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MATCH試合情報

2017明治安田生命J2リーグ 第3節 - 東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック

マッチレポート

【試合展開】

前節に続いて、味の素スタジアムでホーム連戦となるヴェルディ。2015年以来2年ぶりの連勝を目指し、前節4-0と快勝した水戸ホーリーホックを迎えた。スターティングメンバーの顔触れは前節と変わらず。サブには負傷明けの安西幸輝が今季初のメンバー入りで控えた。

 

試合序盤からゲームをコントロールしたのはヴェルディ。前節と同様に、選手が絶妙な距離を保ってボールを動かし、相手を揺さぶっていく。特に最終ラインに対する相手の前からのプレスを永田充とダブルボランチが冷静なパスさばきでかわし、相手の狙いを裏返してボールを高い位置へと運んでいった。ただ、帰陣が早い相手の守備ブロックを崩せない時間が続き、ボールは持つがフィニッシュまで持ち込めないこう着した展開を打破できず。このまま前半を折り返すかと思われた32分、右サイドMFに入っていた高木大輔が抜群のタイミングで抜け出したのに呼応して、最終ラインの永田から鋭いフィードがスペースへと送り出される。相手の背後を突いた高木大の足元にピンポイントでボールが収まり、抜け出そうとしたところで手を掛けられて倒されてPKを獲得した。34分に高木善朗がこのPKを冷静に決めて先制して前半を折り返した。

 

ハーフタイムに気を引き締めて臨んだ後半だが、序盤に押し込まれる。51分、ゴール前に押し込まれて密集の中でボールがこぼれ、詰めるだけの状態で反応した柴崎貴広より先に相手選手が足を振り抜いたが、強烈なシュートはポストに直撃して難を逃れた。このプレーが試合の分水嶺だった。3分後の54分、相手の細川がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。1点のリードに加えて数的優位を手にし、ヴェルディはようやく落ち着きを取り戻した。退場者を出しながらも1点を追って前線から追ってくる相手を冷静なパスワークでいなし、ピッチを広く使ったスピーディーなパスワークで決定的なチャンスを作る。65分、相手の守備陣のスライドが追いつかない内に左サイドにボールを運んでいき、安在和樹とのコンビネーションで高木善が抜け出す。ルックアップしてクロスを上げると、ニアでドウグラスがつぶれて相手を引き寄せ、その背後からアランが打点の高いヘディングで合わせて追加点。リードを広げて以降は、相手に反撃を許す場面もあったが、パスワークが一層冴えて相手の体力を奪っていく。85分には、左サイドの安在のクロスが逆サイドに流れると、これを拾った高木大が兄と同じルックアップしてクロス。ボールはファーサイドでフリーになっていた兄善朗の元へ届き、豪快なダイレクトボレーシュートがゴールネットを揺らした。押し込めると睨んだヴェルディは攻め手を緩めない。アディショナルタイムに突入した90+2分には、安在の強烈なミドルシュートを相手GKがはじたこぼれ球が井林章の足元にこぼれ、ワンタッチで華麗にゴールに突き刺して4-0。90+3分には怪我から復帰して途中投入された安西がゴール前でクロスに合わせる決定機を迎えたが、コースを狙ったヘディングシュートはGKの好守に阻まれた。

 

選手たちが口を揃えるように、後半頭の相手の猛攻で失点していればまったく違う流れになっていた可能性もあるが、立て直して一気に畳み掛けた部分に、開幕から3戦目で少しずつチームとして成長してきた証が読み取れる。2年ぶりの連勝、2年ぶりの4ゴール。これに満足することなく、ロティーナ監督が描くサッカーを少しでも浸透させ、目の前の1試合ごとに勝ち点を積み上げていきたい。

 

 

【試合後選手コメント:FW 7 アラン・ピニェイロ選手】

――試合を振り返ってください。

「今日、2連勝できたことは自分たちにとって非常に大切なことだったと思います。自分たちがより多くのチャンスを作ることができたし、それをゴールに繋げることができてとても良かったと思います。相手に退場者が出た後も、自分たちが落ち着いてボールを動かし、たくさんゴールを決められたことは良かったです」

――初の2試合連続ゴールの感想を聞かせてください。

「2試合連続ゴールはとても嬉しいです。ただ、これをできるだけ続けていき、シーズンを通じて多くのゴールを取って、勝ち続けられるように頑張ります」

――リーグ戦では約1年7カ月ぶりの連勝ですが。

「それはとても嬉しいことですが、一つひとつの試合が大事なので、まず一つひとつの試合を確実に勝っていくために全力を尽くして戦っていきたいと考えています」

――ゴールシーンを振り返ってください。

「トレーニングでも監督が言っているように、逆サイドの選手がチャンスを作った際に逆サイドの人間が内側に入る役割があるので、その役割を試合で示すことができて良かったです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 10 高木善朗選手】

