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MATCH試合情報

2018明治安田生命J2リーグ 第22節 - 東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山

マッチレポート

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【試合展開】

前節、前半戦のラストとなるカマタマーレ讃岐戦で痛い敗戦を喫したヴェルディ。仕切り直しとなる後半戦初戦は、流れを変えたい一戦となった。最終ラインは田村直也を入れて井林章と畠中槙之輔がセンターバックを組む形に戻した。またインサイドハーフは渡辺皓太の相棒に井上潮音をチョイス。ロシア帰りの藤本寛也が右ウイングでスタメンに戻ってきた。

10日前に残り30分だけを戦ったファジアーノ岡山との再戦は、その試合とはまったく異なる展開となった。立ち上がりから丁寧にボールをつないでバイタルエリアで林陵平が前を向いてシュートを打つなど、ヴェルディが攻撃のイニシアチブを握る。序盤こそ相手は前からボールを追ってきたが、ヴェルディが最終ラインから丁寧につないでプレスを剥がすと、徐々にリトリートする策にシフトチェンジ。ボールを保持して押し込む形になったヴェルディだが、逆にその展開に苦しんだ。ワイドにボールを動かすビルドアップに岡山が粘り強く対応してきたため、なかなか縦にボールを運べず、ポゼッションで優位に立ちながらもフィニッシュの場面を作り出せない。藤本と渡辺のコンビネーションで崩しの兆しは見えたが、決定的な場面は作れずに前半を終えた。

流れを変えず、相手のバランスを崩すためのビルドアップを細かく詰めて迎えた後半も続けてヴェルディが主導権を握った。前半よりも縦に向かうスピードと回数が増え、徐々にバイタエルエリアへと侵入できるようになる。そこでゴールを決め切れないでいると、59分にカウンターをもろに食らってしまう。左サイドで数的優位を作られると、ゴール前に鋭いクロスを入れられて仲間に頭で押し込まれて先制を許す。リズムを変えるために後半序盤にドウグラスとアランを投入していたヴェルディは面食らってしまう。ここからゴールに向かう迫力を増したヴェルディは、畳み掛けるように岡山ゴールに迫る。68分にはサイドを起点に相手ゴールに迫ったこぼれ球を詰めていた畠中が拾い、右足を強振。強烈なブレ球シュートが枠を捉えたが、相手GKの好守に阻まれた。71分には李栄直を投入し、前線に高さという選択肢を加える。86分には左サイドを駆け上がった渡辺がグラウンダーのクロスを入れると、中央でドウグラスがスルーし、ファーサイドからゴール前に入ってきた田村が左足で合わせるが、GKに抑えられる。90分には、藤本がゴール前でクロスを入れたこぼれ球にドウグラスが反応し、ボールをコントロールした後に遅れてきた相手の足がかかって倒されたがノーファウルの判定。同時に詰めていた李栄直も足をかけられていたが、どちらもレフェリーはボールにいっているというジェスチャーでプレーを続けるよう指示した。45+3分には左サイドの奈良輪雄太からファーサイドを狙ったクロスが入る。大外に飛び込んでいた李が相手に競り勝って頭で合わせたが、これは枠を捉え切れず。この際もボールにトライできない相手が李を抑え込んでいるように見えるが、ファールの笛はならなかった。

先制を許す前にゴールに向かう迫力を出せなかったことが敗戦の要因であることは間違いないが、押し込んだ終盤にペナルティエリア内のファールを見逃されたことも事実だ。判定の部分すらもサッカーの要因として認め、それでも揺らがないだけの結果を出すチームにならなければいけない。待ったなしの後半戦に突入し、星を落とすことは上位陣が遠のくことを意味する。この後退を取り戻すためにも、この悔しさ、そして連敗という苦境を脱するためにも、まずはこの1週間で最善のトレーニングを積みたい。

監督コメント

ミゲル アンヘル ロティーナ 監督

試合を振り返ってください。
勝つに相応しい試合だったと思います。最悪でも勝ち点1を取れるようなゲーム展開でした。前半の攻撃はボールを持てていましたが、深さが足りていなかった。それでも、相手の攻撃、ゲームをコントロールしながらゲームを進めていました。後半はより深さをもってチャンスを作ってゲームを支配することができました。その中で相手は素晴らしいプレーで点を取り、それによって試合を取りました。エリアに入ってチャンスを作ることはできましたが、ゴールを奪うまでは至らず、その結果負けてしまいました。

