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MATCH試合情報

2017明治安田生命J2リーグ 第9節 - 東京ヴェルディ vs ザスパクサツ群馬

マッチレポート

【試合展開】

無失点での5連勝後、ホームでの湘南ベルマーレ戦、アウェイでのモンテディオ山形戦で連敗を喫したヴェルディ。再び流れを自分たちのもとへ引き寄せるため、久しぶりに戻ってきた味の素スタジアムに今シーズンまだ勝利のないザスパクサツ群馬を迎えた。流れを変えたいチームは、連勝時のメンバー構成に変更。右サイドMFに高木大輔を起用し、センターフォワードにドウグラスを置いた。

 

立ち上がり、コントロールミスや連係ミスでボールが落ち着かず、相手に押される場面が目立つ。その中でも、最初の決定機を作り出す。8分、右サイドの高木大輔のクロスに内田達也が飛び込むがわずかに合わず。逆サイドに流れたボールを安在和樹が拾って再びクロスを入れると、相手DFがクリアし切れなかったボールをアランが豪快に合わせるがミートできず、ゴール前に詰めたドウグラスが足を延ばしたがオフサイドの判定。15分には左サイドから平智広がクロスを入れると、ゴール前に飛び込んできたアランに合う。頭で合わせ切れなかったが、流れたボールを相手DFがクリアできずに再びボールはアランの足元へ。しかし、急に目の前にこぼれたボールに足を出すのが精一杯で、ミートできずにGKに抑えられた。直後の16分には、左サイドを高木善朗が抜け出すと、マイナスのクロスに対して後方からニアに内田が飛び込んで合わせたがわずかに枠を捉え切れなかった。序盤のバタバタした展開から一転してリズムをつかむと、ボールをワイドに動かしながら相手の隙を窺ってスピードアップして崩していく。39分には安在が思い切ったロングシュートでゴールを急襲するなど、様々な形で相手ゴールに迫っていく。40分には、右からのコーナーキックをファーサイドでアランが頭で合わせるが、シュートはポストを直撃した。何度も押し込んでチャンスを作り出しながら決め切れない流れは、前節の山形戦を彷彿とさせたが、前半囚虜間際のワンプレーが嫌なイメージを払しょくした。44分、右サイドに流れてきたボールを高木大が拾うと、ペナルティエリアの中に向けて横パスを入れる。中後雅喜がスルーした背後で高木善がワンタッチでDFの背後に流すと、高木善がアフターチャージで倒されてPKを獲得。これを自ら志願したドウグラスがゴールの右隅へ流し込み、先制に成功して前半を折り返した。

 

勢いに乗って追加点を狙っていきたい後半、チームはカードマネジメントも含めて中後に代えて橋本英郎を投入した。引き続きリズムを掴んで攻めたいところだったが、群馬の反撃に遭う。46分、ミスからカウンターを食らうと、ペナルティエリアに侵入を許してゴール目前でフリーで詰められるピンチを迎える。しかし、相手がコントロールした瞬間に間合いを詰めた柴崎貴広が足を出してシュートをブロックし、立ち上がりのいきなりのピンチを凌いだ。すると再び流れはヴェルディに。53分、右サイドを突破したドウグラスがマーカーとのマッチアップで粘ってボールをキープすると、ゴール前に味方が飛び込んでくるタイミングに合わせてクロスを供給。相手DFの間に走り込んでフリーになっていたアランが頭で合わせてゴール右隅に流し込んで追加点を挙げる。ここからは一転して群馬が猛反撃に出る。前への圧力を強め、ヴェルディのパスワークを遮断して押し込んでくる。60分には、コーナーキックからニアですらしたボールがゴール前にこぼれ、ヴェルディの選手は反応できずに押し込まれて1点を返された。一気に勢い付く群馬と落ち着いてリズムを取り戻したいヴェルディ。そこでヴェルディはなかなか全体を押し上げられず、自陣で対応する時間が増えていく。やや割り切って守備に力を傾けて縦に早い群馬の攻撃を撥ね返し続けると、ワンチャンスがヴェルディに転がり込んできた。87分、左サイドで橋本が粘って安在とのパスワークで相手をはがすと、安在が隙を見てドリブルでペナルティエリアの中に侵入。相手が必至にクリアしたボールは勢いなく転がり、群馬DFがお見合いする間にアランが先に反応して豪快にゴール右隅に突き刺して、苦しい展開の中で試合を決する3点目をもぎとった。

 

上位の名古屋グランパスと湘南ベルマーレが敗れたため、3試合ぶりに首位に返り咲いたヴェルディ。序盤戦での順位を気にすることに意味はないが、しっかりと上位を争いながらシーズンを進めていくという事実が重要だ。1週間の準備期間を経て迎える次節のアビスパ福岡戦からは中3日で3試合をこなす過密日程の連戦になる。着実に勝ち点を積みながら、着実にロティーナ流スタイルの浸透を図っていく。今一度、連勝のリズムに乗れるよう、まずはこの1週間のトレーニングに全力で取り組んでいく。

 

 

【試合後選手コメント:FW 7 アラン・ピニェイロ選手】

――試合を振り返ってください。

「2ゴールを奪うことができて本当に嬉しかったですし、チームが最後まで走り抜いたことが勝利に繋がったと思います」

――今日の勝因をどのように考えていますか?

