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MATCH試合情報

2018明治安田生命J2リーグ 第37節 - 水戸ホーリーホック vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】
前節、8試合ぶりの黒星を喫したヴェルディ。流れを取り戻した今節は、敵地に乗り込んで水戸ホーリーホックと対戦した。藤本寛也がU-19日本代表で抜け、渡辺皓太が出場停止となったチームは、陣容に若干の変更を加えてきた。右サイドバックに奈良輪雄太をスライドさせ、左サイドバックに香川勇気を起用。インサイドハーフは佐藤優平と梶川諒太が組み、右ウイングに李栄直、左ウイングに泉澤仁を配置した。

 

序盤から攻撃姿勢を打ち出したヴェルディ。1分にはバイタルエリアに相手を押し込み、内田達也がミドルシュートを放つが、これは相手GKの好守に阻まれた。その後も後方から丁寧にボールをつなぎ、相手を動かしながらゴールに向かう道を探るヴェルディ。特に左サイドの佐藤と泉澤が起点になった。21分には右サイドで李がボールを奪うと、スペースにドウグラスを走らせ、クロスボールに佐藤がワンタッチボレーで合わせるが、これは力なく相手GKの手中に収まった。32分にはコーナーキックからゴール前に押し込まれ、一点危険な状況に。こぼれ球を綺麗にミートされたが、これは上福元直人が鋭い反応で食らい付いてボールを弾き出した。前半半ば以降は、ボールを保持しながらも5バック気味に守る相手を攻略し切れず、シュートすら打てない時間が続いたが、前半終了直前に相手のエアポケットを探り出す。42分、平智広がハーフラインからドウグラスにくさびを当てる。後逸したボールを李と相手DFが競り合い、バイタルエリアにこぼれたボールを再びドウグラスが拾って左に横パス。これを李がヒールでワンタッチで流し、マークを引きつけてフリーの佐藤へ。佐藤もまたワンタッチで外から巻いてくる強烈なシュートをゴール右隅へ叩き込んで、停滞の雰囲気を打破する豪快な一撃で先制に成功した。

 

後半に入ると前への圧力を強めてきた相手に押し込まれ、耐える時間が続く。マイボールを奪ってカウンター気味に反攻に出たが、ラストパスやフィニッシュ手前のプレーでミスが続き、シュートを打てずにボールを失ってしまう。一転、守備に回る時間は割り切って陣形を整え、粘り強くスライドしてボールサイドに厳しく寄せて相手をサイドへと追い込んでいく。81分に奈良輪がゴールライン際で競り負けて抜け出される場面があったが、フリーでゴール前に飛び込んできた相手に入ったクロスボールに香川が必死に迫って身体を張り、間一髪で触ってボールを枠からかき出した。終盤はお互いにロングボールを蹴り合う単調な展開に終始してしまったが、陣形を崩さずに対応したヴェルディは、GKとセンターバックがしっかりと中央をケアして対処。ほとんど決定的な場面は作らせずにタイムアップを迎えた。

 

リードして迎えた後半の試合運びは、決してチームが目指す形ではない。もっとボールを保持し、相手を走らせることで試合を優位に進めていくことが理想だ。しかし、前半のようには上手くボールを持てない中で、守備陣形を整えて割り切って対処した点は、この終盤戦での大きな判断と評したい。上位勢が軒並み勝利している今節、とにかく勝ち点3を積み上げたことに大きな意味がある。この先も戦い方は変わらない。『partido a partido』(1試合ずつ)というマインドを共有し、とにかく目の前の一戦で勝利することに心血を注ぐ。

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監督コメント

ミゲル アンヘル ロティーナ 監督

試合を振り返ってください。
前半は良いプレーができたと思います。ボールを持って良いプレーができていましたし、チャンス自体は多くなかったですが、チャンスを作れるという感触を持ってプレーしました。1点が入り勝っている状態でハーフタイムに入りました。後半は逆に簡単にボールを失う場面が増えました。あと水戸がより良いプレーをして、エリアの近くまで侵入されましたが、何とか1-0で勝つことができました。高いインテンシティの相手にとても難しい試合になりましたが、我々にとって非常に大きな勝ち点3になりました。

後半の終盤に梶川選手と香川選手を呼び寄せて指示を送っていましたが、どういった指示でしたか?
セットプレーの確認をしていました。(左利きの)ショウゴやカンヤとトレーニングをしたことがあるプレーをカジにユウキとも一緒にやろうと伝えました。ただ、上手くはいかなかったです。