前半に深さが出せなかったのは前線の動き出しの問題でしょうか?
フォワードもそうですが、それだけではなくライン間で受ける選手がいなかったり、ライン間で受けてもすぐにバックパスしてしまうなど、そういうサッカーでした。

より決定機を作り出すうえでの改善点を聞かせてください。
チャンスはたくさん作れていたと思います。より深さを出せる選手を置くこともひとつの手ですし、一番はトレーニングをして改善していくしかないと思います。

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選手コメント

MF 16佐藤 優平

試合を振り返ってください。
前半はあれだけボールを持てていたので、後半はギアチェンジというか、相手も疲れてきていたので、そこを突いていこうと思っていました。だいぶ、走らせていたので後半は相手もすかすかになっていたので、イケる感覚はありました。ただ、その中で自分自身は早い時間帯に代わってしまいました。ただ、難しい試合でした。

今日は梶川選手ではなく井上選手と左サイドでコンビを組むことになりましたが。
人が変わればサッカーは少し変わることがあるので、普段と少しボールの運び方は変わりました。ここ6試合やっていたやり方の方が途中からでしたがスムーズでした。間に人が立つ方が相手はやり辛かったのかなと思います。サイドに張って受ける形も悪くないですが、両方の使い分けが少し足りなかったですね。

少し後半勝負のような形の中で相手の先制点は痛かったですね。
ダメージは大きかったと思います。前半はあれだけボールを動かせていたので相手も蓄積疲労があったと思いますし、自分と対峙した選手も守備が遅れていたので、個人的にもっとやれた部分もあります。

試合全体の運び方という意味ではここ2試合はうまくいっていないと捉えていますか?
前半は思うようにボールを握れていて後半立ち上がりも相手の勢いをいなして回せました。この間の岡山戦のような圧力もなかったので、失点の仕方がまずかったのかなと思います。ああやって失点してしまうと相手も一気に集中してしまうので、カウンター一発という相手の思惑通りの形にしてしまいました。今季連敗は2回目ですが、最初の10戦負けなしは全然勝てていなかったので少し意味合いが違いますが、4連勝した後にこうやってもったいない形にしないためには次の試合が大事です。今月は上の順位のチームとの試合が多いので、そこを大事にしていきたいですし、もう一度初心に帰って4連勝した時の形を崩さないようにしていきたいです。

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MF 23田村 直也

試合終盤に惜しいシュートもありましたが。
前線に上がってクロスを上げることを意識していましたが、それよりも中に入った方が意外にチャンスが来ると思っていました。今日はどうしても相手のワンチャンスで決められていたので最低でも引き分けにしないとダメです。もちろん、勝たないとダメですが今日はそういう試合だったと思います。悔しいです。

前半はかなりボールを支配していましたが。
陵平もサイドに流れてボールに絡んでいたので中に少し人が足りなかったです。作りはできていましたが、相手にどれだけ恐さを与えられたかという部分ではそうでもなかったと思います。シュートもクロスから何本かという感じだったので、もう少し形を工夫してサイドに人が集まり過ぎないようなやり方が必要です。今までは3枚で回していたところを4枚にして回すなど色々変えてやっていましたが、次節までに修正したいと思います。

後半はだいぶ勢いを持って攻撃に出ていましたが。
最後のナラのクロスとかは良かったと思いますが、そのぐらいの位置までボールを運んでも良かったのかなと思います。後ろからボンボンと蹴ってこぼれ球を拾う形でしたが、相手にとっては少し高い位置から入れるクロスの方が恐かったと思います。その方がこぼれ球も外にしかクリアできないですし、縦からボールを入れると相手も前に撥ね返しやすいと思います。

厳しい連敗になりました。
正直、痛いです。前節の讃岐戦ももったいなかったですが、昇格するためには連敗はなくさないといけないです。ここで順位が落ちますが、後半戦も4連勝した時のような勢いをもう一度取り戻したいです。

