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MATCH試合情報

2016明治安田生命J2リーグ 第12節 - 東京ヴェルディ vs 松本山雅FC

マッチレポート

【試合展開】

前節、怪我人が相次ぐ中で若手を抜擢し、相手を押し込みながらもモンテディオ山形に惜敗したヴェルディ。ホーム連戦となる今節は松本山雅FCを迎え、連戦を良い形で締めくくる姿勢を持ってこの一戦に臨んだ。怪我人が戻ってきたことから、ベンチも含めてメンバー構成に変化を加えた。ボランチには井上潮音に代えて中後雅喜を起用。2トップは平本一樹と杉本竜士を組ませた。サブにはドウグラス・ヴィエイラが2か月ぶりに復帰しベンチ入りした。ザスパクサツ群馬戦で鼻骨を骨折した高木善朗もベンチ入りした。

序盤、出足の良さが見えたのはヴェルディだった。サイドを起点に高い位置までボールを運び、相手を押し込んでいく。そんな中で試合は思わぬ形で動く。8分、ゴール正面よりやや左寄りのフリーキックを松本に与えると、宮阪が直接狙ったシュートは壁の上を抜けてゴール左隅へと吸い込まれていった。早い時間帯の失点から立て直そうと前に出るチームだが、攻撃時に連係ミスからシュートで攻撃を終わり切ることができず、カウンターからピンチを招く。そして27分、カウンターから背後のスペースを狙われ、平智広が相手FWと競り合ったこぼれ球を相手に拾われると、後方からチェックに入った中野雅臣が倒してしまいPKの判定。これをゴール左隅に流し込まれセットプレーで追加点を決められた。追加点によるダメージは大きかったものの、ヴェルディは攻撃姿勢を崩さずに前に出ていく。しかし、バイタルエリアまでボールを運ぶものの、フィニッシュ手前の連係が合わず、攻め切れないまま前半を折り返す。

変化を加えたいチームは後半から杉本に代えて高木善を投入し、そのまま2トップの一角で起用した。ハーフタイムに攻守両面で細かく戦術的な確認をし、そのベースとして攻守の運動量を相手よりも多く求める指示があったが、出端を挫かれる。51分、中央を崩されて下がりながら対応して中央のスペースを空けたところを崩され、スルーパスに高崎が抜けて押し込まれて失点。その後は前掛かりになって攻め込んではボールを奪われてカウンターからピンチを招き、何度となくゴールに迫られる。瀬戸際で耐えていた守備も8分後に力尽きサイドから崩されて突き放された。この直前に投入されたドウグラスは、前線でボールに絡んで高い位置で攻撃のポイントになり、終盤の猛攻の中でシュート場面を作り出した。しかし、11本のシュートを打ちながらもネットを揺らすことはできず、0-4という結果に終わった。

攻撃の部分での手詰まり感に加えて守備でももろさを見せてしまった。次節は、今季初勝利を上げて勢い付くツエーゲン金沢と敵地で対戦する。ひとつずつ積み上げて、信頼と勝ち点を取り返していくためにも、これからの準備期間の使い方が大切になる。

 

【試合後選手コメント:MF 2 安西幸輝選手】

――前半の入りは悪くないように見えましたが、1失点目で気落ちした部分が大きかったですか?

「前半をゼロでいこうと話し合っていましたし、最近なかなか点が取れていないので、1失点して下を向いたつもりはなかったですが、全体的にそういう空気になってしまった部分はあります。やっている11人の責任ですし、監督の責任ではないです」

――直近2試合は悪くない内容でしたが。

「そうですね。ただ、自分たちの時間が短いですし、1試合通して良い内容の試合ができていません。やっぱり、1試合を通して良いゲームをしないと意味ないですし、一番出ているのが僕とイバ君(井林)なので、もっとチャンスに顔を出さないとダメです。ただ、ポジションが変わるのは少し難しいですね。ただ、そういうことは言い訳にならないですし、与えられたポジションで活躍できなければダメです」

――クロスの入れ方に関して、サイドバックとサイドハーフでプレーする際に工夫していることはありますか?

