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MATCH試合情報

2018明治安田生命J2リーグ 第19節 - 東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C.

マッチレポート

result_w616.jpg【試合展開】

前節、敵地でアルビレックス新潟に逆転勝利し、リーグ戦では実に7試合ぶりとなる勝利を手にしたヴェルディ。今シーズン初の連勝を目指し、今節はホーム味の素スタジアムに京都サンガF.C.を迎えた。ヴェルディのメンバー構成の変更はセンターフォワード。前節前半途中に負傷交代したドウグラスはメンバーから外れ、林陵平を据えた。

立ち上がりこそヴェルディがテンポよくボールをつないで主導権を握ろうとしたかに見えたが、徐々に京都が少ないタッチでパスをつないでヴェルディのプレスを外し、押し込んでいく。ただし、バイタエルエリア手前までボールを運ばれるものの、パスワークに粘り強くスライドして対応し、組織的な守備でゴールへの道筋を作らせない。耐える時間が続いていた21分、一瞬のエアポケットができてしまう。右サイドのスローインからセルヒオに中央にカットインされてゴール前にクロスを入れられると、ファーサイドでレンゾにフリーで合わされて先制を許す。ヴェルディが覚醒したのはここからだった。序盤は簡単に失っていたボールを大事にコントロールし、左右に動かしながら相手の穴を探す。26分には渡辺皓太が縦にスピードアップしてペナルティエリアに侵入すると、相手DFが処理しそこなったボールを藤本寛也が拾って狙いすましたシュートを放つが相手GKにセーブされる。徐々にサイドへの揺さぶりのスピードが上がると、ゴール前にクロスボールを入れる機会が増えてくる。そして36分、内田達也から右サイドのスペースでフリーになっていた田村直也に速いパスが通る。一度ルックアップした田村は、走り込んだ林陵平を見極めてアーリークロスを供給。強烈なクロスに飛び込んだ林が頭で合わせて、スピーディーで豪快な形で同点に追いついた。41分には反攻に出た京都にバイタルエリアに侵入されてフリーでシュートを打たれるが、これは上福元直人が懐に収めた。

ハーフタイムに、攻撃時のミスを減らし、焦らずに相手を押し込むことをテーマとして共有したヴェルディ。その効果は序盤から発揮される。47分、渡辺がアジリティを生かしてペナルティエリアに侵入すると、相手ゴール目前でシュートを放つが、これがGKに阻まれる。ここからヴェルディの分厚い攻撃が始まる。最前線、2列目、アンカー、最終ラインまではコンパクトに連動して攻守両面で機能し、一次攻撃が撥ね返されても高い位置でボールを拾い、すぐに二次攻撃、三次攻撃へとつなげていく。その連動性が53分に結果につながる。藤本が相手DFに果敢にチェイスしてボールを奪うと、そのボールに渡辺が反応してワンタッチでクロスボールをゴール前に供給する。ニアに林陵が飛び込んで相手DFを釣り出すと、その背後に走り込んでいた佐藤優平が頭で押し込んで逆転に成功した。ここから京都がボールを持ち、ヴェルディは前半の序盤同様に耐える時間を過ごすが、流れが悪くなりかけたところで伝統の『11』が今日2度目の大仕事をしてのけた。75分、左サイドの浅い位置でフリーキックを手に入れると、梶川諒太が鋭く曲がるボールをゴール前に入れる。これにジャンプ一番で頭ひとつ抜け出した林陵が頭でゴールに流し込み、苦しい時間帯に相手を突き放す値千金の追加点を挙げる。これでトーンダウンした京都を尻目に、ヴェルディは何度もカウンターからチャンスを作り出し、最後まで相手ゴールを脅かし続けた。90+1分にはカウンターから、内田が持ち出して3対2の場面で、右サイドから走り込んだ藤本へパスを送る。ペナルティエリアに侵入した藤本の狙いすましたシュートはポストを直撃。追加点こそ生み出せなかったが、自信に満ち溢れたプレーが、この先のチームの歩むべき道を示していた。

2試合連続の逆転勝利、そして今シーズン初の連勝と、7試合勝利できなかった苦境は一転して4試合負けなしという好況へと変わった。明らかに流れが変わったこの好機を逃す手はない。決して驕らず、目前の一戦に全力を賭して。そうしてまた、一つひとつ積み上げていく作業を地道に続けて、先に続く道を切り開いていきたい。次節のホーム連戦が、チームのボルテージを引き上げる契機となる。

