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MATCH試合情報

2013Jリーグ ディビジョン2 第26節 - 東京ヴェルディ vs ガンバ大阪

マッチレポート

【試合展開】

2連勝中の良い流れに乗って勝ち点を重ねたいヴェルディは、ホームに首位のガンバ大阪を迎えた。敵地では押し込まれ続けながらスコアレスドローで勝ち点1を持って帰ってきたカード。本拠地に詰めかけた1万8000人の観衆を前に、チームは勝利を目指して序盤から果敢な姿勢で攻撃に出た。

試合開始直後はヴェルディが攻め込む場面が多く見られた。果敢に攻め込むなかで、こぼれ球に反応した井林章のオーバーヘッドに刀根亮輔が合わせて4分という早いタイミングでヴェルディが先制に成功する。その後はガンバ大阪のパスワークに前に自陣でリトリートして対応する時間を強いられ、きわどい場面を何度も作られた。しかし、佐藤優也の好セーブも目立ち、先制点の1点を守り切り1-0で前半を終えた。

後半に入るとガンバ大阪の攻撃のテンポが上がり、ヴェルディは自陣に貼り付く時間帯が続く。パスを回されているうちに押し込まれ、55分に移籍後初出場のロチャのヘディングで1点を返される。続けて64分には岡崎建哉に代って入ったパウリーニョに同点ゴールを許してしまう。その後もガンバ大阪のペースで試合が進み、73分にはキャプテンの遠藤保仁にフリーキックを直接叩き込まれてガンバ大阪に逆転された。

その直後、試合は激しい雷雨のために中断し、選手たちは一度ロッカーへと下がった。1時間弱のインターバルを挟んで試合の続行が決まったが、ピッチには叩きつけるような雨が降り続いていた。再開された試合は、水たまりでボールが止まる蹴り合いの様相を呈す。なんとか追いつきたいヴェルディは、ロングボールを多用してガンバ大阪ゴールへ突き進み、何度かチャンスを創出した。そして迎えた91分、ロングボールを相手の加地亮がクリアミス。これをゴール前につめていた石神直哉が押し込んで同点に追いついた。

惜しくも逆転には至らなかったが、コンディションの悪い中で、首位のガンバ大阪を相手に一度は2点をリードしてみせた。逆転を許した点は今後の反省材料だが、なんとか勝ち点1をもぎ取った未来に向けた実りのある引き分けだった。

 

 

【試合後選手コメント:MF 11 西紀寛選手】

――素晴らしい2点目でしたね。

「みんなのおかげです。トキ(常盤選手)から折り返しのボールがくると思っていたので走り込んだら、思った以上に良いボールがきました。でも、出来過ぎです。次も決められるように頑張りたいです」

――逆転されてからの中断の時間にチームとしてどういった部分を修正しましたか?

「一度完全にリセットして、新しい気持ちで残りの時間に向かって行ったと思います。少なくとも外から見ていてそういうふうに感じました」

――中断の時間帯にサポーターが懸命に声援を送ってくれていました。

「とても力になりました」

――ガンバ大阪が相手ということで特別な対策などをとりましたか

「普通だったと思います。ただ、リードした時に守りきれないので、そこは課題だと思っています。とにかく次も頑張れるだけ頑張りたいです」

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木惇選手】

――試合を振り返ってください。

「終わってみれば、勝ち点1を取ることができたので、前向きな結果とも言えますが、2-0でリードをしていたことを考えれば、勝ち点3を取りそこなったという見方もあると思います。それでも、勝ち点1を積み上げることができたことを前向きに捉えて、次に繋げていきたいです」

――2点リードを奪った後の失点が非常にもったいなかったなという印象ですが?

「そうですね。取られ方ももったいなかったですし、2点リードの時間も短かったですね。集中力だけの問題ではないですが、ああいう失点はないように修正しなければならないですね」

――中断時間を通じてどのように気持ちを切り替えましたか?

「監督からは2-3という状況を忘れて、もう一度新しい試合に臨む気持ちで残り15分間を戦えと言われていました。最初のセットプレーは失敗してしまい、そこで流れを引き寄せることができなかったのは自分の課題だと思います。それでも、最終的に勝ち点1を取れたことは自分たちにとって、良かったことだと思います」

――悪条件のピッチの中で積極的なプレーができていましたが、普段から対策を考えていますか?

