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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第15節 - 東京ヴェルディ vs 大分トリニータ

マッチレポート

【試合展開】

前節、敵地でロアッソ熊本とスコアレスで引き分けたヴェルディ。北九州、熊本、大分トリニータと3試合続いた九州勢との3連戦を勝利で締め括りたいところ。この日のサプライズはニウドの起用だった。ベンチメンバー入りはしていたものの、これまで出場がなかった若手ブラジル人選手をスタメンでボランチに抜擢し、田村直也とダブルボランチでコンビを組ませた。序盤、上々の立ち上がりを見せたヴェルディは、サイドを起点に相手を押し込み、チャンスを創出した。積極的にシュートを打つ姿勢も見せ、攻撃的な内容で相手を押し込んだ。しかし、エアポケットがあった。6分、ペナルティエリア内でルーズボールのカバーに入った森勇介と佐藤優也の連係が乱れ、こぼれ球を決められてミスから失点を喫する。その後、やや引いた状態が続き、ボールを大分に保持されるが、決定的な場面を作らせない。逆にカウンターからチャンスを窺い、ダイレクトプレーで相手ゴールにスピーディーに迫った。球際で非常に厳しくボールに食らいつくプレーで徐々に流れを引き寄せ、前半を終えた。

1点こそ失ったものの、同点、逆転に向けて前向きに後半へ向けて準備をしたヴェルディ。後半は序盤からギアを上げて大分ゴールに迫った。54分には、安西幸輝が右サイドからペナルティエリアに侵入。相手DFをひきつけてマイナス方向にクロスを供給すると、これを常盤が合わせる。惜しくもゴール右へとそれたが、後半の快進撃を期待させる絶好機を作り出した。その後、相手の攻撃に対して万全の対応で守備陣が踏ん張り、カウンター気味にFWをサイドのスペースに走らせてチャンスを作る。すると、62分に歓喜の時が訪れる。左サイドの深い位置に走り込んだ常盤聡がボールをキープし、背負ったDFをかわしながらペナルティエリアをゴールライン沿いに侵入。一度はクロスボールを相手に撥ね返されたが、戻ってきたボールをワントラップし、右足を振り抜いて豪快にゴールネットを揺らした。追いついた後もヴェルディの姿勢は崩れない。相手がパワープレー気味に攻勢を仕掛けてきても、中央を締めた守備がことごとく撥ね返し、サイドを起点に反撃に出る。ただし、ゴール前にきわどいボールが入るものの、飛び込んだ選手たちにはことごとく合わず、アディショナルタイムにもチャンスを創出したが、逆転ゴールは生み出せなかった。

九州勢との3連戦は1勝2分け。いずれも中位以上に位置する相手と互角以上の内容を見せ、しっかりと勝ち点を手にした。次節は敵地で首位の湘南ベルマーレと対戦する。勝ち切れなかったここ2戦の悔しさと、大分戦の攻守の噛み合った内容の両方を糧に、オフを挟んで26日からしっかりとした準備を整える。

 

 

 

【試合後選手コメント:FW 21 菅嶋 弘希選手】

――今日の結果について率直な感想をお願いします。

「前節に続いての引き分けでしたが、攻撃面が課題である中で1点でも取ることができたのは悪くない部分です。先週に比べて試合後のスタッツを見てもシュート数など、向上した面が大きいです。ただ、それを結果につなげていくためにはそういったチャンスをきっちりゴールに結びつけることが大事だと思います」

――早い時間に失点しましたが、そこからどう気持ちを次に持って行きましたか?

「チームとして特に慌てることはなかったので、そのまま落ち着いて試合を進められました。逆に早い時間帯の失点だったので、まだまだチャンスはあると思ってプレーできました」

――常盤選手との距離感や連携が深まってきた印象ですが。

「先週の試合に比べて距離感は良くなってきたと思いますが、もっと良い距離感で2人だけで相手を崩せるようにしていきたいです」

――後半は2トップの連携プラス3人目の動きから良い攻撃ができていた印象ですが、チームとしてあの形を狙っていましたか?

