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MATCH試合情報

2018J1参入プレーオフ 1回戦 - 大宮アルディージャ vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

【試合展開】

『天国か地獄か』。そう銘打たれた一発勝負のJ1参入プレーオフがいよいよ始まった。明治安田生命J2リーグのレギュラーシーズンを6位で終えたヴェルディはトーナメント表の一番下からスタートし、5位の大宮アルディージャ、3位の横浜FC(4位FC町田ゼルビアはライセンスの関係で出場権利なし)、J1リーグレギュラーシーズン16位との試合ですべて勝利が求められる立場。2シーズン連続のプレーオフ出場という経験値をプラスに捉え、昨シーズンの轍を踏まない戦いを念頭に準備を進めてきた。

 

終盤戦に入って負傷離脱者が出たヴェルディは、1トップに林陵平を置き、右ウイングに渡辺皓太、左ウイングに佐藤優平を起用した。その他は前節の町田戦と変わらない顔ぶれ。ベンチには怪我明けのレアンドロが戻ってきた。

 

立ち上がり、前に出て来た大宮に対して、ヴェルディはシンプルにボールを動かして相手をいなし、無理に前に運ばずにリズムを作る。前線に入るボールはなかなか収まらないが、一端ボールを奪われても佐藤を筆頭に球際に素早く厳しく寄せ、連動したカウンタープレスでボールを奪い返して分厚い攻撃を仕掛けていく。大宮のプレスがはまらなくなってくると試合の主導権は完全にヴェルディに傾く。長短織り交ぜたパスでじわじわと大宮を自陣に押し込んでいき、サイドを起点に縦に仕掛けていく。なかなかフィニッシュに持ち込めないもどかしい展開が続くが、16分にコーナーキックの流れから井上潮音が思い切りよくミドルを放ち、ようやく両チームを通じたファーストシュートを放った。25分にはバイタルエリアでボールを受けた佐藤がターンしてゴールを向いて仕掛け、相手DFを外してミドルシュートを打ったが、わずかに枠を捉え切れなかった。シュートを打つことでヴェルディの攻撃のテンポが上がっていく。粘り強くボールを広く動かすと、両サイドの奈良輪雄太と香川勇気がスペースへと仕掛けてゴールを狙っていく。しかし、クロスボールはゴール前になかなか合わない。パスワークについていけない大宮が割り切って自陣を固めたことで、ヴェルディも攻めあぐねたが、一端マイボールにした大宮のボールはすぐにヴェルディが回収しほぼ一方的な展開に持ち込んで折り返した。

 

相手の守備ブロックを攻略するために、パスの方向、選手の動く方向まで細かく修正して臨んだ後半も、前半と同じような展開で試合が進んでいく。序盤に前に出てきた大宮に対して、誘うようにプレスを剥がして確実にビルドアップしていくヴェルディ。時間が経つにつれてまた大宮陣内でボールを動かす時間が増えていき、ここからシュートチャンスを作り出したい展開だったが、思わぬ形で試合のバランスが崩れる。59分、大宮のゴール前でルーズボールを競ったマテウスと内田達也が交錯すると、内田側がファールをとられてまさかの警告。前半にも警告を受けていた内田が退場処分になってしまう。五分五分のボールへの反応はアクシデントに近い形だったが、ヴェルディ側の主張は通らず数的不利な状態で勝利を目指すこととなった。

 

内田に代えてレアンドロを投入しようとしていた矢先の事態に、ヴェルディ側はプラン変更を余儀なくされる。しかし、ここがチャンスとばかりに圧力を強めてきた大宮に対して、ヴェルディは決して引かずにボールを動かし続ける。佐藤が球際のデュエルで負けずに高い位置でボールを動かせば、井上も一歩も退かずに相手がつなごうとしたボールにいち早く寄せて即座に奪い返して縦に攻撃のスイッチを入れる。63分には林と佐藤が粘ってつないだボールを香川が受けると、マーカー2人の間を巧みにすり抜けてゴール前へ。思い切った香川のシュートはDFにブロックされたが、退場者が出たことでチーム全体にリバウンドメンタリティのスイッチが入った。一度レアンドロの投入を取りやめたヴェルディは、渡辺に代えて李栄直を投入して攻守にインテンシティとバランスを高めにかかる。相手のボールに食らい付いていく李がカウンタープレスのスイッチを入れ、周囲が連動して前からボールを奪いにいくことで、ヴェルディの攻撃姿勢は11人の時よりも拍車がかかった。

