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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第28節 - 東京ヴェルディ vs 横浜FC

マッチレポート

【試合展開】

前節、ホーム連戦の1戦目で水戸ホーリーホック競り勝って勝ち点3を手に入れたヴェルディ。連勝したい今節は、久しぶりの味の素スタジアムに横浜FCを迎えた。前節で警告累積となり出場亭の金鐘必に代わって、井林章を復帰させ、田村直也をセンターバックで起用。その他は前節と変わらない顔ぶれとなった。

立ち上がりは、お互いにボール支配を目指して球際で厳しく当たり合う展開に。徐々にリズムをつかむと、24分にビッグチャンスが訪れる。サイドを起点に崩すと、杉本竜士のグラウンダーのクロスを中央で澤井直人が粘ってファーに流し、フリーの状態でボールを受けた常盤聡がワンタッチで合わせたが、ゴール目前で放たれたシュートは枠の外へと飛んでいった。好機を逸した嫌なムードを断ち切りたいヴェルディは、29分にフリーキックのチャンス。鈴木惇が放ったシュートは壁に当たってコースが変わったが、食らいついたGKが辛うじてかきだした。34分には相手ディフェンダーの間でボールを受けた杉本が積極的に仕掛け、ゴール右寄りの位置で思い切って右足を強振したが、ボールはわずかにゴール左へとそれていった。決定機を逃し続ける悪循環で前半を終えそうな42分、右サイドから澤井がクロスを供給すると、ゴール前で常盤が競り合ってボールがファーサイドにこぼれる。左サイドから駆け上がっていた安在和樹が、このボールをワンタッチで豪快に合わせて、グラウンダーのシュートがゴール右隅に突き刺さった。

リズムに乗って攻めていた前半の流れを継続したいヴェルディは、後半に入ってもチャンスを創出する。71分には杉本が高い位置でボールを奪ってショートカウンターを発動。澤井が南秀仁とのワンツーリターンでスペースへ抜け出し、GKと1対1のチャンスを作る。しかし、澤井のシュートはGKにブロックされ、こぼれ球に詰めた南のシュートはミートしなかった。ここからはボールが前線で収まらずに押し込まれる展開に。83分には立て続けにポストに2度助けられるピンチを招いた。反撃に出たいヴェルディも単発の攻撃ではチャンスにつながらず、87分にはコーナーキックからゴールを奪われて土壇場で追いつかれた。残る時間はオープンな展開でお互いがロングボールを繰り出して勝ち越しを狙ったが、ともにゴールはなく1-1のドローで終わった。

 

 

【試合後選手コメント:DF 15 井林 章選手】

――今日の結果について率直な感想を聞かせてください。

「勝てた試合を取りこぼしたので悔しいです。特にディフェンスラインとしては、失点した時間もそうですし、反省しなければならない試合だと思います」

――前半から後半の半ばまでチームの目指す守備の形ができていた印象ですが?

「立ち上がりが大事なので、しっかりと前からプレスをかけて相手に脅威を与えるような戦いをしようというのは、チームとして最初から考えていたことでした。その前への意識というのが立ち上がりに限らず、1試合を通してできたのは良かったと思います」

――後半半ばからの戦い方についてリードを守り切るのか、それともあくまで追加点を奪って試合を決めに行くのか、どちらの意識でプレーしていたのでしょうか?

「やることを特別変えるつもりはなかったのですが、試合の流れによって相手が押し込んでくる時間もありますし、その中で今までやってきた守り方だったり、カウンターの攻め方というのは、比較的できていたと思います。チームの意思統一という部分では、90分間を通して結果が出なかったわりには、良かったのではないかと思っています」

――運動量の落ちた試合終盤に耐え切れずに押し込まれるのは、ここ最近の課題と言えますが?

「運動量が落ちるのは自分たちに限らず相手も同じなので、先制点を取ることがとにかく重要だと考えています。最近は先制点を取るという部分では、先に取れる試合が増えてきているので、そこは前半戦に比べて明らかに良くなっていると思います。だから、運動量の低下を必要以上に気にせず、自分たちができることをやっていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 24 安在 和樹選手】

――今日の結果について率直な感想を聞かせてください。

「2、3点取れる試合だったので、1点だけでは中盤に苦しくなると思っていましたし、2点目がほしかったです」

――良い流れの中で2点目を決め切れずにいたことで、焦りのようなものはありましたか?

