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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第19節 - 東京ヴェルディ vs 栃木SC

マッチレポート

【試合展開】

湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、アビスパ福岡と最近の3戦を連敗と苦しむヴェルディ。前節の5失点の悔しさを晴らすべく、本日はホームに栃木SCを迎えた。悪循環を打ち切るべく、ヴェルディはメンバー編成を大きく変えた。ボランチの田村直也を右サイドバックに置き、鈴木惇をボランチへ。FWには永井秀樹をJリーグで8年ぶりとなるスタメンとして起用し、平本一樹との2トップで攻撃を託した。また、南秀仁を左サイドMFに配置し、攻撃の推進力とする策を選択した。

フレッシュな顔ぶれとなったチームは、序盤から躍動感を持ってプレーした。ボールポゼッションは五分五分だったが、相手のターゲットである大久保哲哉を狙った攻撃をシャットアウト。奪ったボールを丁寧につなぎながらチャンスを作り出した。特に永井と平本の息の合ったコンビネーションからチャンスを作り出し、じわりじわりとゴールへと近づいていった。迎えた40分。左サイドの安在和樹が思い切ったミドルシュートを放つと、ゴール前に入っていた南にボールがあたり、撥ね返ったこぼれ球を平本が詰めてヴェルディが先制した。43分には、カウンターから田村がドリブルで仕掛け、サポートに入ってきた永井につないでフリーでシュートを打つ決定機を迎えた。得点こそならなかったが、複数得点の可能性が感じられるサッカーを展開した。

追加点を狙って仕切り直しの後半、序盤からヴェルディが積極的に攻め込んだ。49分には、永井、平本、南が絡んでワンタッチパスをつなぎながら相手のペナルティエリアに侵入。完全に守備網を破ったが、フィニッシュ手前でミスが出てゴールはならなかった。すると52分に逆襲を受ける。ミスからボールを失うと、小野寺にドリブルでペナルティエリア沿いを横断され、足を出し切れずにシュートを許す。これがゴール右へと転がり込み、後半立ち上がりに同点に追いつかれた。傾きかけた流れを引き戻したいヴェルディは、失点の1分後に決定機を迎える。南が仕掛けたこぼれ球がペナルティエリア内で平本の足元にこぼれる。強振した平本のシュートはクロスバーに撥ね返された。その後、お互いに攻め合うオープンな展開になり、ともに陣形が間延びしてカウンターの応酬のような展開に。それでもヴェルディは丁寧なパスワークから相手の守備を崩すことを目指したが、最後まで栃木のゴールをこじ開けることはできず、終盤にはカウンターから再三のピンチを招きながら、佐藤優也の好セーブなどで乗り切ってドローで試合を終えた。

連敗を3で止めたチームだが、ホームでの大事な一戦は引き分けに終わった。

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木 惇選手】

――試合結果について率直な感想をお願いします。

「先制したので本当は勝ち点3がほしかったですが、連敗を止めたことをポジティブに受け止めたいと思っています」

――どちらが勝っても負けてもおかしくない試合でしたが、引き分けは妥当だと思いますか?

「自分たちも攻めていた感覚がありましたが、攻撃がうまく行っていないときにカウンターを受けていたので、妥当な結果だと思っています」

――今日はメンバー変更含めいくつかの戦術的な変更がありましたが、今日の戦いの感触とご自身の役割について教えてください。

「守備に関しては、相手が本当にオートマチックにジャンボさん(大久保選手)に長いボールを合わせてきたので、前線からの守備という形はあまり見せられなかったですね。攻撃面では、永井さんも一樹さん(平本選手)も本当にうまくボールを落ち着けてくれました。右サイドバックに入ったタムさん(田村選手)もボールを収めてビルドアップの起点になってくれました。個人的にはよくボールが落ち着いたという点で、やりやすかったと感じています」

――攻撃に関しては、ここ最近なかった相手陣内深くで細かくつないで崩すという形がよくあった印象ですが?

「そうですね。今日僕は左のボランチでプレーしていましたが、左サイドで南と安在と一樹さん、そこに永井さんが絡んでくる形で、前半に2度ほどそういう崩しを見せることができました。ああいうワンタッチやワンツーで崩す形をもっと増やしていきたいですね」

――先制しましたがその後の追加点を取り切れなかった理由はどこにあるのでしょうか?

