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MATCH試合情報

2014 Jリーグ ディビジョン2 第38節 - 東京ヴェルディ vs 愛媛FC

マッチレポート

【試合展開】

前節、敵地で先制しながらも、立て続けに失点して逆転負けを喫したヴェルディ。残り5試合と一歩も引けない状況が続く中、今節はホーム味の素スタジアムに愛媛FCを迎えた。前節で出場停止だった中後雅喜が戻り、ニウドと中後のダブルボランチで臨んだ。

下位の直接対決でお互いに勝利を手にしたい気持ちが強過ぎるのか、前半はミスが多くともに攻撃の形が作れずに苦しんだ。中盤でボールを動かしながらもバイタルエリアでミスが多く、守備陣形も決して固くはないが、それ以前に拙攻でシュートすら打てずにターンオーバーを繰り返す場面が目立った。決定的なピンチはないものの、逆に絶好機を作り出すこともできないもどかしい展開で前半の45分は過ぎていった。

後半、ヴェルディはニウドと澤井直人のポジションをチェンジ。澤井に守備面での効果を期待し、ニウドの攻撃力を生かすことで活路を見出そうとした。すると、徐々にニウドのところでボールが収まり、高い位置でボールをキープできるようになる。54分には左サイドからのくさびをニウドが頭で落とし、ペナルティエリアに侵入した平本一樹がチャンスを得るが、左足を振り抜いたシュートは枠を大きく越えた。それからボールを前線に積極的に運ぶ回数増えると、59分に均衡が崩れた。左サイドの自陣付近から鈴木惇が縦のスペースへ絶妙な浮き球のパスを供給。これに反応した平本は中央の状況を把握して、ワンタッチでペナルティエリア内に流し込んだ。呼応して飛び込んだ常盤聡が前に出たGKをかわしてシュートを放つと、カバーしたDFの必死のクリアがポストに直撃し、撥ね返りをニウドがゴール前で詰めてようやく先制点を手に入れた。前節、先制後から崩れた反省を生かし守備を崩さないように追加点を狙うことが必要だったが、またしても守備が耐え切れなかった。71分にサイドからのクロスがファーサイドに流れると、走り込んでいた三原が豪快にワンタッチボレーで合わせて、鋭いシュートがポストに当たってゴールに流れ込んだ。その後、ミスが多くてボールがつながらない場面もあったが、途中出場の高木大輔がニウドのパスに反応して最終ラインの背後をとったプレーなど、決定的なチャンスの到来を予感させるプレーは随所に見られた。46分には、左サイドのゴールライン際で相手との1対1で粘った高木がボールを奪い、そのままペナルティエリアに侵入。ファイ―サイドから走り込んできたニウドが視界に入り、ゴールを横切るグラウンダーのパスでフィニッシュをお膳立てした。しかし、走り込んだニウドのシュートはゴールを大きく外れ、終盤のラストチャンスを生かすことができずに1-1のドローに終わった。

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