――自身2点目のゴールシーンを振り返ってください。

「一瞬、目が合った感じがあったので、来ると思っていたらボールがうまく抜けてきて、難しい体勢ではありましたが、うまく合わせられてゴールできたので良かったです。イメージ通りのボレーシュートでした」

――弟の大輔選手のアシストからのゴールでしたが。

「初めてじゃないっすかね。いつもは逆なので。個人的に記憶はないです。ただ、あったら申し訳ないので、何とも言えないですね(笑)」

――PKの場面では最初にドウグラス選手が蹴ろうとしていましたが、話し合いで決めたのでしょうか?

「そうですね。コーチから先週にPKがあった時は、僕が蹴れと言われていましたし、練習でもしっかりと決められていたので。落ち着いて蹴りました」

――アラン選手のゴールをアシストした場面を振り返ってください。

「ドウグラスとアランが中にいて、ドウグラスがニアに来ることは分かっていたので、完全にフリーでセンタリングを上げられる場面でもあったので、必ず味方に合わせようと思って蹴りました。その時にアランが走り込むところが見えていたので、アランに合わせました」

――その場面では安在選手もボールを呼び込もうとしていましたが。

「あそこは無視しました(笑)。アンカズは呼ぶ割にあまりフリーではないので。その割に呼んでくるので、今回は無視しました(笑)」

――カウンターの場面の連係などに関しては時間が解決していくと考えていますか?

「もっともっと合っていくと思いますし、ああいう形から点が取れるようになってくると、どれだけチームが楽か、と考えた時に、あそこの精度を上げていかないと、J1 昇格には繋がっていかないと思いますし、その精度が高いのがJ1のチームだと思います。特に、(浦和)レッズとかを見ると感じます」

――ご自身としてはここ2試合に比べて、前向きでボールを受けられる場面が増えた印象ですが。

「ボールの受け方や、相手が同じシステムを採用した中での数的優位の作り方を自分の中で工夫したことと、コーチや監督からアドバイスを受けたことが大きいです。自分の中でのテンポのコントロールや、今日に関しては相手の3バックのパウロンがあまりスライドしてこなかったので、簡単に裏を取れることも多かったです」

――リーグ戦では約1年7カ月ぶりの連勝ですが。

「本当に久しぶりの連勝だったので、良かったです。個人的に自分が最初に入った時の5連勝以来なので、本当に毎週勝って練習をするのと、負けて1週間練習するのは大きく違うことなので、久しぶりにチームが上を向いていけるというか、練習からどんどん良くなっていくと思います」

――練習から連勝できそうな雰囲気がありましたか?

「いや、良くも悪くも変わらないところが、今年に関しては良いのかなと思います。別に負けても空気が重くなることはなかったですし、すぐに次の試合に向かっていけています。逆に、この間勝ちましたが、いつもよりは雰囲気は明るかったですが、そんなに変わらなかったです。それにポジション争いもあるので、そこはチームとして良いところだと思います」

 

 

【試合後選手コメント:FW 18 高木大輔選手】

――永田選手とのホットラインが今日の試合において重要な役割を果たしましたね。

「ミツさんがフィードがうまいことは、シーズンに入って練習を重ねてきた中、僕がキャンプ中からウイングバックに入った時から知っていました。僕も相手のウイングバック(湯澤選手)も本職ではない感じだったので、立ち上がりから相手がボールウォッチャーになっているように感じました。立ち上がりにシュートを打てたシーンも完璧に入れ替わることができていたので、トラップで前に入れると思っていました。実際、PKをもらった場面も前に入れて、それができたからこそのPKだったと思います。自分のタイミングとミツさんのタイミングが完璧に合ったシーンだったので、欲を言えば、最初の決定機で決められていれば、もっと楽な展開になったのかなとも思います。 決め切ることは個人的な課題ですが、大きな武器になっていくと思います。ただ、相手にも研究されると思うので、ここからもっと勉強していき、色々とやっていきたいです」

――抜け出すプレーは絶妙でした。

「胸を使って抜け出す形は個人的に得意で、練習試合の中でもうまくいっていましたし、あの形で入れば、最悪PKをもらうこともできますし、入れ替われれば完全な決定機なので、あの形はよくできたと思います」