「焦りよりも、今シーズンは2点目がなかなか取れないので、後半の終盤に押し込まれることはある程度覚悟しています。ただ、今日に関しては2点目を取るチャンスがいっぱいあったので、そこを決め切らないとなかなか勝ち点3は取れないなと感じています」

――試合終盤の押し込まれた時間の守備の対応について。

「最後は相手がロングボールを増やしてラインが下がってくるのは、ある程度仕方ないことですし、その場面でみんなが身体を張っているのですが、今日もセットプレーから失点してしまったことは悔しいですね」

――結果的に勝利を逃しましたが、ご自身はプロ初ゴールを決めました。ゴールについてはいかがですか?

「ゴールシーンでは枠に入れようと思って蹴ったら良いところに入ってくれました。やっと、ゴールが入ったという感じです」

――ゴールシーンについて詳しく振り返っていただけますか?

「(澤井選手の右クロスに対して)トキ君(常盤選手)が触るかなと思ったので、“オーケー(自分が蹴る)”と声をかけました。そうしたら前で相手DFをブロックしてくれて自分は蹴るだけでした。それが聞こえていたかは分からないですが、結果的に自分の前に良い具合に転がってきました」

――ここまで積み上げてきたものがここ最近形になってきている手応えはありますか?

「そうですね。手応えは感じていますが、やっぱり勝ち点3を取らなければ、自信を持って言えませんね。勝ちがほしいです」

――次節の岐阜戦に向けてコメントをお願いします。

「良いFWがいますし、前回は国立で負けているので、しっかりと借りを返さなければいけないと思っています。必ずやってやります」

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 鈴木 惇選手】

――良い面も悪い面も出た一戦になりましたが、率直な感想をお願いします。

「良かった部分は立ち上がりから前に前にとプレーできたところです。攻撃でも守備でも先手を打ってプレーすることができました。それが前半続けられてゴールを奪うこともできて、後半も立ち上がり15分まで続けられたので、そこは良かったです。やっぱり、追いつかれたところや体力的に厳しくなってくると甘いところも出てくるので、そういうところは今までと変わっていないですね」

――スペースを使って行こうというハーフタイムの指示でしたが、その部分はいかがですか

「相手が前半の途中から松下(裕樹)選手のワンボランチに変えてきていたので、その脇のスペースを意識して竜士(杉本選手)がうまくボールを受けてドリブルで仕掛ける形を作ることができていました」

――試合終盤までセットプレーも与えておらず、イケるという感じだったのではないでしょうか?

「そうですね。“イケるな”という気持ちと“ちょっとマズいな”という気持ちの両方がありました。押し込まれた場面では、意図的にプレッシャーをかけずに下がっていたというよりも、プレッシャーをかけられずに下がっている感じでした。そこが割り切って下がっているなら気持ち的にも違うのですが、押し込まれているという意識になっていました」

 

 

【試合後選手コメント:MF 22 澤井 直人選手】

――安在選手のゴールをアシストしたプレーは、最初からファーサイドに安在選手が見えていたのでしょうか?

「そうですね。ファーに人数がいるのはわかっていたので、それでトキ君(常盤選手)を狙ったのですがうまく被ってくれて、最後はカズキ君(安在選手)が決めてくれたので、結果的に良い形になったと思います」

――今日はご自身を含めて2点目を奪うチャンスがかなりありましたね。

「チームで1点目が取れても2点目が取れないと、ああいう引き分けになったり、逆転される可能性も出てくるので、いかに2点目、3点目を奪いに行くかが自分たちの課題だと思います。チームで次の課題がはっきりしているので、その課題を克服して行くだけですね。チーム全体で2点目を奪うため、良い守備から良い攻撃につながるように意識していきたいです」

――後半から南選手をトップ下に移していましたが、ポジションチェンジは機能しましたか?

