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MATCH試合情報

2018明治安田生命J2リーグ 第17節 - 横浜FC vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

result_w603.jpg【試合展開】

前節、ホームで愛媛FCに引き分け、5月を未勝利で過ごしたヴェルディ。シーズンの折り返しが近付く中、流れを変えるために敵地に乗り込んで上位につける横浜FCとの一戦に臨んだ。前節は3バックを採用したが、今節はファジアーノ岡山戦のスタートと同じく4バックをチョイス。右ウイングに藤本寛也、左ウイングに佐藤優平という試合を作れるタイプの選手を配置した。

ピッチコンディションがあまり良くない中で、両チームともに慎重な立ち上がりとなったが、ボールを少ないタッチで動かしてリズムを作ったのはヴェルディだった。2分には藤本が相手ゴールを脅かし、早々に攻撃姿勢を打ち出す。ボールを奪われた後も相手の起点になるイバとレアンドロを徹底してマーク。自由を与えずにボールを奪い返した後は、逆にマイボールを丁寧につないでワイドに動かして相手を揺さぶっていく。攻撃のギアが一気に上がったのは14分、マイボールを奪われた後にすぐさま奪い返してからだった。ロングボールを撥ね返すと、攻撃意識が強かった相手の中盤の間で渡辺皓太がボールを受け、前を向いて急加速する。ゴールに向かって一直線に進みながらフェイントを入れてマーカー以外に2人目のDFを引きつけてペナルティエリア左寄りにスペースを作り、DFがつられた瞬間を狙ってスルーパスを通す。そこにタイミング良く佐藤が飛び込み、ワンタッチでシュートを打ってゴールに流し込んで先制に成功した。その後もボールを保持して攻め込むヴェルディは、23分には波状攻撃を仕掛けて、2度のシュートチャンスを作るがものにできない。27分には高い位置でボールを奪った梶川諒太が積極的にミドルシュートを放ち、相手ゴールを脅かした。守備では、センターバックコンビがイバを徹底的にマークして撥ね返し続ける。攻守が上手く噛み合い、好調時のサッカーを展開したまま試合を折り返した。

勝利から遠ざかっていた時期のヴェルディは、この良い流れを維持できずに90分の中で二面性を見せてきた。この日も後半に入ると、前半の自信に満ち溢れたプレーが影をひそめる。49分には、ワイドな展開からレアンドロにフリーでヘディングシュートを打たれる。相手が前への圧力を強めると、最終ラインから丁寧につなげずに前線に長いボールを入れ、奪われてまた押し戻される悪循環に陥る。流れの中で崩し切られることはなかったが、自分たちのリズムを手放したところで、勝負運も相手に傾いていった。57分、セットプレーをファーサイドで合わされ、ゴールニア側に流れてきたボールに誰も反応できず、たまたまポジションをとっていた佐藤に押し込まれて追いつかれる。勢い付く相手に対して、チームは立て直す術もなく押し込まれてしまう。62分にはイバに前を向いてボールを持たれてしまい、あわや、という強烈なシュートを打たれる。接触プレーで肩を痛めた渡辺が交代した直後、ペナルティエリア内でゴールを横切るグラウンダーのクロスを入れられると、守備の枚数が揃っていながら誰も処理できず、ファーサイドで待っていた戸島に難なく詰められて逆転を許す。試合はここから一転してヴェルディがボールを持つ展開に変わる。相手が残る時間を逃げ切るシフトに変えたのか、前向きにボールを運べるようになってくる。しかし、サイドに起点を作ろうとするも、そこからゴールへと迫る崩しの形は作れない。クロスボールを入れることも、狭いエリアをワンツーで打開することもできずに時間が過ぎていく。すると88分には、序盤から基準が定まらないレフェリングに対して怒りを隠せなくなったロティーナ監督が退席処分となり、ピッチ内外が騒然としたまま試合が進んでいく。アディショナルタイムは6分。つないで崩そうにも、相手のタイトな守備の前に起点が作れない。そこで持ち味を発揮したのは、前節のスタメンからベンチスタートに変わって結果に飢えていた男だった。内田達也が自陣浅い位置でボールを受けると、相手最終ラインを押し下げながらポジションをとる李栄直にロングボールを入れる。相手GKがやや前に出ているところを視界に捉えた李は、ボールを足元で収めずに相手DFより先にバックヘッドで後方に流す。これが相手GKの頭上を越えてゴールに流れ込み、90+5分という土壇場で同点に追いついた。残る1分間こそ相手に押し込まれたが、反撃の姿勢を崩さないまま2-2でタイムアップを迎えた。

