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MATCH試合情報

2014Jリーグ ディビジョン2 第39節 - 東京ヴェルディ vs 北海道コンサドーレ札幌

マッチレポート

【試合展開】

ここ3試合勝利から遠ざかっているヴェルディは、スパートをかけて残留争いの相手を引き離すべく、コンサドーレ札幌戦に臨んだ。メンバー構成は大きくは変わらないが、前節から鈴木惇に代えて田村直也をボランチに起用し、ニウドを右サイドMFに押し上げた。朝から降り始めた雨は強さを増し、キックオフの時点でスタジアム全体が雨で薄く霞んでいた。

やや重い天候がそのまま試合に影響したのか、序盤からお互いにミスの多い展開。札幌の出足が鈍いところを突いて、ヴェルディは徐々にボールを持つ時間を増やしていき、相手陣内にじわじわと攻め込む場面を作っていった。しかし、丁寧につなぐことにこだわるあまりシュートが少なく、フィニッシュの前に狭いエリアでボールをからめ取られてしまう。くさびを受けに動く平本へのパスがインターセプトさせることも多く、ボールの動かし方がやや単調で相手に的を絞らせてしまった。7分には右サイドから強烈なシュートでゴールを急襲されたが、佐藤優也のファインセーブで何とか失点は免れた。危険な場面はこのワンシーンくらいで、やや押し気味に試合を進めながらシュートへの積極性を欠いて前半を終えた。

後半に向けて、冨樫監督は攻撃に変化をつけるために、シンプルにスペースを使って相手の守備網に“想定外”な場面を作ることを要求。選手たちもその意図を汲み、フィニッシュで終えるために相手を揺さぶる攻撃を展開した。守備では、田村が負傷で交代するアクシデントが発生し、代わりに投入した鈴木も負傷する不測の事態に直面。ただ、センターバックコンビがラインを巧みにコントロールしながら、相手のセンターフォワードをけん制し、2列目からの飛び出しも両サイドバックが惜しみなく上下動を繰り返してカバーした。それだけに、攻撃の部分が悔やまれる。試合終盤には相手を自陣に押し込み、平本一樹の強引な突破や安西幸輝や前田直輝の果敢な仕掛けからチャンスを作り出したが、身体を投げ出してブロックする相手を崩し切れず、アディショナルタイムの4分も含めて最後までゴールを挙げることはできなかった。

残留を争う相手との勝ち点差は、相手も引き分けたことで「5」から変わらず。リーグ戦も残り3試合。まずは次節の長崎戦でしっかりと勝利し、自らの力で残留を引き寄せる。

 

 

【試合後選手コメント:FW 25 平本 一樹選手】

――残り3試合となった21位の讃岐との残留争いについて聞かせてください。

「この状況で北九州を相手に同点に追いつく讃岐のメンタルは本当にすごいと思っています。それをシーズン序盤からやれという意見もあるかもしれませんが、この状況になったからこそできるものだと思います。僕たちはまだまだ若い選手も多いので、最後まで諦めずに戦うという部分で彼らの存在は少し恐いです」

――追われる立場はやはり難しいですか

「彼らのこの状況でのすごい粘りというのは、僕たちが学ばなければならない部分だと思います」

――讃岐との勝ち点5差という状況についてどんな感想を持っていますか?

「2試合でひっくり返る可能性もありますし、自分たちがもっと早い段階で勝っていれば、(残留は)決まっていたので、自分たちの力不足を感じます。そういう意味では残り3試合で勝ち点5差というのは、相手にとってまだまだ追いつける数字ですし、自分たちは気を引き締めなければ、危ないなという印象です」

 

 

【試合後選手コメント:GK 1 佐藤 優也選手】

――今日の試合を振り返ってください。

「勝ち切りたいという気持ちが多かったですが、その中でディフェンスの人間として“ゼロ”で終わることができたのは、良いことだと思います。ただ、チームとしては勝ち点3がほしかったので、その部分ではちょっと満足できないゲームでした」

――好調な都倉選手を含めて札幌の攻撃陣は強力ですが、今日はどのような対応策を考えていましたか?

「個の部分ではポテンシャルを持った選手が多くいるので、その部分で相手の個の力に対して、チームで守ろうと話していたので、ディフェンスラインは非常に集中してやってくれたと思います」

――相手に何本かミドルシュートを打たれた以外、うまく抑えていた印象でしたが?