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MF 8内田 達也

試合を振り返ってください。
前回の岡山戦は、中断前は自分が出ていなくて外から見ていましたが、あの時は全体的に試合を支配されていました。逆に今日の試合では自分たちが完全に支配していました。確かに点は取れませんでしたが、点が取れなかった試合の中ではそこまで手詰まりのような試合ではなかったです。連戦ですし、あまり悲観せず、切り替えていきたいです。

後半勢いが出てきた中で与えた相手の先制点をどのように捉えていますか?
バランスも悪くなかったですし、切り替えもいけていて撥ね返されたボールの回収や後ろも頑張ってくれていました。失点に関しては相手の時間帯も必ずあるものですし、良い展開の中で良い形でクロスを上げられてしまいました。『ここであの形で点が来るか』というぐらいに完璧な形で取られました。もちろん、映像を見返せば改善点はあると思いますが、しょうがない部分もあります。逆に0-0な時間帯に自分たちが点を取れなかったことが問題です。どういう相手にもああいった形でチャンスを作られることはあるので、そこをどう耐えられるかが後ろの選手の課題です。

今日は梶川選手から井上選手に代わっていましたが変化はありましたか?
あまり大きな変化はないですね。ただ、シオンがボールを持った時には前で仕事ができるように僕がサポートしてあげたかったです。前半は押し込みたいという中でシオンが低めの位置にいてくれるのは有り難いですし、カジ君の時もそうですがチームのビルドアップが落ち着きます。ただ、押し込んだ時にはもっと前でプレーさせてあげないとチームとしても上手くいかないので、もっと声を掛けてあげればよかったです。後半立ち上がりは良い絡みができていましたし、ああいう形がインサイドハーフのやるべき形です。

後半の戦いに関して前半の継続という考え方、割り切ったやり方とチーム内でも意見が異なる部分もありますが。
どちらの意見があっても個人的にはいいと思います。その選手ごとの特長がありますし、監督がヨンジ君を出した際にはああいうプレーも必要ですし、逆もありです。相手が1点を取ると守りやすくなりますし、その中でピッチにいる選手がどこが攻め手なのかを判断してやっていくことが大事です。前半からもっとチャンスを作れるのが理想ですが、前半あってこその後半でそれが結果に繋がることもあります。

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DF 17李 栄直

投入時にはどんな指示を受けましたか?
いつもの練習通りにクロスに入っていくことを意識していました。ただ、ピッチの中の雰囲気がアバウトな感じでパワープレー勝負になると思っていました。その中で入りはボールが来なくてやり辛かったです。チームとしてそういう流れの変化への切り替えが少し遅いのかなと思います。それを修正するために中で積極的に話しました。前半から足下、足下となった中でひとつ飛ばしても詰まってしまう中、そこに裏を狙う選手や強引にミドルを狙う選手が少なく、その中で自分が入った後はウッチーに要求したように裏へのボールとかで相手のバランスを崩せてきたので、それを前半からやれていれば展開も変わったのかなとも思います。

全体的にエンジンがかかるのが遅かったという印象ですか?
綺麗にサッカーをやるところと割り切ってやるところをもう少しうまく切り替えられればというのはベンチから見ていても感じる部分です。正直、人が密集した中で細かく繋いでも通るのは10本中1本ぐらいな感じなので、アラン、ドゥグ、僕も含めてヘディングの競り合いでは勝てていましたし、その方が事故が起きる可能性も高かったので、そうしたしたたかさも必要だと思います。

連勝してから連敗してしまう悪癖がある中で今回の連敗をどのように捉えていますか?
自分自身含めて連勝した後の連敗というのはダメなことですし、夏が近づいていく時期に連勝していくチームが自分の感覚では上に上がっていくチームだと思っています。そういう部分で持ち堪えられないのはまだまだ未熟なチームだということです。全体的に若いチームで自分自身、控えの立ち位置でこういったことを強く言えないので、本当は先に出ている11人を含めある特定の選手に依存することなく全員が自分がリーダーという自覚をもってやっていかないとダメです。そういう部分が足りないと思います。結局、僕のような積極的に声を出す選手が入って初めて活発になって推進力が出ていくというのでは遅いですし、そうなるといつのまにかシーズンは終わってしまいます。最初から出ている選手が同じように危機感を持ってやっていかないと手遅れになってしまうので、そこはチーム全体で成長していかないとダメです。

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