「サイドハーフの時は自分がボールを持っている時に中にいるのが、1人か2人なので、ピンポイントで合わす意識です。今日は2トップが(平本)一樹さんと(杉本)竜士君だったので、ゴロでできるだけ通そうと思いました。後半からドウグラスが出てきたので、少しフワっとしたボールを意識しました」

――サイドバックではサイドをえぐって上げきる形が多いですが、今日はちょっと切り返してマイナスに入れているシーンが印象的でしたが。

「前半はそうでしたね。後半は1対1を仕掛けて上げて中で合わせてくれればという雰囲気でした。後半は一本右足で良いボールを入れられましたが、あそこは南君がうまく相手を釣ってくれていました。あれがゴールになれば良かったと思いますし、ああいう形が増えていけばゴールも増えていくと思います」

――次節の金沢戦に向けてどういう取り組みをしていきたいですか?

「こういう負け方はキツいですね。ただ、選手以上にサポーターは悔しい思いをしていると思うので、そういう人たちのためにも切り替えるのは難しいですが、この敗戦を重く受け止めて、幸いすぐに次の試合があるので、切り替えてやっていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 3 井林章選手】

――試合を振り返ってください。

「試合前からずっと言っていたセットプレー関係の失点はやめようと話していましたが、それが立て続けに直接FKとPKという一番相手が勢いに乗る形だったので、本当にいらない入り方をしてしまいました」

――相手の直接FKのゴールはキッカーが勝ったという感じでしょうか?

「確かに良いボールでしたが、どんな形であっても失点してしまってはまずいですね。時間も早い時間だったので。ウチとしてはキッカーが巧いから警戒していた中での形だったので、かなり堪えたと思います」

――2失点目は少しバタバタした中でのPKからの失点でしたが。

「あれは(中野選手)ワンタッチ目でクリアしていれば何の問題もなかったと思いますが、言い方を良くすれば、あれは彼の経験の浅さだったと思います。自分であれば、あそこは一度止まって仕切り直してファウルせずに対応したと思います。あそこで突っ込んでしまい足が掛かってしまったのは、経験の浅さだったと思います。どういう形であれ、少しもったいなかったです」

――巻き返しを狙った後半に2失点を喫しましたが、前がかりな中で後ろはかなりキツかったのでしょうか?

「若干前がかりになってセンターバック同士の距離感も悪かったかなと思います。ボールの通り方も僕たちの間だったので、そこは改善しなければならないです。あとはアシストする選手に対してのアプローチの仕方、その前でもどうにかできる部分はあるので、最後のところの責任だけではないと思いますし、総合的に判断する必要があると思います」

 

 

【試合後選手コメント:MF 14 澤井直人選手】

――試合を振り返ってください。

「本当に完敗でしたし、単純に走り負けたり、球際で勝てなかったことが敗因だと思います。本当に悔しいです」

――警戒しているセットプレーからの続けざまの失点でかなり厳しい展開を強いられましたね。

「セットプレーは松本対策で一番警戒していた部分でした。ただ、1失点目の後に自分たちがもっと強いメンタルを持って切り替えて戦わなければならなかったと思っています。前半0-2で折り返して後半どちらに先にゴールが入るかという中で、立ち上がりに失点してしまったことがもったいなかったです」

――攻守にうまくいっていない印象は強かったですか?

「そうですね。あれだけ自分と(安西)幸輝が引かされると、出ていくのに時間が掛かりますし、(平本)一樹さんと(杉本)竜士君にボールが入った時にサポートがほとんどいなかったので、自分たちがそこで相手の走力に負けず、出ていければ良かったです」

――前後半の立ち上がりに失点してしまいましたが、試合の入りの部分はいかがでしたか?

「監督からも次の1点が大事と言われて後半に臨みました。0-3と1-2になるのはメンタル的に大きな違いでしたが、あそこは自分のマークミスで3失点目を食らってしまったので、本当に反省していますし、悔いが残ります。ピンチでは全力で戻らなければならない中で、悪いプレーでした」

――前後半で左サイドから右サイドに移りましたが、チームとしての意図を教えてください。

「もっと流動的に動ければ良かったのですが、自分たちに少し流動性を欠いたことで相手を5バックのような形に押し込めませんでした。相手のウイングバックに高い位置を取らせたことが敗因のひとつです」

――厳しい敗戦でしたが、試合後にどんなことを話し合いましたか?