 

そして、この研ぎ澄まされた攻守の切り替えと前半から何度となく仕掛けてきた香川の突破が実を結ぶ。69分、反撃に出ようとボールを持ち出した大宮の選手に李、佐藤、井上が猛チェイスしてボールを奪取。左サイドで受けた香川が佐藤とのワンツーでスペースへ抜け出すと、相手のファールを誘ってフリーキックを手に入れる。このフリーキックの場面で奈良輪に代えてレアンドロを投入した。71分、ボールをセットしたのは佐藤。相手ゴールエリア付近の密集に両チームの選手が入り乱れる。佐藤が選択したのは、スピードがあり、曲がりながら落ちるボール。ゴール方向に向かってくるボールに対して、相手のエアポケットにスルスルと入ってきたのは平智広だった。出遅れた相手のマーカーを振り切り、いち早くジャンプして打点の高いヘディングで軌道を変えゴールネットを揺らした。

 

ヴェルディベンチは即座に動く。得点直後に林に代えて若狭大志を投入し、守り切るメッセージをピッチ上へと送る。ここからはひたすらに耐える時間が続く。試合序盤から攻め手がなかったとはいえ、タレントを揃える大宮は前に出て積極的にシュートを打ってくる。時間が過ぎていくのが遅く感じる。それほど、一転して押し込まれる展開が続いた。90分を回るまで耐えてきたが、本当のピンチはここからだった。長身のシモヴィッチを投入してロングボールを入れてきた相手に対して、じわじわとゴール前に押し込まれていく。90分にはサイドからのクロスに上福元直人が飛び出すが、シモヴィッチの高さが勝ってゴール前にボールを流し込まれる。これをプッシュされたが、ゴールカバーに入っていた若狭がクリアして難を逃れる。90+3分にはまたもシモヴィッチに胸トラップから反転ボレーシュートを打たれる。枠へと飛んだボールだが、これは右ポストを叩いてゴールから逸れた。終盤の絶体絶命のピンチを逃れたヴェルディは、平が挙げた虎の子の1点を守り切った。

 

歓喜に沸くヴェルディ陣営。昨シーズンは涙を呑んだ1回戦で、絶対勝利、アウェー、退場者という数々のビハインドを撥ね返して勝利を果たした。この勝負強さこそが、プレーオフを勝ち抜くための必須条件だ。戦いはまだ終わらない。この大きな歓喜も1週間後に向けて慢心となってしまっては意味がない。確かに芽生えている勝負強さをさらに研ぎ澄まし、次なる『partido』へ最善の準備を進めていくだけだ。

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監督コメント

ミゲル アンヘル ロティーナ 監督

試合を振り返ってください。
前半に関して我々は非常に良いゲームができたと思います。ボールを支配して何度も相手のゴール前に侵入してチャンスを作ることができました。また、我々のゴール前まで相手がボールを運ぶシーンは少なかったと思います。後半に関しても我々は前半と同じように継続して同じアイデアを持ってプレーしました。それ以外に1トップのところを2トップに変えて戦うプランを持っていました。ただ、そう考えていたタイミングで不幸にも内田選手が退場してしまい、プランを変更せざるを得なくなりました。その後に我々がセットプレーから点を決めることができたあともひとり少ないこともあり、フォーメーションを変える必要に迫られました。後半に関しては大宮さんの方が攻撃の回数、ゴール前に侵入する回数が非常に多く。我々は守備のために自陣まで下がらざるを得ない状況になりました。残り10分は非常にプレッシャーも厳しく我々にとって難しい時間帯でした。ペナルティエリア内に何度も侵入されて何度も決定的なシーンを作られました。ただ、運に恵まれたこともあり、ゴールを奪われることなく、自分たちにとって非常に大切な勝利を得ることができました。

