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MATCH試合情報

2021-22 Yogibo WEリーグ 第3節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs サンフレッチェ広島レジーナ

マッチレポート

【試合展開】

前節、アウェイでAC長野パルセイロ・レディースと2シーズンぶりに対戦し、数多くのチャンスを作りながらも、相手の堅い守備を最後まで崩せず苦い引き分けとなったベレーザ。

WEリーグ初勝利を狙う3節は、ホーム西が丘にサンフレッチェ広島レジーナを迎えた。

 

今節は北村菜々美をスタメンで起用。日テレ・東京ヴェルディメニーナの土方麻椰がサブに入った。

 

広島ボールでキックオフすると、序盤からボールを保持し、4分には田中桃子が弾いたシュートを北村が受けるとそのまま相手ゴール前までドリブルで運ぶ。小林里歌子がシュートに持ち込むも相手キーパーとディフェンスに当たりゴールに入らず。9分には宮川麻都がグラウンダーのパスを三浦成美に送り、三浦がシュートを放つも、キーパーにキャッチされ、ゴールならず。

 

好機を作りながらなかなかネットが揺らせない中、24分、遠藤純からパスを受けた小林が抜け出すと、そのまま右足を振り抜いてゴール左隅へと流し込んでWEリーグ初ゴールで先制に成功した。前半のうちに追加点が欲しいベレーザは、立て続けに相手ゴールに迫るが、堅く引いた守備に邪魔されゴールをこじ開けられず、1点リードの状態で前半を終えた。

 

後半に入っても、ベレーザペースの試合運びは変わらず、小林、植木、遠藤純のフォワード3選手が絶えず相手ゴールに襲い掛かる。追加点が欲しいベレーザは66分に、木下桃香と菅野奏音をピッチに送り込む。73分には、相手ボールを中里優が奪うとペナルティエリア中央にクロスを送り、菅野が頭で合わせる。これはキーパーのナイスセーブに阻まれる。

 

前半同様に押し込みながら相手ゴール前まで侵入していくが、あと一歩が遠く試合は終盤へ。

 

すると88分、左サイドの深い位置でコーナーキックのセカンドボールを受けた菅野がマイナスのパスを送ると、三浦がワンタッチで浮き球のパスをゴール前に送り、植木が頭で合わせてゴール右隅へと流し込んで追加点を奪う。

 

最後まで攻撃の手を緩めることなく、相手ゴールを脅かし続けてタイムアップ。WEリーグ初勝利をクリーンシートで飾った。

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監督コメント

竹本 一彦 監督

試合を振り返ってください。
今日はホーム第2戦ということで、何人のサポーターの方がいらっしゃるのかまず気になっていて、1700人という方に来ていただきました。その中で、今日はホームで必ず勝とうという気持ちをチーム全員で持って入りました。試合の展開としては、先制点を取れたことは良かったですが、広島さんのしっかりボールをつないでくるという部分や、足の速い選手が多い中でのカウンターを受けるという部分に対して、対応はできていましたが、前半はウチも縦に早い攻撃が多かったので、カウンターの応酬という展開になりました。点をそこで取れれば良かったですが決めきれなかったので、後半はもう少し繋いでいこうとして、チャンスは作れたのですが、やはり追加点を奪う時間が遅かったです。でも結果的には2点目を取れたことでホーム初勝利につながって、今後にもつながるゲームになったと思います。

2点目を奪うのに時間がかかってしまった要因はどのように捉えていますでしょうか?
まずは前節もそうでしたが、WEリーグで戦うプロチームになって、特に守備のトレーニングを相手チームがしっかりとしてきていると感じていて、それが諦めない気持ちやプレーに表れていると思います。そしてそういったプレッシャー下で点を奪うということにまだ慣れていない、てこずったということだと思います。植木、小林を中心にゴール前に行くチャンスはありましたが、最後のコンビネーションや、相手より先にボールに触るとか、そういった部分はまだ足りない部分なので、自信を持つこと、ひとつの判断力というところを磨いていきたいです。それがあれば、今日の試合もまた違った展開になったと思います。

監督個人としては、この2週間は長かったのではないでしょうか?
とても長かったです。開幕戦では最低でも勝ち点1を取って、できれば2700人のサポーターの方々に笑顔を届けたかったですし、前節でも引き分けてしまったので、非常に長い2週間でした。

次節はプレシーズンマッチでも敗戦している千葉戦です。どのように戦いますか?
ウチは若いチームですし、今日の試合を修正することや、ピッチ上の戦術や技術を意識することはもちろんですが、やはりメンタルの部分、サッカーをもっと楽しむ、プレーでの余裕を持つこと、そういったところをトレーニングの中でも意識してやっていきたいです。

以前小林選手に対して、今季はパスやアシストに加えて、ゴールゲッターとしての役割に期待しているとおっしゃっていました。今日の彼女へのプレーはどのように評価されていますか?
ここ2試合で、彼女はまだ得点を奪っていなかったので。本人としても点を取りたい気持ちが強かったと思いますし、チームに貢献するには得点に絡むということが必要だと理解していたはずです。ただそれを意識しすぎて、プレーの判断時にスピードを上げすぎてパスミスやシュートミスになるということもこれまで何度かあったと思います。でもゴールシーンでは、ボールをもらってから周りを見て、余裕を持ってドリブルできたことであのシュートにつながったのではないかと思います。これからもスピードを高めるだけではなく、緩めて周りを見るといった個人戦術を磨いてほしいと思います。後半も同じような場面もありましたし、そこを決めきれるように改善してくれれば、さらに彼女の良さが出ると思います。

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選手コメント

FW10小林 里歌子

まずはゴールシーンを振り返ってください。
ゴールシーンは、自分で行こうか理子に出そうか迷っていたんですが、一瞬相手が下がってそこで「いける」と思ったので、ドリブルの緩急というよりは状況を見ながらでした。