「やっぱり、連敗中だったので、1点を守りに行くという気持ちが少し強かったのかもしれません。実際、失点の場面も悪いボールの奪われ方からショートカウンターでやられてしまいました。奪ってからのボールというのは、これまでの課題という形で出てしまったのかなと思います」

――前節、4失点したセットプレーに関しては前半にあった何度かのピンチ以外はうまく対応できた印象です。どんな部分を意識して戦っていましたか?

「特別にやり方を変えたわけではないですが、セットプレーというのは絶対に相手の形でやらせてはいけないものです。前半は何回かジャンボさんに合わせられる場面があったので、井林と(キム・)ジョンピルと話し合って、使われたスペースを誰がケアするのか、ハッキリと確認しました。試合中に修正できたのは良かったと思います」

――今日の試合で連敗をストップし、次節の横浜FC戦で7試合ぶりの勝利を目指すことになりますが、どういったゲームプランを考えていますか?

「まだ相手のチームのことをハッキリとわかっていないので、対策とかは、これからという感じですね。まずは自分たちが今日の試合でどうだったのかを検証していきたいです。横浜FCはチームとして結果は出ていませんが、能力の高い選手がいっぱい揃っています。だから、チームとしてしっかりと相手の情報を頭に入れておきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 23 田村 直也選手】

――今日は今季初の右サイドバックでのプレーでしたが、ご自身の出来はいかがでしたか?

「守備はもちろん、後半に何度か危ない場面がありました。その中で身体を張ってクリアしたりと、色々ありました。ただ、これまでの経験を生かしてヘディングでGKに戻したり、ちょっとした部分が久々に出たわりにはやれたと感じています。それと自分がビルドアップの起点になるという部分では前半から意識していましたし、サイドチェンジを受けてサイドを駆け上がるところとかは、できていたと思っています。ただ、試合結果としては勝てなかったので、まだまだだと感じています。その辺のところを練習からやっていきたいです」

――攻撃の起点という部分では非常に機能していた印象ですが?

「そうですね。(キム・)ジョンピルのところから始めるよりは自分のところから蹴った方が角度も付くので、裏に入れやすいかなと思っていました。また、裏に入れるふりをしてクサビのパスを付けたりするなど、ビルドアップの部分である程度貢献できたかなと思っています。ただ、1点ではまだまだもの足りないので、自分を含めてチームが複数得点を取れるようにやっていきたいです」

――相手がFWの大久保選手に長いボールを当てていた中で、サイドバックとして中に絞る動きやクロスを上げさせない対応など、守備面ではどこを意識していましたか?

「自分がサイドバックとして経験してきたものをベースにプレーしました。特に、前半は相手がかなり対角線に長いボールを蹴ってきたので、競ったセンターバックのカバーリングはしっかりとできていたと思います。あとは相手がそれだけではこないと思いましたし、実際後半に入って色々な攻め方をしてきました。個人的には守備はできたと思いますが、チームは1失点しましたし、それも自分たちのミスからだったので、そういうところは今後ミスなくやれるようにしていきたいです」

――今日はピッチをワイドに使った攻撃やアタッキングサードでの細かい崩しがよくありましたね。

「やっぱり、永井さんや南がよくキープしてくれたので、そこで作った時間を自分や安在のサイドバックがうまく上がって厚みのある攻撃ができました。そこは続けていきたいです。あとはクロスの精度や中での崩しでシュートを打てる場面があったので、1点では足りないですし、その辺でキッチリ決め切りたいです」

――後半は互いに中盤が間延びしてかなりカウンターを浴びましたが、あそこの時間帯の対応についてはいかがでしたか?

「センターバックの2人が残っていてボランチと逆サイドのサイドバックがリスクを管理しなければならないと思っていました。そこで予期せぬミスや切り替えの部分が少し遅れた場面があったので、そこは修正ポイントだと思います。ただ、攻撃に人数をかけていくということは悪くないので、攻撃に関わっていない選手のポジショニングは今後改善させていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 16 南 秀仁選手】

――久々の先発出場でしたが、ご自身のプレーへの評価を教えてください。

「標準だったという感じですね。もっと、相手の脅威にならなければダメですね」

――今日は攻撃の場面での距離感が近く、細かいパス交換からの崩しが目立っていましたね。あの形は意識していた部分ですか?

