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MATCH試合情報

2024-25 SOMPO WEリーグ 第20節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

マッチレポート

監督コメント

松田 岳夫 監督

試合を振り返ってください
今日もたくさんのファン・サポーターの方に応援していただきました。そのなかで勝利を収め勝点3を取りにいきたかったのですが、なかなか上手くいかず申し訳ない気持ちでいっぱいです。相手の速いプレッシャーは想定していました。ゲームの入りのところで、相手のプレッシャーを技術でかわすのではなく、しっかりと一対一を戦う。ゲームが多少早くなっても戦うところは絶対に避けてはいけない。そういうイメージを持ってゲームを進めていったつもりです。ただ、相手のプレッシャーの中で、徐々に自分たちがスピードアップをし過ぎてリズムを作ることができなかった。そういうなかでの失点であったので、そこからさらに悪循環に陥ったという状況だったと思います。プレッシャーのなかでしっかりと自分たちのゲームをするというところでは、常にトレーニングで積み上げてきましたが、やはりこういう大一番でさらに相手を上回るボールの動かし方ができなかったことが現実ですし、まだまだ自分たちに足りないところが多い。そういうふうに感じました。ただ勝点3を取るために最後まで戦った選手たちを褒めてあげたいですし、その選手たちにしっかりと勝利させることができなかった自分の指導力のところでも後悔が残ったゲームでした。

前半は特に前線の選手がシュートを打てない状況でしたが、どのように好転させようとしましたか?
実際に相手のプレッシャーを剥がせなかったというところでは、自陣でのプレッシャーを剥がせなかった部分が非常に大きかったです。それを剥がすために高い位置で起点を作ることもできなかった。長いボールで我々のコートに侵入してくる相手にセカンドボールを勢いよく拾われる。またそこから我々がボールを奪ってもプレッシャーを掛けられる、その繰り返しの中で、どうしても相手コートに進むところで力を使い果たし、最後のボックスに侵入する、ゴールを目指すところで、人の関わりや距離感が悪くなり、パワーもなくなった。そのような印象でした。まずは相手コートのなかでゲームをするために丁寧に進めたかったです。相手がスピードアップするなかで、むやみにスピードを上げずにしっかりと動かすところでリズムを取り戻そうとしましたが、プレッシャーのなかでミスも増えてしまったと思います。

残り2試合の相手もプレッシャーを強くかけてくる相手ですが、戦い方を変化させるのか継続していくのかについて教えてください。
まず自分たちのゲームにしていくためには、それぞれのポジション、今日でいえば両ウイングバックの位置が非常に低かったですが、そこの位置をまずは修正していきたいです。それから我々の良さとしては流動的な攻撃をずっとやってきているので、ウイングバックが低くなってきた時にどういうポジションを取るのか。ただ高い位置だけではなくて、もっと内側にポジションを取りながら相手に混乱を与える。そういう駆け引きというのはもっともっと改善の余地があるかなと思っています。

眞城美春選手を前線に上げる方法もあったかと思いますが、いかがでしょうか。
彼女のゴール前で変化を起こすプレーは、ひとつ考えられた要素だと思います。今日のゲームのなかで、彼女が相手を剥がす部分でだいぶ引っかかっていた部分もありましたが、パスの受け手になれる要素もあるけれど、やはり彼女の出し手の部分で、突破のところで頼らざるを得なかったのが現実だと思います。(前線に配置することは)選択肢のひとつで、ありだと思います。

自力で優勝する可能性がある状況ですが、若い選手たちへどのように働きかけていきますか?
やはり今日のゲームをしっかりともう一回反省すること。プレッシャーをかけてくるのは当然なので、そのなかで何ができたかをもう一度チームとして振り返っていきたいです。今日の負けによっていろいろな状況になったと思いますが、幸いにもふたつ勝てば(優勝の可能性がある)という状況を保てたので、それは前向きに考えていきたいです。今までプレッシャーのなかでも臆せず、自分のプレーを出し続けた若い選手たちが、伸び伸びプレーできる、そういう状況を残り2試合作っていきたいと思います。