久しぶりの布陣で臨みましたが、水戸に対してどんな意図を持って戦いましたか?
いつも試合に向けては相手を分析するのはもちろんですが、自分たちがどのようなプレー、どのような組み合わせで戦うかという部分を考慮しながら相手に合わせてシステムを決めています。どちらかハッキリ言うのは難しいですが、常に両方を考えて選択します。サッカーで重要なことは勝つアイデアを持って試合を準備していくことです。また、勝つアイデア、あるいは負けないアイデアを持つことも大事です。

3バックを選択した一因には水戸が2トップということがありますか?
そうです。水戸は今日ケガ人が出ていましたが、興味深く個人的に好きなチームでもあります。よく組織された4-4-2で守っていますし、内側からも外側からも攻撃することができます。守備では集中力を持って彼らの攻撃に対応することを意識していました。また、相手が快適にプレーできないようにしようと話しました。

相手の5バックの守備に関してストレスは感じませんでしたか?
それは予想していた形でした。こちらが支配すれば、相手がそういう形で対応してくるということは予想していました。

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選手コメント

MF 16佐藤 優平

今日のゴールで今季6点目となりましたが。
ある程度、ここ最近は試合に出られるようになって、得点も前目のポジションなのでとれるようになってきました。ゲームを作っていないという部分で前の選手として力が残っているので、そこに関わっていないぶん、前の選手としての貢献、アシストや得点を意識しています。もちろん、チームの誰が点を取ってもいいのですが、前目の選手が取ることが仕事なのでそれは良いことだと思います。

ゴールスコアラーとして覚醒した意識はありますか?
ないですね(笑)。今日のシュートも打ったら上手く入ったという感覚でした。中に入っていくことは意識していますが、良い形で自然とボールは来るのでそれはチームメイトに助けられている部分があります。

後半の押し込まれた中でのゲームプランはいかがでしたか?
そこが自分たちの今の課題で、点を取ると一気にポゼッションのチームじゃなくなるというか、点を取った後のボール捌きが非常に質が落ちる部分があります。前半はボールを取った後のゲームコントロールができていたと思います。後半も入りから行けと監督から言われていましたが、ひとつのミスで一気に相手に流れがいってしまうので、何よりもミスをしないことが大事です。自分たちのこの前の試合もそうですが、相手がミスをすると乗れるというか、ビハインドのチームは割り切ったプレーができるので、そういう割り切った相手に対してしっかりとした技術を見せていかないと厳しいですし、少しイージーなミスが多すぎると感じています。自分たちが勝っているという状況に対するプレッシャーに弱いというか、勝ちたいという気持ちもありますし、リスクを負いたくない気持ちも分かります。ただ、どこかでサポートしてボールを繋いでいくことはチームとして大事なことです。相手は何をされるのが嫌なのかという部分で、自分たちにボールを持たれることが相手は嫌だと思います。そこは自分たちがこういうスタイルで戦う中でもっと賢くやっていかないとダメです。

賢くプレーしていくうえでは経験が必要ですか?
賢さは経験も大事ですし、相手の嫌なことを考える必要もあります。試合の運び方に関しては経験が大事だと思います。こういうプレッシャーがかかる、勝たないといけない試合を一個一個大事に戦っていくべきだと思います。そうすれば、もっとプレッシャーを楽しんでいけると思いますし、これから5試合もっとプレッシャーがかかるので、メンタルの部分でもっと集中していきたいです。

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MF 6泉澤 仁

試合を振り返ってください。
攻撃の場面ではウイングバックとして幅を取ることはできていました。ただ、後ろからの繋ぎがあまり良くない場面がいくつかあったので、そこを直さないときついかなと思います。個人的に前半に関しては多少良かったですが、もっと逆サイドから質の高いパスやサイドチェンジが増えてくれば、自分が張っている意味はありますが、なかなかフリーの状態で受けられなかったです。だから、攻撃的なウイングバックというよりは起点になるウイングバックというイメージで前半はやっていました。

後半に入ってハッキリと4バックで守った感覚でしょうか?
基本はそうですが、押し込まれる場面が多かったので実質5バックになる場面も多かったです。

左サイドでは佐藤選手と香川選手とポジションを変えながらという場面が多かった印象ですが。
練習からやっていることですが、香川との連係で上手くいかない場面がいくどかあったので、そこは練習から修正していきたいです。

後半に関してはカウンターからもう少しチャンスを作りたかったと思いますが。
あれだけ押されると一本カウンターからほしいところでしたが、シュートさえなかったので…。そこが今のチームの力だと感じています。

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DF 17李 栄直

前線での起用でしたが、どんなプレーイメージを持ってやっていましたか?
相手が食い付いてくるので、そこを生かしてあげることや、ドゥグの近くに行ってそのサポートという感じでした。