「チームの狙いというよりは、トキ君(常盤)と僕の関係が良い距離感でできていて、そこにジュン君(鈴木)が絡んだ形で決定機を作れました。ゴールにはなりませんでしたが、あそこは良いプレーだったと思います」

――初先発のニウド選手とのプレーはいかがでしたか

「ニウドは攻撃的な選手なので、今日はニウドの持ち味が出る場面が多かったのかなと思っています」

――次節は開幕からの連勝がストップした首位の湘南相手ですが、どんなふうに戦っていきたいですか?

「ここ最近は2連勝して2回引き分けて、そこから次の湘南戦です。相手のモチベーションも高いと思いますが、自分たちも高いモチベーションで臨めると思います。2回引き分けが続いているので、とにかく勝ち切りたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 23 田村 直也選手】

――今日の結果について率直な感想をお願いします。

「追いついて引き分けたことは良かったと思います。ただ、今日は下位のチームが勝っているので、勝ち点1だけでは満足できないです」

――前半にボックス内で得た間接FKの場面の詳細を教えてください。

「最初は僕が蹴る予定だったのですが、途中から森さんが蹴ることに決まりました。相手もあの場面でカードが出ていました。でも、決めたかったです。本当に紙一重だったですね。森さんも自分のとこで失点に絡んだこともあったので、そこで1点取り返せれば、良いなとも思っていましたので、そういう判断で森さんが蹴りました」

――今日は何度も惜しい場面を作りましたが、得点につなげるのは難しいですね。

「もちろん、相手があってのことでもありますし、大分はJ1を経験した選手もたくさんいるので。そういう紙一重のところで、崩し切ることができれば、うちの力も上がっていくと思います。そこは課題ですし、そこで決められれば2点、3点と重ねていくこともできるので。ただ、やろうとしていることに間違いはないので、あとは精度を高めていきたいです」

――今日はニウド選手とのコンビでしたが印象はいかがですか?

「やっぱり、ブラジル人は練習よりも本番でやってくれる選手が多いので、今日もどっちに転ぶかは分からなかったですが、すごく頑張ってくれましたし、彼の持ち味も出ていたと思います。僕自身も言葉を覚えるなりして、もっと助けていきたいと思っています。自分のプレーでも責任感を持って、そういう部分を伝えて2人で成長していきたいです」

――ニウド選手の良い部分とは具体的にどういうプレーでしょうか?

「球際の強さや攻撃の場面で前に出ていけるところですね。あとはドリブルもできますし、シュートも日本人とは違うタイミングで打てますね。今日はそういう彼の良さを引き出そうと、自分は後ろからカバーする形をとっていました」

――守備の場面ではニウド選手とどういった役割分担をしていましたか?

「自分が左でニウドが右というスタートポジションはありましたが、1人が前に出たらもう1人が真ん中を締めて2人の間を通されないようにしようと、試合前から話し合っていました。試合中に細かな修正はしましたが、試合を通してうまくやれていたと思います。その中で彼の良さが出るように自分が後ろから指示を出すという形は、ある程度できたと思います。もう少し、彼も周りの選手のプレーを理解してくれれば、もっと良くなると思います」

――以前に比べて失点後の切り替えが早くなった印象ですが?

「あのプレーに関しては修正すれば良いだけでしたが、もったいないなという気はしていました。でも、ホームで負けるわけにはいかないという思いで、みんながすぐに切り替えていたのは、ひとつ良いところだったと思います。あとは、新しく出た選手や森さんも帰ってきて、“ひとつやってやろう”という気持ちが出ていたのが良かったと思います」

――次節は開幕からの連勝がストップした首位の湘南相手ですが、どんなふうに戦っていきたいですか?