「そうですね。雨が降っている今日のようなコンディションではそういう(ミドルシュート)形も多くなりますが、落ち着いて対処できたと思います」

――残り3試合で21位の讃岐との勝ち点5差という状況についてどのような印象を持っていますか。

「まだ5差のままなので、今日は自分たちがきっちり勝ちたかったですが、それができなかったです。ただ、早く気持ちを切り替えて落ち着いて残りの試合を戦っていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 5 金 鐘必選手】

――今日の試合を振り返ってください。

「両方のチームがチャンスを作り合う面白いゲームだったと思います。点は入らなかったですが、良いゲームだったと思います」

――後半に都倉選手の決定的なシュートをブロックするなど、カバーリングが効いていましたね。

「そうですね。ただ、いつも通りやっただけです」

――無失点で終わる試合が多くなった中で、得点を奪えない理由についてどのように考えていますか?

「チャンスは多いのですが、なかなか得点に繋がらないです。やっぱり、最後の場面での集中力や精度の問題だと思います」

――都倉選手を含めて今日は相手の攻撃をうまく抑えられましたね。

「そうですね。イバ(井林選手)と自分でうまく準備してきたことができました。(都倉選手は)身体がすごく強いですし、反転してからの左足のシュートが恐いと思っていました。ただ、そことヘディングだけ気を付けてやれば、問題ないと考えていました」

――サイドバックとの連係の部分はいかがでしたか?

「この前の試合で続けて失点していたので、同じミスをしないように試合前から準備をして集中してやることができました」

――残り3試合で21位の讃岐との勝ち点5差という状況についてどのような印象を持っていますか?

「残留のために3試合全部勝ちたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 8 中後 雅喜選手】

――今日の試合を振り返ってください。

「前節が運動量というか、活力が少ない試合だったので、今日の試合ではそこを意識的にやっていました。ただ、ハーフタイムに監督がもっと積極的にプレーしてくれと話していました。まだまだな部分もありましたが、チームとして盛り返せたという実感はあります。ちろん、札幌のペースになった時間もありましたし、90分の中で相手の時間、自分たちの時間になることは当然あることなので、そういう中で点を取るか、取られないかという部分が大事です。今日は点を取られなかったことは良かったですが、点を取ることができなければ、引き分けに終わってしまいます。今日の試合では勝ち点3がほしかったですし、そういう勝ち切れない試合が続いているので、もっとシュートまで行くことも大事です し、ここ最近感じているのは、相手にシュートが当たることが多いということ、相手のGKに止められるよりもそっちの方が多いので、もっと良い形で打てるようにしたいです。もちろん、強引に打っているのもありますし、相手に当たって入ることもありますが、もっと精度にこだわっていきたいです」

――今日は勝ち点3を逃したという印象が強いですか?

「そうですね。ただ、勝ち点3を逃したという言い方は適切ではないかもしれません。相手にもチャンスがありましたし、僕たちにもチャンスはありました。だから、勝ち点3を取れるチャンスはあったと考えています。チャンスがあったからこそ取り切りたかったなという気持ちはあります」

――予期せぬ交代が2度ありましたが、バタつかずやれたことについてどのように考えていますか?

「メンバーがアクシデントで変わることがありましたが、以前から一緒にやっているメンバーでもあるので、混乱はなかったです。チームが良くなっているという部分では、ひとつのことについてみんなが意識を共有できていることです。例えば、ドリブルで仕掛けた選手の後方の選手が取られた後にしっかりとカバーするというようなことができている。それがポジション変更にも繋がっていると思います。誰が何処に動いても役割がハッキリしている。そういう部分が失点しなかった要因でもあると思います。最後にゴールに迫ることもできましたし、問題なくやれたと思います。正直、2人の選手はチームの中心となっている選手でもあるので、痛いことは痛いです。この後2人の状態がどうなるかはわか りませんが、他の選手にもチャンスがあると考えて総力戦で戦っていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 15 井林 章選手】

――今日の試合を振り返ってください

「試合を通して勝ち切らないといけない試合だったと感じています。最近失点が減りつつある中で、それがうまく攻撃と連動していないというか、失点が減って得点が増えるというのが理想という中で、そこが繋がっていないというのは後ろがまだまだ悪かったり、チームとして考えなければならない部分です」

――攻撃時のセットプレーではファーに流れるプレーを意識していたように見えたのですが、あらかじめ決められていたことですか?