内田選手の退場を受けてフォーメーションの変更以外に意識した部分に関して聞かせてください。
中盤の選手を本当は削りたくなかったのですが、後ろの選手を新たに1枚入れて後ろの人数を増やして守る形を強いられました。本当は別のプランを持っていました。

今回1回戦を突破して次は横浜FCとの対戦ですが、その試合に向けた展望を聞かせてください。
我々はシーズンを通して続けてきた『partido a partido』という、目の前の試合を戦って行くということしか考えていませんでした。それは今日の試合も同じで、プレーオフの3試合をアウェイで全て勝たないといけないという難しい状況です。我々はそれが難しいことだと全員が理解していますが、自分たちに自信を持ってプレーして戦っています。プレーオフに関してはどの対戦相手ということよりも、このステージで戦うこと自体が非常に難しいことだと捉えています。横浜FCには引き分けで上がれるというアドバンテージがありますが、そのことがよりプレッシャーになると思っています。相手によって我々の戦い方を劇的に変えることはありません。シーズンを通して継続してきたプランややり方を続けてしっかりと次の試合に向けて準備していきたいです。

内田選手の退場前に考えていた2トップへの変更に関して選手起用を含めて狙いを聞かせてください。
レアンドロと林選手を前線に並べるプランでした。ただ、退場でそれが難しくなったことで誰かを削る必要が出ました。代えた選手に問題があったわけではなく、我々は時にそういった決断を下していく必要があります。

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選手コメント

DF 5平 智広

ゴールシーンを振り返ってください。
あそこはボールがすごく良かったので、ほとんど優平のゴールです。ゴールは意識していなくてチームで取ったゴールだと思います。たまたま自分のところに来ただけだと思いますし、運が良かったです。

ご自身の得点でチームが勝ち上がることができましたが。
自分の得点も嬉しいですが、ゴール前で身体を張ってくれた選手もいましたし、あれが入っていれば勝ち上がれなかったので、チームの守備の部分でも評価してほしいです。

ゴール後には喜びを爆発させていましたが。
正直、あまり点を取ることがないので喜び方が分からなかったです。ただ、応援してくれたサポーターの方々に感謝を伝えたいと思い自然と身体が動きました。

内田選手の退場後の戦い方に関して聞かせてください。
自分たちが10人になってどういう戦いをすればいいか分からないという中、11人の時とやり方を変えないという意思統一をしました。その流れの中で点を取ることができました。

数的優位を得た相手の戦い方に関してはどのように捉えていますか?
相手はあまり来なかったですし、自分たちは勝利が必要だったのでそれほど守備的に戦うことはなかったです。相手は逆に難しくなったというか、点を取るかこのまま守り切るかという部分で微妙な感じだったと思います。

昨年のプレーオフの経験は生かされましたか?
去年のプレーオフで負けてしまい、悔しい思いはありました。ただ、去年に比べて今年の方が自分たちにチャンスがあると思っていた中、結果に表れました。去年と今年の選手が代わっていく中、監督の戦術が新しい選手に浸透していき理解を深めた結果が今年の順位だと思っています。チームの意識が統一されている点は大きいです。

試合後のガッツポーズは控えめでしたが。
自分がガッツポーズをすること自体あまりないので、それだけで大きなことです(笑)。

次に戦う横浜FCの印象を聞かせてください。
相手は前線に非常に強い選手がいるというイメージがあります。ただ、自分たちにチャンスがないとは全く思っていないですし、自分たちが勝ちに行く中で戦いやすい相手だと思っています。

