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MATCH試合情報

2016明治安田生命J2リーグ 第36節 - モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

前節、最下位のギラヴァンツ北九州と引き分けたヴェルディ。今節は敵地に乗り込み、勝ち点2差で順位がひとつ下のモンテディオ山形と対戦した。メンバー構成は前節から変わらず、4-2-3-1のシステムでスタートした。

 

序盤から主導権を握ったのは山形だった。前線からの素早い寄せと連動したプレッシングでヴェルディのミスを誘い、高い位置で試合を進めていく。ボール奪取後も攻守の切り替えに時間が掛かるヴェルディは、守備では粘り強くゴール前を固めるものの、攻撃に転じた際にボールがつながらずにカウンターから逆襲を食らう。4分には右サイドから崩されてペナルティエリア際でシュートを打たれるが、柴崎貴広がファインセーブで防いだ。前線でボールが収まらない中でもチャンスを作り出す。14分、左サイドからのクロスをファーサイドで安西幸輝がヘディングで折り返し、相手GKが飛び出してはじいたボールが渡辺皓太の目前にこぼれる。相手GKが接触プレーで倒れている間に渡辺がダイレクトボレーで狙ったがシュートは枠を捉えられなかった。その後、サイドで起点を作られてクロスから何度かゴール前に詰め寄られると、20分、カウンターから右サイドを突破され、グラウンダーのクロスを入れられる。これに追いついた中後雅喜が相手に触れる前にバックパスを選択するが、これが安在和樹に合わずにルーズボールに。これを難なく押し込まれて山形に先制点を献上した。失点後、反撃を試みるヴェルディだが、なおも前線でボールが落ち着かずにミスからカウンターを食らう悪循環に陥る。

 

流れを変えてスコアをひっくり返したいヴェルディは、ハーフタイムに澤井直人に代えて杉本竜士を投入。2トップに変えることで高い位置で起点を作って攻勢に出る策を講じた。

 

システム変更の効果はすぐには表れなかったが、サイドに流れて受ける杉本のところでタメを作れるようになると、安西、高木善朗が顔を出して攻撃のリズムを徐々に作り出した。しかし、割り切って自陣を固める相手を前にスペースを見つける、または作り出すまでには至らず、サイドで高い位置をとってもノッキングして後ろに戻す場面が目立つ。もどかしい展開の中でリズムを変えたのは杉本のドリブルだった。果敢に仕掛けてバイタルエリアに飛び込んでいき、ファウルを誘って絶好の位置でフリーキックを手に入れる。84分にはゴール正面のペナルティエリアすぐ手前でフリーキックを得ると、高木善が鋭い弾道のシュートでゴールを狙うがポストに直撃した。直後の86分にも立て続けにチャンス。右寄りのフリーキックを高木善が蹴り、クロスがゴール前を通過するもファーサイドに残っていた井林章の元へ。ワントラップから右足を強振したシュートはポストを叩いた。そこでチャンスは終わらない。撥ね返ったボールはゴール目の前にこぼれ、そこにはフリーで詰めてい平が――。しかし、平が押し込んだボールは枠の外へと逸れて、この日もっともゴールに近付いたシュートは不発に終わった。

 

後半はヴェルディがリスクを負って前掛かりに攻め込んだ分、相手にカウンターのチャンスも与えることになり、終盤はオープンな展開となった。終盤にディエゴがシミュレーションをとられてこの日2枚目の警告で退場処分となったが、相手に割り切って守り切るきっかけを与えた形となり、1-0で敗れた。

 

 

【試合後選手コメント:GK 1 柴崎貴広】

――前半の展開は、後ろの選手にとってはどうしても難しい内容だったのではないか。

「ここから行こうというところでミスが多かったり、自分たちで首を絞めていた前半でした。その中で不運な形で失点してしまったので、それが残念でした」

――その中で守備陣がギリギリで耐えていた?

