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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第18節 - 東京ヴェルディ vs アビスパ福岡

マッチレポート

【試合展開】

前節の京都サンガF.C.と前々節の湘南ベルマーレというアウェイでの連戦を0-1の惜敗で終えたヴェルディ。J2でも屈指の戦力を誇る両チームを相手に、敗れはしたものの堂々と戦ったことで、チームは少なからず進歩の手ごたえを感じていたはずだ。だからこそ、ホームでの連戦での結果と内容が重要な意味を持っていた。ヴェルディは前節からスタメンを変え、右サイドバックに安西幸輝を起用、ニウドを右サイドMFに配置し、ボランチに今シーズン初スタメンとなる安田晃大を置いた。

なんとしても先制して有利な状況で試合を進め、アウェイでの惜敗の経験を生かしたいヴェルディは、アビスパ福岡のポゼッションに対して焦れることなく対応し、奪ったら素早く前線に預けてチャンスを窺った。6分には、フリックを受けた常盤がペナルティエリアに侵入してシュートを放つが、これは力なくゴール右にそえていく。ファーストシュートで幸先の良いスタートを切ったに見えたが、一本のセットプレーが状況を一変させた。左からのコーナーキック。ニアに飛んだボールに反応した佐藤優也と金鐘必がかぶってボールがこぼれ、ゴール前の混戦を城後に押し込まれて先制を許す。それまで福岡にはチャンスらしいチャンスを作らせていなかっただけに、ダメージの大きな失点だった。直後の22分にはDFのフィードミスを拾われ、ペナルティエリア内でボールをキープした金森に数人がつられ、酒井にフリーで余裕を持ってシュートを打たせて2失点。37分にはフリーキックから失点。またも直後の39分にセットプレーからオウンゴール。1点を失った後に立て直し切れずに失点を重ね、4点のビハインドという非常に厳しい状況で前半を折り返した。

巻き返しを図りたい後半、ヴェルディは安田に代えて田中貴大を投入。安西幸輝を右サイドMFに上げて攻撃の活性化を図った。しかし、反攻の意気もむなしく、立ち上がりの50分にはまたもやセットプレーから5失点目。反撃の意気を削り取る失点を喫したが、チームは下を向かずに攻撃に出続けた。攻め手が見出せない時間が続くと、平本一樹、前田直輝を次々に投入して個の力を生かした打開に託した。カウンターを警戒しつつ、平本を走らせて前線への圧力を強めていったヴェルディ。終盤にもチャンスを創出したが、最後までゴールを割ることはできず。V・ファーレン長崎戦以来となる、今シーズン2度目の5失点での完敗を喫した。アウェイ連戦からの3連敗という厳しい結果を突き付けられた。この苦しさと悔しさを、次節の栃木SC戦に立ち向かう発奮材料にし、必ず勝利に結び付けたい。

 

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木 惇選手】

――入りは悪くなかった印象でしたが?

「試合の入りは悪くなかったですが、1失点してから完全に浮き足立ってしまって、そこからは本当に全ての面で戦術的にも個人の部分でも、メンタル的にも11人の集まりという意味でも、下回ってしまいました」

――今週はセットプレーでの攻撃をしっかりと練習していたそうですが?

「セットプレーであまり得点を取ることができていなかったので、やり方を少し変えました。ただ、自分のシュートであったり、その他の精度もよくなかったです。チームとして合わせる部分だけでなく、個人のスキルも上げていかなければならないですね」

――その際に相手に合わせたような形で練習しましたか?

「アビスパに合わせるというより、サインを出して最初からやるのではなく、相手の状況に合わせるやり方などを取り入れました。まだ、やり始めて1試合目なので、来週までにはどうにか精度を上げていきたいです」

――ご自身にとってはちょっと特別な試合だったのではないでしょうか?

「そうですね。一番負けたくない相手であり、決められたくない選手に決められてしまいました。ただ、今日の試合はシーズンの42分の1ですし、今日のことはもう取り返すことができないので、次の栃木戦から取り返していきたいです。今日の大敗でメンバーに関しても一からの争いという形になるでしょうし、チームとしてもう一回前を向くということをしながら、個人的には再び試合に出られるように、しっかりと練習したいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 23 田村 直也選手】

――試合の感想をお願いします。

「立ち上がりは自分たちのやりたいことでもあるサイドからの崩しで、時間は覚えていないですが、シュートに行く場面も作ることができました。そこまではどちらかのゲームという感じではなかったですが、ああいう風にセットプレーから失点してしまったのは、また自分たちの課題が出たなと思っています。そういったものでゲームが決まってしまうのが、サッカーなのかなと感じています。今週はセットプレーの練習をよくやって守備も攻撃もしっかりと詰めていったのですが、相手が自分たちを研究してきてやられてしまいました。そういう意味では、もう一度やり直さなければならないですね。ウチもそういう試合の中で得点も“ゼロ”だったので、サポーターや観てくれる人が何か感じる部分もなかった気がします。本当に申し訳ないし、戦う気持ちも見せることができていない、そういう試合になってしまいました」

――2点目の奪われ方が良くなかった印象ですが?