「特にベンチから指示はありませんでしたが、僕たちは1点ビハインドを追いかけていて、ガンバ大阪は1点を守り切ろうとするわかりやすい構図でした。それが逆の立場であれば、あんなふうにプレーすることはできなかったかもしれないです。もちろん、こういうサッカーばかりをやるわけではないですが、悪条件の中で勝ち点1を取れたことを前向きに受け止めたいと思います」

――相手がパウリーニョ選手を下げてより守備的な内田選手を投入し守備固めをしたことが、攻撃する上で積極性を生みましたか?

「それもありますが、2-3になった時点で誰も諦めていなかったし、最後までゴールを狙い続けられたことは、チームとして良かったと思っています」

――今日の引き分けで4戦無敗という状況で次の福岡を迎えられますね。

「今日勝つことができれば、もしかしたら福岡と勝ち点で入れ替われる位置までいけたと思いますが、残念ながら勝ち点1に留まりました。それでも、厳しいコンディションの中で追いついて、勝ち点1を取れたことはチームにとって大事な一歩だと思います。次の福岡戦では今日の勝ち点1を無駄にしないためにも、アウェイですがきっちり勝ちたいです」

 

【試合後選手コメント:DF 3 刀根亮輔選手】

――先制点の場面を振り返ってください。

「はじめは自分がオフサイドの位置にいると思っていたので、“まあ、いいや”って感じで右足を振り抜いたら、ゴールに入っていました。そしたらオフサイドの旗も挙がっていなかったので、良かったなと思いました」

――ご自身にとってはヴェルディでの最初のゴールでしたが?

「特別な気持ちはないです。やっぱり、チームが勝てないと意味がないので、もったいなかったという印象です」

――ガンバ大阪相手に良い立ち上がりだったのではないでしょうか

「ガンバ大阪相手に先制点を奪うことができたのは、とても前向きに捉えられると思いますが、ボールを回される時間や相手のチャンスの方が多いということはありました。それでも、前半を無失点で凌いで、後半にああいう形で2点目を取ることができたので、イケるかなと思いましたが、やっぱり簡単に勝たせてくれる相手ではないなという感じです」

――ガンバ大阪の強力な攻撃陣に対峙した印象はどうですか?

「やっぱり、一人一人が上手いですね。他のチームの攻撃とは違うなという印象もありましたし、一人で抑えることができないので、味方同士でカバーし合うことを意識していました」

――逆転を許した状況で中断時間をどのように生かしましたか?

「あれは天気が悪くなって相手のパスサッカーができなくなって、ラッキーというか、天候をうまく味方に付けることができました。とにかく、ガンバ大阪相手に勝ち点1を取ることができて良かったです」

――これまでの試合では逆転されると、なかなか追いつけなかったですが、最近の試合での勝利が自信に繋がってチームを良い方向に導いた印象ですが?

「そういう部分もありますが、今のチームは守備陣がリードを守りきることができなくて、もったいない試合をしてしまっています。そこは申し訳ない気持ちです。あとちょっとのところで踏ん張りが効かないというのは、いまの僕たちの実力でもあると思うので、そこは改善していきたいです。せっかく、今日も2点も奪ってくれて逆転されるというのはたとえ今日の相手がガンバ大阪だったとしても、やってはいけないことだと思います。そこを改善しなければ、上にはいけないと思います」

――負傷交代で相手がシステムを変更してきたことはヴェルディにとってマイナスに働きましたか?

「そんなことはないですね。ただ、宇佐美選手が引いてきたのは少し嫌だったかもしれないです」

――次の福岡戦に向けてはどんな戦いをしたいですか?

