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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第3節 - 東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉

マッチレポート

【試合展開】

今シーズンホーム2戦目は、同じJリーグの“オリジナル10”メンバーであるジェフユナイテッド千葉。ヴェルディは前節から左サイドバックの舘野俊祐を安在和樹に代えてスタートし、高木大輔を右MFに、前田直輝を左MFにスイッチして試合に臨んだ。

序盤から前に圧力をかけてきた相手に対して、ヴェルディはボールを落ち着かせることができない。長いボールが増えてセカンドボールが拾えなくなると、陣形がやや下がり気味になっていった。流れが好転し始めたのは、11分の平本一樹のファーストシュートから。サイドを起点に相手の守備のギャップを突くと、サイドに枚数を割いてボールを回す形が安定し始め、中盤を飛ばして前線に当てるボールが通り始める。なかなかフィニッシュまで持ち込めなかったが、前半の終了間際には平本がDF2枚のマークを振り切りながらペナルティエリアに侵入し、GKの出端もかわしてシュート。絶好機だったがボールはわずかにゴール右へとそれてしまった。

攻撃時のコンビネーションとパスワークを再確認して臨んだ後半、今度はヴェルディが前からの圧力を強めて千葉を押し込んだ。迎えた53分、左サイドの深い位置でフリーキックを手に入れると、安在の鋭いクロスを中央に飛び込んだ吉野恭平が頭で合わせてゴールネットを揺らし、今シーズン初めて先制に成功した。その後も攻勢の手を緩めないヴェルディは、鋭い出足でセカンドボールを拾い、サイドを起点にしたパスワークで相手を圧倒。何度となく決定機を作り出した。相手がケンペスを投入してパワープレー気味に前に出てきても、決して後手に回ることなく圧力をかけて強気の対応。自陣ゴール前でも最後まで身体を張って90分を迎えた。しかし、あとはロスタイムを残すのみとなったこの時間にサイドからのクロスをパワープレーで前線に上がっていた山口智に合わされて失点。その後、勝ち越しを狙って前に出ようともがいたが、フィニッシュまで持ち込みながらゴールは奪えずにドローで試合を終えた。勝利が遠いように感じられるが、試合を追うごとに進化し続けているヴェルディ。このまま加速度的に成長を続け、今度こそ今シーズン初勝利を手に入れて、好循環へと入っていきたい。

 

 

 

【試合後選手コメント:GK 1 佐藤優也選手】

――試合を振り返ってください。

「結果的には最後追いつかれての引き分けということで、少しネガティブに捉えられがちですが、これも良い経験と思ってプラスに考えてやっていきたいです」

――今日は課題であるセットプレーの守備に関して集中できていましたね。

「そうですね。高い意識を持ちつつ、うまくやれていました。やっぱり、セットプレーというのは、今日うちが得点につなげたように決定的なプレーになり得るものなので、そういう部分でしっかり集中して対応するのは毎回必要なことだと思います。そのなかで今日は抑えることができましたが、それ以外に守備の課題も出ました。特に、最後の終わり方や試合終盤の失点というのは、チームとして考えていかなければいけないものだと思っています。それだけに今日の失点は悔しいものでした。ただ、その失点に気落ちすることなくプレーできていましたし、誰一人あの時間に追いつかれたからゲームを捨てる人もいなかったので、そういう部分が最後の決定機につながったと思っています。あの決定機が決まれば最高でしたけど、それがチームとしての課題だと思います」

――今シーズン非常に若返りを図ったチームの中で個人として意識している部分はありますか?

「若いチームで、Jリーグという舞台をあまり踏んでいない選手が多くいますが、1試合、1試合戦って行く中でだんだんと落ち着いてきますし、一つひとつのこと、時間帯であったり、相手との兼ね合いという部分は、なかなか口で言っても伝わらない部分でもあるので、何を言うということは考えていません。ただ、それぞれが個人で感じていることもありますし、その感じていることを若い選手が成長につなげているというふうに感じています」

――これまでの2試合に比べてチームとして集中した入りに見えましたが、それも成長した部分でしょうか?

