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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第35節 - ヴァンフォーレ甲府 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
(甲府に)また勝てなかったという感じです。選手はすごく気持ちを入れてやってくれました。甲府さんは手強いですし、先制点を奪われて難しい試合になりました。最初のところは我々のペースで進んでいましたが、相手の最初のチャンスでイージーなディフェンスからやられてしまいました。俯瞰してみれば、そこまで悲観する内容ではないですが、とにかく続けることを選手に伝えましたし、我々のやり方でしっかりと同点に追いつくこともできました。あの勢いで2点目を取りたかった、それができないのが今の我々の課題だと捉えています。それはカウンターの精度であったりもしますが、あれだけセットプレーを取ることができたという部分ではセットプレーの精度もあります。そこは真摯に受け止めたいです。ただ、ファン・サポーターのみなさんも試合後に「これからだぞ」と言ってくれていました。我々が望むステージに到達できるよう最後まで貫き、今シーズンを終えられるようやっていきたいです。

平選手が累積警告で欠場となりましたが、代役に山越選手を選んだ理由を聞かせてください。
センターバックは本当にみんな力が拮抗しています。その中で彼の右足のフィードのところを引き出したいというか、我々としては右(サイド)の試合になると思っていたので、そこからうまくボールを配球したいという考えもあり、そういう場面が多くなればいいと思っていました。本当に迷った末の選択でしたが、フィードから逆算したという形でした。

山越選手と森田選手の途中交代はアクシデントによるものでしたか。
そうですね。今回の試合では19人を連れてきていました。自分が19人を遠征に連れてくることはほとんどないです。ただ、森田晃樹に関してはやれるかどうか、今日の午前中の段階での判断でした。ひょっとしたらやらせない方がよかったかもしれないと、少し悔やんでいます。

アクシデントによって2枚の交代枠を使ったのは痛手でしたか。
もちろん無関係ではないですが、しっかりと我々のサッカーで同点にできたという意味ではすべてがネガティブだとは考えていません。

齋藤選手のアンカー、稲見選手の左サイドバックと後半の立ち位置の変更の狙いを聞かせてください。
アンカーでボールを集めて、そこから展開していくのは我々の生命線ですし、森田晃樹のタイプという意味で齋藤功佑を使いました。もちろん彼が攻撃的な選手であることは承知していますが、自分たちは点を取りたかったので、勝ち点3を取るために多少のリスクを背負いながらも彼のアンカーとしてのボールの配球に期待していました。また左サイドのところで前半もそうですが、後半も少し破られているところがあったので、そこの守備を強固にするという意味で稲見を左サイドバックに入れました。

途中投入の綱島選手や河村選手がチームに勢いを与えるプレーを見せた印象ですが、彼らへの評価を聞かせてください。
綱島と河村慶人の投入で前への圧力が増してハンティングした場面もありました。もちろん奪った後の攻撃の精度は彼らを含めピッチ上の11人の課題です。ただ、今日は彼らのよさを出してくれたと思います。

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選手コメント

DF 16山越 康平

久々のスタメン出場に向けてどんな意識で臨まれましたか。
試合に飢えていたのでしっかりと練習から取り組めていたところを見てもらって、今日の試合でスタメンに抜擢されたと思うので、その期待に応えたい、絶対にやってやろうという気持ちで臨みました。

右足のフィードや空中戦の強さなど試合を通して持ち味は出せていた印象です。
もうちょっと工夫をしたかったです。終わった後に右サイドの(中原)輝や(宮原)和也や(齋藤)功佑とももうちょっとうまく運べたと話していましたし、そういった改善点を感じたので、映像を見直しながら直すところはしっかりと改善していきたいです。

失点場面を除き概ねうまくプレーできていた印象でした。
本当に今日は失点シーンだけだったと思います。ただ、失点したことはしょうがないと思ってはダメです。それでも、2失点目をしなかったことはすごくよかったと思います。

自らベンチに交代を要求する形でしたが、状態はいかがですか。
後半に入ってから両ふくらはぎやハムストリングのところで少し力が入らなくなっていました。相手も前線に交代選手を入れてきましたし、こっちの交代枠の関係もあったので、チームに迷惑をかけるわけにはいかないと、早めに個人として伝えました。怪我とかではなかったです。

相手のゲームプランを崩すという部分で後半早い時間帯の同点ゴールは大きかったですね。
立ち上がりにうまく崩すことができて、自分たちがやることを変えずに立ち上がりに取ることができて試合を振り出しに戻せました。そこは大きかったと思います。