6試合勝利なし。順位もチームの調子もなかなか上向いてこない状況ではある。大宮アルディージャ戦以降なかなか払しょくできない二面性をこの日も見せてしまった。ただし、どんな形にせよゴールに向かってプレーしない限り、何も起きないということを最後の最後に身を持って知ることができたことが、何かが変わるきっかけになると信じたい。俺たちはまだ終わっていない――。DAZNのインタビューに入る直前、李はそう吠えた。ゴール裏への挨拶の際も、李は腕を振り上げながら、「ここからだよ!」と自分に言い聞かせるように仲間たちを鼓舞した。確かに、劇的に追いついた余韻に浸り、二面性を見せた内容に目を背けることはできない。こういう時だからこそ、冷静に課題に向き合って克服していくことが必要だ。だが、それと同時に李がみせた熱い気持ちを消してもいけない。燃えたぎるハートをヴェルディに関わるすべての人間が胸に抱き、熱く冷静に戦う集団として新潟の地に立ちたい。

コーチコメント

イバン パランコ サンチアゴ コーチ

試合を振り返ってください。
異なる2つのパートがありました。前半と後半で異なるゲームになったと思います。前半は我々のアイデアであるポゼッションの形で戦うことができました。それによって快適にプレーしチャンスを作ることもできました。後半はより難しくなったという部分でポゼッションをキープすることができませんでした。相手は自分たちのクオリティを生かしてこちらの陣地に攻め込み、その時間が長く続きました。そこで苦しむ時間が長くありました。ただ、90分間最後まで諦めずに戦い、勝ち点1を取れた点に関しては満足しています。

後半から相手がシステムを変更してきたことが試合の流れに影響を与えたとお考えでしょうか?
サッカーというのは色々な要素が影響を与えるものです。ただ、相手のシステム変更に関してはそれに応じたプランを用意していましたし、選手とも情報をシェアしています。その点で格別驚かされたという印象はありませんでした。選手は相手がふたつのシステムを使い分けていることを理解していました。そういう可能性に関しては想定していました。もしかしたら、相手はシステムを変えた後の方がプレーし易かったのかもしれないとは思います。相手と自分たちの間におけるバランスが後半は相手に行き、我々はボールを持つのが難しく快適にプレーさせてしまいました。

相手に流れが移った要因をどのように捉えていますか?
彼らが良いプレーをしたと思います。特に、我々がプレスをかけた時でもボールを失わずにポゼッションを継続していました。逆に、我々は自分たちがやりたいプレーをできませんでした。相手がボールを持っている時はこちらにダメージを与えます。逆に、こちらがボールを持てば相手にダメージを与えられますが、相手がより長くボールを持っていました。後半に相手は決定力をみせましたし、彼らが強いチームであることは理解していました。

前半に良い流れでプレーしていた時間帯に中盤のフォローの動きが効果的でしたが、今日の試合のために特別意識付けを行ったのでしょうか?
センターバックやアンカーの味方に対して逃げ道を作るのが彼らの役目でした。彼らが空けたスペースを同時に使っていきます。それが難しいことであることは分かっていましたが、彼らは攻守にバランスを取ってくれていました。選手たちが最後まで戦ったことに関しては満足しています。

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選手コメント

DF 17李 栄直

投入時に与えられた役割に関して聞かせてください。
ウイングに入るということでしたが、その中でリョウヘイさんと2トップ気味でもいいとは言われていました。シンプルに前にいましたが、守備の局面では臨機応変に下がったりしながらスイッチを入れる意識を持っていました。

後半に関しては繋ぎの部分でうまくいかない場面が目立ちましたが。
今日は芝生が悪すぎた影響もありますし、自分自身ミスも多かったです。僕が入る前にはボールも回っていましたし、問題ないとは思っていましたが、あとで確認したいと思います。

内田選手のフィードからの同点ゴールでしたが。
相手のラインが異常に高かったので前線にスペースもありましたし、自分のところにボールがほしいと伝えていました。その流れでも一本目であのボールが来たので、あのゴールはウッチーのボールのおかげだと思いますし、半分はウッチーのゴールだと思います。

ゴール場面を詳しく振り返ってください。
最初にリョウヘイさんがどこにいるのかをもらう前に確認して、その時にキーパーが前に走ってきているのが見えたので、時間もないし一発という気持ちで思い切り頭を振りました。最初は取られるかなと思いましたが、みんなの反応で入ったのが分かりました。入ってくれて良かったです。

チームにとって大きなゴールだったと思いますが。
今週にスタメンを外れて大体のところは説明を受けていて、仕方ないという気持ちもありましたが、ここで結果を残すか、残さないかで今後の立ち位置も変わっていくので、その中で決められて良かったです。ただ、今日はピッチに入った時点で点を取れそうな感覚がありました。相手のセンターバックに競り勝ったところで、今日は頭でイケるという感じでそれが実現できました。

