックできないと思ったので、自分の判断でああいう形になりました。

前半の攻撃に関しては今季ベストともいえるパフォーマンスだったと思います。
そうですね。ただもう少し点を取ることができたと思いますし、後ろの選手としてはもっと取って欲しかったと感じています。ただ、そういった展開でも後ろは気持ちを切ることなく、前半をゼロで抑えられたことが大きなポイントだったと思います。

前半終盤は少し押し返されてピンチを招く場面もありました。
自分たちがよい流れで試合を進めることができた試合でしたが、相手の流れも絶対にありますし、後半最後の方に相手の流れにしてしまったことはある意味で仕方ないというか、サッカーの性質的にあることです。ただ、その状況で失点しなかったことが、今日の大事なポイントだったと思います。

後半はどういった形で追加点を奪って試合を決めるイメージでしたか。
まずは守備からと全員で声をかけ合っていました。入りを統一するというところはハーフタイムにも話していました。相手のよい立ち位置やシステム変更に対して、あまりうまく対応できずにボールを持たれて後ろに重くなってしまった印象です。その中でも自分たちでしっかりと修正して流れを引き寄せることが必要だったと思います。そこは修正ポイントと捉えています。

後半途中からセンターバックの左でのプレーになりました。
試合を終わってから平くんの累積警告がたまったことを初めて知りましたが、自分は元々左でプレーできますし、ここから1週間よい準備をしていきたいです。

後半終盤は2点差のまま試合を終わらせるという意識でしたか。
相手もロングボールを蹴ってきていて、センターバックを前線に上げていたので、あまりラインを下げずにということを意識しながら試合を締める形でした。

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MF 7森田 晃樹

試合を振り返ってください。
金沢戦のときのようにまずはセットプレーから前半に先制点を取れたことが大きかったです。何回もチャンスを作れていた中で2点目も取ることができました。それでも緩まずに試合を運べたことがよかったのかなと思います。

相手の[4-4-2]でのスタートはある程度想定していましたか。
後ろ3枚でという想定で臨みましたが、試合が始まるときに4枚だったので、周りとはコミュニケーションを取れていました。そういうところもよかったと思います。

前半に関してはサイドでのローリングや3人目の動きなど目指している攻撃の形が多く出た印象です。
中を使いながらサイドを使ってニアゾーンを取るシーンがたくさんありました。それが得点につながらなかったですが、そういうチャンスを多く作れていたので、チームとして攻撃の形はすごくよくなっていると思います。

3点目、4点目も取り切りたかったというところでしょうか。
そうですね。前半に限らず、後半でも点を取れるシーンはあったので、3-0、4-0にできるシーンもありましたし、それができればラクな展開にできたと思います。ただ、取れないときでも守備では集中してやれていたので、そこはよかったです。

ウォーミングアップ前にゴール裏の前で選手、スタッフ全員で円陣を組みました。
ファン・サポーターの方からそういった要望がチームに来ていたみたいで、この試合だけでもやってみようという気持ちでした。勝つために何かを変えようというところを全体でやれたことはチームとしてよかったと思います。

攻撃を中心に連係面の向上が見受けられました。
もっとうまくできるところもありますが、試合中もハーフタイムもそうですが、たくさん話し合うことが増えているので、連係面に不安はないです。

後半は少し思ったような展開にならなかった印象でした。
ボールは持たれていましたが、こちら的には全然怖さは感じていなかったです。勝つためにやるべきサッカーをしていて焦れずに守備もできていたと思います。そこはよかったと思います。今日もピンチはいくつかありましたが、全員で集中してやれていましたし、結果的にゼロで抑えることができたので、守備陣はそれが自信につながりますし、よかったと思います。

サポーターからの横断幕で『新婚旅行はJ1へ』というメッセージもありました。
自分は見てないですね。ちょっと恥ずかしいです。でも、そうなるように頑張りたいと思います(笑)。

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MF 25稲見 哲行

ホームで約5か月ぶりの勝利となりました。
めちゃくちゃうれしいですし、ホームでファン・サポーターの方々とああやって勝利を分かち合える喜びを、今日はあらためて感じることができました。このうれしさをみんなで噛みしめたいですし、ここからより負けられない痺れる戦いが続くと思いますが、その分勝利の喜びは大きいと思うので、今日のように喜びを分かち合えるようにやっていきたいと思います。

ゴールシーンを振り返ってください。
自分はシュート力に自信があって、枠に入れさえすれば決められる自信はあります。そことあとはこぼれてくるという予測の部分がうまくかみ合って、今日の得点につながったと思います。これからも継続してやっていきたいです。

攻撃面でも手応えを感じる試合だったと思います。
個人個人の要求やどこに誰が走って、ここにボールがほしいとか、そういう要求を互いにしているので、あとは質の部分にこだわればチャンスにつながることは分かっていました。そこの質が伴った部分はありましたし、攻撃ではかみ合った部分が多かったので、試合ごとに話しながら反省している部分でもありますし、今日はそれがうまく出たと思います。新しく入ってきた長谷川竜也くんや齋藤功佑くんが、主体的に周りに要求してくれていますし、そこに自分たち中盤の選手も合わせつつ、センターバックの選手もそこをまずは見たうえでプレーできれば、今日のようにチャンスを作ることができます。そのコミュニケーションがうまくいっていると思います。

守備面ではどういった部分を意識されていましたか。
人数が揃っているにも関わらず、押し出すことができなかったり、前の選手だけが動いて押し出しているのに、中盤が横ずれできていなくて後ろの選手がチャレンジできていない部分もあったので、そこはハードワークや声かけの部分が重要です。逆に、無理であれば前の選手を止めることも必要なので、ボールを持たれる相手と対戦する際にはより厳しくなるので、省エネの守備やパワーを出していくところを全員で統一できれば、もっとラクにボールを奪える瞬間は増えていくと思います。

今日も90分間ハードワークしましたが、疲労感はいかがですか。
今日は点を取った喜びもあってアドレナリンも出ていましたし、ホームで勝ちたい気持ちも強かったです。あとは試合に慣れてきた部分も大きくて、簡単には足が攣らなくなりました。あとは少し涼しくなってきたので、ここからはより自分の体力を出していきたいと思います。

相手の[4-4-2]でのスタートにもうまく対応できた印象です。
3枚に変化する部分もあったので、アンカーをうまく掴めれば、わりと守備が嵌るということも分かっていました。あとはサイドハーフがジャストで行けるタイミングを突き詰めていければ、全部のところでうまく嵌められるとは考えていました。

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