「そうですね。あれは流れの中でミスがあって失ったものでしたが、いつもならそのミスをみんなでカバーできていたと思います。一人のミスに対して、必ず誰かがカバーしてあげるというのは、もう一度しっかりとやっていきたいです。いつも監督が言っていますが、コレクティブにやったり、仲間を助けるような動きをするということを、しっかりと見つめ直していきたいです。それは攻めに関しても一緒だと思うので、崩しの場面では最後のところまでは行っていますが、そこでのクロスの精度であったり、ヘディングやシュートの質がまだまだ低いです。そこを早い段階で修正していかなければならないと思っています。もっと危機感を持って、自分たちを奮い立たせていかなければダメですね」

――ほとんどがセットプレーとはいえ、久々の大量失点でしたが、今日は守備に問題があったということでしょうか?

「セットプレーの修正はマンツーマンであったり、ゾーンであったり色々とありますが、要は、相手のセットプレー自体をなくしていくことが重要だと思います。流れの中から攻められてコーナーキックやフリーキックを与えたということは、その崩された要因自体をなくしていければ問題ないと思います」

――今日は安田選手とボランチでコンビを組みましたがどんな役割分担をしていたのでしょうか?

「晃大(安田選手)は配球もできますし、難しいことをしないで良いところにボールを付けてくれました。今日も入りはそういうイメージでウチの左サイドから何度か崩す場面を作ることができました。ハーフタイムに交代しましたが、あの選手交代は流れを変えるためのモノだったので、彼とプレーしている感触はそんなに悪いものではなかったです」

――これで3試合連続無得点ですが、今日も2失点目を喫したときに厳しいなという空気がチームにありましたか?

「失点の仕方が、ウチにとって少し不運な面もあったのですが、早くみんなを切り替えさせることができれば、もう少し変わったのかもしれませんが、少し引きずってしまった部分がありました。そういうところは自分自身反省していますし、どっかできっちり切り替えさせるように言えるような選手になりたいです」

――4点ビハインドから臨んだ後半どういったプランで得点を狙っていましたか?

「何回かポジションや選手を変えた中で、福岡のスカウティングではディフェンスラインが高いということだったので、その裏のスペースにボールを落とすことが狙いのひとつでした。後半に一樹君(平本選手)が入ってそういう前線で相手を引っくり返すような動きをしてくれて、何度かチャンスも作ることができました。FWがそういう外に流れる動きでDFを釣り出してくれたときに、中にもう一枚のFWと中盤の選手たちが入っていかないとゴールに結びつくことは少ない気がします。そういう意味ではもっとゴール前に人数を割かなければならなかったですね。福岡も得点差があったので、余裕のあるプレーも見せていました。僕たちとしてはその得点差を少なくして、相手から余裕を奪うような戦い方をしたかったです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 34 安西 幸輝選手】

――試合結果について率直な感想を教えてください。

「先に失点してしまい、2失点目も早い段階で取られてしまいました。ここ最近、チームが複数得点を奪ってなかったので、ちょっと焦ってしまいました。その後もセットプレーから失点を重ねてしまい、そこはチームとしての課題です。もっと、練習しなければならないですね。自分自身も年代別代表に呼ばれたり良いニュースがあった中で、どこかで浮かれている部分があったのかなと反省しています」

――まずまずの入りができていただけに、流れに水を差すような形で失点したことは、チームの気落ちにつながったのではないでしょうか?

「そうですね。今日は始めから得点を奪いに行くと試合前から言っていたので、そういう良い流れの中で、ああいった形で点を奪われたのは痛かったです。ただ、すぐに切り替えることができなかったのは、自分たちの責任です。今日も応援に来て頂いたサポーターの方々に本当に申し訳ない気持ちです。次節はまたホームですし取り返せるチャンスでもあるので、自分自身気を引き締めて勝ち点3を取れるように頑張りたいです」

――ここ最近は試合毎に右サイドバックと右サイドハーフでプレーし、組むメンバーも変わっていますが、その中で心がけていることを教えてください。

「サイドバックに入ったときは、より守備のことを意識しますし、サイドハーフでは足元で受けたり、裏でボールを受けるということに加え、運動量の部分を気にしています。ただ、ここ最近は1試合の中で両方のポジションをプレーすることも増えているので、どちらでプレーしても自分の持ち味を出せるようにということを意識しています。今日に関しては、サイドバックのときに何度かクロスを上げましたが、良いボールを入れることができなかったです」

――決定機にはつながりませんでしたが、ニウド選手と何度か良いパス交換がありましたね?