「南君はボールが収まるので、パスを入れた後に自分が動き出せば、ボールが帰ってくるので、良い形で起点になってくれたと思います」

――三浦監督は今日の試合に向けてサイドのプレーが重要とおっしゃっていましたが?

「試合の前からサイドのマッチアップを意識していたので、いかに中島選手に良いクロスであったり、仕掛けをさせないことをテーマにしていました。序盤は悪い形でイエローカードをもらってしまいましたが、その後はうまく対処できました」

――今日はチームとしてサポートに入る形が良かった印象ですが?

「そうですね。選手同士が良い距離感でプレーできていたので、特別意識したことはなかったですが、選手同士が良い距離感でやれていれば、サポートはうまく行くと思います」

――今日は足元だけでなくスペースへのパスも有効でしたね?

「裏にスプリントすることによって自分の持ち味が生きてくるので、そこは意識していました。相手が裏に走られるのも嫌なことがわかっていたので、ハードワークしながら常に裏を狙いました」

――チームとして前からのプレスもハマっていましたね?

「立ち上がりが大事だと監督が試合前から言っていましたし、チームとして前から行くことは意識していました。それがうまくハマって良かったですね。前節の水戸戦も大分戦も立ち上がりが良くなかったので、やっぱり立ち上がりに失点してしまうと、立ち直るのに時間もかかってしまいますし、いかに自分たちが最初の時間帯にペースを掴むことが大事だと思ってプレーしています。今日みたいな立ち上がりができれば、もっと勝つチャンスが増えると思います」

――杉本選手によくボールが収まっていましたが、サイドの選手としては助かりますか?

「竜士君(杉本選手)に収まって仕掛けてくれると、僕たちも追い越すことができますし、やっぱりこういうスピーディなサッカーをしている中で、前で簡単に取られてしまうと、サイドの選手としては思い切って上がることができなくなるので、ああいうふうに竜士君が収めてくれて助かっています」

――前節、プロ初ゴールを決めたことで、今日の試合への意識も変わっていましたか?

「そうですね。得点に対する意識はこれまでに比べて一段と上がりましたし、今日も決めたかったですが、ああいうチャンスを決め切れないのが今の自分の実力なので、練習からしっかりとやっていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 33 杉本 竜士選手】

――今日の結果について率直な感想をお願いします。

「力不足でした。チームとしてもっと前半のように自信を持ってボールを受けに行く選手が多くなっていくべきですし、全員が自信を持ってやれていれば、後半も得点を奪うためにボールを回していくことができたと思います。僕たちは1-0で勝っていてそのまま“ゼロ”で守り切れるチームではないと思っていますし、それはみんなもわかっていると思います。攻撃の部分でそれをいかに守備にできるか、僕たちが攻めていれば、その時間に相手は攻めることができないわけですから、その時間をどう増やすかという面で、もっと相手を圧倒していくべきだと思います。今日は点を取った後に引き過ぎてしまい、みんなが“ビビる”じゃないですけど、あと1点を取られたくないという気持ちが出てしまいまし 。本当はもう1点を取りに行くという考え方に変わっていかないとダメだと思います。やっぱり、そういう部分は経験だと感じています。若さを言い訳にしたくないですが、こういうゲームを今日経験したので、次は絶対に同じことを繰り返さないようにしたいです。若いからとは言われたくないですし、僕たちは東京ヴェルディです。若くても東京ヴェルディなので、やっぱりそういう気持ちを持って、もっと普段から厳しくやっていきたいです。練習ももっと厳しくやらなければならないです」

――積極的なドリブル突破から先制点の起点になりましたね。

「やっぱり、自分が点を取ることもそうですが、僕が昔から持っているものはドリブルなので、ドリブルでチャンスメークしたり、最後のパスを出すことや起点になることは自分自身すごく好きなプレーなので、もっとそういうプレーを増やしていきたいです。得点に絡むという部分では、前の試合でもアシストではないですが、起点になることができていました。あとは自分自身が点を取ることや、2点目をチームが取りに行くような気持ちにさせるような選手になっていきたいです。終わってからこういうことを言うのではなく、試合中に自分がもっとチームを鼓舞して2点目を取りに行くような雰囲気にしていきたいです」

――ここ最近の活躍で相手のマークが厳しくなってきていますが、そういったことへの対応策は考えていますか?