「とても難しい試合だったと思います。ただ、自分たちに訪れたチャンスをしっかりと決めることで、勝利に繋げることができたと思います」

――サポーターの方々へのメッセージをお願いします。

「最後まで熱い応援をありがとうございます。引き続きスタジアムで熱い応援を最後まで諦めずによろしくお願いします」

 

 

【試合後選手コメント:FW 9 ドウグラス・ヴィエイラ選手】

――待望の今季初ゴールですね。

「自分が必要としていたゴールを、これまで取ることができていませんでした。待ち望んでいたゴールで、自分自身に強く要求していたゴールです。やっと取れて、嬉しかったです。ゴールもそうですし、アランにアシストもできました」

――PKの場面について。

「自分が蹴りたいと伝えました。落ち着いて蹴ることができました」

――最下位とはいえ、群馬に押し込まれる時間もありました。

「リーグ戦の中で、順位が下に沈んでいるからといって、順位とチーム力は違うことがJ2ではあります。群馬は良いプレーをして、今日も難しい試合になりました。そういう時は、自分たちの良さを出していくしかないです。こういう結果に繋げられて良かったです」

――アシストの場面を振り返ってください。

「サイドに流れてうまくスペースを作れて、顔を上げた時にアランと目が合い、良いセンタリングを上げることができました」

――3試合ぶりの先発出場でしたが。

「落ち着いていました。また、同じように先発で出たいですが、常に良い準備をすることが必要なので良い準備ができたと思います。だから、今日も気負うことなく落ち着いてプレーできました。今日だけでなく継続的にゴールを決めるために努力をしたいですし、チームが勝つために良いプレーをしていきたいと思います」

――今季初ゴールをチームメートも心から祝っていましたね。

「得点を決めてこういう風に皆で喜ぶことが大事だと思います。それはチームが一つになっていることを表しますし、そういうことを通じてチームがグループになることは大事なので、良かったと思います。みんな喜んでいましたし、“おめでとう”と声をかけてくれて嬉しかったです」

――今日の勝利をキッカケにまた良い流れに乗っていきたいですね。

「1試合ずつしっかりと戦っていくことが大事ですし、自分たちは長いシーズンと捉えて常に次の試合で良いパフォーマンスを見せられることを重視しています。どれも難しい試合だと思うので、休み明けから良いトレーニング、良い準備をして試合を迎えたいと思います」

 

 

【試合後選手コメント:DF 3 井林章選手】

――後半は守勢を強いられましたが、あの時間帯の対応はいかがでしたか?

「正直、ウッチーとも話していましたが、ラインの押し上げが遅れたり、コンパクトさという意味では、少し前半に比べてできていなかったので、いつやられてもおかしくない状況でした。それでも、やられないようにするためには、いつもやっている守備を自分たちが忠実に初心に戻ってやることだと思うので、そこに関してはみんなのやることがハッキリしていたので、それで最後の最後は守り切れたと思っています」

――最後の場面では粘り強い守備ができていた印象ですが。

「結果論なので何とも言えませんが、後半最初にシバ君がセーブしてくれたのもありましたし、それが入っていたら、たぶんこういう形のコメントもなかったと思います。それは結果論なので、もう一回、個々の場面を確認して修正していきたいです」

――2点目の場面は最終ラインからの長いボールが起点でしたが。

「今日は相手が前半からリスクを冒して前に来ていたので、サイドの裏、特にサイドバックの裏が空きやすいということは話していて、それが結果的に取れて、中にズレが生まれた結果、ゴールに繋がったと思います。自分たちの苦し紛れの展開でしたが、ある意味狙い通りでした」

――敗れた2試合に比べて苦しい内容での勝ちでしたが。

「形はできてきていると思うので、決めるか、決めないかという部分は最終的に個の力になると思うので、そこは前線の人たちにこだわってもらい、後ろは組織で守っていくだけです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 4 畠中槙之輔選手】