勝つしかないというレギュレーションに関してどのように捉えていますか?
勝利を得る上で自分たちが守りに入るという時間帯は90分間の中でないというか、勝つために点を奪いに行くという意思統一が自然にされるという意味で戦いやすさはあります。

最後は最終ラインの選手たちとがっちりと肩を組んでいましたが。
身体を張って若狭君は1点もののクリアをしてくれたので、ああいうプレーの重要さを確かめる意味でも自然とああなりました。

試合終盤の耐える時間帯でどのようなことを意識していましたか?
崩し切られるという感覚よりも空中戦が強い選手が入って来てそのこぼれ球が一番恐いと思っていました。相手も時間帯によってパワープレーのような攻めをしてくることも分かっていたので、そこは全員が集中してこぼれ球を拾うという意識でした。

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MF 16佐藤 優平

試合を振り返ってください。
今日はピッチも良かったですし、スペースに入っても閉じてこない相手だったので非常にプレーしやすかったです。このシチュエーションでこのサッカーをできたことは非常に自信になったと思いますし、次の横浜FC戦も頭に入れながらプレーできました。

相手の守備的なプランは想定通りでしたか?
元々、前回のこちらのホームゲームでも相手は間を空ける形のプレーが多く、最後のところで守ってきますが、ちょっとルーズに守って入れたところを守るという感じだったので、ゴール前は堅かったですが、そこまでのボールの運びはスムーズだったと思います。

マテウス選手と大前元紀選手という強力な2トップへの対応に関してはいかがでしたか?
非常に2人ともカウンターが得意で足元の技術にも長けているのでそこは警戒していました。マテウス選手は日本人にはない特別なモノを持っているので、90分間苦しめられました。また、シモヴィッチ選手がもっと早い時間帯に入って来ていたらどんな展開になっていたかは分かりませんが、ディフェンス面では最後まで集中できていたと思います。

内田選手の退場以降もチームとして意思統一ができた戦いぶりでしたが。
ピッチの中ではセンターバック2枚で守り、バランス良く戦いたいと考えていましたが、ベンチから攻めろという指示の中で実際にやってみると相手は最後のところで守れればいいという形だったので、そこまでペースは変わらなかったです。セットプレーでしかチャンスがありませんでしたが、そのワンチャンスを決められて良かったです。

決勝点のフリーキックの場面では狙い通りの形でしょうか?
ああいう速いボールを入れると中で合わせる人が首を振らなくていいですし、あそこで触ってほしいと思っていたので、触ってくれて良かったです。

ビルドアップやゾーン3への侵入という部分で2シャドーが上手く起点になっていましたが。
自分たちの普段通りのプレーができたと思います。相手が激しくプレッシャーをかけてこないことも想定していましたし、非常に自分たちの持ち味が出るサッカーでした。最後の崩しの部分に関しては最終的には自分たちの個の能力にかかってきますし、コンビネーションもその時のイメージを監督もイバンコーチも尊重してくれているので、クロス以外の入り方に関しては自分たちのイメージでプレーし、あそこまで行けたことは評価したいです。ただ、最後で崩し切れていないです。ただ、レアンドロが入ることでそこをもっと崩し切れるイメージですが、今日は状況も状況だったので致し方ないです。

前半に関しては最後の崩しの局面で中の枚数が少なかったですが、失点しないという部分でリスクを冒さなかったというイメージですか?
5枚で後ろを形成する中では中に入っていく枚数はどうしても限られてしまいます。自分やコウタ、陵平君だけの状況が多かったですが、最終的に点が決まる時は中の枚数ではなくその選手間のコンビネーションという部分が大きいと思います。ただ、今日はこぼれ球を多く拾うことができたので、そこは90分間やっていて大きかったです。特に、潮音がよく拾ってくれました。

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MF 20井上 潮音

試合を振り返ってください。
厳しい戦いでしたが、まず一つチーム全体がひとつになって勝ち進めたことは成長だと思います。

個人としてのパフォーマンスはいかがでしたか?
セカンドボールだったり、攻守を繋ぐという自分の役割はこなせたと思いますが、最後のフィニッシュのところで結果を残したかった気持ちはあります。