――アシストの場面を振り返ってください。

「正直、フリー過ぎて困っていました。すぐにマイナスに入れるのも際どいと思っていて、普通あそこでスリータッチする人は居ないと思いますが、スリータッチ目をした時にアランがニアにいて、相手がボールウォッチャーになった中でファーのアンカズも見えていました。僕自身のボールはそれほど良くなかったですが、ヨシアキが上手く合わせてくれました」

――ゴールラインぎりぎりでボールを残し、アラン・ピニェイロ選手の決定機もお膳立てしましたね。

「あそこは相手がボールを切らせようとしていましたが、感覚的にボールが止まる気がしていました。その中でリョウジ君(福井選手)がボールに関係ないのにブロックに来たので、 『少しコノヤロー(笑)』と思い、相手にも隙があったので相手を倒しながらボールを奪って入れ替われました。ただ、欲を言えば、もう少しアランの位置を見て窮屈にならずに打てるボールを出してあげたかったです。また、ファーに他の味方がいる可能性もあったので、より良い選択肢を選びたかったです」

――カウンターの場面の連係など、細部が機能していけば、もっと良くなっていきますね。

「個人的にやっているサッカーに自信を持っていますし、間違いなく続けていくことで、良いモノ、良い結果を生み出せると思っています。継続していくことが大事だと思いますし、まだ始まったばかりで連勝をできたことはすごく大きいと思います。ただ、この先に勝ちを積み重ねていくことで、夏ぐらいに僕らの最終的な目標が決まってくると思います。それに向けて今は、トライ・アンド・エラーを繰り返して試合を重ね、良い結果を手にしていきたいです。個人的にはまだチャレンジの段階なので、どんどん自分の色にしていきたいです」

――リーグ戦では約1年7カ月ぶりの連勝ですが、これまでとチームが変わった部分はどこでしょうか?

「攻めに行く姿勢、守るのではなく、個人個人の役割をしっかりと大きくやっているので、連勝も久々ですし、ホームでの連勝も久々だったので、サポーターの方に申し訳なかった気持ちと共に、自分たちに先が見えてくるので、次も難しい相手ですが、連勝を積み重ねていけるようにと思っています」

――PKの場面では蹴る権利もあったと思いますが。

「前日にPK練習をやった時に、僕もドゥグ(ドウグラス)も数本外していて、ヨシアキは正確に決めていましたし、ヨシアキは去年一番チームで点を決めていたので。自分が獲ったPKを自ら決めるイメージもあまりなく、PKをもらった高揚感もあって、冷静に決めることができないと思ったので、ヨシアキに譲りました」

 

 

【試合後選手コメント:DF 6 安在和樹選手】

――リーグ戦では約1年7カ月ぶりの連勝ですが、これまでとチームが変わった部分はどこでしょうか。

「単純に嬉しい気持ちです。やっぱり、連勝は勢いに乗っていけます。今年に関しては守備の部分での戦術や規律をみんなが守って実行していますし、攻撃もボールの動かし方に規律があり、今日は相手の退場もありましたが、久々の複数得点を奪うこともできました。そういう意味ですごく自信が付く試合になったと思います」

――今季初のフル出場でしたが。

「正直、昨日までこの前の試合でつった筋肉が戻らなくて、今日やっと回復したので、初めはどうなるのかなという感じでプレーしていました。トレーナーに色々やってもらった甲斐もあり、フル出場できたことは大きかったです」

――後半にはかなり積極的にオーバーラップもみせ、余裕を感じさせていましたが。

「『今日は動けるぞ』という感覚もあって、コンディション面も上がっている感じです。先週の試合で、ある程度長い時間プレーできたことも大きかったと思います」

――数的優位もあって個人的にかなり攻撃の場面で積極性を出していましたね。

「結構、スペースができていたので、個人的にイケるという感覚もありました。本当はアシストとかがほしかったのですが…」

――システムの問題もありますが、昨季に比べてセンターバックがつり出される場面が少なくなった印象ですが。

「リスクを冒さず、バランス重視の形が多いので。とにかく、中に相手を絶対に入れさせない、外にボールを出させる。中を締めるという部分がうまくできている証拠だと思います」

――2試合連続で後半立ち上がりに押し込まれる展開になってしまいましたが。

「前回の試合からそこは気を付けようと話し合っていましたし、監督も選手も今日は後半しっかりと入ろうと話していましたが、ちょっと押し込まれたことは課題です」

――ただ、数的有利を得たこともあり、その後はボールを保持して試合を落ち着けられたことは成長と捉えていいですか?