「開幕戦で負けているので、しっかり借りを返したいです」

 

【試合後選手コメント:DF 2 石神直哉選手】

――試合を振り返ってください。

「2点先制したところから、3-2と逆転されてしまってDFとして責任を感じています。また、勝たなければいけない試合でしたし、勝てる試合だったので、もったいなかったです。リードしてから引いてしまう時間帯が多かったですね。押し込まれる展開は選手も頭に入っていたと思うので、前半をなんとか凌げて、2-0までいきました。けれど、1点決められてからガンバ大阪も乗ってきましたし、こっちもスペースが空いてしまったりしたので、そこをドリブルでこられることが増えてしまいました」

――2-1で終わらせることは考えましたか?

「2-1のままで終わらせるというサッカーはしていませんでした。3点目を狙いながら失点をせずに、ということはみんな考えていたと思います」

――ガンバ大阪は他のJ2のチームとは違いましたか?

「中盤でのボールの出し入れが少し違いました。横に回すチームはありますけど、縦に出し入れしてポゼッションをとるチームは少ないんじゃないかなと思います」

――宇佐美選手に突破される場面もありましたが?

「前半だったらスペースもなくて、2人目3人目で止めることができたのですが、後半に入ってからちょっと空いちゃう場面があったかなと思います。小さいスペースにボールを転がしてこられました」

――中断の時にはどんな話をしましたか?

「中断前あたりでは気持ちを切らさずに、という感じでした。完全に中断している時は2-3の試合は終わったと思って、残り15分の新しいゲームを始めようという気持ちで話しました。ですから、切り替えて試合に入りました」

――ゴールシーンについては?

「負けているので守っていてもしょうがないと思いましたし、失点の責任を感じていました。勝たなければいけない試合でしたし、ピッチの状態が悪かったのでロングボールを入れていこうと話していました。クリアミスとかもあるので前にいたほうがいいかなと考えていて、それがゴールにつながりました」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「試合は非常に良い立ち上がりして、しっかりとしたプランの中で、自分たちの狙いがしっかり得点に繋がりました。しかし、どの試合でも先制点を奪った後に硬くなる傾向があって、そういう中でも追加点を奪ったのは大きかったです。ただ、その後にガンバさんの反撃を食らう展開となって、非常に難しい試合になりました。苦労して2点目を取った数分後に失点するというのは絶対にやってはいけない試合展開です。その時点で非常に難しい試合になるな、という思いもありましたし、やはり得点がチームに与える影響、私たちの立場で言えば、失点することがガンバの選手にどう影響するかということも理解していました。そうした状況で逆転されて、そこから自分たちが天候による中断を上手く使って、アディショナルタイムを入れた残り15分をどのように戦うのかというプランをしっかり立てて、最悪の結果というものを免れることができたと思っています。これからの課題としては、点を取って、追加点を取った後のゲームの進め方、ちょっとした油断、集中力の欠如といったものが自分たちに見えたので、そこはしっかり修正していかなければならないと思っています。ただ、自分たちで難しくしながらも、しっかり追いついて試合を終えたというこの自信も、やはり今後に向けてしっかりと持っていきたいです。今までは、少し下向きの引き分けであったものを、今日は上向きの引き分けと受け止めて次に繋げていきたいです。また、次の試合に向けて選手たちと共にしっかりと準備して、しっかりとした試合をしていきたいと思います」

――今日は割と上手く前線でロングボール受けられる形が多かったですが、チームとしてそういう指示を出していたのですか?

「パスの長短を、状況を見て判断しなさいという指示は出していましたし、どちらかというとガンバ大阪もそういう入りをしてきたという印象がありました。意識的に長いボールを立ち上がりから蹴っていこうという指示は全くしていないです。ただ、状況判断によって上手くスペースが空けば、長いボールも有効的になるよ、とは伝えていました。ただ、特別意識したわけではありませんでした」

――中断の時間帯にどういったことを選手に話していましたか?

「新しい試合がやってくるというイメージをしっかり持とうということを伝えました。どうしても、2-0から2-3に逆転された試合の延長線上と考えると、メンタル的に弱気になってしまいます。なので2-3で負けた試合だと、一度試合は終わったと話し、新しい試合は15分間だと伝えました。また新しい入りをして新しく気持ちでプレーするように伝えてピッチに送り出しました。選手がしっかりと集中し、理解して前向きに戦ってくれたことによって点が取れたのかなと思っています」

 

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