「失点シーンや攻撃の形についてみんなで話し合いました。ここで連戦が終わって少し間が空くので、ここから気持ちを切り替える1週間にして次の試合で今日の負けを引きずらないように戦っていきたいです」

――次はヴェルディ同様に結果の出ていない金沢との重要な一戦ですが。

「相手も苦しい状況でそういう相手だと自分たちも難しい状況に追い込まれるので、その金沢を上回らなくてはならないので、絶対に勝ち点3を取るという気持ちで臨みたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 10 高木善朗選手】

――どういった気持ちで後半頭から試合に入りましたか?

「0-2だったのでとにかく点を取るしかないと思っていました。あとは0-2の状況の中で相手が先に取るのか、自分たちが1-2にするのかという部分で早い時間に失点してしまったので、何ともいえない状況になってしまいました。ただ、チームとして最後まで戦う姿勢を出したかったですし、最後までゴールを目指しましたが、取れなかったので悔しいです。もっとみんな思い切り、のびのびとプレーする雰囲気にしたかったですし、ああやって応援してくれるサポーターのためにも勝たなければいけないと思っていました」

――ピッチ上に少し消極的な空気が流れていた印象はありましたか?

「何をやってもうまくいかない時は、思い切りの良さがなくなったり、消極的になってしまうものなので、そこを若さで越えていければと思います」

 

 

【試合後監督コメント: 冨樫剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「自分たちのホームでしたが、本当に堂々とした応援をバックに自分たちから試合に入っていこうというところでスタートして、自分たちが少し良い形でやり切れると思った矢先に、何もないところから相手の得点が生まれてしまったと思っています。そこから前半0-2になってハーフタイムにまた選手と話し出ていこうという中で選手交代もして、自分たちがゴール方向に向けて、“さあ、これから0-2を引っくり返そう”という後半の6分に3点目が来てしまい、その1点目と3点目が非常に悔やまれます。チームとして少し自信を無くしているような雰囲気をピッチに漂わせてしまったのは、自分のマネジメントだと思っていますし、自分の責任だと思っています。後半少し攻撃の形も見える中で、1点でも取りたかったし、1点でも見せられればという思いでみんな戦ってくれましたが、良い形なく負けてしまいました。何を言ってもこういう結果だったので、自分は次のゲームに向けて選手たちと話をし、ピッチに向かってしっかりとした練習をし、次のゲームを迎えたいと思います」

――ハーフタイムに高木善選手と交代させた杉本選手はケガの影響でしょうか、それとも戦術的な理由でしょうか?

「だんだん自信を失っていて、隙間が空いているにも関わらず、センターバックかフォワードに長いボールを蹴って失うことが多かったこと。そして、自分たちがゴール前に行けていた時は、ボランチの脇や空間を使ってボールを運べていたので、(高木)善朗にそこの空間で受けて、2トップというよりも4-2-3-1みたいな形でボールを運んでいこうと思っていました。実際に、そこから前にボールを運んでいけた時間もあったと思いますが、3失点目をしてしまったことで、また後ろ向きになってしまいました。ただ、ボランチに入った後、相手のプレッシャーがある中で受けてもう一回出すという作業の中で、自分たちが前を向いて進める場面は見せられたので、非常に前半にそういうところでボールを動かせなかったのは残念でした」

――町田戦と同様にボールのない部分での仕事量が相手に対して、かなり少なかった印象ですが。

「実際に自分たちが特に前半は0-2になってしまい、思考が停止し、身体も止まってしまうような状態に陥ってしまいました。自分たちがボールを持った時に、ほぼチャンスになるのは、逃げる動きの逆サイドに向けたボールでセンターバックの脇を使っていくという部分がキーになると思っていました。ただ、なかなかそういうボールと逆サイドのところの思い切りの良さであったり、前に出ていく推進力をなかなか出せなかった。そういう部分で相手の方が勝っていたと思います」

 

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