監督コメント

ミゲル アンヘル ロティーナ 監督

試合を振り返ってください。
最初の立ち上がりはボールを失うシーンが多くあり、そこからカウンターを受けてしまいました。組織のズレもあり、プレッシャーも上手くかけられない、難しい時間が続きました。相手のゴールが決まってから良いプレーができるようになりました。我々の狙っていた形のプレーが出てくるようになり、その後でナオヤの素晴らしいセンタリングからリョウの素晴らしいゴールが決まりました。それによって落ち着いた形でハーフタイムを迎えることができました。後半はボールを持ってプレーすることができましたし、前半に出た守備面の課題もハーフタイムにきっちり修正することができました。より落ち着いてプレーができ、守備面でも攻撃面でもより自信を持ってプレーすることができました。結果も出ていることもあり、チームはより自信を持っており雰囲気は良いと思います。このまま成長し続けていければと思います。

連敗中の時期に比べてカウンタープレスの勢いと精度が増しているように感じますが、何か変更点はあったのでしょうか?
今日はそれがよくできたうちの1試合だったと思います。ボールを失った後に重要なのは姿勢の部分でボールを奪い返すという姿勢が非常に大事です。そういう意味で今日はポジティブな印象を受けました。前半はそれでもプレスを壊される、プレスに行って相手のクオリティーの高いプレーでかわされるシーンが何度もありましたが、基本的に攻守の切り替えはよくできていたと思います。

後半に関して右サイドバックに移った井林選手とその前の藤本選手の間のスペースを京都に使われていた印象でしたが、その部分の修正に関してどのように捉えていましたか?
前半でナオヤがイエローカードをもらい、こちらから見て右サイドでカウンターを受けてしまう場面がありました。そこでナオヤがもう1枚カードをもらって退場する、リスクを避けたいと考えてイバをサイドバックにしました。もちろん、イバはセンターバックの選手であってサイドバックとしてプレーすることに慣れていません。そこで修正できる部分もありましたが、今日に関しては相手のプレーが素晴らしかった。そういう積み重ねがご覧になったような現象を招いていた要因だと思います。

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選手コメント

FW 11林 陵平

1点目を振り返ってください。
普段、試合前には各選手に『自分はこういう動きをするから意識してほしい』と伝えています。タム君にもああいう高い位置を取った時には『僕の動きを見てクロスをください』と話していました。あそこは自分から先にニアに動き出してボールを呼び込む形のゴールでした。結構、良いゴールだと思います。

2点目を振り返ってください。
2点目に関しては映像を見返さないと自分でもよく分かりませんが、上手くディフェンスとディフェンスの間に入ってスラすことができました。良いジャンプからヘディングを決めることができました。

得点以外にも献身的なプレスバックでチームを助けていましたが。
押し込まれた時にボランチのところがどうしても空いてしまうので、そこは自分が戻って守備することが大事です。また、チームにとって攻撃だけでなく守備も大事です。サッカーはチームスポーツなので。そこは意識して取り組みました。

競り合いの部分で相手の長身センターバックが欠場していた影響はありましたか?
個人的に自分が動き出して競りに行く部分に関しては負ける感覚はないですし、どんな相手であろうと、自分がセンターフォワードでプレーする際には点を取る嗅覚は持っていると思っているので、そこは自信をもってやれました。

序盤戦に比べてクロス一辺倒ではなくコンビネーションプレーとの使い分けが上手くできている印象ですが。
それは結果が出ているという部分が大きいです。結果が出ていることでチームとして成長していけると思うので、そこはすごくポジティブな印象です。

2試合連続逆転勝利という部分で得点力の向上が大事だとおっしゃっていましたが。
前節に逆転勝ちしていたので、先に点を取られても焦れることはなかったですし、前半のうちに追いつけたことはチームを活性化させていくという部分で大事な部分だったと思います。自分自身、ここ最近点を決められているのでどこかで必ず一本来れば決められると思っていました。

ワールドカップ開幕で良い影響を受けている印象ですが。
ワールドカップで盛り上がっていますし、今日のゴールパフォーマンスもワールドカップにちなんだ選手のものをやりました。1点目はフランス代表のマテュイディ選手で。2点目はミトロビッチというセルビア代表の選手です。

久々のホームゲームでの勝利ですが、サポーターに向けてメッセージをお願いします。
いつも熱い応援をありがとうございます。これからも勝てるように準備するので、ぜひスタジアムまで足を運んでください。

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MF 16佐藤 優平

ゴールシーンを振り返ってください。
ショートカウンターで良いボールの奪い方ができ、前から嵌めて今回もコウタからのアシストでした。コウタとはとても良い関係を築けていると思います。

ヘディングでのゴールでしたが、これまでのキャリアでもありますか?
Jリーグで初めて得点を決めた時もヘディングでした。大宮戦でした。ただ、かなり久しぶりだったので良かったと思います。

