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MATCH試合情報

2015明治安田生命J2リーグ 第28節 - 横浜FC vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

現在、4連勝で3位まで順位を上げてきたヴェルディ。無失点での4連勝で勝負強さを発揮している。今節は、敵地に乗り込んで横浜FCと対戦した。この試合でシーズンの3分の2が終了し、今シーズンも終盤に突入していく大きな節目となる一戦。ヴェルディは前節試合中に右目を負傷したウェズレイがメンバーから外れ、畠中槙之輔をスタメン起用。右サイドバックには田村直也が入った。1-0で3連勝、前節は相手の堅守をこじ開けて2-0というきわどい試合をものにしてきたヴェルディにとっては、今節もロースコアの勝負が予想されたが、それは開始早々に覆された。

まだ両チームとも試合の流れを掴めていないうちに試合が動く。開始からわずか50秒、自陣左サイドの浅い位置で中後雅喜が相手に猛チェイスしてボールを奪取。前方のスペースに杉本竜士を走らせてショートカウンターを発動すると、杉本が左サイドのゴールライン際からGKが触れない絶妙な高さのクロスを送り込む。GKもDFも見送るしかないボールはファーサイドに流れ、これを狙っていた高木大輔が頭で流し込み、ヴェルディが電光石火の攻撃で先制点をものにした。その後、縦にどんどん蹴り込んでくる相手に深い位置までボールを運ばれる場面も見られたが、徐々にヴェルディの選手たちが技術の差を見せ始める。最終ラインから丁寧にボールをつないでいき、サイドに起点を作って相手を崩し、フィニッシュで終える場面を作り出した。機は熟したという試合展開の中、24分に追加点が生まれる。相手ペナルティエリアに侵入すると、南秀仁と高木大がワンツーで狭いエリアを打開。ゴールよりやや左寄りのスペースへ抜けた南が中央の高木にサイドリターン。ゴール目前でフリーのチャンスを得た高木大のシュートは、一度は相手GKの攻守に阻まれたが、こぼれ球をあっさりと押し込んで相手を突き放した。その後も相手のちぐはぐな連係を突いてボールを奪うと、厚みのある攻撃で相手を自陣に釘付けにする。36分、自陣で奪ったボールを右サイドで澤井直人が受けると、スペースへ抜け出した高木大にスルーパス。ゴール前まで独走でドリブルした高木はGKが前に出てきたのを確認して中央にパス。ゴール前に走り込んでいた杉本が囮になり、もうひとつ奥に走っていた南が押し込んで相手の反撃意欲を削ぐのに十分な3点目を挙げた。

ハーフタイムに真っ先に冨樫監督が協調したのは、「自分たちも0-3の試合をひっくり返した経験があるだろう。それをさせるわけにはいかないから、残る45分間も戦う姿勢を失わずにプレーすること」だった。また、「少ないタッチでのパスやワンツーや使って、相手の背後のスペースを上手く使っていこう」と、焦らずにボールを動かしながら自分たちのペースで追加点を狙っていく意図を伝えた。果たして、冨樫監督の意図がそのままピッチ上で反映された。序盤こそ、フレッシュの選手を2名投入して反撃意欲旺盛な相手にバイタルエリアへの侵入を許してきわどいシュートを打たれる場面もあったが、球際での激しさ、素早い攻守の切り替え、ボールホルダーへのサポート、シンプルなパスワークからの崩しで防戦一方ではない試合内容を見せた。やや耐える時間が長かったものの、サイドを起点にした崩しは有効で、特に右サイドで数的優位を保ち、ワンタッチパスから寄せる相手を翻弄して縦にスピードアップし、ゴールに迫っていった。そして、76分に喉から手が出るほど欲しかった、決定的な4点目が生まれる。右サイドのスペースへ流したスルーパスに抜け出した途中出場の菅嶋弘希がゴールラインを割りそうなボールに追いついて、マイナス方向にボールを残す。これに反応した田村がDFをワンフェイントでかわしてクロスを上げると、ニアに立っていたDFに当たったボールが詰めていた南の足元へ。右斜め45度の位置から、南はDFとGKが必死に伸ばす足と手から逃げるように左足でカーブをかけてシュートをゴール左隅へと流し込んだ。その後も攻め足りないとばかりに猛攻をしかけていくヴェルディ。85分には、ペナルティエリアにラッシュしたこぼれ球を左サイドバックの安在和樹がボックスのすぐ外で拾うと、シュートフェイントで相手の股を抜いて中央に切れ込み、さらに右足でのシュートフェイントでDFをかわしてボックスの中へ。完全に出遅れた相手に遮られることなく左足を強振し、昨日21歳の誕生日を迎えた男がダメ押しの5点目を叩き込む。直後の88分にはセットプレーを契機にサイドから崩されて1失点を喫したが、90+2分にまたもや安在がこぼれ球を豪快に合わせてミドルシュートをゴールに叩き込み、6-1の快勝でアウェイゲームをものにした。