「ワンツーという部分では、アビスパもプレッシャーが速いので、1枚剥がせれば楽になるかなと思っていたので、ニウドとの関係を意識していました。ただ、最後の精度が良くなかったら、その過程は意味がないと思っているので、フィニッシュの精度をもっと上げていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 25 平本 一樹選手】

――途中出場するまでベンチから戦況をうかがっていましたが、どんな印象でしたか?

「1点目を奪われてから自分の中で(交代出場に向けて)メラメラと燃える部分がありました。その間にチームが失点を重ねてしまいましたが、ほぼセットプレーだったので惜しいなと思って見ていました。どちらも割と中盤が間延びしていた中で同じようなサッカーをしていたので、自分たちがもっとセットプレーを大事にやっていけたら良かったなという気もしていました。まだ、若いチームなので今日の教訓を生かしていければ、もっと成長できると思います」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「ホームで駒沢(オリンピック公園総合運動場陸上競技場)に来て試合をやることは、年間を通してあまりないことですが、今日は世田谷区サンクスマッチということで、やっぱり良いサッカーを見せたいという気持ちで準備をしてきました。そういう中で、こういった結果に終わったことは、非常に数多くの人に申し訳ないな、という気持ちで一杯です。だからといって、頭を下げっぱなしにしているわけにもいきませんので、もう一度次の試合への準備をしっかりとしていきたいです。自分たちが準備段階から相手を理解したと思っていた中で試合に入ったはずでしたが、セットプレーを含め、もちろんセットプレーの場面では運がなかった面もありますが、先に失点してしまい、プランが崩れてしまいました。その中で、自分たちの脆さが出てしまいました。ああいう形でスコアが動いて行くと、どうしても自分たちらしさというものが出なくなってしまいます。それは攻撃の面でもそうだと思います。ただ、次の試合はまた0-0からスタートしていくわけですから、今日みたいな試合をしっかりとした糧にして次の試合に臨みたいと思います」

――今日は5失点の内、4失点がセットプレーからの似たような形でした。特に、相手を捕まえ切れなかった印象ですが、セットプレーの守備についてお聞かせください。

「今シーズンはゾーンで、昨シーズンはマンツーマンでやっていました。今日の試合だけを見れば、ゾーンだからというふうに取られてしまうと思いますが、スコアレスが続いた試合、または複数失点をここ7試合ぐらいしていなかったという中で、それだけの問題にするわけにはいかないのかなと思っています。では、これまではなぜ少ない失点でこられたのか、今日だけいつもと違うことをやって大量失点を招いたわけではないので、そこはもう一度彼らのメンタル的な部分や気持ちの部分、相手に一瞬の隙を与えれば、気持ちが弱気になれば、こういうことが起こるのだということを、経験として頭に入れておいてほしいです。そして、同じミスを繰り返さないようにしてほしいと考えています。自チームの分析という部分では、もう一度相手の動きであったり、我々がどういう守備をしたのかを確認しなければいけないということと、セットプレーという部分でメンタル的にどういう気持ちが選手に走ったのかを確認していきたいです。どのみち、やり直さなければならないと思っています。また、失敗したときは、そこからやり直せば良いとも考えています。だからといって、ここまでやってきた全てのことを否定すべきではないのではないかなとも思っています」

――今日は2失点目に関しては最終ラインのミスからのモノでした。三浦監督としては、最終ラインのミスを減らしていくためにどんなことを考えていらっしゃいますか?

「最終ラインのフィードミスであったり、フィードの精度を攻撃につなげていくための作業は、戦術理解を含めてミーティングや練習の中でやってきています。それを少しずつ理解していく中で、試合というのはいつも絶対に紙一重の展開になって、苦しい時間を耐えた、または辛抱して自分たちの方へ流れを持ってくるという作業を辛いと思ってしまったり、一度や二度の敗戦で意味がなくなってしまうと思う選手や人間が現れてくると、なかなか難しくなってきます。今日の試合に関しては、これまでの段階でできていることについては、そんなに多く伝えてきていません。当然、ディフェンスラインのフィードの場所であったり、フィードの決め事であったりは、当然、試合前にそこまで過剰に伝えていません。それを伝えなければああなってしまうのか、もう一度毎回毎回フィードもセットプレーも全部細かく伝えていかなければならないのか、その点についてはそうかもしれないなとも感じています。本当に僅差の試合が続いていく中で、成長しているところとできてきている部分が感じられる試合が、勝ち負けに関わらず、何試合かありました。そういう中で、今日は彼ら自身がもっとやっていきたいこと、または自分の持ったイメージというものをプラスという形で出していければ、結果は付いてくるのかな、というふうに期待した試合でもありました。ただ、結果は見ての通りのものになりました」

 

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