相手のプレスが弱く今日は前向きにボールに絡める場面が多かったですが。
相手も最初はプレスをかけようとしていましたが、それをこちらが上手くいなせたと思います。それによってああいう展開に持ち込めました。前半に関してはこちらのペースで主導権を握ってゲームができたと思います。前半を0-0で折り返せたことはチームとしてポジティブな面もあったので、崩し切れなかったという部分に関してはあまり悲観的になっていませんでした。

内田選手の退場というアクシデントに関してどのように捉えていましたか?
間違いなくチームの中心選手であり、あの人が居ると居ないとではチームも大きく変わってきます。それでも、チームとしてやることを変えないということは話し合っていました。セットプレーであったり、チャンスは必ずあるからやり方を変えないという意思統一はされていました。

守り切るという意識はどの時間帯から強くなりましたか?
やっぱり点を取った後です。この1点を守り切ろうという気持ちになりましたし、それをチーム全体で統一できて結果的に守り切れたので良い判断だったと思います。

セカンドボールの回収や球際の部分で気迫がみなぎっていましたが。
みんな気持ちは入っていたと思いますし、それをピッチで表現できてそれがチームの勝利に繋がったことが何よりも良かったことです。

残り10分ぐらいからの心境はいかがでしたか?
ここで追いつかれてしまうと正直なところ、こっちがもう1点取るという気力や体力は残っていなかったかもしれません。ただ、この1点を守り切るというチームの執念がこの結果に繋がったと思います。

試合後、サポーターへの挨拶前にロティーナ監督がかなり激しく抱き着いていましたが。
嬉しかったです。初めてされましたし、監督もすごく嬉しかったと思いますが、まだ僕たちには2試合あるので、再び喜べるように準備していきたいです。

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DF 4香川 勇気

試合を振り返ってください。
勝ちが絶対条件だったので、しっかりと勝てたことが良かったと思います。

左ウイングバックで攻守に多くの仕事をこなしましたね。
自分の持ち味は左サイドからのクロスや突破だと思っているので、そこは本当に出し惜しみしないように前半から仕掛けていました。リーグ戦とは異なり結果が求められる中、得点に結びつくようなプレーが重要だと思っていたので、今回は結果を意識したプレーを心がけました。大宮はリトリートしてブロックを作っていたので、そこをドリブルでこじ開けるというイメージでプレーし、自信を持ってやりました。

内田選手の退場後苦しい展開の中で見事な突破から決勝点に繋がるフリーキックを獲得しましたが。
ひとり少なくなりましたが、チームとしてやり方は変えないと退場した直後にみんなで話し合い、攻めて行こうと言っていました。その中で攻撃的にプレーしてああいう形でファールをもらって得点に結び付き、良かったです。前半からそうですが、ああいう深い位置からのフリーキックはチャンスだと思っていたので、突破を仕掛ければ何かが起きると思っていました。

若狭選手の投入で逃げ切り態勢に入った中、最終ラインではどのようなコミュニケーションを取っていましたか?
やっぱり、ワカ君が入ったことでしっかりとリトリートしてブロックを作るということが明確になりました。ただ、その中でも前に出て行くプレーやボールホルダーにしっかりと行かないと良いボールを入れられてしまうので、そこは意識していました。また、押し込まれた中でも最後のところでやらせないという部分はできたと思います。

正真正銘の苦境からの大きな勝利でしたが。
苦しい試合の中でこういう試合はあまりできないので、その試合で勝ち切れたことはみんなのサッカー人生やヴェルディの歴史の中でもすごくプラスになったと思います。

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MF 23田村 直也

試合を振り返ってください。
前半は自分たちが攻めていた中、相手は大前選手とマテウス選手が攻め残りのような形でいたのでそこはずっと意識してケアしていました。後半に入って少しピッチが乾いてきてボールが走らなくなり、自分たちのリズムが悪くなった中で大宮もプレスを強めてきました。結果的に勝つことができましたが、内容はもっと突き詰めていきたいです。