自分たちの流れで2点目を取り切るという部分は課題として残りました。
あと7試合では対策もされますし、引いてくる相手もいると思うので、そういった相手にうまくこじ開けられるかが、昇格できるかできないかという部分に関わっていきます。そこはチーム全体で取り組んでいきたいです。

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MF 23綱島 悠斗

今日のご自身のパフォーマンスを振り返ってください。
普段から自分のプレーの特徴を意識してトレーニングに励んでいますし、最近では自分に足りなかったものを(長谷川)竜也くんと一緒にトレーニングすることで、徐々に自信を持ってプレーできている印象はあります。

コンディションのよさを感じさせるプレーが目立っていました。
コンディション的には毎試合ベストを尽くしていますし、コンディション面の努力はしています。ただ、頭の方がクリアになったからこそプレー面で分かりやすくやれている気もしますし、頭の整理ができているからこそそういった形で見てもらえたのかなと思います。

今日は惜しいミドルシュートもありました。
ミドルシュートは自分の武器というか、どんどん振ってこうと思っています。枠に飛ばなかったところは反省点ですし、点がほしい時間帯に足を振っていくことによって、何かしら事故が起こる可能性もあるので、もっと意識して次は枠に飛ばせるようにやっていきたいです。

素晴らしい動き出しでニアゾーンを取るシーンや最後に惜しいラストパスもありましたが、最後の判断、精度という部分は課題として捉えていますか。
ポケットやニアゾーンを取ることはチームとして共通認識ですし、そこの取り方は様々なバリエーションがある中で共有できています。ニアゾーンを取った後のプレーは自分にとって課題というか、あそこで取れたからこそ慌ててクロスを入れるのではなく、相手を見ながらどこが空いているのかを見る部分や質を上げていければ、得点力につながっていくと思います。そこは自分の技術力を上げていきたいです。

河村選手とともに前からの圧力や運動量の部分でチームを活性化させました。どういった意識で試合に入りましたか。
自分たちは昇格を目指している中で勝ち点3というのが求められています。そこで自分の強みであるボール奪取や味方に預けて自分が中に入っていくところは、常に意識しています。監督からも指示がありましたし、そういうプレーを意識しています。

個人としてハイレベルなポジション争いが続く中であらためてアピールしていきたいところを聞かせてください。
素晴らしい選手が中盤に揃っていますが、自分のよさをもっと磨いていく必要がありますし、ああいうボランチのメンバーの中に自分が割って入っていくには、自分のボール奪取能力やターン、ゴールに向かうプレーをもっと増やしていかないといけないと思うので、常に自分のことを俯瞰して見ながらもっともっと成長していきたいです。

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FW 29河村 慶人

投入直後からうまく試合に入ってよさを出せていたと思います。
自分のよさである背後への抜け出しという部分で、ああいう後ろからのロングフィードでボールを受けて時間を作れれば、中の選手も入ってこれますし、サイドから上がってきた(中原)輝くんもフリーで受けて、輝くんのよさも出せると思います。あのプレーはよかったと思いますし、よい入りができたと思います。

綱島選手とともに前からの圧力や運動量の部分でチームを活性化させました。
交代するときには後ろの選手が疲れているからこそ、フレッシュな交代出場の選手が前線からどんどんプレスをかけていって流れを変えてほしいと、城福さんは常に言っていて、そのことは理解しています。前線からのプレスも自分のよさですし、何回か自分のプレスから相手のミスを誘発する場面もありました。あそこで奪い切って次はショートカウンターやゴールにつなげられるようにしていきたいです。

後半アディショナルタイムにボックス内で決定機になりかけた場面もありました。
あれはツナ(綱島)からのパスでしたが、自分のイメージではツナからパスが来ることは分かっていたので準備はしていました。僕はダイレクトで打つ準備をしていて、試合を終わった後にツナともしゃべりましたが、ツナも置くようなイメージのパスを出したかったと言っていたので、そのイメージは合っていました。ただ、グラウンドも意外とスリッピーだったので、少しボールが伸びてしまったという感じでした。

今日の勝ち点1という結果をどう捉えていますか。
勝ち越しのゴールを決められるチャンスはいくつもありましたし、そういうクロスの精度や質であったり、最後の中の入り方やシュートという部分は練習から積み上げていかないと、自動昇格は難しくなると思います。最後に自動昇格するためには、そういう部分を練習から突き詰めていきたいです。

夏に加わった新戦力を含めて攻撃のイメージや連係はだいぶ深まってきた印象です。
練習の感触ではよい動き出しからのよいクロスでゴールを決められるシーンは増えています。実際の試合では練習よりも強度が高いですし、相手の強度が高い中での自分たちの攻撃の精度はもっと高めていく必要があります。練習から試合を意識した強度でやれればと思います。

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