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MATCH試合情報

2022-23 WEリーグカップ ノックアウトステージ 決勝 - 三菱重工浦和レッズレディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

マッチレポート

監督コメント

竹本 一彦 監督

試合を振り返ってください。
ご覧になった通り、選手も悔しさにまみれており、私自身もとても悔しいです。3-0になってから最後浦和さんのパワー、スピードに耐え切れず3-3というスコアで終わってしまったということは、とても大きな反省材料です。PKは運ではないですけど、相手のボールを止められなかったこともありますが、浦和さんを褒めたいと思います。 このカップ戦の決勝に、みなさんこれだけの数のメディアの方がいらしゃっていますが、リーグ戦ではこのような場で喋ったことはありません。WEリーグに対して、この雰囲気を作っていただいたこと、このカップ戦のファイナルという舞台を作っていただいたことに感謝したいと思います。 こういう場をリーグ戦であっても作っていただけたら、我々、浦和さん、他のクラブでも、こうやって皆様に注目される決勝のようなゲームを一緒に作っていけたらと思います。選手たちもこの悔しさ、勝っていたら喜びになりますが、そういうものを経験しながら、よりピッチ内のプレーの質を上げられると思います。今日は我々は負けましたけれど、WEリーグに向けてはすごく大きな経験をしたと思っていますので、この悔しさを自分たちの糧にして、前を向いていきたいと思います。

試合がおわって、ベンチ前で円陣を組んでいたがどのような話をされましたか?
表彰式を目の前で見て、泣いている選手もいました。こういうことは経験できないので、しっかりとみんなで糧にして、結果は出てしまったので、次の試合に対して自分たちが何ができるか、悪いことばかりではなく自分たちらしいゲームをできているところは十分にあったので、切り替えていこうと言いました。

3-0、3-1の試合展開の中で、ゲームの運び方についてどう考えていましたか?
ゲーム運びは前からの積極的な守備というコンセプトは変えずに実行していました。できれば4点目を取りたかったということもありますし、もう少し守備で奪うところ、奪えないところ、それからカバーリング、スライドすること、遅らせること、そのあたりは精度を上げていかないといけないかなと思います。みんな取りに行く意識が高く、1失点目でいえば遅らせるところといった判断を向上していかないといけないと思います。

WEリーグ開幕に向けて、アメリカ遠征からWEリーグカップを通して得た手応えはありますか?
アメリカの遠征でACミランとトッテナムとゲームができました。やはり強いですし、フィジカルも強く、技術的にもしっかりしていました。1試合1試合、うちの選手たちがその経験をバネにしています。トレーニングの中でも永田ヘッドコーチと共に、またフィジカルコーチ、GKコーチ含め、各担当コーチがそれぞれの選手に、海外で通じるためのワールドワイドの課題を設定し進めていますので、1試合1試合成長してきていると思います。ただゲームの進め方、クロージングというところをどう進めるかというところは、アメリカの大会からこのカップ戦を通じて、もう少しチームとして成長していきたいと思っています。

植木選手が5試合6ゴールと結果を出しましたが、彼女の成長や今後リーグ戦で期待することは?
代表チームに入り、アジアカップ等で点を取ったこと、海外の相手とどういうふうにプレーをすればいいのかということが経験でき、すごく自信にもなってきていると思います。あまり細かいことを言うよりは自分の良さをしっかりと出して、ヘディングでも点を取れますし、相手の背後に抜けるスピードを活かして、もっと前向きにやろうぜということで、本人も自信を少し掴んでいると思います。今日もメンバー表の中の得点数を見ていて、(植木選手が)4試合で4ゴール、藤野選手が3試合で3ゴールと1試合1ゴール取っていることは大きいです。去年は得点数も少なく、外してることも多かったですが、今日はPKを入れると3点入れているので、決定力というものはFWの大事なところなので、自信をつけて今成長してきています。周りを引っ張ろうという意識も出てきているので、今後をもっと楽しみにしたいと思います。

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選手コメント

DF 33岩清水 梓

悔しい敗戦となりましたが試合を振り返ってください。
いまのベレーザの経験のなさ、勝負どころの未熟さが出ました。昨シーズンから追い付かれたり、逆転されることがあり、このカップ戦でもそういう展開になりました。これを経験にしていかないといけません。

9分間で3点取られてしまった流れはどう感じている?
そういう展開になると思っていなかったです。やっている側は必死にやっていますし、自分としては1点入れられても大丈夫と言っていましたが、チームに焦りがありました。自分が上手く伝えられなかったです。少しやばいかもという雰囲気が充満していたので、そこで大丈夫と伝えていければ良かったです。

1点目は岩清水選手のドリブルの運びからだったが、自分のプレーの幅が広がっている?
あのプレーは求められているものです。後ろからビルドアップして前の人数を増やすことは求められているので、それはうまくやれたのかなと思います。