「自分たちにとってすごくやりがいのある試合だと思いますし、自分たちはまだ下位ですが、湘南は同じ関東に本拠地を置くチームなので、今から楽しみです。ここ最近は良い戦いもできているので、しっかりと準備して戦いたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 9 常盤 聡選手】

――今日の結果について率直な感想をお願いします。

「色んな勝利のパターンを考えたときに、今日のような試合で逆転勝利を収めることができていないです。引き分けに持ち込むことまではできていますが、強いチームはそういう試合で勝ち切れると思うので、色んな勝ちパターンを持てるように次から頑張っていきたいです」

――早い時間帯の失点からメンタル的にどう切り替えましたか?

「やっぱり、これまでも先に決められて、そこから勢いがなくなってしまうことがあったので、同じ過ちを繰り返さないように心掛けていました。今は守備面も安定してきているので、攻撃のクオリティを上げるという意味でも、今日はもう1点、2点と取らなければダメでした」

――先に失点したものの、悪くない前半の終わり方でした。その中で後半に向けてどういう部分を修正していきましたか?

「もっと、相手に脅威を与えるような攻撃をしないといけないと思っていました。勢いを持ってゴール前に飛び込むとか、もっと鋭いクロスを入れるとか、ゴールの確率を上げるようなプレーが必要だと感じていました」

――ゴールシーンを振り返ってください。

「相手DFのポジション取りが少し自分のボールの置き所に食いついていたので、そこをえぐってやろうという意識で仕掛けました。その後はクロスを入れたつもりでしたが、相手に引っかかってしまったのですが、うまく跳ね返りが自分に戻ってきたので、それを押し込んだだけでした」

――菅嶋選手との距離感が良くなってきている印象ですが、ご自身の手応えはいかがですか?

「もっと、お互いの良さを出さなきゃいけないと思っています。もっと、絡む回数を増やしたり、2人の関係性でゴールを奪っていきたいと思っています」

――現状では2トッププラス3人目と、少ない人数で攻め切る形で得点を狙わなければならないことが多いですが、その形からゴールをこじ開けるために必要なことは何だと思いますか?

「ゴールへの意識ですね。一人ひとりがもっとゴールへの意識を持つことで、それがミドルシュートであれば、その仕掛けが次のドリブルで突破する布石にもなりますし、シュートを打つことに関しても意識の持ち方でバリエーションが変わっていくと思います。そういう意識をもっと全体で持っていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 7 ニウド選手】

――初出場の感想を聞かせてください。

「最初の出場でしたし、個人的にとてもうれしく思っています。また、ゲーム自体もとても良いゲームだったので、良かったと思います。チームとして90分走り切って、ただ勝ちを得ることができなかったのは心残りですが、最初のゲームとしてはチームに貢献できたのではないかと思っています」

――ご自身の持ち味はどういうプレーしょうか。また、この試合ではその良さをどういうふうに出そうと思ってプレーしましたか?

「攻撃のところが自分のポジティブな要素だと思っています。また、攻守の切り替えの部分でもチームに貢献できたと感じています」

――今日のご自身の出来はいかがでしたか?

「非常に良かったと思っています。ただ、大事なのは今日の試合だけでなく、これを継続していくことが重要だと思います」

――来日して4か月ほど経ちますが、日本での生活はいかがですか?

