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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第7節 - 東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山

マッチレポート

【試合展開】

前節、アウェーのカターレ富山戦で今シーズン初勝利を手に入れたヴェルディは、今シーズンホーム初勝利と連勝を狙って聖地国立競技場でファジアーノ岡山との一戦に臨んだ。

前節と同じメンバーで臨んだヴェルディは、序盤からリズムに乗って攻勢を仕掛ける。ショートパスでつなげる場面でも相手の背後のスペースを狙って縦に早い展開を仕掛け、はねかえされたセカンドボールを拾って積極的なミドルシュートで相手ゴールに襲い掛かった。球際の出足もよく、守備に回っても徹底したマーキングとスムーズなマークの受け渡しで、岡山にチャンスらしいチャンスを作らせない。しかし、チャンスをことごとくフイにすると、前半の終盤には流れが岡山に傾いていく。

折り返した後半、逆に岡山の反攻を受けて守備がバタつく。最終ラインとFWとの間が延びていき、中盤でセカンドボールを拾えず、ボールホルダーへのサポートも遅くなった。慌てて修正しようとラインをコントロールした場面で、背後にうまく抜けられて59分に失点。その後、サイドにボールを預けて、攻め手を見出そうと試みたがチャンスには結びつかず、終盤に相手ゴールまであと一歩という場面を作り出したものの、ゴール目前で詰め切れずにボールをかき出された。結果としてこの1点差を追いつくことができず、連勝とホームでの初勝利も叶わなかった。またも前半と後半でガラリと内容が変わってしまったチーム。次節のアウェーでの水戸ホーリーホック戦に向けて、また課題をあぶり出して修正し、勝利向けて1週間をかけて準備を行う。

 

 

 

【試合後選手コメント:MF 23 田村 直也選手】

――前半良い戦いができていましたが、後半失速の要因はどこにあったのでしょうか?

「前半良かったところは、相手のディフェンスラインの裏に落とした時に前の選手がキープしてくれて、そのセカンドボールをうまく奪えていた部分でした。それが後半なかなかセカンドボールを拾うことができず、間延びした状態で蹴ったボールはなかなか拾うのも難しかったです。そういうことが続いて流れを失ってしまいました」

――相手の裏を狙うということは、チームとして準備段階で意図していたことだったのでしょうか?

「相手が岡山ということもあって、3バックの横のスペースや割れたところを積極的に突くというのは考えていたことでした。その精度とセカンドボールを拾うことができれば、二次攻撃、三次攻撃とつなぐこともできましたが、それができたり、できなかったりというのが、後半続いて流れを逸した気がします」

――失点してから攻撃のプランに変更はありましたか?

「うちの攻撃というより、相手の攻撃がよりシンプルになって、後ろでリスクを冒すこともほとんどなくなりました。そういう相手を崩してこそチームがもうひとつレベルを上げることにつながりますが、今日はそれができなかったので、課題が残りました。また、先制点を奪われた試合は常に難しい展開を強いられているので、とにかく0-0の状況を続けて、どこかで先制点を奪うという形の試合運びをやっていきたいです。今日に関しては、前半のどこかで点を取ることができれば、違った展開になっていた気もしています。そういう意味で反省しています」

――初めて勝利した状況で迎えた試合でしたが、モチベーションの変化はありましたか?

「良いところは続けていって、でもどこかに“落とし穴”があるかもしれないということは、自分の中で常に持っていました。そういう部分が今日先制点を奪われたことだと思います。選手全員がそれを意識していたと思いますが、まだまだ危機意識が少し足りなかったのかもしれないです。厳しいリーグなので良い時は長く続けていきたいですし、ここで立ち止まらず、どこかで連勝を続けていければ良いと思います。とにかく、自分としてはもっとチームを鼓舞して、前を向かせていきたいです。サポーターに対しても、もっと気持ちを見せてやっていかないとダメだと思います」

 

 

【試合後選手コメント:MF 24 安在 和樹選手】

――前半良い戦いができていましたが、後半失速の要因はどこにあったのでしょうか?

「後半は相手に中盤を支配されることが多くなってしまいました。でも、失点するまでは全然やられている印象はなかったのですが、あの1点で流れが変わってしまった気がします」

――ここまでも先に失点する展開は多いですが、今回は少し印象が違いますか?

「今日はそんな決定機を作られる場面はほとんどなかったですし、あれだけでやられてしまったという印象があります。そうなると、こっちも点を奪いに行かなければならないので、中盤が間延びしてしまいました。ある程度しょうがない部分もありますが、自分自身同点に追いつく決定機も決められませんでした」

――失点してから気落ちはありましたか?

