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MATCH試合情報

2019明治安田生命J2リーグ 第28節 - 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形

マッチレポート

【試合展開】

前節、劇的な試合で勝ち点1を積んだヴェルディ。ホーム連戦で勝ち切る試合をサポーターに届けるために、上位のモンテディオ山形を味の素スタジアムに迎えた。前節序盤で負傷交代した藤本寛也が戻れず、メンバー選考に変更を加えた。最終ラインの右に山本理仁を置き、アンカーのポジションには佐藤優平を起用した。フロントボランチには森田晃樹と梶川諒太を並べ、右ワイドアタッカーに河野広貴を、左ワイドアタッカーには小池純輝を配置した。

 

序盤はボールを保持しながらも、カウンター気味にジェフェルソン・バイアーノを走らせるモンテディオ山形にゴール前まで迫られる。6分にはジェフルソンに左サイドから中央に切れ込まれて枠を捉えたシュートを打たれるが、これは上福元直人が鋭い反応で飛びつき、腕一本でコースを変えてファインセーブで難を逃れた。ここからボールポゼッションはヴェルディが握る。アンカーの佐藤を中心にボールを広く動かし、山形を自陣に張り付ける。単純にパスを続けるだけではなく、ゴールに向かって仕掛け、連係からバイタルエリアに侵入する場面も作ったが、フィニッシュ手前の連係がずれてシュートまで至らない。守備では、前掛かりになるがゆえに広大に空く最終ラインの背後のスペースを、近藤直也と内田達也がチャレンジ&カバーを徹底し、ジェフェルソンから自由を奪った。12分に背後をとられた場面も、センターバックに連動してポジションをとっていた上福元が鋭い出足で間合いを詰めて体を張ってブロックした。試合を支配し、ゴールの香りが漂ってきたところで前半が終了した。

 

後半に入ってもボール支配を続けるヴェルディ。相手を揺さぶってスペースを作り、そこを使って前半以上にボール保持を進めていく。57分には右サイドで山本を中心にショートパスで相手を振り切り、山本のクロスをレアンドロが頭で合わせてゴールに迫る。これはゴール上に逸れたが、前半以上にゴールに迫る場面が増えていく。66分にはコーナーキックからチャンスを作り出す。佐藤がニアに送り込んだ素早いボールを近藤が頭ですらすが、クロスバーをかすめながらわずかにゴール上へと逸れた。80分には連係ミスからカウンターで押し込まれるが、上福元がアングルを作ったシューターに食らいつき飛びつくと、ボールはポストに直撃した。その後も徹底してボールをつなぎ山形ゴールに迫ったが、最後までフィニッシュだけは糸口がつかめずにスコアレスドローでタイムアップを迎えた。

 

2試合続けてのドローは、もどかしさだけを残すところもあるかもしれない。ただし、ボールを保持して試合を支配するサッカーは、精度が高まってきている。問われるのは最後の一手。どう仕留めるのか、どう相手を崩し切るか、型を作るのか、型にはまらないイマジネーションを発揮するのか。勝利に直結するゴールを奪い切るために、上位との連戦となる水戸ホーリーホック戦でひとつの結果を出すべく、また最善の準備を進めたい。

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監督コメント

永井 秀樹 監督

試合を振り返ってください。
非常に捉え方が難しいゲームだとは思いますが、自分の中では本当に選手たちが自分のやりたいサッカーを理解しようとしてくれている中で、半分以上は成功というか、よくやってくれたと思います。今日でしばらく味スタが使えないので、できることならばファン、サポーターの皆様にはゴールが決まって喜んでもらえるところを少し出したかったですが、そこは残念に思います。

今日の崩しの局面のパフォーマンスに関する評価を聞かせてください。
まずは我々がやろうとしている崩しの形がなかなかできていないというのが正直なところです。きちんと崩しの型を型通りにやっていく中で、良い意味で型を崩していける。我々が求めている以上の型破りな選手が出てほしいとは思います。ただ、まだまだ練習でやっている形のパターンが少なく、そこはもう少し積み上げが必要だと思います。

