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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第37節 - 東京ヴェルディ vs 鹿島アントラーズ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
今日来てくれたファン・サポーターと一緒に喜びを分かち合いたかったのですが、なかなか今シーズンはその回数が多くなかったなというふうに思います。選手がやれることはやりました。攻守において今の力を出せたと思います。結果は私の責任です。

試合前の段階で対等に渡り合えていると感じている状況こそ、一番気を付けなければいけないと話されていましたが、今日の試合の流れでそこを感じる部分はありましたか?
ひとつ言えることは、相手のミスを得点につなげるクオリティがある鹿島さんと、やれることをやって、今の自分たちの力をすべて出して、0-1で負けるヴェルディ。これがすべてだと思います。

今日の試合では来季につながるようなサッカーという印象でしたが、どのように感じられていますか?
来季のことは何もわからないです。僕自身何もわからないですが、今このチームが積み上げてきたものをこの2試合で出すしかないというふうに思っていたので、手放してはいけないものだけをしっかり共有しながら、へそを使うとはどういうことか。我々がゲームを支配するとはどういうことか。そこを突き詰めてきました。ただ、得点を取るという課題だけは僕がクリアできなかったので、それが僕の問題だと思います。

約8ヶ月ぶりに復帰した山田剛綺選手のここまでの取り組みと今日の評価を聞かせてください。
彼が(今季リーグ戦の)4試合目で、大きな怪我をしました。ただ、僕らが連敗スタートした3試合目(FC町田ゼルビア戦)というのは、本当に彼の存在が大きかったです。去年もチームが苦しくなった時のカンフル剤としての彼の役割は非常に大きかった。その存在がいなくなったということがこれほど苦しいのかと。自分たちで点火していける選手たちばかりじゃなかったので、彼のようにチャンスが来た時にすべてを出し切るような選手というのは本当に貴重だと、改めて彼が離脱した時に感じました。メディカルが本当に献身的なサポートをして、思いのほか早く復帰することができたのは、彼の努力とメディカルのクオリティだと思います。もちろん彼が入ったということはチームに勇気を与えますが、彼が復帰してすぐメンバーに入るということは、それだけ前線の選手の層を作れていなかったということでもあります。これは僕の問題です。

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選手コメント

DF 4林 尚輝

古巣初対戦となりました。
試合をやる前はいろいろな感情があって、終わってからも自分でもよくわからないような感情にはなりました。ただ今終わってみて思うことはすごくすっきりしたという思いがあります。ヴェルディに来て、ここまではなかなか契約も含めて鹿島と試合ができていなかったなかで、自分の怪我やいろいろなことがあって、なんかずっとモヤモヤしていた気持ちはありました。この試合で自分がヴェルディに来てやってきたことが合っているのか、間違っているのかというのが、自分のなかで出てしまう試合なのではないかなという不安ではないですが、楽しみと不安みたいなものもあるなかで、実際にやってみるとできたこともありましたし、成長した姿を見せられた部分もあったと思うので、そういう面でも負けてしまって本当に悔しいです。ただ、同時にすっきりした気持ちもあります。

守備では前半序盤こそ相手の2トップに収められたものの、以降はディフェンスラインでうまく対応した印象です。
最初は少し収まってシュートを打たれてしまうシーンもありましたが、あそこは自分たちディフェンスラインでスライドしないといけないですし、行ききらないといけないシーンだったので、そこで失点してしまわずに押し返せたことは良かったです。一試合を通して守備のスライドもそんなにやられるシーンはなく、自分たちのマッチアップのところでも勝てるシーンは結構あったので、そこは評価できるのではないかなと思います。

戦前は相手の強力な前線に対して、チームとして個人としての現在地を測りたいと話されていました。試合を経た感想を聞かせてください。
レオ セアラ選手も田川(亨介)選手も本当に良い選手ですし、鈴木優磨選手はサイドにいたのでマッチアップする機会はあまりありませんでしたが、ある意味で2人よりも背後に行く選手と足元で収められる選手というのがいるなかでも、ラインコントロールのところをやりながら、足元に行くところは行けたところもあったので、個人的にはもっと上を目指してやっていきたいなと思える試合でした。

攻撃面では成長を示すプレーが随所にありました。
鹿島の時と一番変わった部分はそこだと思います。守備の長所というのは変わりなく発揮できたと思いますが、攻撃のところは(試合後に)鹿島の選手と話していても、「あれ(浮いた味方への縦パス)を出せるようになったね」みたいなことは言われていて、そういった面でもヴェルディに来ないと成長できなかった部分ではあると思うので、そこは本当にここに来て成長できたところだと思いますし、ヴェルディに感謝したいなと思います。

今季も残り1試合となりますが、ガンバ大阪戦に向けた意気込みを聞かせてください。
ホーム最終節で鹿島という部分で、みんなやりきった感があるかもしれないですが、ガンバとの試合が残っていますし、ここでやっぱり勝って終わらないと示しがつかないと思うので、ファン・サポーターの人たちも来てくれると思うので、しっかり結果で示したいと思います。