良い流れの前半から後半苦しくなった要因に関してどのように考えていますか?
ここ最近、負けが続いた時期に後半の戦いが良くないというところが今日も出てしまいました。みんなもそこは意識していますが、ちょっと勇気を失って逆転まで持っていかれてしまいました。自分が入った後はスイッチを入れるというか、周りが怯えているように見える中で自分が3倍の元気を出して行こうと思い、テンションを上げて入りました。

後半は特に渡辺選手の交代以降、より厳しくなった印象もありますが。
間違いなく今年のコウタは絶好調ですし、ウチの中で絶対的な位置にいると思います。ただ、コウタがいない状況の試合も出てきますし、ウチのチームにはシャドーのポジションで力のある選手がいるので、今後に向けて問題ないと思います。

今日のドローという結果に関してどのように捉えていますか?
相手に勝ち点3を与えるのと勝ち点1でとどめるという部分で大きく意味合いは違ってきます。僕たちのリーグはまだ詰まっている状況なので、勝ち点1を積み上げていくことで上位に上がれますし、岡山との試合も残っているので、来週の新潟戦に向けてみんながポジティブにいけると思いますし、この勝ち点1があったからこそと今後言えるように繋げていきたいです。

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MF 16佐藤 優平

移籍後初ゴールの場面を振り返ってください。
コウタがショートカウンター気味に運べた中、フリーだったので自分はコースを作ってあげようという意識でした。正直、あまり入る気はしなかったですが、入って良かったです。

前半は中盤の距離感が素晴らしかったと思いますが。
本当にこっちのサイドではカジと奈良輪君とウッチーと中盤のラインはかなり良かったと思います。珍しく前半からゲームコントロールできて点を取った後もコントロールできていたと思います。ただ、流れが後半相手に流れてしまいました。それは慌てなくてもいいのに前に蹴ってしまったりして、今までのサッカーに戻ってしまった印象です。特に右サイドは少し縦に急ぐサッカーをしていたので、右と左で少しサッカーが変わってしまいました。

後半は少し持たされた場面もありましたが。
相手が逆転してから守備に重点を置き始めて、そういう時間帯が続いてしまいました。あの時間帯に自分たちからもっと動きを活性化させることができれば良かったですが、ちょっとパワー不足だったと思います。同時に相手はファンをうまく味方に付けて良いプレーではなくても沸いたりして勢いづいていたと思います。

厳しいピッチコンディションで前半はかなりうまく回していましたね。
試合前はみんな芝がキツいと話していて、いつものサッカーができるか少し不安でした。ただ、みんながワンタッチ、ツータッチで丁寧に繋ぐことができていたと思います。

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MF 8内田 達也

前半は思い通りのサッカーができていた印象ですが。
最近の中では手応えもありました。今日の前線の組み合わせとメンバーで行くと分かった中で、こういうサッカーをやりたいというプレーができたと思います。そういう意味で今後に繋がる前半の戦いでした。

良い流れの中で先制点も奪えましたね。
うまくショートカウンターの形から素晴らしい流れで取れたと思います。

中盤の良い距離感は今日の試合だからこそという感じでしょうか?
このゲームの感じもありますし、横浜FCの守備のやり方の影響もあります。ただ、今日はボールを持ちたがる選手が多かったという部分もありましたし、練習からこういう選手が並べばこういうサッカーになると思っていました。色んなメンバーで練習からやっていく中でそれぞれの特長も分かりますし、今日のやり方にすごく合うメンバーだと思います。前半は特にやろうとするサッカーができました。

後半に難しい展開になった要因をどのように捉えていますか?
勝っている状況と相手が後半立ち上がりからアグレッシブにきたという部分です。ただ、相手がそういうやり方をしてくるのは分かっていましたし、今日のメンバーであれば相手のプレスを剥がして繋ぐという意思統一のもとで入りました。ただ、苦しい流れの中で追いつかれてしまい、そこから立て直せれば良かったのですが、相手の2点目が効きました。

2失点目の対応の改善点を聞かせてください。
ボールに対して2人で行っていますし、中の枚数も足りていました。ただ、中の対応やクロスの切り方を含めてなくせる失点だと思います。

後半に相手がシステム変更してきた影響は感じましたか?
今日は横浜FCのやり方どうこうというよりも、前半のやり方を続けられなかった自分たちの問題だと思います。もっと自信を持ってやっていきたいです。ただ、追いつけたことで良いサッカーをやって負けてしまうという、よくある展開にならなかったことは大きいと思います。だから、今日のドローをポジティブに捉えたいです。