2011年以来4年ぶりとなる5連勝で、6得点も2011年に横浜FCから7点を奪って以来の大量得点となった。2位のジュビロ磐田が引き分け、勝ち点差は2まで縮まり、逆に4位のセレッソ大阪が引き分けて勝ち点差は4に広がった。このまま自動昇格も狙える位置で戦い続けるために、次節の徳島ヴォルティス戦でも必勝が期待される。出場停止でここ5試合で5得点の高木大を欠く中、チームとしての総合力が試される。冨樫監督が協調するように、先を見ずに目の前の1戦を全力で戦い続ける。まずは次の試合も、前半戦で引き分けた難敵を相手に、しっかりと勝ち点をとって8月最後のホームゲームに帰ってきたい。

 

 

【試合後選手コメント:FW 18 高木大輔選手】

――ここ最近の好調の要因についてどのように考えていますか?

「自分ではよく分からないのですが、得点を獲っていることで自然とボールが転がってきたりというのが、多いと感じています。そういうのも竜士君(杉本)と一緒に前線から守備をすることで、上手くボールを獲って攻撃に繋げているのが、得点に繋がっているのかなと思います。そういう攻撃以外の部分でチームにもっと貢献できれば、得点も増えていくのではないかと思っています。そういう部分は今後もサボらずに一生懸命やっていきたいです」

――ご自身の活躍とチームの好調がリンクしているように感じますが、その点はいかがでしょうか?

「自分がFWで出てから5連勝というのは、正直でき過ぎだと思いますし、自分自身も点を獲り過ぎているという印象です。何が自分の調子の良さに繋がっているか分かりませんが、この流れを大事にしたいです。次は累積警告で出ることができなくてチームに迷惑をかけますが、そのぶんゆっくりと休めるので、1週間良い準備をしていきたいです」

――サイドバックの経験がFWとしてのプレーに役に立っていますか?

「サイドバックをやっていて一番嫌なプレーが自分の頭を越されてキープされることなので、そこをやることで相手のサイドバックは後ろに下がらなければならないと思いますし、自分は攻撃的な選手なので、そこで裏を取られることはしんどいので、そういう部分が勉強になっています」

――今日の対戦相手には元ヴェルディの三浦知良選手という大先輩がいましたが。

「試合前に並んだ時からオーラが全然違いました。ただ、絶対に点を獲らせたくないという気持ちがありましたし、昔ヴェルディで黄金時代を築いてきた選手ですので、今日の試合では若い選手が頑張っていることをアピールしたいと思っていました。でき過ぎですが、良い結果を残すことができました」

――今シーズンのチームと個人の目標を聞かせてください。

「チームはここまで来たらJ1昇格というのが見えてきているので、そこは絶対に目指さなければならない部分です。個人としてはもっともっとゴールを獲ってチームを勝たせることができるようにしていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 11 南秀仁選手】