1点差の試合運びについては?
相手にボールを与えるよりも自分たちの時間を長くするという戦い方をもっとしないといけないと思います。それはこれからどうやって戦うかや時間の使い方、この前のINAC神戸戦でも話していましたが、同じ形になって追い付かれてしまいました。もっと選手間で話さないといけません。

連続3失点はすこし浮足立った状態でしたか?
相手がビルドアップをやめて外に蹴りだすなど戦い方に変更があって、その変更に自分たちが耐えられませんでした。変更されても自分たちが守って、しっかりボールを持てる展開にできれば、「たられば」ですが、違う結果になったと思います。

フル出場。自身のコンディションは?
昨シーズンよりコンディションが良いですし、自分で準備してきたものがあって、今ここでピッチに立てています。昨シーズンより違った景色が見えていますし、もっとチームの力になりたいですが、どこかで自分の中で自信のなさもあるので、そこを塗り替えて自信を付けてみんなに発信できるようにならないといけないと思います。

前半はやりたいことができて、自信が持てたのでは?
前半の戦い方はパーフェクトに近い形でやれたと思うので、相手が戦い方を変更したときに自分たちも変更しないといけないところがあったかもしれないですし、そのゲームの流れを大人になって経験を積んでいかないといけないのかなと思います。

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FW 9植木 理子

試合を振り返ってください。
WEリーグカップ初年度ということで、チームとしても良い準備ができていたと思いますし、その分悔しい気持ちが大きいです。

3得点できたところまでは良い流れでしたが?
前半に2点取れて、後半の大事なところで追加点を取れたことはチームとして成長を感じますし、そういう流れは良く作れたと思う分、そこから追い付かれたことはこのチームの弱さが明確に出たところなので、また長いリーグが始まりますが、そこに向けて修正・積み上げをしないといけないと思います。

試合後、涙を見せていたが、何への悔しさだったか?
個人的には自分が何点取ってもチームが勝たなかったら意味がないとここ数試合で感じているので、まずはやはりチームを勝たせるゴールを決めたかったというのが一番ですし、そこはまだ足りないと痛感しました。自分がチームを勝たせられる選手になりたいなと思います。

リーグカップ5試合6ゴールと結果を出し、自身の進化を感じる部分とチームとしてのやりやすさはあるか?
去年に引き続き前線のメンバーは同じなので、1年間の積み上げが今出ているかなと感じます。個人としても数字としてゴールを決められているのは嬉しいですし、成長できているかなと感じます。きつい試合でも後ろの選手が自分にボールを託してくれるというか、練習や試合でも「頼んだよ」と声をかけてくれたり、良い意味で頼りにしてくれているのは感じているので、その期待にも応えたいと強く思います。

PKを外してしまった選手に声をかけるなどリーダーシップが芽生えているように感じるが?
前線で言えば、小林里歌子選手が怪我しているので自分が一番年齢が上なので、引っ張っていきたいという気持ちもありますし、上の選手もいますがベレーザ歴でいえば長くなってきたので、まだまだ足りないことだらけですけど、気持ちの部分では負けちゃいけない、誰よりもやってやるという気持ちです。そういう意味ではPKのシーンや村松選手からキャプテンマークを渡されて、いい意味で重みを感じましたし、村松選手が背負ってきたものを1選手として感じなくてはいけないと思っていました。

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FW 11藤野 あおば

試合を振り返ってください。
自分でできたことやできなかったこと、試合の流れの中からもっと自分のプレーの判断をしないといけないと感じて、より足りないと思うことがしっかり出たかなと感じています。

自信になった部分もあるのでは?
ボールを持ったところは自分の目の前にある空間やスペースを意識してゴールに向かってプレーできた部分もあり、そこは自信に繋がったところはあります。

守備のアプローチの手ごたえは?
自分で前からプレスをかけられると、ディフェンスラインでボールを奪いすぐゴールに行けたり、最終ラインを突破したりする意味でも、前からプレスをかけられたのは良かったです。

リーグ戦ではどんなプレーをしたい?
今日の試合ではゴールに繋がるプレーができたというのもあると思いますが、自分が試合を決めるゴールを決めたいです。シュートシーンもありましたが、なかなか枠に飛んでいくことが少なかったのでもっとこだわってやっていきたいです。

コスタリカから帰ってきての変化は?
U20ワールドカップでは守備の役割を担うことが多かったので、相手との対人は多かったですが、そういう意味ではフィジカルの部分では上手くやれてきて、当たり負けもしなくなってきたので、そこは持ち帰れたところかなと思います。

来週から代表戦ですが、なでしこジャパン初選出の緊張は?
月曜日から初キャンプで緊張もありますが持てる力を出してより良いキャンプにしていきたいです。若さもありますが、よりフレッシュな部分をだして、そこを強みにして楽しんでやりたいです。

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