「そうですね。チームとしての成長というか、チームとしてのスタイルがこの試合で多少出たのかなと思います。たとえば、最後に決定機を作った場面を筆頭に諦めない、身体を張る、アグレッシブに戦う。そして、集団でコレクティブにプレーするというチームのコンセプトを出せた気がします。あとはその質を高めていければと考えています」

 

 

【試合後選手コメント:DF 2 吉野恭平選手】

――チームに今季初の先制点をもたらす貴重なゴールでしたね?

「そうですね。これで自分的にも勝ち点3を取る意味でも、“来たな”と思いましたが、最後にああやって失点してしまったのはもったいないなと思います。それでも、ここ3試合戦って行く中で徐々に試合の内容も良くなってきていますし、あとは結果が付いてくれば、乗っていけると思います。だから、次は結果にこだわってやっていきたいです」

――課題である早い時間帯でのセットプレーからの失点は凌ぐことができましたね。

「中できっちり声を掛け合いましたし、あれでやられたらもったいないので、みんなで声を掛け合ってうまくケアできたと思います」

――前半を“ゼロ”で終えられたのは大きかったですか?

「ジェフはしっかりと攻撃も守備もやってくるチームですし、押し込まれる時間が長いというのは試合前から理解していました。その中で前半耐えて後半に先制点を奪うことができたのは、チームとして大きかったと思います。ただ、試合の終わり方という部分はこれからしっかり修正しなければいけない課題だと思います」

――ゴールシーンは安在選手とのホットラインで生まれたという感じでしょうか?

「いや、そんなことはないです。これまでJリーグを戦ってきた中で、セットプレーの際に結構、自分のところにボールがこぼれてくる印象があったので、ちょっと誰かが触ったところを詰めに行こうと意識していましたし、狙い通りだったと思います。自分のゴールか分からなかったですが、入って良かったです」

――対戦相手の千葉はJ1でも経験のある素晴らしい選手が揃っているチームですが、戦った印象はいかがですか?

「やっぱり、開幕戦で戦った松本はディフェンスラインの裏に放り込んできたりするチームで、2戦目の群馬はブロックを敷いてという戦い方でした。それに対して、今日の千葉はしっかりとつないで崩すというコンセプトを持って戦うチームなので、1試合目よりも2試合目よりもレベルは上がっていました。そういう高いレベルの相手に対して、勝てなかったですが、1―1で終われたことはチームにとって自信になったと思います」

――今日の守備面に関しての手応えはいかがですか?

「全然ですね。森本さんへの対応で、ジョンピルと上手く声を掛け合うことができなくて、フリーにしてしまう場面が何度もありました。ああいう形からやられてしまうということは、今後考えられることなので、たとえそれが一本だとしても許してはいけないので、もっと突き詰めていきたいです。今日はゴールを挙げましたが、攻撃も守備も納得できなかったです」

――持ち味である積極的に縦パスを付けるという部分はいかがでしたか?

「相手の山中君が、安西幸輝に付ける縦パスを狙っていたので、やりにくさは感じていましたが、それをかい潜れば、イケるという感触はありました。だから、意識して中にボールを入れました。安西幸輝や直輝(前田選手)へのボールは今後スカウティングで相手も狙ってくるところだと思うので、彼らを楽にさせてあげるためにも自分がもっとうまくやりたいです」

――今日は最終的に失点しましたが、守備陣としてはある程度手応えのあった試合ではないでしょうか?

「そうですね。今までの試合のように早い時間に失点してしまうと、ゲームプランが崩れてしまうので、それを長い時間“ゼロ”で耐えられたことは大きかったです」

――試合中にどうしても足が止まってしまう場面がありますが、今後に向けてどのように修正していきたいですか?

「気持ちはこの3試合出ていたと思います。ただ、監督も言っているように走れる時間を延ばしていければと思っています。今日は90分間走れなかったですが、次の試合は90分に近づけるように練習から頑張っていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 24 安在和樹選手】

――今季初先発でしたが、試合の感想をお願いします。

「良い入りはできましたが、あまりにも早い時間帯に足をつってしまったので、チームに迷惑をかけてしまいました。それを含めて残念な結果でした」

――最後の場面で勝利を逃しましたが、この結果をどう捉えていますか?