「いや、みんなで盛り上げてフレッシュな選手も入ってきたので巻き返せてはいましたが、点を取ることができなかったです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木 惇選手】

――前半は良い戦いができていた印象ですが?

「良くも悪くもなかったという印象です。確かに相手にはほとんど決定機を作らせていませんでしたが、こっちもあまりリスクを冒さず、大きな展開が多かった気がします。後半に入って、少し攻撃に工夫をして変化を付けようとしていた時に、自分のところで簡単にボールを奪われてしまって、流れを失ってしまいました。そこは反省しています」

――具体的に工夫した部分を説明して頂けますか?

「ちょっとFWに長いボールを当てる場面が多かったので、もう少しバイタルエリアを使うとか、細かくつなぐプレーを増やしていければと思っていました。ただ、その中でミスが出てしまい、もったいなかったなという気持ちです」

――今日は前半からだいぶ飛ばしていたなという印象ですが?

「プレスに関しては岡山がアプローチをかけた時にビルドアップが少し不安定になるということは、みんなで話し合っていたことだったので、そこであっちの形を作らせないというのはできていたと思います」

――FWにロングボールを当てるという戦い方は相手のディフェンスラインを下げさせる意図もあったのではないでしょうか?

「下げさせた後にもっとバイタルエリアを使うことができれば良かったのですが、後半に入ると出足の部分で疲れが出たのか、あっちにセカンドボールを拾われ出してから流れが相手にいってしまいました。そこは長いボールを入れ続けて拾いに行くのか、それともワイドが中に入って起点を作るのか、そういった判断は今後突き詰めていきたいです」

――相手が後半良くなったというよりも自分たちが悪くなったという印象ですか?

「そうですね。中盤で簡単にボールを奪われて、ショートカウンターにいかれてしまっていました。ちょうど失点前にも自分のところで奪われてシュートまでいかれてしまいました。それで流れを持っていかれたという印象です」

 

 

【試合後選手コメント:MF 8 中後 雅喜選手】

――交代で入る際に監督からどんな指示を受けましたか?

「中盤の守備が少し緩くなっていたので、修正してくれということと、最後まであきらめずに勝ちにいこうということを監督から言われて入りました」

――ベンチから戦況を見ていた印象はいかがでしたか?

「前半はほぼウチのゲームだったと思います。ああいう中で点を取りながら、試合を進めていきたいというのが理想ですが、簡単ではなかったですね。それでも、前半は良かったと思います。ただ後半、ああいうふうに失点して最後に負けてしまったので……。ハーフタイムにもみんなの中で良いゲームをしていたけど、後半はもっと点を取りに行こうと話し合っていましたし、監督もそう言っていました。だから、勝ちたかったんですが……」

――後半失速した原因をどう考えていらっしゃいますか?

「正直、後半の頭はアップをしていたので、詳しく見ていたわけではないですが、相手も前半を戦ってハーフタイムに監督からの指示とかで修正してきますし、体力面でも一旦落ち着いて精神面でもフレッシュな状態に戻るので、それが相手にとって良い方向に働いたのかもしれないです。ただ、ウチは後半も変わらずやっていこうという思いで入っていました」

――良い内容を結果に結び付けるのは難しいですね?

「前節ようやく勝てて、特になかなか勝てていなかった中で勝てたので、今週はすごくいい雰囲気で一週間練習もできました。今日の試合も良い入りができたと思いますし、決して悪い内容ではなかったと思っています。結果と内容が同時に出ることが理想ですが、今日は両方が付いてこなかったですが、大事なのはブレないことだと思います。また、みんなで一緒にやりながら、もっと良いサッカーができるようにしていきたいと思います」

 

 

【試合後選手コメント:DF 2 吉野 恭平選手】

――試合を振り返ってください。

「前半の入り方も良かったですし、前半は自分たちが支配していた時間も長かった中で、ああいうふうにワンチャンスでやられてしまったことが、とても残念です。結果的にはウチがシュート18本で相手は6本だったので、その中で決め切れなかったことが残念です」

――今日はミドルシュートが多かった印象ですが?

「監督から前節は崩しにこだわり過ぎてシュートの意識が足りないと言われていたので、ゴールが見えたら良いキック精度を持った選手もいるので、シュートを打っていこうと話し合っていて、その結果何度も打っていけたのは良かったと思います。あとは精度やタイミングの部分を詰めていきたいです」

――苦手とする相手に対して、前半はうまく対応できていましたが、かなりこの一週間で研究してきましたか?