――1点目の場面を振り返ってください。

「竜士が打ってもいいなとは思っていましたが、スルーしたらしたで走っておこうという感じでファーに走り込んでいました」

――ユース時代にクラブユース選手権で日本一に輝いた三ツ沢で2ゴールを決めましたね。

「ここには良いイメージしかないので、やり易いというか、良い思い出しかないぶん、今日も良い日になるのではないかと思ってプレーしました。やっぱり三ツ沢は好きですね」

――アウェイゴール裏が緑のユニフォームで埋まっていましたね。

「だんだんと増えているなという印象もありますし、やっぱり勝てばそういったものは付いてくるので、もっともっと勝ち続けていきたいです」

――ここ最近、プレースタイルに変化が出てきている印象ですが。

「たぶん、FWの位置で出れば変わると思います。今はサイドハーフの位置で出ているので、繋ぎ役など出し手としてのプレーを意識しています。自分自身これというプレースタイルがないので、そこはうまくやりつつ特長を出しつつという感じです」

――大勝した試合後にも関わらず、選手たちは淡々としていますね。

「皆浮かれる気持ちは全く持っていないですね」

 

 

【試合後選手コメント:DF 6 安在和樹選手】

――1点目のゴールシーンを振り返ってください。

「最初は右で打とうと思っていたら相手が滑り込んで来たので、切り返して打ちました。正直、ありがたかったです。とにかく、上手くいき過ぎていたと思います」

――2点目のゴールシーンも振り返ってください。

「2点目はミートを心がけていました。相手にちょっと当たりましたが、枠に行っていたからこそのゴールだと思っています」

――1試合2ゴールという経験は今までありましたか?

「プロでは初めてです。高校時代まではあったと思います。パッと出てくるほどにはあまり覚えていませんが……」

――大量リードという展開でどんな意識でプレーしましたか?

「誰一人気が緩むことなく、みんなで声を掛け合ってやっていました。後半も相手より出足良くプレーできていましたし、そういうところはまとまってできていたと思います」

――後半のオープンな展開の中で積極的に攻撃参加していましたが、ゴールを意識した部分はありましたか?

「そんなほしいほしいということはありませんでしたが、点を獲れたらいいなという感じでした」

――キックの精度が良い中でゴールに繋がったことはうれしいですね。

「前節も打ったシュートは全部枠に入っていたので、感触は悪くなかったです。本当に直接ゴールに繋がって良かったです」

――前日の誕生日を自ら祝うゴールでしたね。

「21歳の良い景気づけになったと思います(笑)」

 

 

【試合後選手コメント:DF 23 田村直也選手】

――試合を振り返ってください。

「失点は“そんなに簡単にJ1に行けないよ”というメッセージだと受け取っています。それでも、その後に1点を決めたことは素晴らしいことですし、内容も結果も良かったと思います」

――今日は右サイドバックで攻守に存在感を示しましたね。

「ボンちゃん(大木)があれだけ頑張ってくれているので、僕も勝っている中で先発を入れ替えて起用してもらったので、結果を出すことを考えていました。だから、守備だけでなく攻撃も意識していました。守備でもただ下がるだけでなく前からボールを獲りに行く形で貢献できたと思います」

――普段の練習では守備の練習をほとんどしていないという話ですが。

「そうですね。センターバックは主にヘディングの強さやラインを保つこと。サイドバックはどれだけカバーできるかということですね。アンカズ(安在)もそのへんの部分で成長していますし、自分は元々そういう部分を買われて起用されているので、そのへんはうまくできていると思っています。ただ、もっと相手の精度が上がってくれば、失点も増えていくと思うので、現状に満足しないようにしていきたいです」

――今日の試合ではチームとして球際で負けることがほとんどなかった印象ですが。

「そうですね。三竿を含め今年に入ってすごく伸びた選手たちの要因は、球際でファウルではなく奪い切れるようになったこと。そこは彼らの良さであると思います。その形からボールを奪って得点に繋がることも多いので、引き続きやっていってほしいです」

――今日は前線からのアグレッシブな守備がハマりましたね。

「そうですね。相手はジャンボさん(大久保選手)に長いボールを蹴ってくるのがストロングなので、畠中と井林で対応するということだったので、僕たちサイドバックはセカンドボールの回収とカバーリングを意識していました。先制点が早い時間帯だったので、それが大きかったと思います」

――先制後も得点への意識が強かったですね。

「そうですね。3点リードでロッカールームに帰ってきた時に、このままリードを保つだけではなく、ゼロで行きつつ後半も点を獲ろうと話していました。ただ、以前に岐阜が3点リードしてウチが4点を獲って逆転した試合もあったので、そういうリスク管理の部分は気にしていました」

――今シーズンのスタートからお互いの良さを出すという言葉が共通意識にありましたが、現状はいかがでしょうか?