「周りにも南や澤井、トキ君(常盤選手)などうまい選手がいるので、彼らはボールを持つこともできますし、そこをシンプルに使って自分がもう一度ボールを受け直すといったプレーを意識しています。今日で言えば、南とはよく目が合っていましたし、縦パスをうまく受けられていました。そこにジュン君(鈴木選手)がサポートに来てくれていたので、そういう前半の良い形は精度も高まってきているので、もっと追究して高めていきたいです」

 

 

 

【試合後監督コメント:三浦泰年監督】

――試合を振り返ってください。

「今日は試合の立ち上がりが、試合展開の中の時間帯として一番大事だなと思っていたので、どうしても良い入りがしたかったですし、先制点が欲しかったです。それが前半取れて、やはり追加点というところが課題だと思います。最終的にセットプレーでああいうふうに取られれば、追加点がどれだけ大事かということです。それだけの形やチャンスは作れていました。全体的に決してネガティブになる内容ではなかったと思っています。ある意味、子供たちもたくさんいて夏休みの最後ということで、アグレッシブでコレクティブに、良いサッカーをしたほうが勝つという姿を見せたかったとは思います。その良いサッカーの中に、もちろん勝利というものが入っています。まだまだチームとしてこれからやっていくことが多いなと感じています。ゴールに向かうスピードであったり、リズムとテンポであったり、またお互いが協力し合う距離感は非常に良かったです。守備のところも、あれだけしっかりした経験と実績を持つ選手が揃っている横浜FCに対して、負けることなくひるむことなく、守備のところもアグレッシブに、グループでコレクティブにやれたのではないかと思います。きっと、セットプレーのところの課題が気になる人はいると思うのですが、厳しい言い方をすれば、やはりどこかで自分のところに来てほしくないという選手が一人でもいれば、ああいうところに落ちるんだろうと思いますし、気持ちで済ませるのはあまり良いことではないですが、あの時間帯で自分たちがいま置かれている状況の中で、どうしても勝ちたいと思えば、相手よりも先に動けないといけないシーンだったと思っております。結果論という形で人が何かを言えば、ゾーンだとかマンマークだとかいろんなことを言う人はいるのかもしれませんが、今日のセットプレーの失点に限って言えば、あまりそういうことは関係ありません。味スタをしっかりとしたホームスタジアムとして、よりサポーターとチームが、またはクラブがひとつの絆としてつながっていくためにも、勝ち切るということを考えれば、あのコーナーキックはなんとか守らなければいけなかったと思っています。ただ、全体的な自分たちがやったサッカーに関しては、自分自身も非常に誇りに思いますし、選手は十分ハードワークしていく中で、サッカーの魅力を周りに発信したのではないかと思います。今の立場として勝ち点のことを考えれば、1では足りないですが、今後それを埋めることができるように努力していきたいなと思います。そして、最後まで声を出し続けてくれたサポーター、ファン、東京ヴェルディに携わるすべての人に感謝していき、今後もしっかりしたビジョンとしっかりとした気持ちでやっていければと思っています」

――後半立ち上がりから南選手と常盤選手のポジションを入れ替えましたが、その意図を教えてください。

「かなり前線からプレスをかけていきたい、またはサイドのマッチングのところでかなりアップダウンを惜しみなくハードワークしたかった。少しポジションを変えて、リズム的にも前半と比べて少し横浜FCの攻撃を受ける時間帯があったので、攻撃の変化と相手が[4-2-3-1]、または[4-4-2]という形から、[4-1-4-1]と変えてきたものに対して、対応できる形として常盤をサイドに出して南を中央に入れました。当然プラスもあるし、前半から考えれば非常に良いリズムでやっていたので、プラスだけではなかったのかなという感じはしますが、その辺は映像を見て確認していきたいなと思います。ただ、その中でも、決定的な形は何本か作っていましたし、実際に何度か試してもいますし、試合の中でも終盤そういう形にしてリズムを取り返したりしていますので、一つの手としてはそんなにネガティブなものではなかったと思います」

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