「そうですね。これまで1トップ、2シャドーを採用する長崎や愛媛に自分たちはやられていた部分があったので、最終ラインのマッチアップの確認やボランチとの受け渡しという部分は練習でかなりやりましたし、その成果はある程度出せたと思っています」

――こちらのサイドバックと相手のウイングバックの綱の引き合いが勝負のポイントのひとつでしたが、その部分で後半苦戦した理由はなんだったのでしょうか?

「運動量もそうですが、試合を通して押される場面は必ずあるので、運動量を言い訳にせず、その苦しい時間をどうやって耐えるかを考えなければダメですね。自分たちは耐え切れずに失点してしまったので、今後はそういう時間帯を耐え抜けるようにしていきたいです」

――失点してからチームとして攻撃に懸ける比重をどのようにしていましたか?

「もちろん、前がかりになり過ぎた長崎戦の反省を生かすため、極端に攻撃に行き過ぎないということはみんな考えていたと思います。ただ、僕自身はすぐにでも同点に追いつきたいという気持ちで、前がかりにプレーしました。それで何度かピンチを招きましたが、勝つためには点を取らなければならないので、しょうがないのかなと思っていました」

――カウンターへの対応に関してはチームとして長崎戦から成長した部分ではないでしょうか?

「そうですね。カウンターの形を作らせないのが一番ですが、カウンターされた後の対応に関しては、長崎戦よりも良くなっていると思います。次はカウンターをやらせないような崩しや、シュートで終わるということを意識して戦えれば、もっと良い戦いができると思います」

――井林選手との役割分担について教えていただけますか?

「イバ君(井林選手)は空中戦とカバーリングがすごくうまいですし、自分も前にボールを取りに行くのが得意なので、練習のときからイバ君は後ろは気にせずにどんどん前に行って良いと言ってくれています。だから、良い関係を築けていると思います」

――次節の水戸戦に向けた意気込みをお願いします

「良いサッカーはできているので、耐えるべき時間にしっかりと耐えられるようにディフェンスラインを中心にうまく声を掛け合えたら良いと思っています」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「やはり、サッカー人にとって聖地・国立競技場で負けたくなかったということが、率直な気持ちです。また、勝つために一週間の準備をして、努力をしてホームで勝利することが本当の意味でのスタートだと思っていましたし、サポーターもそれを強く望んでいますし、我々もそういう気持ちが非常に強かったです。だから、試合の立ち上がりからそういう意識を持って臨んでいました。そういう中でシュートへの意識という部分では、前へ前への勢いもありましたし、シュートで終わる意識、フィニッシュで終わる意識は非常に高かったと思っております。そういう中で簡単には点は動かなかった、また前半最後のところでペースを相手に握られて終わったんですけど、後半に入るにあたって短い時間だけどペースを握られたことをあまりネガティブに意識させないように選手をグラウンドに送り出したいと考えていました。後半勝負に出たところで、中盤で相手にボールを奪われてしまう展開になり、相手にペースが移り、チャンスを与えてしまいました。そして、先に点を奪われてしまい、非常に難しい試合にしてしまったなと感じていました。ただ、それを取り返すためにリスクを冒してでもゴールに向かうという姿勢はありましたし、選手を代えて点を取りに行きました。もちろん点が入る可能性を感じさせる、あともうちょっとという場面も作りましたが、やはりサッカーではそこを決めるか、決めないかという部分で試合が決まってしまいます。そういう意味では、今日の我々には風が吹かなかった。結果的に悔しい形になってしまったと思っています。ただ、選手たちはアグレッシブにコレクティブに、今できることを発揮して、今持っている力を出した90分だったのではないかと思っています。頭を下げないで、また次の試合に勇気を持って向かって行く、そういう姿勢を持ちたいと思います」

――最初の交代カードとして鈴木選手に代えて中後選手を起用した意図を教えてください。

「中盤のところでボールを回し、落ち着いて良い選択をして攻撃の起点となってもらいたいというのが理由のひとつです。また、惇(鈴木選手)も後半立ち上がり、ワンプレーが多く、少しシンプルに相手の弱いところにフィードしても良い状況の中で、ワンプレーを挟んで相手にボールをかっさらわれてしまっている場面が何度かありました。イメージ的にあまり良くない形でボールを奪われることが多かったです。そういう中でチームが失点してしまったので、彼が落ち着きを取り戻す時間が必要だなと感じていましたし、そういう意味で早い決断が必要だなと思っていました。また、失点してから早い時間に流れをこちらに戻したいという思いもあったので、攻撃だけでなく守備の部分でもちょっとした気の利くプレーがで きて、それを若い選手に発信できると思って中後を起用しました」

 

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