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MATCH試合情報

2017明治安田生命J2リーグ 第40節 - 東京ヴェルディ vs レノファ山口FC

マッチレポート

【試合展開】

前節、アビスパ福岡との上位直接対決でスコアレスドローに終わったヴェルディは、残り3試合で昇格プレーオフ圏内に残ることを目指して、ホームにレノファ山口FCを迎えた。シーズン終盤に入ってそれぞれの立ち位置がハッキリしてくる中で、相手も下位に沈んで降格圏から脱したいという状況。お互いに正反対の思惑を持つ中で、ヴェルディは一戦必勝の姿勢でこの一戦に臨んだ。スタメンには若干の変更を加えた。3トップの左サイドには高木善朗が入り、左サイドバックには安西幸輝が起用された。

 

立ち上がりにチャンスを作ったのはヴェルディ。3分、安西が左サイドを突破し、深い位置までボールを運ぶ。ゴール前に入れたクロスは飛び込んだドウグラスにピンポイントで届いたが、ヘディングシュートは枠を捉え切れない。その後はお互いにボールを持って押し込んではバイタルエリアで攻め切れず、ターンオーバーするシーソーゲームに。守備陣が集中力を切らさずに根気よくボールを回収して反撃に出る中で先制点が生まれる。13分、フリーキックの流れから高木善がミドルシュートを狙うと、ブロックに入った相手に当たってコースが変わり、ゴールへと流れこんだ。その後は拮抗した展開でともにペースアップができず、フィニッシュの部分で苦しむが、地力の差を見せたのはヴェルディ。34分には梶川諒太がドリブルでマーカーを剥がして強烈なミドルシュートを放つと、45分にはアランがスペースへ抜け出してGKと1対1の場面を作るが、どちらも相手GKに防がれた。

 

リードを守り切るのではなく、追加点を狙って試合を決めにいきたいヴェルディだが、後半は山口に押し込まれる時間が続く。マンツーマンで人を潰しに来た相手に対して、パスワークが寸断されて攻撃のリズムを作れない。逆に勢いを持って前に出てきた相手を受けてしまう。そして、ホームでの大きな一歩はわずかな時間の間に覆された。72分、相手にセットプレーを与えると、相手のクイックプレーに虚を突かれ、ゴール前でオウンゴールを献上。その2分後には、左サイドからアーリークロスを入れようとした相手に林昇吾が寄せるが、ブロックしたボールはコースが変わってゴールに向かい、クロスに反応していた柴崎貴広が逆を突かれてゴールに流れ込んだ。一気にひっくり返された流れはそう簡単には引き戻せない。前からのプレスを強めてくる相手を前に、ビルドアップが思うようにいかず、帰陣の早い相手を崩し切れない。終盤にはドウグラスが抜け出してGKと1対1になる場面もあったが、シュートはブロックされてしまう。このまま試合のペースを変えられず、1-2でタイムアップを迎えた。

 

6試合ぶりの敗戦は、この終盤戦にあって確かにダメージがないとは言えない。しかし、残り2試合で自分たち次第でプレーオフ圏内を確保できる道が残っている。まずは次節、敵地に乗り込む京都との一戦に全力を注ぐ。

 

 

【試合後選手コメント:GK 1 柴崎貴広選手】

――試合を振り返ってください。

「自滅というか、後半になってミスが多くなり、向こうの守備の仕方や選手交代に対して、対応するのに手こずった印象です。結局はミスが多かったこと、試合への入りや集中力という部分の問題もありました。今回の失敗を残り2試合に向けてもう一回、整理して見つめ直す機会にしたいです」

――相手が失点後も含めて守備的な戦い方を変えずに前半を戦っていましたが。

「ボールを動かせてはいたので、あの時間帯に2点、3点ともっとリスクを冒して行きたかった部分はありました。相手が沈んでいるとかはなかったですが、1点ではなく追加点がほしかったです。大体、ああいう形の展開で前半を終えると、後半にグッと来られることが多いので、その勢いを止める上でも得点を含めてボールの動かし方など、相手にダメージを与えるサッカーができれば良かったです。そこは反省点です」

――後半に関してはリスクを冒して攻める相手に対して、カウンターで引っくり返すチャンスもあったと思いますが、相手のプレッシャーがきつかったですか?