「ボールの動かし方に関しては、まだまだの部分もありますが、今後追求していくことで良くなると思うので、そこは楽しみです。今週の頭に前回押し込まれ過ぎたことに関してミーティングもあったので、今日は下がり過ぎず、もっと前に出ようという話もしていました。そういう意味ではこないだの試合に比べると、ボールを持つ時間も増えています」

――今日は逆サイドの高木大輔選手との形が多かったですが、永田選手のフィードはウイングバックにとって大きな武器になりそうですね。

「大きな武器ですね。ミツさんには自分に出してほしいと要求しています。今日は1本、ちょっと弱めのが来たぐらいだったので、もっとほしいという感じですが、これから一緒にプレーを重ねていけば、連係も良くなっていくと思います。とにかく、ボールが来ることを信じてああいうボールをもらいたいです」

――次節は前から圧力をかけてくる山口との対戦ですが。

「相手が前からプレスに来てもそれを回避する形も決まっているので、前線でうまく収めてもらえれば、大分戦のようにハメられても、良いスペースにボールを落とせれば、自分たちのペースに持っていけると思います」

――比較的下位のチームとあたる序盤戦で連勝を重ねていきたいところですね。

「3連勝は大きいですし、やらなければならないと思います。アウェイ初勝利もほしいので、難しくなると思いますが、チャンスを増やして決めていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 17 内田達也選手】

――数的優位を得てからの試合運びに関してはいかがでしたか?

「今日は1-0だったことが大きくて、これが0-0だったら、全員相手が1人少ないことで、無理に点を取りに行く形になったかもしれません。ただ、1点リードという状況が大きく、個人個人でイケそうだったら点を奪いに行き、際どいところも狙えば良かったと思います。サイドで数的優位を作れることも分かっていたので、そこからというイメージもありました。そういう意味で全員の考えが統一できていたことが大きかったと思います。一発狙いに行っても文句を言う人は居なかったですし、サイドからゆっくりと作っていくイメージもありました。だから、チームとして急いでいる感覚はなかったですし、一人ひとりが考えてやれていたと思います」

――試合終盤にはサイドを大きく揺さぶり、相手にとって嫌な攻撃が続きました。

「本来はああいう形を11人対11人の状況で、監督とかはやりたいと思っていると思います。サイドを広く使って相手を揺さぶりながら、中に入れていくという形を、今後は数的同数の中でいかにできるかが重要だと思います」

――開幕前から得点力不足が課題の中、今日は4点を奪うことができましたが。

「今日に関してはたまたまな部分も多かったのかなと思います。(高木)ヨシアキのゴールもスーパーでしたし、イバ君(井林)のゴールも簡単なゴールではなかったと思います。それでも、4点取れたことは大きいと思います。守備に関しても無失点で終えられたことは良かったですが、ピンチもあったので微妙ですが、確実にピンチの数は減っているので、そこは継続していきたいです」

 

 

【試合後監督コメント: ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督】

――試合を振り返ってください。

「前半は1点しか取れませんでしたが、良いプレーができました。ディフェンスもミスが少なかったと思います。後半最初の5分は相手がすごく勢いを持って入ってきたことで、ピンチがありました。相手が10人になった後は、再び良いプレーができました。ボールを持ってボールを繋いで、チャンスも作れました」

――永田充選手を筆頭に後方から良いフィードが出て、チームとして深みを作るプレーがうまくいっていた印象ですが、トレーニングからどのように構築していますか?

「チームや選手たちには、以前からもっと深さがほしいと伝えていました。その部分をしっかりとトレーニングしてきました」

――ご自身の目指す理想のスタイルがある中で、今日の試合ではどれぐらいのパーセンテージでそれを表すことができたと考えていますか?

「パーセンテージで表すことは難しいですが、現状たくさんの課題があります。ディフェンス面でも攻撃面、ボールポゼッションの面でもやらなければいけないことが、たくさん残っています。毎日、毎日トレーニングをしていき、選手個々が向上していく。それによってチームが毎週向上していければと考えています」

――後半立ち上がりに苦戦した中、どんなことをキッカケに流れを引き戻せたと考えていますか?

「少し冷えた状態で後半に入ってしまい、ディフェンス面でのミスも多かったと思います。それが原因で彼らにチャンスを作られました。その時にしっかりとボールをキープしようと話し、ボールを持ちながらのディフェンスを心がけるようにと話しました。あの時間帯は少し簡単にボールを失い過ぎていたからです」

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