「そうですね。フリーキックとかは相手がゾーンで守っているということもあったので、ファーに意図的に流れるというよりも、相手が比較的大きい選手が多かったので、自分の得意な形を作る上で流れる形になった部分がありました」

――相手に決定的なシュートを打たれる場面が少なかった印象ですが

「シュート数の割には相手が遠目から打ってくる場面が多かったですし、相手の都倉選手に対して、まだまだ厳しく寄せ切れない場面もありましたが、それでも遠目から打たせるというのは、最低限のディフェンスができていたからだと思います。それに完全にフリーで打たれる場面もなかったので、そこは前向きに捉えていいと思います」

――サイドバックとの連係の部分はいかがでしたか?

「最近の失点はサイドバックとセンターバックの連係がうまくいかず、その裏を取られてしまうことが多かったのですが、今日の試合に関してはそこまでやられなかったので、良かったと思います」

――残り3試合で21位の讃岐との勝ち点5差という状況についてどのような印象を持っていますか?

「そこはあまり意識せず、自分たちのサッカーをどれだけできるかという部分が一番大事だと思います。それが次の試合、次のシーズンに繋がっていくと思うので、そこに繋がるようなサッカーができなければ、残留できてもその先がないと思っています。遠い先を見据えて次の試合でもしっかりとしたサッカーで勝ち点3を取りに行くことが大事だと思います」

 

 

【試合後監督コメント: 冨樫 剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「本当に今日はすごく良い雰囲気で試合前からパワーをもらう雰囲気があった中で、自分たちが自信を持ってゲームに臨むことができました。最後のところで点がこなかったというのは、自分たちがまだまだこの順位にいるチームであることの証です。改めてパワーにして次のゲームでは、しっかりと勝ち切ってJ2残留を決めてサポーターのみんなと喜び合いたいと思っています。本当に最後の最後まで声援が力になって最後の最後まで選手たちもゴールを目指して身体を動かしてサッカーをしてくれて本当に感謝しています」

――予期せぬ形の交代が2回ありましたが、ベンチワーク含めてうまく対処できたという印象でしょうか?

「そうですね。私たちは自分が率いるようになって29人のトップの選手の誰か一人が欠けても困るという中で、試合に出られている選手、なかなか出られていない選手も含めて普段のトレーニングから本当に一生懸命にチームのためにやってくれています。それが今日のように困難な状況になったときでも、自分が思い描く、『この選手だったらこういうことができるだろう』、『こういう組み合わせだったらこういうことが増えるだろう』ということが、ゲームの中で表せたかなと思っています。そのへんは選手たちの普段の努力がこういうゲームで出てきたと考えています」

――ここ最近試合のクローザー的な役割で起用している田村選手を先発で起用した意図についてお聞かせください。

「J2でこのシステム(3-4-2-1)を使って戦ってくるチームが非常に多い中で、自分たちが特に今日は相手の1トップ2シャドー、サイドの選手に対して、どのように彼らのストロングを消して自分たちが前に出て行こうかというときに、もちろん、1トップとの競り合いで常に勝てれば良いのですが、ウチのセンターバックはもちろん、強いですが、全てに勝つことができないという中で、今度優先順位の中で前を向かせないという部分が来る中で、サンドする、あるいはセカンドボールを回収するというところで、直也(田村選手)のゲームを読む力であったり、ボールを予測する力というのが、90分必要だと考えて直也をスタートから使いました」

――先程の交代に関してより詳しく聞きたいのですが、鈴木選手を入れた後にその鈴木選手が負傷してしまった厳しい状況の中で前田選手の投入やニウド選手を中で使うことで乗り切れた部分について教えてください。

「まず直也から鈴木惇に変えた部分に関してですが、実は守備よりも惇の良さ、ワンタッチで背後に落とせるところを少しイメージしながらFWとコミュニケーションを取って、相手の3バックの脇のスペースを突いてほしいと思って出しました。中でコミュニケーションが取れてそういう動き出しがあって、もちろん、なかなか球が出なかったですが……。惇から今度は前田に変わったときに関しては、ニウドと中後はスタートから一緒にボランチをやることが多かったですし、そこに関しては今までどおりでした。次に前田直輝をワイドに入れたことについては、空間で前を向いて仕掛けるところが彼のストロングだと思っていましたし、その部分が少し空いているなと思っていたので、今日は比較的ボールを動かしながら出し入れをしながら前を向く形が作れていたので、我々は前田直輝が相手にとって脅威になるのではないかと思って起用しました。ただ、最後のところで決められることがお金を取れる選手だと思うので、彼がそこを超えていく選手になってほしいというのが、自分の考えていることです。ただ、チーム全体で色んな変化がある中で、この選手の良いところを出すために自分が何をしよう、というようなグループワークが非常にあったことが、自分としてはすごく良かったと思っています」

 

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