「相手がリスクを冒して来るのも分かっていたので、どこかで引っくり返すという展開を考えていましたが、あまりに奪ったボールを簡単に失い、セカンドボールも拾えておらず、全体的な運動量も足りなかったと思います。そこに関してはもう一度見つめ直していかないといけない部分です」

――相手のプランの切り替えに対して、チーム全体で対応し切れなかった印象もありますが。

「ずっとうまくいくことはないですが、こういった時に最低限引き分けに持ち込むなりできないと、もっと上には行くことができません。これを本当に良い教訓にしないといけませんし、ただ負けてしまったではなく、本当に見つめ直す必要があります」

――展開的には群馬戦などと近い形でしたが、勝てた試合と負けた今日の試合で違いは感じましたか?

「不運な失点を引きずってしまったと思いますし、あそこでエンジンをかけ直すというか、ボールの動かし方や相手の背後を突いて勢いを増すような大人のサッカーが必要でした。相手に付き合うほど自分たちに力はないと思っていますし、もっと上に行きたいのであれば、考え方や頭の切り替えが必要だと思います」

――残り2試合でプレーオフ圏外の7位という順位ですが、残り試合に向けては。

「ずっとここから全部勝つつもりでいましたし、まずは次の試合だと思います。あまり気負い過ぎてもダメなので、まずは一度冷静になって、あと1週間あるのでチームの悪い部分を直して、良い部分を伸ばす時間はあると思うので、チームとして成長して次の試合に臨みたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 17 内田達也選手】

――先制点を奪ったあと、なかなかギアが上がらなかった印象ですが。

「ぬるくやってしまった前半が最後になってツケとして回ってきた感じになりました」

――相手が失点後も含めて守備的な戦い方を変えずに前半を戦っていましたが。

「正直、楽だと思っていました。無理しなくてもいいし、点も入っていたので。ただ、畳みかけないといけない時期ですし、チームの状況もそうですが、向こうも残留がかかっているので、もっとアグレッシブに入ってくる印象もあったのですが、かなり楽をさせてくれるなという印象でした。ただ、相手のペースに付き合ってやってしまった印象です」

――後半立ち上がりは相手の反攻が予想される中、受け切れなかった印象ですが。

「そんな感じですね。別に相手の攻撃に恐さはなかったですが、相手のペースになってしまいました。恐さはなかったですが、セットプレーと不運な失点が重なってしまいました。ただ、こっちの点もラッキーだったので何とも言えませんが、今日は追加点を奪えなかったことが今の自分たちの実力と捉えています」

――失点直後にチームを鼓舞する場面もありましたが。

「1失点目の時点で相手がセットプレーを早く始めた時、少しこっちが準備不足な感じはありました。前半のぬるい感じが抜けていないという感覚はありました。先月から前半から激しい試合をしてきた中、今日は緩い感じの前半になっていて、ここまで勝ってきたという油断がみんなの間にあったとか、そういうつもりはなかったと思いますが、少しこのまま勝ち切れるという気持ちはあったかもしれません。1-1の段階でもう一回、仕切り直してちゃんとやろうと話していましたが、ああいう感じでもう一回失点してしまいました。ただ、2点目を獲れなかったことが実力というか、ああいう形で失点することもあることなので」

――緩い感じの前半という部分に関して具体的に説明してください。

「ペースが上がらなかったです。ボールは持っていましたが、相手も出てこないので、自分たちからアクションを起こして崩しに行くプレーが少なかったと思います。そういうプレーをしていかないとダメでした。終わってからの感想ですが、前半で試合を決めるぐらいの感じではないと、今日はダメだったのかなと感じています」

――悪い流れを自分たちで変えられないという課題は今日も出てしまいましたか?

「いや、守備に関しては自信が付いてきていて、今日も凌げるという感覚でした。正直、相手の攻撃に恐さはなかったので、守り切れる自信もありました。後半に相手のペースになりましたが、守り切れると思ってやっていましたし、無理やり自分たちの流れに戻さなくても我慢しながらチャンスを作れるという感覚ではいました。やっぱり、セットプレーがもったいなかったです」

――試合を終わった直後の率直な感想は?