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選手コメント

DF 30宇津木 瑠美

ピッチに入る瞬間はどんな心境でしたか?
正直、自分のことよりもチームが良い方向に行けばという一心でした。ちょっと交代で一緒に入った選手が負傷してしまって、本来のポジションでは急になくなり、やろうとしたことをグラウンドでやる前にポジションが変わってしまったというところはありますが、ピッチに立てたことは(嬉しかったですし)、もちろん勝てたらよかったです。

試合メンバーに入ることが決まった際のお気持ちは?
やるべきことをやってきて、そこを評価してもらえた形でした。 家族やチームメイトなど、サッカーをやっている限りは正直人の支えがないとできないことは身に染みて感じていることなので、自分のためは大前提ですが、年齢を重ねていけば、多くの人たちに支えられて、2011年に優勝したときもそうですけど、自分たちだけでは成しえないサッカーの醍醐味みたいなものを肌で経験した身としては、やっぱり多くの人たちの想いが確実にサッカーというスポーツのなかにはあることを日々感じてやっていて、またそれを感じることができてよかったです。

周りの選手たちからは、宇津木選手の試合に出ていなくても出す声が偉大だと話していました。
今までは惜しいところまではいくけど最後は3位止まりという状況で、今季はもしかしたら形にできる位置にまだいるので、そこをものにしたいと思います。

今日は負けてしまいましたが、残り2試合をどのように過ごしたいですか?
サッカーなので勝ち負けが全てです。 内容はもちろんありますが、勝つためにはらしくないことをしなくてはいけないときもあるかもしれません。90分のなかでどうやったら勝てるか。もちろんやりたいこともありますけど、勝つために何を選択しないといけないかは、プロの選手として求められるので、そこをもう一度1週間考えながらやっていけたらいいかなと思います。

今日の試合後にはどんな声掛けをされましたか?
みんなどうしてもいろいろなことで矢印を外に向けてしまう。悔しさのなかから他者への怒りで自分を抑えたいという気持ちは重々分かるし、それだけの思いがあることをまず素晴らしく思います。それだけ勝ちたかったということになりますが、その勝ちたい思いを力に変える力が自分たちにまだ足りないということなので、それをどう力に変えていけるのかをピッチ内でもピッチ外でもベテランの選手たちが引っ張っていけたらいいなと思います。そういう話をしました。

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DF 3村松 智子

試合を振り返っていかがですか。
これが今の実力かなというのが一番です。相手のストロングのところで失点をしてしまって、相手に勢いを付けさせてしまいました。前半、苦しい時間も多かったですが、自分たちが持ちたいようにボールを持っていた時間もあったので、スタートから怖がらずにそれができていれば、また違った展開になったのではないかと感じています。後半は相手が結構引いたというのもありますが、ほぼボールを保持していた中で一点が取れなかったというところは課題しかないかなという感じです。

後半はチャンスが前半より作れたと思うのですが、ハーフタイムでのチーム内での指示や声掛けなどはいかがでしたか。
1点目思わぬ形で失点してしまい、このような形では負けられないみたいな雰囲気はチーム全体にありました。 今まで1点取られて結構ずるずるといってしまうことも多かったのですが、まだいける、みんなで行こうっていうポジティブな声かけがあったのは、大事なことだと思っています。戦術のところでは、相手の3バックが足元に食いついた後のギャップが生まれるところは、狙っていこうと再確認して後半に臨みました。

優勝争いも佳境に入ってきますが、チームにどのような声掛けをしていきたいですか。
本当に負けた後の試合が大事だと思っています。今日もやれたこと、やれなかったことをはっきりさせて、このメンバーで戦えるのは2試合だというところをもう一度チームに声をかけていきたいですね。もうずっと負けられない戦いは続いていて、今日は負けてしまいましたが、ここで落ちていくのか、ここから上げていけるのかは今のチームの課題であり、力の見せどころでもあると思います。運も味方にというところもありますが、自分たちの力をもう一回信じて、自信を持って自分たちのサッカーをしたいなと思います。

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