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MATCH試合情報

2013Jリーグ ディビジョン2 第37節 - 栃木SC vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

残り6試合という終盤戦に突入し、一戦必勝態勢で試合に臨んだヴェルディ。土砂降りの雨と風に覆われた栃木グリーンスタジアムで、序盤は小気味良くパスをつないでペースを掴んだ。中後雅喜を経由してボールを広く動かしてチャンスを創出。しかし、ゴール前に迫りながらもフィニッシュが枠を捉えることができない。逆に27分にコーナーキックをクリスティアーノに頭で合わされて先制を許す。流れを取り戻したいヴェルディは、41分に小池純輝が左サイドから中央に切れ込んでグラウンダーの強烈なシュートを放つ。GKがこぼしたボールを西紀寛が詰めて同点に追いつき、追い上げムードで前半を終えた。

後半立ち上がりから主導権を握りたいところだったが、開始直後の48分にサイドを破られて失点。早い段階で追いつこうと攻勢に出ると、出端を挫かれて55分と57分に立て続けに失点。ブラジル人選手たちの個人技に翻弄され、あっという間に3点のリードを許してしまった。逆転を信じて反撃に出たいヴェルディだが、落ち着きを取り戻した相手を前にミスが目立ち始め、フィニッシュまで辿り着けずに攻撃が単発に終わる。巻誠一郎、安田晃大、前田直輝と攻撃的なカードを次々と切りながら、規定の90分を迎えるまで栃木のゴールを割ることはできず。ラストワンプレーで中島翔哉のクロスを巻が合わせて1点を返したが、その直後にタイムアップの笛が鳴り、勝利するしかない終盤戦で痛恨の敗戦を喫した。

 

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――今日の試合を振り返ってください。

「前半に風上というか(ヴェルディ)サポーターが待つ方に攻めることを選択しました。立ち上がりから試合を決めていきたかったというのが、選手たちの入り方の判断だったのだと思います。良いサッカーというのは、90分を終えた時にどういうスコアになるか、どういう風にそれが決まっていくか次第だと思います。立ち上がりから我々が攻め切って良いリズムで試合に入り、いい形で攻めながらも、セットプレーから先に点を取られた中で、よく前半に追い付くことができました。後半はなんとか勝機を見つけて、自分達の流れに持っていきたいと、ハーフタイムにもう一度仕切り直して、チーム全体で意思を確認し合って、意識を高めて入った結果がああいう形で失点に繋がった。ただ、4-1という状況になった後も、選手たちは持てる力を出して全力でプレーしましたし、この現実をしっかりと受け止めて次の試合の準備をしていかないといけないと思っています。お互いが天皇杯を入れて中3日で今日の試合を迎えた中で、お互いがしっかりと準備をして、お互いが攻撃的にフットボールをする試合でした。栃木さんのサッカーも讃えるべき素晴らしいサッカーでした。我々も攻撃という部分で、今の力を生かしてゴールに向かうことができました。今日は、このスタジアムに入った瞬間から、アウェイにも関わらずアウェイチームが勝つ雰囲気を(ヴェルディ)サポーターが作ってくれました。我々にもしっかりとその雰囲気が伝わった中でのこの結果ということは非常に悔しいです。しかし、しっかりと胸を張って頭を上げて、勇気を持って次に向かっていきたい。今の我々にとって、そうして現実から逃げないで努力を積み重ねていくことが大事になると思います」

――シーズン残り5試合でいかにチームを立て直すのか。最後まで食らいつくためにどうするのか?

「今おっしゃったように、食らいついて行くというのが大事です。精神論のひとつとしてはそういう気持ちが大事になる。全力を出すことを怠ったり、試合を諦めることは一切あってはいけない。サッカーを辞める選手以外は、この後もしっかりとピッチに立ってほしいと思っています。戦術的な部分では、攻守のバランスが大事になってくると思います。攻撃に関しては、攻撃の選手の動きだけではなく、最終ラインからのビルドアップの精度や、ビルドアップの狙いをこれでもかというくらいトライして、今日よりも明日は精度が上がる、今日よりも明日は少し上手くなることを積み上げていくことが大事になります。後ろから前につなぐ際の連係、フィードの精度が必要になってくる。攻撃する中での守備はできている時間とできていない時間がありますが、90分を通してしっかりと相手とスペースとボールをマークしてゴールを割らせないということ。少しずつ成長させながら、今日できなかったことが、明日には少しずつできるようになる。その積み重ねが必要になってくると痛感しています。現時点での我々が、栃木と試合をして出たこの結果を受け入れて、一歩一歩選手に成長を促していきたいと思います」

――栃木の攻撃はサビア選手とクリスティアーノ選手がキーマンだと分析されていたと思うが、結果としてその二人に試合を決められてしまった原因は?

「最終的に彼等の所にいいボールが転がってきているということで、彼等のプロとしての勝負強さを発揮されました。それに対してどこにボールがあっても注意深く守らないといけない、その中で時にはマンツーマンで、時には受け渡すことで守ろうとしました。戦略的にマンツーマンを2人に付けることがあると分かっていて、自分達の攻撃を出す中で声を掛けて受け渡すことであったり、この2人を注意深くマークする中で、まだパウリーニョがいる、最終ラインには三都主がいる。しっかりとした軸のある相手に対して、グループで守る意識を持って戦った結果であるということです」

――キャンプの時に敗者のスピリット、這い上がる気持ちを植え付けたいと言っていたが、それが感じ取れない原因は?

「メンタルの部分の話をすると、失点するとすぐに落ち込み、得点するとそれに浸る。我々にはそうした傾向があります。選手たちにぶつけ合いながら少しずつメンタルが成長すればいいと思って、トレーニングで彼らと向き合ってきました。このメンタルというのは、強い気持ちということではなく、集団として持つグループメンタリティが自分は大事なのではないかと感じています。それを植え付けるために、日々取り組んでいるのが現状です。メンタリティは個人個人がしっかりと持つことが大前提にありますが、1人だけが勝ちたい気持ちがあっても、別の1人が焦ったりしてしまっては大きな力にはなりまえん。それを考えた時に、個々に強いメンタリティを持つ選手を活かしながら、グループメンタリティを強くして行ければ良いなと考えています。まさしく失点のシーンは、自分達のグループメンタリティの不足が要因だと思っております」

――グループで戦うことを強調されているが、現時点での出来は?

「トレーニングに向かう姿勢やスタジアムに足を運んで来た時の姿勢を考えた時に、変な言い方ですけど、自分達には相応しくない勝ち点ではないかなと思っています。ただ現実はこの勝ち点が自分達の姿であり、それを受け入れて考えた時に、グループメンタリティと個人のメンタリティのどちらが強いかと見た場合に、まだ個人の方が強いのではないかなと感じています。この会見ではグループの部分を強調していますが、個人に対してのアプローチも頻繁にやっていますし、戦う中でグループになること、決して1人で戦うわけではないと強調しています。日々、アプローチを変えながら選手たちと向き合っているのが現状です」

 

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