「自分たちがまだまだ甘いということだと思います」

――今日の試合の課題と今後の目標を教えてください。

「今日に関しては足をつらないということです。今後に関してはもっと攻撃に絡んでいくプレーを増やして、守備の部分では1対1の対応を改善していきたいです」

――アシストの感想はいかがでしたか?

「実はゴールシーンはよく見えなかったんです。でも、みんなが喜んでいたので自分も一緒に喜びました」

――吉野選手にピンポイントで合わせたという感じですか?

「いや、あの辺に蹴ればうまくいくという感じで蹴りました。いつもそういう感じでやっています」

――ユース時代に安在選手から吉野選手というホットラインのようなものはあったのでしょうか?

「あったのかな? たぶん何回かそういう場面はありました」

――最初のフリーキックの場面では田村選手とどんなやり取りでキッカーを決めたのでしょうか?

「タムさんと話し合いました。僕が蹴りたかったので“行きます”と伝えたら、蹴らせてもらえました。でも、壁に当たって残念な結果でした……」

――今日は積極的に攻撃に絡んでいましたが?

「そうですね。“積極的に行け”と言われていましたし、自分自身もそういうプレーが必要だと思っていたので、思い切ってやりました」

――守備では突破力に優れる田中選手とのマッチアップでしたが?

「とりあえず、前を向かせないように意識してやっていました。そんなにやられた感じはなかったので、自信になりました」

――交代までに全てを出し切ったという感じでしたか?

「いや、最初に足がつってしまったので、それで交代した方が良いと思われてしまった気がします。次につったらまずいという感じでもあったので、厳しかったです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 23 田村直也選手】

――試合を振り返ってください。

「前半に関しては押し込まれてなかなかボールをつなぐことはできませんでしたが、後半はセカンドボールを中盤で拾えるようになったので、そうなると前を向いて良い攻撃ができていたと思います。それを前半からやりたかったです。結果に関しては、1―0で推移していく中で相手も経験のある選手がたくさんいるので、2点目を決めることができなかったことが今後の課題だと思います。試合の締め方も自分を含めて考えなければならないです。でも、今日の経験を通して学ぶことはできました。サポーターには本当に辛抱させる結果になってしまいましたが、次のアウェイでは必ず勝って戻ってくるので、もう一度見ていてほしいです」

――今日は姜選手とボランチで組む中で攻撃的な役割を担っていた印象ですが。

「姜と組む場合は、必ずどちらかが前に出ようと声を掛け合っています。やはりディフェンシブなプレーをするだけではヴェルディのサッカーは成り立たないので、必ず前に出て攻撃に絡もうと意識しています。それがうまくいった部分もありましたし、自分としてはもっと攻撃に絡んでいきたいと思っています」

――今日は初めて先制して試合を運ぶことができましたが、この進歩はチームにとって大きいのではないでしょうか?

「1―0でリードして相手が前に出てきてカウンターがはまるというのが理想の形だったので、あそこでもう1点、一樹君(平本選手)のチャンスとかありましたが、仕留める部分をきっちりできれば良かったです。ただ、仕留めきれない時に後ろが辛抱してやっていけたのは良かったと思います。もちろん、最後以外ですが」

――セットプレーの守備に関しては集中できていましたね?

「やっぱり、何回練習しても同じボールが来ることはないので、一人ひとりが集中してやらなければならないです。今日もセットプレーからシュートを打たれていたので、まだまだです。もう一度、土曜日までに修正していきたいです。とにかく、勝ちたい気持ちをもっと出さなければいけないですし、声の部分でもまだ足りないので、その辺を自分が言っていきたいです」

――勝つということは難しいものですね?

「そうですね。これも経験だと思って学んでいきたいです。ここまでの3試合で結果が出ませんでしたが、今後の3試合全てに勝って取り戻すという気持ちでやっていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 11 前田直輝選手】

――ここ2試合早い時間帯にセットプレーから失点することが多かったですが、今日は集中した入りができたのではないでしょうか?

