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MATCH試合情報

2017明治安田生命J2リーグ 第17節 - 松本山雅FC vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

ホームでの京都戦、そして敵地での長崎戦と、試合自体は自分たちのペースで運びながら、相手を崩し切れずに連敗を喫した。上位に食らい付いていくためにも、3連敗を避けて勝ち点3を積み上げたい。そんな状況で、敵地での松本山雅FC戦を迎えた。ヴェルディのスタメンは前節と変わらず。両サイドMFのポジションの入れ替えだけの変更となった。

 

アクシデントが続いたこの一戦。立ち上がり早々の5分に、高木善朗が後方からきた相手と頭同士がバッティングするプレーで裂傷を負う。一度は立ち上がって応急処置を経てピッチに戻ったが、結局35分ころにめまいの表情を訴えてピッチからはなれざるを得なくなった。

 

試合自体は、ヴェルディ側のミスや前線でボールが収まらないことから相手が主導権を握り、サイドを起点に長いボールを入れてターゲットの高崎を起点にチャンスを窺う展開。高崎へのマークを厳しく対応し、瀬戸際で耐えるヴェルディだが、ペナルティエリアに押し込まれてあとわずかというところで身体を張ってブロックし続ける。26分には最終ラインの背後をとられて高崎に突破を許したが、ゴール左斜めから放ったシュートは柴崎貴広がどっしりと構えて枠から弾き出した。ヴェルディ側は3本のシュートを打ったものの、攻撃は単発かつ崩し切るまでには至らず、決定機を作れずに前半を終えた。

 

攻守両面のポイントを整理して臨んだ後半だが、立ち上がりに守備がこらえきれずコーナーキックから安川に合わせられて失点。相手のストロングポイントであり、もっとも警戒してきたセットプレーで先手を許し、小さくないダメージを負ってビハインドを追いかけることになった。すると試合展開は前節の長崎戦と同じ流れに一転する。高木善に代わり投入された梶川諒太がボールを収めて起点になり、相手を押し込む猛攻を演出した。54分にはカウンターからアランのスルーパスにドウグラスが最終ラインを抜け出すが、飛び出したGKにコースを消されてシュートは枠に飛ばせない。その後、ボールを持ってゴール前にきわどいボールを入れるものの、割り切ってバイタルエリアを固める相手を揺さぶり切れず、サイドを起点にした攻撃はゴール前でことごとく撥ね返された。こう着した展開を打開しようと交代カードを切り、二川孝広を投入するが、ここでこの日2回目のアクシデント。投入された直後の二川が相手と交錯して腰を強打。プレーを続行するのが難しくなった。ただし、症状の様子を見つつ交代の準備をするうちに試合が動いた。83分、左サイドの高い位置から横パスをつないで右サイドの高い位置にポジションをとった井林章までボールを運ぶ。ゴール前を見やって井林がクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだドウグラスにわずかに合わずにファーサイドに流れる。しかし、バウンドが合わずに相手DF2人が見送り、その先にいた安在和樹が詰めて、豪快なボレーシュートをゴールに流し込んだ。

 

同点後は負傷した二川に代えて高木大輔を投入し、前線から相手を追い込んでいく。松本も前に出てきたが、攻撃はコンビネーションが合わずに、ヴェルディがカウンター気味に反撃に出る形。しかし、サイド攻撃やセットプレーでバイタルエリアの深い位置までボールは入るものの、相手の必至の抵抗もあってゴールをこじ開け切れず。1-1で引き分けた。

 

3試合ぶりに勝ち点を手にしたヴェルディだが、混沌としたJ2リーグの上位戦線には食い留まっている。次節、ホームで迎える名古屋グランパス戦は、相手のことを考えても、そして現在の自分たちが置かれた状況を考えても、一戦必勝の覚悟で勝ち点3をもぎとってくることが求められる。

 

 

【試合後選手コメント:DF 6 安在和樹】

――試合を振り返ってください。

「相手に押し込まれた中で、後半すぐに先制されてからは押し込めたんですが、なかなか点が入らず、最低限の1点をとれて、勝ち点1しかとれなかったかな、と」

――ゴールシーンを振り返ってください。

「ドウグラスが潰れて、相手の2選手が触らないでくれたので、合わせるだけでした」

――中に入ってプレーする場面が多くありました。その意図は?

「負けていたし、3連敗は許されないので、ゴール前にいればどうなるか分からないので、そういう狙いでやっていました」

――流れの中で中央に入ってプレーしていたのは自分の判断?