「そうですね。今日はショートパスを平本さんと永井さんと僕のところでつないで、サイドに上がってきた選手を使って行くというのは、話し合っていました。今日は何度かヴェルディらしい崩しを出せたので、そこは良かったと思います」

――周囲との連係はいかがでしたか?

「永井さんも平本さんもとてもやりやすかったです。それだけに追加点を取れれば良かったですね。ただ、長いボールを蹴ってしまったところもあったので、そこを細かくつなげられるようになれば、勝利の確率は上がっていくと考えています」

――守備の対応についてはいかがでしたか?

「これまでも練習試合などでは左でプレーしたことがあったので、守備の場面で相手の右サイドバックに付いていくということは問題なくやれていたと思います」

――左サイドバックの安在選手との連係はどうでしたか?

「ユース時代は左でプレーしていなかったのですが、安在とは同じチームでプレーしていたので、彼の特徴はよく理解しています。だから、連係面の問題はなかったですね」

――時には最前線に入るなど、流動的なポジショニングでしたね。

「そうですね。永井さんが中盤に下りてきたときは、自分が前に出ていくことを意識してプレーしていました。その辺は自由にやっていました」

――今後出場機会を増やしていく上で重要なポイントはどこだと考えていますか?

「ペナルティエリア付近でワンツーで中に入って行ったり、カットインからシュートを打つなど、相手が嫌がるようなプレーをしていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 45 永井 秀樹選手】

――今季初先発でしたが、感触はいかがでしたか?

「非常に懐かしい味スタでヴェルディのユニフォームを着て先発で出るというのは、サッカー選手として本当にうれしいことです。だから、個人的にはすごく楽しかったです。ただ、結果が勝利であれば良かったのですが――」

――70分ちょっとのプレー時間ですが、ご自身の出来はいかがでしたか?

「やっぱり、勝ちが来てほしかったですね。ただ、何度かヴェルディらしい崩しもできましたし、楽しい時間でした」

――試合前に三浦監督からはどんな指示がありましたか?

「まずはチャンスを多く作ってほしいと言われていました。年齢で言うと監督とほとんど近いので、監督の気持ちもわかりますし、自分としてはチームのためにどんなことができるかを考えながらやっていました」

――試合中に周囲の選手と頻繁にコミュニケーションを取る姿が目立っていましたね?

「そうですね。若い選手たちは非常に才能を持った選手ですし、一緒にうまく連係していこうと思って話し合っていました」

――平本選手とのプレーはいかがでしたか?

「実はヴェルディ復帰が決まった時、一番早く連絡をくれたのが、一樹(平本選手)でした。今日の試合前にも、“永井さんが久しぶりの先発ですし、ゴールを決めれば記録になるので、絶対にPK取ります。だから、PK取ったら蹴ってください”と言ってくれました。彼はそういうことを言ってくれる人間なんです。やっぱり、昔からよく知っている人間と今日一緒にプレーできたのは、すごく幸せな時間でした」

――今日何度か良いワンツーを見せていましたが、平本選手との連係はどうでしたか?

「お互いにプレースタイルをよく理解し合っているので、問題はなかったですね」

――結果的に勝利を得ることができませんでしたが、試合後の雰囲気から察すると、サポーターもある程度満足のいく試合内容だったのかなと思っています。どの点がその満足感につながったと考えていらっしゃいますか?

「いやいや、きちんと勝ちというものをサポーターのみなさんに届けたいですし、ヴェルディは力もありますし、常に良いサッカーをやって勝つというふたつのことを今後は見せられるようにしたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 25 平本 一樹選手】

――ケガから復帰後、初ゴールでしたが、ゴールシーンを振り返ってください。

「ケガしている間、自分なりにFWというのは何かをもう一度考え直しました。もう一度考えたときにFWは打てるときにシュートを打つべきだなと思いました。これまではシュートを打てる場面でもドリブルで行って、ギリギリでシュートを打った結果、それがバーに当たるという形が多かったです。でも、今回のように自分の打ったシュートがDFに当たってコースが変わって入る形はなかったので、これからはもっとシュートを打っていきたいです」

――今日は永井選手との2トップでしたが、感触はいかがでしたか?