「でも、押し込まれる部分もだいぶあったので。それに自分たちの決定機に関してもカウンターからばかりだったので、もっと自分たちでつなぐことができたという印象です」

――今日は左サイドでのプレーでしたがどんな意図で起用されたのでしょうか?

「相手の左サイドがストロングポイントだったので、自分はあまり守備が得意ではないので、そのバランスを考えて、今日は左サイドでプレーすることになりました」

――左サイドのプレーで攻撃面において意識した部分はなんですか?

「右、左に関係なく自分のドリブルで一人、二人かわせれば、そこからチャンスを作れてチームの助けになると思っています。ただ、いつもとサイドが変わることで仕掛ける際の景色とかやり方はだいぶ変わってくるので、そういう意味で慣れない面も何度かあった気がします。もっと、積極的に縦に仕掛ける場面を増やしたかったです。横ばかりに逃げる選手は面白くないですから」

――運動量に関しては今後も突き詰めていきたい部分ですね。

「守備の際の切り替えの速さや前からプレスをかけていくというのは、今後も変わらないコンセプトなので、それを90分間続けられるような体力をつけるために、試合を重ねる中でどんどん成長していきたいです」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「開幕から2節まで連敗していることを考えれば、勝ち点3がほしい。そういう思いが非常に強い試合でした。その勝ち点3を得るためには、コンセプトであるアグレッシブにコレクティブに戦い、またクリエイティブさを出していくことが重要だと考えていました。その中で、内容的にも非常にコンセプトに沿ったプレーができたのではないかと思います。ただ結果、最後の90分に追いつかれてしまうわけですから、サッカーというのは決める時にしっかり決めなければいけないスポーツなんだと痛感させられました。もちろん流れの中で追加点が取れればより良い形になるとは思いますが、何度も言うようですが、攻守に渡って我々の目指すサッカーに近づく中で力は出し切ったのかなと思っています。奪ったボールを前線につける精度のところでミスが多く、簡単に相手に渡してしまっていたところの精度を高めていかなければいけません。そうしたプレーの精度が高まっていけば、もっと良いサッカーが見ている皆様に発信できるんじゃないかなと思います。今日は、千葉という力のある相手に対して、気持ちのこもったサッカーができたと考えています。次も同じように準備をして、同じように全力で勝利を目指して戦っていくことが大事ではないかなと思います。最後まで声をかけ続けてくれたサポーターと、最後まで走り切った選手に感謝しています。一方で、自分について、もう一つ彼らを勝たせる術を身に着けることが必要なのかなと思っています。また今日から、しっかり精進してやっていきたいと思っています」

――積極的に交代カードを切った意図は?

「3枚目は、一樹(平本選手)の方から寄ってきて、足に違和感があると申告された。彼の交代は、プランとは違う形になってしまいました。ただ、サッカーの世界ではこうした交代は当然つきものです。1枚目、2枚目は、初先発の安在和樹が2回目につった後に、メディカルの方から『次つると危ないです』という報告が入ったので、スプリント力のある田中(佑昌)が前にいて、非常に良い運動量と良い動きをしていたので、90分を戦う中でそろそろ負荷が限界にくると思ったので、そこもリスクマネジメントという部分で早く手を打ちました。前田と中後のところは、試合寸前まで悩んだ上で、前田の方を先に使いました。それは、もしリードした時に試合巧者ぶりを発揮させたり、我々がうまく時間を費やしていけたり、またはそういう中で追加点を取れる形にするには、若い前田を先に出して、後に中後を投入するというプランを練っていたので、残り20分、前田も悪い動きではなかったところでしたが中後を入れました。ここは、流れ的には非常に良い形になったのかなとは思います。最後の1点で全てが否定されてしまいがちですが、この試合でどういう反応が起きるか分からないですが、惑わされることなく、自分としては彼らと目指しているサッカーを高め、追求していければと思います。そういう意味では、非常に良いトライができたと思います」

 

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