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MF 16平川 怜

試合を振り返ってください。
良い内容でチャンスも多く作れましたが、最後のところで決め切れずに、自分たちのミスを突かれて負けた試合だったので、これが今の鹿島と自分たちの差かなというふうに思っています。

2ボランチとシャドーの齋藤功佑選手を起点にボールの動かし方は非常にスムーズでした。
勇気を持って間に差し込んでくれたり、ポジショニングをちょっと変えながらというのは、この3週間のトレーニングで積み上げてきた部分だったので、そこは出せたと思います。ただ、しっかりボールを持てる展開のなかで、もっとゴールに迫るようなシーンなど、突き詰めていけるところはたくさんあると思うので、そこはやり続けたいと思っています。

個人としては前半に左足のシュートを打つ場面もありました。
チームとして前に侵入できるシーンは作れていたので、あのシュートのところも決め切れるような力が必要ですし、その回数も増やさないといけないと思います。

守備ではスライドしながらうまく守れた時間が多かった印象です。
守備の部分はこの1週間、鹿島に向けて対策してきたところもありますし、紅白戦をやっているなかで課題とかも出ながら、そこを修正してうまくいった部分もあったと思います。

相手の後半の修正を想定していたなか、ハーフタイムではどういったコミュニケーションがありましたか?
自分たちの修正というか、もっとボランチが顔を出してボールを受けに行ったり、そういうところが求められていたので、後半も前半のような形でさらに変化を加えていくという感じでした。

ボールを保持して押し込むという部分は出せましたが、そこから先がチームとしての伸びしろになります。
どの相手にもボールが持てる力はあると思います。ただ、そこから本当に怖い攻撃や得点数を増やすにはまだ足りない部分があると思うので、そこを最後の試合に向けて来季へつながるような試合にできるように、また練習からやっていきたいです。

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FW 13山田 剛綺

約8ヶ月ぶりの公式戦復帰となりました。
楽しかったです。この雰囲気、この観客のなかでサッカーができたことが一番うれしかったです。

バイシクルシュートもありました。
怖さはなかったです。もう決めたかっただけでした。

メンバー入りの可能性を感じたのはどの段階でしたか?
そういう場面もありましたが、試合に関しては本当に日々の練習の積み重ねでしかないと思っているので、最後の最後までメンバーはわからないので、最後までわからなかったという感じでした。

ウォームアップの段階、交代出場前とファン・サポーターからとびきり大きな声援がありました。
試合に入ってからは試合に集中していたので、あまり聞こえなかったですが、アップのところで、たぶん3回ぐらいチャントを歌ってもらったと思います。それで「戻ってきたな」といううれしさと、本当にピッチに立ったらたくさんの人に恩返しをしようと思って準備していました。

ベンチでは早く出番が来てほしいという気持ちでいましたか?
緊張感よりもワクワクが勝ちました。久しぶりの試合で、かつ首位の鹿島さん相手に試合をやるのはめったにないことなので、「夢の舞台」と言ったらあれですけど、相手のキーパー(早川友基選手)は日本代表になっていて、そこから点を取るというのがどれだけうれしいのかというのは計り知れないものがあって、そこに挑むチャンスをいただけたという部分ですごく楽しかったです。(チームとして)チャンスは自分が出る前も出てからもあったので、決めてやろうという気持ちはありました。

交代出場前にベンチメンバーからどういう声かけを受けましたか?
そんなにしゃべる状況でもなかったので、「もう頼むぞ、行ってこい」という感じでした。

復帰戦でいきなり首位の鹿島との対戦になりましたが、やってみての感触はいかがでしたか?
展開的にも時間的にも結構オープンな時間帯になるなというふうには思っていたのですが、ゴール前の堅さであったり、ただ単純にクロスを上げても植田(直通)選手だったり、本当に強い選手が揃っているので、攻撃も少し一工夫ないとなかなか崩しきれないなという印象でした。本当に相手のゴール前で何か起こさないと点は取れないので、後ろで回していても点は取れないので、そういう面ではクロスのところはひとつ僕と真ん中にソメ(染野唯月)もいたので、そこに上げてきてほしいなという思いはあったので、そこの要求はしました。(球際の勝負は)練習から本当に激しくやっているので、そこは問題なかったです。

先に復帰する姿を見せた山見大登選手と試合後に何か話しましたか?
終わった後に「よくやった」と言ってもらいました。リハビリ期間は2人ですごく長く過ごしましたが、ひとつ勇気を与えられたなら、それは良かったかなと思います。

今日は大観衆の前でのプレーになりました。
3万8千人ほど入ったと聞いて、そのなかでサッカーをできることはなかなかないことで、選手としてもすごくうれしかったです。そのなかでも来ていただいたファン・サポーターに勝利を届けることが僕たちの仕事だと思うので、そこはあと1試合あるので、絶対に大阪で勝点を取りたいです。また、自分が怪我した時に(対戦相手だった)ガンバ大阪のファン・サポーターの方からすごく励ましのメッセージもあって、「頑張れ」というふうに言っていただいたので、元気にサッカーをしている姿を見せられたら、一番良いのかなと思います。

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