「永井さんは中盤に下りてタメを作ってくれていたので、周りもやりやすかったと思います。僕自身もやりやすかったと感じていますし、一緒にやれて楽しかったです」

――これまで永井選手とプレーした経験はありましたか

「僕の若い頃にありました。下手なプレーをすると、かなり厳しいことを言われるので、気を遣ってプレーしていました。(笑) それは自分が若い頃も今も同じですね」

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「先制点を取れたわけですから、なんとか追加点を取って、より優位に進めていきたかったのが、正直なところです。1点をとってそのままで終わるとは思わない中で、もう1点取り切れる攻撃力をつけていかなければいけないな、ということは終わってみれば感じるところです。後半の早い時間帯で追いつかれたので、そう言う意味では返す時間は十分ありました。上手く前半から相手の間を取れる部分はあったので、そういう意味では最後のフィニッシュのところに上手くつなげて、ゴールしていきたかったです。最後、メンバーを少し変えて人数をかける、取りに行くということ。これは、ホームであるわけですから、勝ち点1で満足しないという選手の姿勢と、私の考えは一致していたと思います。ただ、 そういう中でカウンターを食らってしまうところは、修正していかなければいけないと思います。こういう状況からどう取りきれるかが、我々の課題だと思います。今日強く言っていたのが、メンタリティな部分。強い気持ちというのを彼らに強調して戦いました。そこもできた部分と、戦えている時間帯と、戦えている局面と、また、そうではない時間帯、局面があったのかなと感じています。ただ、チームとして、全体として戦う姿勢は非常に高い試合ができたと思いますし、攻撃のところでも、工夫やアイデアを出せた試合だったと思います。展開を考えればどちらが勝ってもおかしくない展開になりました。ただ、そういう中でも、我々が狙いとする展開の時間帯は、長く作れたんじゃないかなと感じていま す。当然、我々としては勝ち点1では足りない状況の中で、この試合を次に向けて、自分たちが目指す勝ち点に持っていけるように、このあとからしっかりした準備をしていきたいと思っています。毎回毎回我々にエールを送ってくれるサポーターには本当に感謝しています。ヴェルディに携わる人たちのためにも、若い選手たちも多い中で踏ん張りどころだと思っていますので、一戦一戦大事に、勝利にこだわって積み重ねていきたいなと思っております」

――永井選手を今日の試合で先発させた意図について聞かせてください。

「永井秀樹を獲得してコンディションがどのように上がっていくのかは、獲得してからでないとわからないと思っていました。そういう中で、彼の持ったプレースタイルやアイデアだったり、落ち着きという部分は、10代の若い選手たちにはない、彼のストロングポイントだと思っています。そういう中で彼が(この試合で)活きるだろう、または活きるタイミングであろうと考えていました。毎回毎回途中交代のチャンスを模索して、ゲームの展開の中で秀樹を起用していくよりも、彼には十分な経験があるわけですから思い切って長い時間を彼に与えて、彼の良さを出して行こうと思っていました。当然、彼のコンディションがある程度やれると確信したときから使い方として考えていましたが、 若い選手のモチベーションであったり、彼らの伸びしろを考えたときに、タイミングというものを見極めていました。そういう中で外されたといいますか、彼の代わりに控えに回った選手が学ぶべき部分は、この試合で見せていたのではないかと思っています」

――後半30分付近に吉野選手と常盤選手を同時投入しましたが、あの場面で三浦監督はどんな切り替えを考えていましたか?

「中盤の構成を少し変えたわけですから、正直なところもう1点を取りに行きたい、または取るために一番前のポジションを変えれば良いのか、中盤の構成やつなぎ役を変えれば良いのか、思案しました。ボールを奪ってタイミングの良い縦に付けるパスやダイレクトプレーというのを吉野には託していました。彼のそういうプレースタイルや特長を出したいなと思っていました。また、永井のフィジカル的な部分で、ここからキツくなるところだと感じていましたし、彼の状態もわからない部分だったので、どうするか悩んでいましたが、今シーズン常盤はヴェルディで最も得点を取っているということを考えると、鈴木惇を左サイドに入れて、相手の高くなった両サイドバックをケアさせる意図と、常盤がその高くしているサイドバックの裏を突けるようなスプリントできる選手だったので、最後の20分間をうまく支配したいと考えていました」

 

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