――先発試合で初の勝利でした。試合を振り返ってください。

「チームとしては2連敗の後にきっちり勝てたので大きな勝利だと思います。個人としては、毎回失点してしまっているので、どんな形であれ、守り切らないと評価されないと思うので、そこに関しては悔しいです」

――2点目に繋がるロングフィードもありましたね。

「フィードは練習中から狙っていますが、あの場面に関しては前線の選手たちのおかげだと思います。アランのところに蹴れば、何かが起きると思っていました」

――後半は自分たちのバイタルエリアを相手に使われる場面が多かったですね。

「ディフェンスラインが後半に入るにつれて、中盤が前に上がっても押し上げ切れないことが多くなり、そこで空いたエリアを相手に使われてしまいました。そこはもっとやらないとダメですし、イバ君や平君にも自分が指示してリーダーシップを取ってやらなければならないと思います」

――3バックの中央でプレーするうえで一番心がけている点は何でしょうか?

「一番心がけているのは、カバーリングを意識しています。ただ、それを意識するあまり、自分の持ち味が消えてしまっているので、それを両立できるようにやっていかないとダメです」

――相手のストロングである高井選手への対応に関してはいかがでしたか?

「個人的な対策というよりも、相手がバックパスの後、シンプルに蹴ってくるというイメージをミーティングから持っていたのですが、今日はそこまで裏に蹴ってくるシーンが多くなく、どちらかと言えば、自分たちが間延びした中盤にボールを入れられることが多かったので、そこは自分たちの責任でした」

――敗れた2試合に比べて苦しい内容での勝ちでしたが。

「相手のシュートミスとか、シバ君に助けられた場面もありましたが、これから上に行くにはこういう試合を勝ち切っていくことが大事なので、今日勝つことができて良かったです」

――首位に返り咲きましたが、心境はいかがですか?

「まだ9節を終えた時点での首位なので、何も勝ち得ていないですし、ここで浮かれることなく、もう一回、仕切り直してみんなでやっていければと思います」

――次節はウェリントン選手というストロングを持った福岡との対戦ですが。

「まだ、誰が出るのか、決まっていない状況ですが、自分にチャンスが与えられるならば、彼を潰して起点を作らせないことが、チームの勝利への近道だと思います。そこはディフェンスライン次第ですし、今日出た課題をどれだけ改善できるかをしっかりと見せられるように頑張りたいです」

 

 

【試合後選手コメント:DF 5 平智広選手】

――試合を振り返ってください。

「相手もプレッシャーを強くして勝ち点3を取りに来るという中で、それを踏まえて自分たちは挑みましたが、90分を通して自分たちの時間をあまり作れなかったです」

――前半に関しては自陣でのミスや意図が合わないチグハグさが目につきましたが。

「グラウンドもスリッピーでパスを受ける場面でトラップをミスしたり、少しずつ自分たちのリズムを作れず、そこに相手もプレッシャーを強めてきたので、リズムを作れなかったです。その中でヨシアキがPKを獲得し、ドウグラスが決めてくれたので、前半のうちに点を取れたことが大きかったです」

――後半立ち上がりに柴崎選手が見せたビッグセーブも試合を左右する大きなプレーでしたね。

「後半立ち上がりにみんなで集中して入ろうと語っていたなか、ああいう決定的なピンチを招いてしまうのは、自分たちに隙があるということですし、そこでシバさんがセーブしてくれて相手に流れを渡さなかったことは大きかったと思います」

――後半は自分たちのバイタルエリアを相手に使われる場面が多かったですね。

「ディフェンスラインが押し上がっていない時間が続き、その原因として相手の陣地でプレーする時間が少なかったということもあります。クリアにしても相手の裏に入れるボール、それに連動して最終ラインが押し上げるという形が今日はできていなかったので、クリアした後に押し上げる場面も少なく、そこでこぼれ球を相手に拾われて二次攻撃に繋がってしまいました。ディフェンスラインとしては、そういう時間帯にどうやって自分たちの時間に引き戻すのか、考えていかないとダメです」

――最後の場面では粘り強い守備ができていた印象ですが。

「相手の精度が高ければ、枠に入って失点してしまうという場面も何度か作ってしまいましたし、まだまだ自分たちの寄せるスピードや間合いを突き詰めていかないと、上位相手には簡単に決められてしまうので、今日はたまたま失点しませんでしたが、そこは修正していきたいです」

――敗れた2試合に比べて苦しい内容での勝ちでしたが。

「攻撃は負けた試合でもある程度、自分たちがやりたい形を出せていましたが、今日に限っては自分たちの流れにならない苦しい中で全員が守備の意識を保って、最後にアランが突き放してくれたので、そういう個人個人の守備意識が大事だと思います」

――現時点で首位という立ち位置にいることに関して率直な感想を聞かせてください。

「どのチームも苦戦している印象なので、今季のJ2にはどこにも飛び抜けたチームがおらず、今日の群馬もそうですが、順位で相手を判断するのはまだまだ早いです。首位は良いことですが、自分たちが一番強いと決まっているわけではないので、1試合1試合を大事にしていきたいです」

――今日の高井選手と同様に次節の福岡戦ではウェリントン選手というストロングがいますが、どのような対応を考えていますか?