「負けているので、自分が中に入って平君を外に出して、高い位置をとってどんどん押しこんでいこうという中で、そこは押し込めたんですが、最後のところでゴールにはつながらなかったです」

――次節に向けてメッセージを。

「上位との戦いなので、ホームなので絶対に勝ち点3をとりますので、応援よろしくお願いします」

 

 

【試合後選手コメント:MF 38 梶川諒太】

――同点に追いつく前には、中盤の底でどうコントロールしていたんですか?

「とにかくボールを引き出してあげないとサッカーにならないので、無理に前を向いたりとか、見えていないのにプレーしようとすると潰されるのは分かっていたので、自分が把握できているのであればドリブルを仕掛けたり、自然と周りも空いていくので。そうすれば相手にもジャブになると思っていました」

――安在選手とのコミュニケーションなのか、中と外を入れ替わったりする時間帯がありました。

「相手が引いていたのもありますが、ずっと裏で待っていても外回りの裏ばかりになってしまうので、外に出た時に中に上手く入ってくれれば、前向きで相手が嫌なところにどんどん入っていけるというのもありましたし、ドウグラスにあててアンカズがもらったシーンがありました。あれだけではなくて、そのままアンカズに出して前向きにプレーできれば相手は嫌だったと思うので、全部自分が前に行くというよりは上手く味方を使いながらやれるんじゃないかと思っていました」

――同点の場面は?

「僕はその前で横にさばいていたので、ゴール前に入っていくのは無理だったので、アンカズが上手く入っていってくれたのでバランスを見ながらですね。ウッチーからも逆サイドに蹴ってほしいと言われていたのですが、アンカズが積極的にプレーしていたのでフォローに回る形が多かったですね」

――1-1になって以降のゲームプランは?

「相手はクリアしたボールをなんとかやっていこうという風にしか攻撃はないかなと思っていたので、畳みかけるように、とにかく勝たなければ意味がないと思っていたので、どんどんボールを前に動かしながらですね。ボランチの位置まで落ちたので、ウッチーと上手くポジショニングのバランスをとりながら、ウッチーがフリーになるところもあったので、全部自分がもらうのではなくて、ウッチーが空けばウッチーのほうからいけばいいですし、ただ二人とも前に行くとリスクマネジメントにならないので、そこはウッチーはいつもバランスを見ながら毎試合やってくれるので、できるだけ僕が前に行くほうがいいかなと思ってプレーしていました」

――勝ちにいった、と。

「連敗中という状況で、今年は上に残って勝たないといけないと思いますし、もっと勝負にこだわらないといけないシーズンだと思っていて、特に個人的にはスタメンが多い状況ではないので、結果にこだわりながらというのは意識しています。だからこそ、この引き分けは悔しいです」

――とはいえこの勝ち点1は大きい意味があると思います。

「相手に勝ち点3をとらせなかったのも大きいと思いますし、自分たちに1積み上げたのも大きいと思います。ただ、本当に強くなるという意味では、全体として結果にこだわらないといけないのかなと感じています」

 

 

【試合後監督コメント:ミゲル アンヘル ロティーナ監督】

――試合を振り返ってください。

「僕たちにとってとても難しい試合でした。今までのアウェイゲームの中で一番難しい試合でした。特に前半は相手のプレスが強くて、ボールを保持するのが難しかったです。後半は我々らしいプレーができたと思います。よりボールを持ててゾーン3に侵入できて、そのサイドから良い攻撃ができました。運よく良いシュートが決まってくれて、引き分けることができたのですが、試合内容を考えたら、1-1の引き分けというのは公正な結果だと思います」

――安在選手が中央でプレーしたのは戦術的な意図?

「今日、アンカズが中でプレーしたということは、相手が空けてくるであろうスペースなどを利用したくて、そういうプレーを要求しました。それによって、アンカズが中でプレーする機会が多かったと思います」

――高木善、二川の症状は? 梶川が入ったことでなぜボールを持てる形になった?

「ヨシは軽い脳震盪だと聞いています。そんなに重症ではないですが、めまいがあるということで交代しました。フタはその場面を見ていないのですが、腰に痛みがあって動けないということ。メディカルスタッフからの報告を待ちたいと思います。後半、ボールを動かせるようになったのは、確かにカジが入ったことは大きかったと思います。カジが入る前にもボールを前に運べる場面はあったと思います。カジの他にも特に皓太が素晴らしい試合をしていました。彼を交代したくなかったのですが、試合の流れを見て交代してしまいました。ただ、彼にとっては非常に良い試合になったと思います。カジのいいところは、外側でも内側でもプレーできること。ウイングでもでプレーできるし、ボランチでもプレーできる。それが僕たちにオプションを与えてくれます」

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