プロになって相手の守備強度に変化を感じますか?
球際だったり、今シーズンは自分がよりインサイドハーフ寄りのポジションをやっている中で、プレッシャーの強さは感じます。

自力でゴールを決めることをテーマにされていたと思いますが、そういうゴールが決められて手応えはいかがですか?
カウンター気味になった時にそういう場面は多いですが、まだまだチャンスを決め切れないところは多かったですし、ミスもあったので、まだまだ課題だらけかなと思います。一番の課題は、もっとゴール方向にプレーをするということだと思いますし、決め切るというところは、今目に見えるシンプルな課題かなと思います。

相手をブロックしながら前に持っていく、ドリブルするプレーというのは筋肉の質が変わった影響があると思うのですが、筋トレを増やしているというお話でしたが?
チームでやっている筋トレは全体的なものですが、この部位を鍛えるというよりは、身体の全体的な使い方だったり、力を入れるところ抜くところというトレーニングをしています。まだまだですが、積み重ねていけたらと思います。

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FW9植木 理子

まずはWEリーグ初勝利のお気持ちを聞かせてください。
単純に勝ったということが嬉しいですし、久しぶりにこんな気持ちの良い勝利をしたので、勝つってこんなに気持ち良いんだと味わっています。

西が丘での初勝利でした。
チームとして、勝利を目指して2試合を戦ってきて、なかなかチームとしてももがいているところだったので、勝てたということはすごく良かったなと思います。

試合終盤ですが、勝利を決定付ける、今季2点目を決めました。ゴールシーンを振り返ってください。
成美さんのところにボールが転がってきた時に目が合って、練習の中でも成美さんから頭に合わせてくれるボールがよく来るので、それに構えていたらすごく良いボールが来て、最後は自分の良さだと思うので、結果として入って良かったと思います。

ホーム開幕戦に続き2点目です。ファン・サポーターの皆さんもFWとしての植木選手に期待をしていると思います。
そうですね。去年1年間、不甲斐ない結果しか残せなかったので、今年こそはファンやサポーターの皆さんに自分のゴールで喜んでいただきたいですし、まだ3試合しかしていませんが、ゴールを決められているというのは自信につながります。

次節、敵地でジェフ千葉レディースとの試合です。
プレシーズンマッチでは負けている相手なので、リベンジという意味もありますし、自分たちはチャレンジャーなので、一歩一歩勝ちにこだわって戦っていきたいと思います。

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MF7中里 優

まず今日の試合を振り返ってください。
まず前半のうちに先制点をとれたのは非常に大きかったと思います。後半の入りからアグレッシブに戦えていたと思うので、追加点をとることもできて、今日は勝つことが一番良かったと思います。

公式記録では24本のシュートを打っています。その中で2点は物足りなさがありますか?
やっぱりここ3試合を通じて最後のゴール前の精度や味方とのコンビネーションはもっとすり合わせていかないといけないなと感じてはいるので、明日のトレーニングからまた取り組んでいきたいと思います。

打開するためにピッチの中ではどんなことに気を付けて試合を進めていましたか?
合わなかった時はマメにコミュニケーションをとるというのは普段から気を付けていますし、そこでどんどんすり合わせていけたらなと思っています。

最近、竹本監督はゴールを決めるために落ち着いたり、自信を持ってということを仰りますが、中里選手としてチームをどう育てていきたいと思いますか?
今のベレーザには、スピードがあったり、テクニックが高かったり、個に長けた選手がすごくいる中で、自分はすごく身体も小さいですし、スピードもなくて何で違いを出せるかといったらボールコントロールや時間を作ることだと思います。そういうところはチームの中で上手くバランスをとれるように考えながらプレーしています。

ジェフ千葉レディース戦に向けては?
どの試合も簡単ではないのは、この3試合で痛感していることなので、この1週間の中で今日出た課題にしっかりと取り組んでまた勝てるように頑張っていきたいと思います。

先制点は中里選手のパスカットから始まって、そこから縦に早い攻撃が出せていました。これはもともとあったゲームプランですか?
相手がアンカーを使いながらインサイドハーフのところに入れるのを狙っているのは皆で共有していたので、そこを潰せるようにという意識は持って守備をしていました。

1点リードを奪った後になかなか追加点を奪えませんでしたが、中盤の選手としてゲームコントロールはどう考えていましたか?
もちろん追加点をとりたいというのは持ちながらやっていましたが、途中から自分はインサイドハーフでありながらダブルボランチになったりもするので、そういう部分でリスクを冒し過ぎずにしっかり穴埋めができるように、特に守備のところでは気を遣ってプレーしていました。

インサイドハーフのところで選手が入れ替わりながら流動的にやっていますが、それはトレーニングの中でもスムーズにやれていますか?
相手に研究される中で、インサイドハーフというポジションは狙われやすいポジションなので、相手が狙いを定めにくいように、ウイングだったりFWだったりときにはサイドバックも含めてローテーションしながら相手をかき回すようなことは意識してやっています。

小林選手が今季初ゴールを決めましたが、10番のプレッシャーを背負っていたと思いますが、中里選手から彼女のプレーをどう見ていましたか?
里歌子は決してプレッシャーとかを表に出したり口に出したりしないタイプですが、少なからず本人の中にはあると思いますし、そうやって頑張っているのは近くで見ています。今日のゴールはすごく嬉しかったですし、チームとしても彼女が躍動してくれることは助かるので、これからもサポートしていきたいと思います。

中里選手も久々のゴールを決めたいところだと思いますが?
やっぱりインサイドハーフというポジションをやっている以上、ゴールというのは求められるところだと思いますし、そこは狙っていきたいと思っています。

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