「最低失点でいればいつか点をとってくれると信じていたし、確実にゴールまではあと一歩というところまでは行っていました。これを次の試合までにどれだけレベルアップして得点を奪えるのか、なおかつ失点をしないチームになれるのかが大事だと思います」

――後半は前掛かりでカウンターを食らっていた。

「カウンターを受けるのは想定内だったし、なおかつ山形はカウンターが早くて鋭いので、危ない場面はありましたけど、そこまで怖さはありませんでした。その中で勝てなかったのは痛いです」

――あとは前を信じて後ろを預かるという心境でしょうか?

「前の選手も信じていたし、自分からしたら他の全員が前の選手なので、守る時だけではなくて、攻撃で後ろからボールを回して前にいける時もありましたし、後は結果がついてくるようにもっとトレーニングを積むだけだと思います。

――ここ4試合勝てていない中で、次の札幌との試合にどう臨むべきか。

「開幕戦では勝っているし、その印象しかないというか、それと最近の結果ほどサッカーで相手を圧倒しているようには感じなかった。もう自分たちは、戦う相手の順位が上だとか下だとかに関係なく勝つしかないので、開き直って全力で戦わなければいけません」

 

 

【試合後選手コメント:DF 2 安西幸輝】

――前半と後半で内容が異なる試合でした。

「相手が前から押し込んでいたので、それを撥ね返せなかったのは、距離感が悪かったから。前半は後半に比べてミスも多かったです」

――後半は両サイドバックが高い位置でボールに絡んで相手を押し込めましたが、最後の部分で決め切れなかった?

「あれだけ引いた相手を崩し切れないということはずっと言われ続けていることでもあるので、申し訳ないなと思います」

――後半は杉本選手を生かすなど、サイドで連動した展開を作れていたのでは?

「後半から竜士君が右に入ってきて、一緒に崩そうと話していたので、竜士君のやりやすいようにフリーランで抜けようと思っていて、そこはできたと思います」

――安西選手が抜け出す場面もありました。

「そこまでいったといても、フィニッシュということに関して言えば、最後の精度の部分が合わなかったですね」

――4試合勝てていない中で、次の首位の相手との試合はどう準備するべき?

「もう強い気持ちを持ってやるしかないし、誰のせいにもしちゃいけないので。自分のせいにしておいたほうが気持ちでも楽だし、皆が良い方向を向ければ絶対に勝てると思うので、首位が相手とかに関係なく、来週はしっかりとアウェイの札幌で点を決めて勝ちたいと思います」

 

 

【試合後監督コメント:冨樫剛一監督】

――試合を振り返ってください。

「まず遠いところから今朝サポーターが駆け付けてくれて、後押しをしてくれたのに非常に申し訳なく思います。前半、特に相手のシステムと相手のシステムでミスマッチが起こる中で、なかなかモビリティの少ない、特にボールを動かす中で追い越していく形が少ない形になってしまい、自分たちが意図するゲームができない中、自分たちからミスを起こして相手の5番が前向きでセカンドボールを拾う形が非常に多く、そこの2列目から多く出てくる形を作られてしまい、失点も自分たちのミスから返されて失点してしまった。選手の配置とシステムを変更しながら、もう少しモビリティのあるゲームを作っていこうと。そして後半、選手を変えて前半の4-2-3-1から4-4-2にして、少し前線からモビリティのある選手を出していって、チャンスを掴んでいこうと。実際にチャンスは来たかと思いますが、決め切れなかったのがすべてだと思います。ゲームとしては相手にもチャンスがあったので、負けるというよりもお互いに打ち合いの中でミスが出たほうが負けてしまったのかなと思います。この負けで自分たちは少し下と勝ち点を含めて、自分たちから調子と気持ちを崩さないような戦いがここから必要になってくると思うので、そこはチーム一丸となってまた来週は首位の札幌と戦うので、しっかりとチャレンジして勝ち点をとってくる強い気持ちを持っていきたいと思います」

――前半のミスの多さや追い込みやすさとか、ボールを回すスピードですとかが足りなかったのでしょうか。

「流動的ではなかったのがすべてだと思います。自分のポジションからすべてがスタートして、自分の守備でプレーする機会もあれば、人のためにスペースを空けてまた降りてくる、またせっかく良いボールが出てきたのに、今度はゴール前に走り込んでいくスピードやパワーが少ない選手が多かったのかなと思います」

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