京都相手にどんな戦い方を準備してきましたか?
相手の間でボールを受ける意識を持っていました。それを左サイドでは前半から良い形でできていたと思います。

新潟戦ではリードした後に受け身の戦いになっていましたが、今日はリード後も前から積極的な守備を見せていましたね。
ゴールキックから前で嵌めていくことができていたので、そこは非常に良かったと思います。点を取った後も落ち着いて試合を運べたことも良かったです。

立ち上がりはチームとしてバタついてミスも目立ちましたが。
あんまり相手のプレッシャーは強くなかったですが、自分たちのミスからカウンターを受けてしまいました。ただ、あそこまで深い位置にボールを運ぶ試合も少なかったので、攻撃に関してはバリエーションも増えてきていると思います。特に、自分とナラ君、カジの関係は良いと思っていますし、相手の間を突いていくプレーも増えてきていると思います。あとはゴールに直結するプレーを増やした方がチームとして得点を増やすことにも繋がると思いますし、サイドで時間をタメられているので、そこは今後も徹底していきたいです。自分たちがゲームを支配していくにはそういう時間をタメるプレーが大事です。

序盤戦に比べてクロス一辺倒ではなくコンビネーションプレーとの使い分けが上手くできている印象ですが。
右サイドからも左サイドからも崩しに入っていくプレーができていますし、非常に今は選手たちが前を向いてプレーする勢いが出ています。クロスだけで単調にならないように、今日もサイドチェンジを増やしていましたが、最後どういう形で終わらせるかを、よりイメージして近いポジションの選手同士であそこからの崩しの局面では言葉を通じて上手くやっていきたいです。

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DF 3井林 章

2試合連続の逆転勝利ですが。
1試合を通して同じことをやり続けたという部分が大きいと思います。前回の新潟戦も前半に点を取られましたが、チームとして手応えがありました。ボールを持てていましたし、相手の消耗も感じていました。今日も相手がボールを持つ時間は新潟戦よりもありましたが、自分たちも高い位置までボールを運べていましたし、サイドチェンジの揺さぶりで相手のスライドが目に見えて遅れている実感もありました。それがタムさんのクロスにも繋がったと思います。ああやってフリーで上げられたのはその前に地道に細かく繋いだ結果だと思います。

先制点を喫した場面を振り返ってください。
あそこに関してはちょっとノーチャンスだったのかなと思います。自分たちよりも明らかに大きい選手にファーで点で合わせられてしまったので、あそこはキーパーの動きも見て打てるぐらいの余裕のあるヘディングシュートでした。ハタもマークに付いていましたが、ハタの頭を越えて一番良い高さでヘディングされたので、あそこはクロスを上げさせる前の段階で何とかしないとダメでした。

後半立ち上がりから右サイドバックにポジションを移しましたが、ハーフタイムの段階で想定していたことでしょうか?
途中で変わるということは言われていました。自分の中では3バックの右でプレーするイメージでやっていましたが、スライドをより速くするという意識はありました。ただ、自分がポジションを変わってからサイドのコーナーフラッグ付近に走り込まれる形が何度かあったので、そこは今後気を付けたいと思います。

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MF 35藤本 寛也

試合終盤にクロスバー直撃の惜しいシュートもありましたが。
あそこは普通にファーにグラウンダーのシュートを打っていれば決まっているシーンだったので、あそこは反省点です。スタッフからもあそこの位置ではゴロで打つようにと言われているので、あそこは上に打ってしまったことが反省点です。

前半には良い形で打った惜しいシュートもありましたが。
ただ、前半は自分のあのシュートと陵平さんのゴールぐらいしか良い印象はなかったです。前半はチームとして機能しない部分が多かったです。ただ、後半に入って良い流れになったのでそこは良かったです。

攻撃を強く意識したプレーの印象でしたが。
守備でも自分が下がって守る必要があります。ただ、攻撃の場面ではセカンドボールの回収やカウンターの場面で自分が起点になって相手のゴール前に向かっていく方が良いという判断でした。そういう部分で自信が出てきて良い感覚もできてきているので、そこは相手の状況を見ながらやっていました。

2点目に繋がるプレスバックなど守備の貢献も多かった印象ですが。
前半もあそこでセンターバックを食う意識でプレスをかけていましたが、なかなか上手くいきませんでした。ただ、何回かああいうプレスでボールを獲れる場面があったので、ここ何試合かで良い感触を得ている部分もあるので今後も積極的にやっていきたいです。

U-19日本代表に合流する前に勝利で終えられましたが。
とりあえず、勝てて良かったです。今日、勝つか負けるかで自分の評価も変わってくるので勝てて良かったです。ロシアで色んなものを吸収してチームに戻ってきた時は良い影響を与えられるように頑張ってきたいです。

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