良い時間帯が多かった前半に1点がほしかったという印象ですか?
そうですね。前半のうちに1点取れていれば、大宮さんも点を取りに来て駆け引きが始まると思いましたが、堅い展開になったのは自分たちの責任だと思います。横浜FC戦も同じような展開が想定されますが、早い時間帯の得点を狙っていきたいです。

内田選手の退場を受けて、守りながら一発を狙うというプランになったのでしょうか?
それはないです。ずっと守っていたら試合は終わってしまうので。内田が居なくなってからも5枚のディフェンスでしたが、途中からヨンジが入りましたが香川と奈良輪を高い位置に出して攻める意識でした。香川は気持ちを巻き返すようなプレーを見せてくれました。

正真正銘の苦境からの大きな勝利でしたが。
本当にプレーオフで下のチームが勝って勢いづくということを理解できました。次も横浜FCはホームで自分たちを待ち構えるという部分で難しさはあると思います。今日の勝利で大宮さんの分までという気持ちが芽生えたので、相手のサッカーを見ながら相手のストロングを消しつつ自分たちのサッカーをしていくことを徹底していきたいです。

クラブの歴史に大きく貢献した藤川孝幸さんを追悼する喪章を巻いてのプレーでしたが。
僕は仙台時代にも藤川さんに気に入っていただいて番組とかにも呼んでいただいた経験があり、本当に思い入れが強かったです。今日は藤川さんと一緒に戦いました。実は、町田戦の前にも個人的に亡くなったことを知っていたので、その時もそういう気持ちで戦っていましたが、今日は公に発表されて最初の試合だったので一緒に戦いました。今日の勝利が天国に届いてくれると嬉しいです。

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DF 2若狭 大志

チームを救うスーパークリアがありましたが。
全然です(笑)。カミがクロスに対して出て行ってくれることは以前から一緒にやってきた中で知っていたので、カミを信頼しつつもディフェンスの基本としてカバーに入ることは大事なので、あそこは基本に忠実にプレーした結果です。

かなりギリギリなクリアだったと思いますが、思ったよりも冷静にクリアした感覚ですか?
いや、かなりギリギリでした。分からないですけど、もっと速いボールが来ると思っていましたが、自分でもあの場面はあまり覚えていません。とにかく無心でした。

クリア後の渾身のガッツポーズも印象的でしたが。
本当ですか。あれも無心でしたが、恥ずかしいので勘弁してください(笑)。

10人での逃げ切り態勢での起用は想定していましたか?
毎試合、準備はしているつもりです。特に、こういう試合ではチームが点を取れば、自分の出番があるとは思っていました。

シモヴィッチ選手の投入で試合終盤の相手の猛攻はかなり激しかったですね。
サイズの差は正直なところありましたが、そこで競り勝てなくてもその後のカバーリングがしっかりとできていました。そこは次の試合でも継続していきたいです。

ボールを保持して時間を使いたいという考えもあった中、最後はハッキリと大きなクリアという形が多かったですが。
僕が入る時点でそういう意味合いもあったと思いますし、そこでチームとしての意思統一はできていたと思います。

今日の展開はご自身の大分時代のプレーオフを思い起こさせるものでしたが。
自分が大分1年目の時で、チームが点を取った後に千葉のオーロイ選手と同じタイミングで起用されました。その時のことを思い出しました。あの時と同じようにチームが昇格できるといいなと思います。次の横浜FC戦でも同じように強靭な選手がいますが、ディフェンスとしてしっかりと身体を張りたいです。

試合終了後、内田選手がチームの輪に飛び込んでいましたが。
ゴメンというよりも『みんなサンキュー!』という感じでした。ただ、あのカードは少し難しいものでもあったので、出ている選手がしっかりとカバーできたと思います。

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