先制点のアシスト場面を振り返ってください。
試合の中で一番意識しているのはドゥグとの距離感でそこは良かったと思います。優平とは彼のいる位置を常に見ているので、あそこで自分がボールを受けた時点であそこに優平がいることは分かっていました。本当は落としてもらって自分がシュートする意識でしたが、ああいう形で彼が決めてくれて良かったです。ヒールでのフリックという形でしたが、彼は足元に入れてあげればボールを獲られることはないので、少し緩めに出したら上手く収めてくれました。

ドウグラス選手との距離感に関しては前半かなり良いイメージでしたが。
今シーズン、チームのゲーム内容が悪い時はドゥグが孤立していることが多いので、そこは近づけば、自分も彼がキープしてくれるのを分かっていますし、ずっと意識していたら良い感じで落としてくれました。ドゥグも結構自分のことを信頼してくれるので、良い関係ができています。

後半はカウンターからチャンスがありながら決定機まで持ち込めない場面が多かったですが。
それは確かにありますが、前節とかはそれさえもなかったので、そういう部分では多少なりとも改善はあったと捉えています。やっぱり一気に上手くいくことはないと思うので、今日できたことをみんなの自信に繋げていきたいです。前半はあれだけできたのに今日は後半からああいう展開にしてしまったので、そこは改善点です。

後半は相手の圧力でなかなかボールを落ち着けられなかったですが。
前半は良いディフェンスから攻撃に繋げられた感覚がありましたが、後半は水戸がゆっくりとボールを回してくるという部分で守備がやりにくかったです。僕がスイッチを入れた時はよくボールを奪えていたのですが、後半は少しズルズルと下がってしまいました。前半に関しては前から圧力をかければ取れるという感覚がありましたし、そこからカウンターや先制のシーンも一度取られかけたとこを奪い返してのものだったので、それを示せたことは良かったです。

後半に関して想定通りに守れたのか、相手のミスに救われたのかどのように捉えていますか?
正直、五分五分だと思います。結果だけを見れば、ゼロなので。ただ、本当に決められたという決定機が相手にあったかというと、なかったと思います。今年ウチは失点が少ないですし守り切れています。そういう部分では個人的に守り切ったと思います。奥までは行かれてもそこから中に入られて何かされるという感覚もなかったです。そこは守りをしっかりとやればと思います。

2点目、3点目と奪っていくために必要なことはなんでしょうか?
そこが今のチームの課題です。僕たちも2点目、3点目を取りに行った中、結果的に取ることができず、こういう苦しい展開になりました。2点目を取れるチャンスもあったので、そこは自分を含めて反省すべき点です。自分も3回は点を取れるチャンスがあったと思うので、そういう場面でシュートを打ち切る。結果的にチャンスはありましたが公式記録でシュートはゼロになっているので、そういうところをこだわっていかないとダメです。

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DF 4香川 勇気

初めてのシステムでのプレーでしたが。
自分自身、初めてのポジションでのプレーだったので、少し整理されていない部分がありました。ただ、そこには早く慣れていかないとダメですね。その中で比較的簡単にプレーすることを意識しました。

ビルドアップやポジショニングで同サイドの泉澤選手と上手くいかない場面が何度かありましたが。
前半は自分が少しサイドに開いたイメージを持ってプレーしてしまう部分があって、少し角度の部分やポジショニングで被ってしまう部分があったので、そこは話し合いながらハーフタイムでもう少し自分が内側でプレーすることでジン君のプレーエリアを大きく取らせるように話し合いました。

後半相手の決定的なクロスに対して身体を投げ出してクリアする好プレーもありましたが。
相手に先に触られていたので身体を投げ出していきました。最後は相手に当たっていたと思いますが、決定的な場面だったので寄せられたことは良かったと思います。

後半は基本4バックで押し込まれた場面では5バックの形が多かったですが、守る中で意識した部分はありますか?
リードしていたので相手に押し込まれる部分が多かったですが、人数をかけてゴール前を守るというチームとしての意識、基本的には4枚で守りましたが、相手が押し込んできた中でしっかりと人に付いていくという部分で意思統一はできたと思います。

左利きの選手が並ぶという部分で平選手との間で気を付けた部分はありますか?
平君が少し左に流れる場面がありました。そこは声を掛け合いながらというか、左に流れるとプレースペースも狭くなりますし気を付けました。ただ、左足で前に入れたり、長いボールは入れやすいので、僕はサポートの意識と自分自身のパスで相手を剥がせるような位置に入るようにしました。

重要な一戦で先発起用された意味に関してどう捉えていますか?
ここから落とせない試合しかないですし、とにかく結果を残し続けることが重要です。今日も内容はともかく結果を残せたことは前向きに捉えたいです。

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