「非常に良い国だと思います。僕が来たときもみんなが優しくしてくれ、規律もあり良く教育されているなと感じています。だから、嫌なところは全くありません」

――サポーターへのメッセージをお願いします。

「常に僕たちを応援してください」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「シーズンの3分の1が経過した中で、またひとつ新たなスタートを切るという位置づけで臨んだ試合でした。やはり、先に点を取りたいと思っていて、これは選手たちにもプレッシャーになったとしても、試合の重要なポイントとして位置づけたい気持ちがありました。ただ、先に失点したことで、そのプランが大きく崩れてしまいました。そのぶん、攻撃的な姿勢を出さなければならないという中で、じっくりと十分な時間が残された状態で、何点を取りに行くのかと考えていました。その中で後半17分に1点を取ることができました。結果的に引き分けで終わりましたが、最後までゴールを奪いに行く姿勢は貫き通せたのではないかと思っています。3試合失点がない中、先に点を取られることで選手たちにどんな影響が出てくるのかと心配な部分もありましたが、それをしっかりと跳ね返すことができた。追いつくところまでに留まりましたが、収穫はあったのかなと感じています。そういった中で、サポーターやヴェルディに関わる人たちが、自分たちの戦いに対して見せた反応について、とても感謝しています。ただ、それに甘えることなく、しっかりと次の準備をして次はもっと良いサッカーをやって、点が取れるチームになれるように努力していきたいと思います」

――初出場のニウド選手に対する評価をお聞かせください。

「サッカーは1人でやることができるものではないので、周りとの関係や連動性という面で言葉も通じず、20歳という若さで初めて海外でチャレンジする中での公式戦ファーストゲームとしては、彼らしさというのが随所に出ていたと思います。今言ったように彼の特長や特性が出ることが一番ですが、周りとの関係性という部分でもまずまずだったと思います。やはり、ボランチというポジションから右ワイドMF、または左ワイドMF、インサイドMFというのが、彼のブラジルでのポジションであるわけですが、ボランチというポジションは周りとのコミュニケーションであったり信頼性が重要な要素です。彼のポテンシャルは感じていましたが、どういったタイミングで使うかと考えたときに、そういう周りとの関係性を構築し始めていた段階でどうしても使いたいと思っていました。そういう考えもあったので、彼のファーストゲームを失敗という形で終わらせたくないと思っていましたし、そういう意味では今日の試合で彼の良さというものがある程度出せた試合になりました。彼には“おめでとう”と伝えましたし、その“おめでとう”という言葉に恥じないプレーだったと思っております。当然、修正しなければならない部分や、もっと彼の良さが出る部分はありますし、そこは今後のテーマとなるのではないかと思っています。ただ、今日はこういう形でスタートを切れたのは、彼にとってとても良い日になったのではないかと思っています」

――後半は相手の両サイドの裏のスペースを突いて良い形でクロスを入れて、中に人数もかけられていた印象です。その中でゴールを奪うために修正すべきポイントはどこだと思いますか?

「もちろん、修正点は1つではないと思いますが、いま中に数多くの選手が侵入できていたとご指摘いただけましたが、数多く侵入すれば良いというものでもありません。やっぱり、クロスに対してペナルティエリア内にいる選手が多すぎるシーンがあったり、これは試合終了間際の場面だけでなく、点がほしい時間帯に攻めているときも、クロスのタイミングで多くの選手が中に入りすぎていた場面が目立ちました。そこが改善する部分のひとつだと思います。ただ、それが修正できただけで数多くの得点が取れるというわけでもないと思っています。やはり、相手が嫌がるところに立って、フリーでもう少しシュートが打てるようになることが重要です。それはクロスに対してだけでなく、色んな状況でそういった形を作り出す必要があります。そうすることで得点につながると思います。その他では、今日は何度かオフサイドになりましたが、横パスから前線にワンタッチで出す攻撃のスイッチのパスが大切です。これがシュートを打ち切って終わったか終わらないか、オフサイドにかかったかということはありますが、バイタルエリアでのちょっとした工夫や相手のタイミングを外すことで、フリーでシュートできる状況を作っていきたいです。ただ、彼らには厳しい言い方ですが、最後のところは個の力だと周りの人間が言うのではないかと、叱咤激励をしました。得点というのは、結局最後に入るか入らないかという部分では、個人のスキルや能力によるところが大きいです。そういった部分も含めて、個がより生かされるように個の力だけで得点を取るのではなく、コレクティブにグループで相手の背後を突いていって、個がフリーでシュートを打つ場面を作る。そこで今度は個の力というか、決定力や一人ひとりの自覚を付けていく。そういったチームとしての積み重ねが必要になってきて、最終的に得点が取れると、私は信じています」

 

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