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MATCH試合情報

2020 プレナスなでしこリーグ1部 第16節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs セレッソ大阪堺レディース

マッチレポート

【試合展開】

今シーズン初めての多摩市立陸上競技場でのホームゲームは、セレッソ大阪堺レディースを迎えた。

 

立ち上がりからボールを保持し、主導権を持って試合を進めるベレーザだが、なかなかゴールをこじ開けることができない。逆に守備を固めてカウンター一本狙いのセレッソがワンチャンスを生かし、34分にベレーザゴールをこじ開ける。

 

ビハインドを背負ってから攻勢を強めるベレーザだが、きわどいチャンスを何度も作りながら、決め切れずに試合を折り返した。

 

後半に入っても最終ラインの選手がハーフラインでプレーするレベルで陣形をコンパクトに保ち、相手を自陣に釘付けにする。バイタルエリアでボールを失っても、カウンタープレスで追い込み、ことごとくセカンドボールを回収し、分厚い攻撃を仕掛けた。

 

すると59分、ようやく攻勢が実る。自陣の松田紫野が相手陣内の右エリアにロングボールを入れると、三浦成美が抜け出してペナルティエリアに侵入。ゴールライン際でマイナスにクロスボールを入れると、相手がクリアし切れなかったボールがペナルティスポット付近にこぼれる。これに飛び込んできた遠藤純が迷わずに左足を振り抜き、豪快にネットに突き刺して同点に追いついた。

 

その後も攻め手を緩めないベレーザは、中央をこじ開けようとひたすら仕掛け続けたが、割り切ってゴール前中央を固めるセレッソ守備網を崩し切れず。アディショナルタイムにもゴール前でシュートシーンが続いたが、ことごとくブロックされてドローに終わった。

 

残り2試合。アウェイでのアルビレックス新潟レディース戦を挟み、ホーム最終戦を戦う。6シーズン連続のリーグ女王は逃したが、年末に控える皇后杯を連覇するために、チャレンジしながら勝利を収めて、チームとして取り組む攻撃スタイルの精度を高めていきたい。

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監督コメント

永田 雅人 監督

試合を振り返ってください。
前半から自分たちのテーマである、ボールを保持して相手のゴールに対して中央線を突いていくというのは意識高くできたかなと思います。よりゴールに対してスコアメイクして、試合を支配するというのを突き詰めていかないといけないかなとすごく感じた試合でした。それが甘いと、失点して相手がより守備意識が高くなった難しい状況を作ることになってしまいます。それが今日、私たちが直面した場面でした。難しい試合になってしまったと思います。

同点に追いついた後も、リードを追う状況以上に相手を押し込んでいるイメージがあります。
その時間帯で、ゴールに対して、中央をこじ開けてボールを入れるかということについては、ギリギリまでは行っていたとは思いますが、その回数や精度というのは不足していたと思います。そこからワイドにボールが出た時に、クロスという部分でも確立の高さのところでは、一旦マイナスに戻してシュートを叩き込むという選択肢もあります。そうした一連のゴールへの流れを皆がイメージを持ってできていけたら、ベレーザらしい攻撃の形がより作れたんじゃないかなと思います。

中をこじ開けるチャレンジはもっと要求したい?
サイドに行くにしても、それがゴールに対するエネルギーがどれだけあってその選択をしているのか、ということが重要です。そこは各々がもっとスキルアップ、レベルアップができるところだと思います。

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選手コメント

DF 2清水 梨紗

試合を振り返ってください。
前半から全然悪い内容ではなくて、ビルドアップのところだったり、崩し切るところは今までの試合よりも意識高くできていてシュートまで持ち込めるけど、相手が引いてくる中でもっと自分たちがゴールに対するベクトルを上げていかないとだめだと思います。相手がああやって引いてきたなかで崩していけるのがベレーザだと思うので、そこはもっと質を上げていかないといけないなと思いました。

ゴール前に迫る回数は非常に多かったですが。
チャンスだけで見たら、もしかしたら相手よりも多かったですし、決めれるチャンスは誰が見ても多かったなと思いますけど、それが得点に繋がっていないので。ゴールっていうのが、自分たちのビルドアップの最後の結果だと思うので、そこが今日は1点に留まってしまったのが1番の反省です。

中央で崩していきたいところですが、相手が中を締め切っていました。そこでサイドのスペースを上手く使えていたように見えました。
相手がすごく中を締めてきたので、前半は中を突いていたというのもあって、後半はすごく中を締めてくる感じだったので唯や奏音が中からサイドに良いボールが出てたんで、自分は成美とその崩しや、逆は純とアリさんや、途中から優さんがいつもよりもサイドを崩して入っていけるシーンは多かったんじゃないかなと思います。

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MF 18遠藤 純

試合を振り返ってください。
かなり前から来たり、繋いできたり、蹴ってきたり、相手が色々な形で仕掛けてくるなかで、前半から自分たちが思うようにはプレーできなかったですし、相手を掴めなかったっていうのは結構大きかったかなと思います。

割り切った相手を終始押し込む試合でした。
前半から何度かチャンスはあったので、そこはもっとチャンスをものにするために自分からアクションをしたりというのは本当に必要だと思います。後半から自分たちの形があったんですけど、もっと前半からできたんじゃないかなと思いますし、前半からやることでもっとチームの流れが変わっていたのかなと思うので、そこは課題です。

得点シーンを振り返ってください。
クロスに逆サイドから上がるときに入るというのは、前半の途中で入ったほうがチャンスは何度かあったのでこぼれてきても良いようにあそこにいてチャンス良く目の前にボールが落ちてきたので、あとは気持ちで打つだけでした。振り切りました。

中央を締められた中で、サイドを上手く使いながら、相手を引き出して中央をさらに突きたかったのでは?
狙っていた部分は真ん中で、そこを突くためにも自分がひとつサイドの位置で崩していく形は後半に増えたと思うんですけど、それを左右というか右も左もどっちも作れていたら、もっとチャンスは多かったのかなと思います。自分のところに入って1対1で勝っていた部分も多かったんですけど、そこから中の枚数が多かったので、もっと左右に展開したなかで自分がチャンスメイクできたら良いなと思います。

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