「厳しいなという感じです。自分たちの出来も含めて、しっかりと自分たちのプレーをしないと21位の相手に対しても勝てないということは実感しましたし、まだ可能性はあるのであと2試合、もう一回ちゃんとチャレンジ精神というか、アグレッシブにやっていかないと今のチームは良さも出ないので、しっかりとやっていきたいです」

 

 

【試合後選手コメント:MF 20 井上潮音選手】

――試合を振り返ってください。

「前半は相手があまり前から来ていなかったので、自分たちでボールを回せる時間が長く、その中で1点獲ることもできました。ただ、後半は相手がやり方を変えてきて、僕は途中から試合に入りましたが、なかなか自分たちのボール回しがうまくいかず、相手にペースをところで、続けて失点してしまい、本当にもったいなかったです」

――後半に関してはリスクを冒して攻める相手に対して、カウンターで引っくり返すチャンスもあったと思いますが、相手のプレッシャーがきつかったですか?

「僕が入った時はあまり感じませんでしたが、後半の立ち上がりは勢いを持って入って来ていましたし、そこで相手が前に来てくれたところを、自分たちが裏を取って点を獲るチャンスもあったと思うので、そこはもったいない部分でした」

――前半はマンマークなど相手の守備的な戦い方にやりにくさは感じましたか?

「1点入った後もやり方を変えずにいたので、その中で2点目を奪うチャンスがあまりなかったです。後ろで回していても点の匂いがしなかったので、あそこで無理にでも2点目を獲りに行くのか、リスクを冒さずにあのまま終えるのか、という部分はチームとして統一し切れなかったかもしれません」

――流れの悪い時間帯での投入でしたが、具体的に求められた仕事はなんだったのでしょうか?

「ボールを触って自分たちのリズムを作るということや、勝っていたのでそのリードを自分たちのペースのまま継続していくイメージでした」

――失点の仕方や判定基準に対するリアクションを含めて少しメンタル面で難しい試合にしてしまった印象もありますが。

「失点の仕方が悪く、自分たちが完全に崩されてという形でもなかったので、逆にメンタル的に食らった部分もありますし、特に2失点目を喫した後は自分たちが顔を上げて前に出て行くというところが、チーム全体でできなかったと思います。ああいう時こそ前を向いてやるべきでした」

――展開的には群馬戦などと近い形でしたが、勝てた試合と負けた今日の試合で違いは感じましたか?

「今日の試合は前節の福岡戦に比べて、チーム全体として緩い部分を感じましたし、後半も普段であれば、立て続けに失点する試合もないので、気持ちのどこかで相手の順位に惑わされて、チーム全体でフワッと入ってしまった部分があったかもしれません」

――残り2試合でプレーオフ圏外の7位という順位ですが、残り試合に向けては。

「まずは来週の京都戦に勝つことを目指して1週間やっていくこと。その後は徳島との直接対決も残っているので、そこまで下を向かずにやっていきたいです」

 

 

【試合後監督コメント: ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督】

――試合を振り返ってください。

「我々にとってとても悪い試合でした。良いプレーができませんでした。前半は試合を支配できていたかもしれませんが、チャンスを作れませんでした。ゴールも幸運な形でした。後半は彼らがよりゲームを支配して、より攻撃的にサッカーをしていました。我々はチャンスを作れませんでした。彼らもそれほどチャンスを作れていませんでしたが、フリーキックと我々にとって不運な形のゴールが決まりました。その後は試合を引っくり返すようなゴールを決めることができませんでした。とにかく、自分たちにとって良い試合ではありませんでした」

――林昇吾選手を投入した意図を聞かせてください。

「相手がチャンスを作っている形がサイドチェンジだったので、ショウゴとコウキの2人でコントロールして、相手のサイドバックの裏をコウキが突くことが狙いでした」

――カルロス・マルティネス選手ではなく高木善朗選手を先発で起用した意図を聞かせてください。

「ヨシのことはみなさんが分かっている通り、彼がチームに与えてくれることを期待していました。あまりスペースがなく、彼にとって難しい試合だったと思います。2人共に異なるキャラクターを持った選手で、この試合に向けたゲームプランを考えた際にヨシが適当だと判断しました」

――前半から相手のピボーテ(セントラルMF)に対して、うまくプレッシャーをかけられなかった印象でしたが。

「より一体になってサイドチェンジを許さない守り方が必要でした。ディフェンス面でも問題がありましたが、攻撃面でもチャンスを作れなくチームとして明確なプランを見いだせなかったことが攻撃の問題でした」

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