「1対1になると、どこのチームにも良い選手がいるので、ピンチを招きやすくなると思います。そこで自分たちがいかに組織として失点を減らしていくかを考えて、まずは1対1にならない状況を考えて、未然にチャンスの芽を摘んでいくプレーを意識していきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:GK 1 柴崎貴広選手】

――試合を振り返ってください。

「難しいメンタルというか、連敗した中でのゲームで相手も勝ちがない状況だったので、それなりの覚悟で来るということは分かっていましたし、ちょっと最初は受けに回る場面もありました。ただ、前半にチャンスも多くありましたし、それが入れば、もっと楽に試合を進めることもできたと思います。その中でPKからゴールを取れたことは良かったですが、ボールを奪った後に前に付ける選手がいないとか、そういう部分でミスをして攻撃を受ける場面もあったので、そこは改善していかなければならないと思います」

――後半集中して入ろうという意識の中でピンチもありましたね。

「そこも自分たちの課題で、後半の立ち上がりが悪いと分かっている中で、またやられてしまっているので、そこは問題だと思います。後半の入りが悪いことで、悪い結果に繋がってしまえば、本当に後悔することになるので、そこは真剣に取り組んでいないわけではないですが、もう少し考え方を変えるなり、やっていく必要があります」

――後半立ち上がりのビッグセーブの場面を振り返ってください。

「相手が巧い選手だということは分かっていたので、冷静にボールをトラップしてくれたので、何とか足に当てることができました。もし、あそこで失点していれば、流れが悪くなったと思うので、止められて良かったです」

――後半は自分たちのバイタルエリアを相手に使われる場面が多かったですね。

「たぶん、向こうも研究していると思いますし、結果は出ていませんが、良い選手がいる良いチームだったので、ああいう部分を出してしまったのは、今後上位と対戦する時にもっと増えていくかもしれないので、そうならないように練習からもう一回やっていきたいです」

――こぼれ球を拾われたり、嫌な形で攻められる状況でどんなことを意識しながらプレーしていましたか?

「みんながミスしても最後の場面でやられなければ、失点はしないので、落ち着いて最後のところに対処しようという意識でやっていました。みんなも最後の場面では良いポジションを取って簡単にやらせていなかったので、そういう面でも少しは成長していると思いますが、今日のような戦い方では、今後やられてしまう可能性もあるので、浮足立つことなくしっかりと対応でできるようにしていきたいです」

 

 

【試合後監督コメント: ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督】

――試合を振り返ってください。

「僕たちにとってすごく難しい試合でした。2試合続けて敗戦してこの試合を迎えました。そして、すごく良い試合をしたものの、2試合負けて臨んだ試合でした。同様に勝たなければいけない中での試合でした。プレー内容に関してはこれまでの2試合に比べて悪かったです。それは相手が良いプレーをしたという部分も大きかったと思います。彼らのプレーが僕たちのプレーを難しくしました。このリーグは拮抗していて、どの試合も難しく、どのライバルにも負けうると思いますし、逆に勝ちうる可能性もあります。この拮抗したリーグに所属していることを理解し、そこに慣れて毎試合を戦っていきたいと思っています」

――2-1になってから自分たちのバイタルエリアを使われる展開になりましたが、監督ご自身が考えていた修正策について聞かせてください。

「相手のゴールによってダメージを受け、自信を失っている印象がありました。選手間の距離が離れて相手に中盤の内側のスペースを与えてしまいました。それを改善するためには、よりコンパクトにディフェンスをしていくということを強調していきたいです。ただ、ディフェンスラインはそういった状況でもしっかりとやってくれました」

――ハーフタイム明けから中後選手に代えて橋本選手を投入した狙いについて教えてください。

「まずイエローカードをもらっていたこと。10人にはなりたくなかったということです。ハシはすごくボールを持った時にチームに貢献してくれるプレーヤーだという点もありました。前半にボールを持つ時間が少なく、彼の不在が影響していたと思います。そのため、後半から入れました。(中後選手はケガではない?) 違います。ケガはしていません。基本的に交代の理由はカードで、カウンターを受けた時に中後がイエローカードを受けてしまう可能性がありました。前半の中後のプレーには満足しています」

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