同点ゴールのアシストシーンを振り返ってください。
ヨンジ君があの時間帯に入ってきてチーム的に前に入れていくという中でヨンジ君も積極的にボールを要求していました。それに競り合いのフィーリングも良さそうだったので意識していました。ヨンジ君目がけて蹴りましたが、割とラフに上げていました。時間もなかったですし、前線に迫力のある2人がいたので、走り込みやすいボールを意識しました。ただ、そこは深く考えずにラフに狙いました。

今日のドローという結果をどのように捉えていますか?
愛媛戦のドローとは違うものだと思いますし、僕らのサッカーも進んでいると思います。とにかく、ブレずにやっていきたいです。

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MF 38梶川 諒太

前半は思い通りのサッカーができていた印象ですが。
しっかりとプレスをかけながら中のパスコースを切って守備のところはできていたと思います。その中でショートカウンターの形から得点できて良かったと思います。それ以外でも上手くカットして攻撃に繋げられた部分もあったので前半は良かったと思います。

愛媛戦からの課題を上手く修正してきた感覚でしょうか?
右はカンヤとコウタの連係、こちらは僕とユウヘイがうまくやりながら良い関わり合いが出ていましたし、トレーニングの中でもその関係性はできていたので、それを実現できました。

相手のシステム変更を含めて後半は相手に流れを渡してしまいましたね。
グラウンドがあまり良くない影響もあって少しナーバスになるというか、繋げる場面でも蹴ってしまい、ちょっとバタバタしてしまいました。その圧力を受けてしまった中でも耐えていましたが、コーナーキックからやられてしまいました。最近はメンタル的な部分で落ちてしまうことが多かったので、声をかけながらやってはいましたが、また失点してしまいました。最終的に追いつくことができて最悪の結果を免れましたが、後半のような展開になった時に修正していく力が必要だと思います。

ここ最近、前後半で異なる試合内容にしてしまう展開が目立ちますが。
ハーフタイムに相手が修正してきますし、そうなった時にこちらのやり方が上手く行かないという部分もありますが、一番はメンタル的な部分が大きいと思います。失点した後のプレーであったり、受ける展開になった時に負けなしの時期に比べてメンタルの部分で少し上手くいってないです。

最終的に追いついたという部分は成長として捉えていいと考えていますか?
いや、最悪な結果を逃れただけという部分もあります。もちろん、プラスに捉えるべきだと思いますし、負けなかったことは良かったですが、後半の戦いに関しては修正すべき部分が多いのでそこは改善していきたいです。

前半は味方をオトリに良いミドルシュートもありましたが。
自分自身シュートが少ないという部分もありますし、自分たちが打たないと何も起きないと思いながらやっていました。相手もカンヤとドゥグに引っ張られて中が空いていたので打ちました。枠には行きましたが、もっと左右にずらしたかったです。

勝利のためには自分たちの流れの前半に2点目がほしかったという感覚でしたか?
それもありますが、一番は後半の時間帯にボール回しの部分で相手の圧力にビビらずにやっていくという部分が大事だと思います。

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MF 33渡辺 皓太

先制点のアシストシーンを振り返ってください。
自分でシュートまで行く意識でした。いつもは左足で打って相手に当てていたと思いましたが、今日は上手く見えていてパスを出せました。

アジリティの優位性を生かして積極的に仕掛けていく場面が目立ちましたね。
右サイドでボールを持った時は仕掛けたり、クロスで終われていたと思います。そこは良かったです。後半はボールに絡めなくなりました。やっぱり自分たち中盤がもっとボールに触った方が攻撃にリズムが出ますし、そこはもっと絡んでいきたいです。

後半はかなり相手の圧力を感じましたか?
そうですね。相手がギアを上げた時に、逆にそれをいなせるようにならないとダメです。リードしている時に相手が前がかって、その時にリスクを冒さずロングボールを選ぶ形が多く、そういう場面で2点目を狙っていく意識、同じプレーを継続していくことが必要だと思います。

ここ最近、前後半で大きく内容が変わってしまう状況が続いていますが。
どっちかが良くてどっちかが悪いという内容が続いていて、それを1試合通して良くしていきたいです。体力的なキツさというか、自分たちの考え方の部分でミスを恐れたりするところを変えていきたいです。

今日のドローという結果をどのように捉えていますか?
今日は絶対に勝たないといけない試合だったので納得はいっていないです。

今日のドローを生かすうえで次節の戦いが重要になりますが。
次負けるか勝つかで、この2引き分けが良いものだったと言えるように次は絶対に勝ちたいです。

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