「同じサッカーをするというか、出る選手によって多少変わるので、そのへんで誰がどんな特長を持っているかを把握して、それが良い形になって出ていると思います。出る選手によってサッカーは変わりますが、それは良い意味なので自分が出る時は自分の良さを出していきたいです」

――守備陣としては大量リードで普段とは別の難しさがあったのでしょうか?

「失点した場面に関しては佐藤優也と一緒に悔しがっていたので、本当に1-0や0-0でああいう形で失点するのはもったいないですし、それは無くしていきたいです」

――5連勝は久々のことですが。

「ヴェルディとしては本当に久々のことですが、ここで止まってしまってその後に連敗してはもったいないので、一戦必勝で頑張りたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 13 畠中槙之輔選手】

――立ち上がりはかなり緊張していましたか?

「少し固まっていました。でも、久々だったので、周りから色々と声をかけてもらって気が楽になって、試合に集中できるようになりました」

――大量リードは個人的に助かりましたか?

「前半に3点を獲ってくれたのは大きかったですし、後半はやり切ろうと思い、吹っ切れてプレーすることができました。前線の選手に感謝したいです」

――後半は大久保選手に対して起点を作らせなかったですね。

「前半は地上戦で勝負しようとしてしまって、そこで勝てなくて触られる場面が多かったです。ただ、ハーフタイムに高さで勝負しろという指示が出て、後半は高さで勝負しました。大久保選手も疲れていたと思うので、勝てるようになって自分としても良かったと思います」

――4連勝中のチーム状況に加え、久々の出場という点でプレッシャーは大きかったのではないでしょうか?

「正直、すごくプレッシャーがありました。ただ、チームに勢いがあったので、そこは気にせずにやれと言ってもらい、気は楽でした。それでも、1失点してしまったことは申し訳ないと思っています」

――5試合ぶりの失点にかなり悔しがる選手が多かったですね。

「6点を奪って点差のある試合で、1失点するのと0で抑えるのは大きな違いなので、そこはもったいないと感じています」

――試合を終えての率直な感想を聞かせてください。

「前半は結構ひどかったので、後半に入って起点を潰すことができて、少しだけホッとしています」

――井林選手との連係で意識した部分はありますか?

「特別なことはないのですが、ラインを下げるところとマークの受け渡し、ラインコントロールの部分だけ常に話し合っていました。あとはリスク管理の部分で、どちらかが上がってときに必ずもう1人が下がるという部分の話し合いはしていました」

――長崎戦以降、出場機会がなかったですが、今日の試合に向けてどんな部分を出そうと思っていましたか?

「長崎戦は自分の良さを出し切れないうちに試合が終わってしまったので、今日はやれることを出し切ろうという思いだったので、最後に出し切れて良かったです」

――徳島とのアウェイゲームへの意気込みを聞かせてください。

「次の試合も出られるかどうかは分からないですが、さっきイバ君(井林)にちらっと聞いたのですが、相手には高い選手がいると言っていたので、今度も高さ勝負になると思うので、またヘディングの練習をして、始めから積極的に行きたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 澤井直人選手】

――序盤から相手右サイドバックとのマッチアップで優位に立って攻撃の起点となりましたね。

「そうですね。どんな相手に対しても自分のやるべきことは変わりませんし、しっかりとハードワークしてチームが得点を獲れれば、一番良いと思います。ただ、自分にも得点が来れば良かったですが、今はチームのことが優先だと思いますし、大きな勝利でした」

――後半にシュートチャンスで力んでしまった場面もありましたね。

「インステップのボレーで打とうと思っていたのですが、タイミングがどうしても掴めず、インサイドで打った結果、変なループシュートになってしまいました。ああいうワンチャンスをモノにできるプレーヤーになれれば、もっと成長できると思うので、そこは今後の課題です」

――相手陣内で数的優位を作って細かく繋ぐ良い仕掛けが目立ちましたね。

「それは練習から出せていますし、非常に練習のレベルが高く、下手をすれば、試合よりも高くできているので、それが良い仕掛けに繋がっていると思います」

――後半に鋭い仕掛けからチャンスを演出したように積極的なプレーが光っていますね。

「あのポジションでは守備をするだけではダメなので、攻撃でもっと存在感を出していかなければと思っていますし、アシストやゴールのように目に見える結果が評価されるので、もっともっと出していきたいです」

――6-1の大差がついた要因についてどのように考えていますか?

「自分たちが前からハードワークしたことが大きいと思います。相手も非常に嫌がっていたので。あとは先取点があの時間帯に獲れたことが大きかったと思います。あの1点でだいぶ楽になりました」

――今日は入りからかなりアグレッシブに行きましたね。

「アップの時から村田コーチが讃岐戦とかの立ち上がりが悪かったと、しっかり言ってくれたので、もっともっと自分たちが上げていけということを言われていました。今日のようにできれば、もっと試合を楽に運べますし、守備陣があれだけ頑張ってくれているので、攻撃陣はもっと頑張っていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:FW 21 菅嶋弘希選手】

――いつもよりも長い出場時間で良いアクセントになっていましたね。

「今日は久々に長い時間出て、自分ができることと、できないことをある程度分かった部分もありますし、もちろん得点も決めたかったです。オフサイドの場面以外にも獲れるチャンスがあったので、そういう部分の最後の精度を高めていきたいです」

――南選手の4点目の起点になるなど、大量リードにもアグレッシブなプレーが出ていましたね。

「得点が離れていたこともありますが、裏に動き出すという自分の役割というか、得意な形が得点に繋がったことは良かったと思います」

――相手を背負うポストプレーで上手く時間を作っていましたが、あそこは意識していた部分でしょうか?

「あそこで時間を作れるか、作れないかで自分たちが守備に回る時間も変わってくるので、少しでも時間を作ることを意識していました。今日マッチアップしたDFの選手が練習試合で対戦した経験があったので、そこはイメージができていました」

――惜しくも初ゴールを逃したオフサイドの場面を振り返ってください。

「最初副審を見た時に旗が上がっていなかったので、大丈夫かなと思ったのですが、2度目にみた時に上がっていました。次は獲れるように頑張りたいです。あの場面ではシュートに触れば入るという感覚だったので、意識した部分です。ただ、もう少し動き直しとかができれば良かったです」

――途中出場の永井選手とのコンビで良い場面も作っていましたね。

「永井さんは練習で組むことが多いですし、ボールを持った際に自分のことを見てくれるので。タイミング的に早くなってオフサイドになってしまった場面もあるので、続けていきたいです。永井さんは一緒に出た時に“点を決めさせてやる”と言ってくれているので、自分のタイミングやチャンスをモノにできるようにしたいです」

 

 

【試合後監督コメント: 冨樫剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「こんな良い雰囲気を作ってくれたらやるしかないという感じですね。本当に自分たちが持っている力を存分に出せたこと。また、攻撃的に守備もゴールを獲るところもやれたこと。本当にサポーター、チームとして一丸となった部分がよく出たと思っています。ただ、自分は欲張りなところがあって、もっと良いゲームができた、もっと上を目指せる中で、やはり失点をした事実は、サッカーというものが甘くないということを教えてくれましたし、選手たちもきっと満足していないと、試合後の顔を見て感じています。なので、自分たちはもっと成長できるし、自分もチームもクラブもサポーターを含めて、もっともっと良くなっていく手応えもあるので、また一歩一歩階段を上っていければよいと思いますし、自分たちは躓くこともあるかと思いますが、色んな人に支えてもらっている実感をすごく感じています。また、次から本当に難しい敵との試合が続きますので、しっかりとトレーニングして次の試合に臨みたいと思います」

――前半の入りが非常にアグレッシブでしたが、監督はどのような意識付けを選手たちにしたのでしょうか?

「アウェイゲームでしたが、前回の対戦で我々は負けていますし、横浜FCさんの強さは自分たちが身を持って知っていることなので、本当に自分たちがしっかりと戦いの部分で入っていかないとやられてしまうというのは、選手たちが肌で感じていたと思います。なので、ピッチに立ったところで、すごく積極的にプレッシャーに行く。自分たちが今やっていることを全て当たり前のことを当たり前にできると、実際に横浜FCさんとしっかりと噛み合うのではないかという話は、選手たちとしていました。今、自分たちがやれている攻守の切り替えであったり、コンパクトな守備であったり、またスペースを使う、作るという動き。また、ポゼッションだったり、自分たちが普段やれていることを当たり前に出せることが、今日の試合に勝つ条件だったと思います。なので、そこで選手たちがしっかりと気持ちが入って出せた要因かなと思っています」

――ユース出身の選手が多数先発に名を連ねていますが、それはクラブとして成長を感じる部分でしょうか。

「自分たちにとっては大事な部分だと思いますが、それと同時に優也(佐藤)であったり、井林や中後であったり、クラブに思いを持っている選手たちが、よりヴェルディというチームを上に運んでくれる中心的な選手たちが、若い選手たちを思い切ってプレーさせてくれている。だから、すごく成長を感じていますし、チーム全体で育成だけでなく、本当にクラブを思ってくれている集団なのかなと感じています」

――杉本選手を筆頭に横浜FCの最終ラインにかなりプレッシャーをかけていましたが、この試合での狙いについて教えてください。

「スカウティングの中で自分たちが当たり前にしていることで、相手のフラットなディフェンスラインを突破することもできますし、そこの攻守の切り替えの部分でしっかりとファーストディフェンスをすることで、大久保選手への長いボールであったり、相手の攻撃を制限できると考えていました。そのコンパクトな中に、自分たちは縦の関係があって、それがあることによって、大久保選手のセカンドアクションに対してもしっかりカバーリングができました。自分たちがいつもやっていることを当たり前にやったことが、横浜FCさんから勝利するうえで重要な部分だったと思います」

――高木大輔選手のFWとしてのプレーに関して感想を聞かせてください。

「自分はサイドバックで使っていた時も、例えばオーバーラップしてペナルティエリア付近に出てきたときはFWの顔を出しなさいという話はしていました。実際にサイドバックの位置から上がって、スルーパスを受けて得点を決めたこともありました。自分は彼の良さはペナルティエリア周辺での嗅覚であったり、ゴールへのパワーだと思います。その中で彼には色んなタスクを与えていますし、そういう場所(サイドバック)に行っても前向きにチームのためにプレーしてくれる良さを、今度はFWとして相手ゴールに向けてプレーするというところでは、今杉本と大輔という2トップは非常に矢印が前に向いていますし、自分がDF出身なので、非常に嫌な2トップだと感じています」

――センターバックに第4節の長崎戦以来の出場となる畠中選手を起用した狙いと評価を教えてください。

「彼も長崎戦の思いや色んなことを考えて練習をしてきました。この2週間、3週間は戦う部分やコーチングの部分ですごく自分の中で改善が見られたので、何処かでチャンスを与えたいと思っていました。特に、高いボールを撥ね返すという部分で彼は育成の頃から、そこで日本一になることがプロの近道ということで、しっかりとトレーニングをしてきました。その部分の役割を出してくれればと思っていました。前半はなかなか大久保選手を気にしてしまって、自分の一番高い落下地点に入れず、なかなか競り勝つことができませんでしたが、後半に入ってからはその部分を改善できていたので、リズムが良くなってきたのかなと思っていました」

――磐田戦の結果次第ではありますが、そろそろ自動昇格ということを意識しても良いと思いますが。

「まだすごく遠くてゴールが見えないので、まだ第4コーナーも曲がっていないと思うので、ここから顎が上がらないようにしっかりと走っていきたいです」

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