シュートや仕掛けの少なさに関してどのように捉えていますか?
自分の中では少しずつではありますが、良くはなっているという実感があります。今日の試合前や今週のトレーニングで伝えてきたこと。相手がいないところを攻めるという大原則に基づく、どこが空いているのか、どこにボールを運ばなければいけないのか、という部分はまだまだ突き詰めてやる必要があります。我々がまずは正しいポジションに立ってボールを保持するというスタート地点には立てていると思います。今度はそこからボールとスペースを両方支配していくという次の段階に入っている段階です。そういう意味ではまだまだスペーシングといいますか、ボールの支配はまずまず、スペースは支配できているのかという部分ではまだまだです。やはりボールも人も進んでいくという、我々が本来やりたいことはもう少し積み上げていきたいと思います。今のままではいわゆるポゼッションサッカーになっています。我々が目指しているのはプログレッション、進んでいくということが大事なところなのでそこは突き詰めていきたいです。

ワイドストライカーの人選に関して意識している部分を聞かせてください。
基本的には理解度が高い選手が基準のひとつです。両ワイドが張るということはある意味難しいところですし、その理解度は少しずつ上がっている感覚です。今日なんかは後半で言うと、モンちゃん(レアンドロ)は初めて張らせても元々のサッカーの理解度が高いので、張って自分が何をしなければならないのかを理解してすぐにできるということは、サッカー理解のところだと思います。そこは誰が張ってもやれるというところまで早くもっていきたいと思います。試合の中でもぐるぐると役割を回せるというところまで目指していきたいです。

選手の配置を試合毎に入れ替えている意図。それが構築段階での狙いなのか、相手に合わせたものなのか教えてください。
自分が今までやってきた育成年代と大きく違うことは、良いサッカーをするだけでは自分が解任されてしまうので、内容と結果というある意味難しいところにトライしています。もちろん、勝つための采配が大前提ではありますが、良いサッカーをしないと勝つことはできませんし、そういう近道はないと思っています。そこは両立を目指してやり続けたいです。サイドアタッカーのポジションに関して並びを変えたのは、相手を見てということです。相手の5バックの端の選手を自分たちは1番、5番と呼んでいますが、そこからプレスで嵌めてくるときにフリックで早く越えてほしいという部分で(山本)理仁を右で使い、彼は左利きなのですぐにワンタッチでフリックしてワイドに渡せるように、今日は右と左を入れ替えました。アンカーの(佐藤)優平のところは、彼を初めてあの位置で使いましたが、その選択を伝えた時はコーチングスタッフも『えっ』という反応でした。そういう驚きがあったようですが、自分の中では全く違和感はなかったです。360度の視野を確保できるのは彼の良いところですし、ボールもきちんと止まります。自分の中で違和感はなかったですが、ウチのコーチングスタッフが驚くぐらいなので…。ただ、いつも言うように色んなポジションをやり、サッカー理解を深めてほしいという部分は変わらないところです。

センターバックの起用基準に関して聞かせてください。
自分にとって守備の能力で一番重要視しているところは予測力と判断力というところです。その基準でいくと確かにカウンターを受ける回数は、ボールを保持して相手を押し込んでいく以上、その裏には広大なスペースがあります。そこを突かれるのはある意味当然ですが、自分の考えではボールはあくまでひとつであり、カウンターの起点もひとつしかないはずだと思いますし、スペースに関しては最初のところ予測できれば抑えられるという考えです。一番予測がしっかりとできて判断を間違えない選手が一番センターバックに求めている要素です、その基準でこれからも選んでいこうと思いますし、選手もそこを高めてほしいと思っています。

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選手コメント

MF 16森田 晃樹

試合を振り返ってください。
自分たちが支配できていましたが、最後のゴールのところというのが必要です。

シュートに持ち込む場面はある程度イメージ通りでしたか?
自分の中ではあのシュートの場面はタイミングがずれたりとかはなく、普通に自分のミスだと思っています。

良いところに入っていく中で決定的なシーンまで持ち込めない改善策をどのように考えていますか?
自分がボックス内に入っていってシュートを打つ場面もありましたが、ミドルシュートやちょっと遠い距離からのシュートなど、もう少しボールに絡んでコンビネーションや自分の形で崩せれば良いと思っています。

圧倒的にボールを支配しながらも相手の方が決定機の数が多いという状況をどのように捉えていますか?
個人的には焦りというものはなく、逆に自分たちがボールを握っていることで余裕のようなものもありましたし、実際相手もゴールを取っていないので、とにかく自分たちに来た決定機を逃がさないようにしたいという気持ちもありました。ただ、今日に関してはだいぶカミ君に助けられたと思います。

同じような展開となった栃木戦に比べてやりたいことは明確になった印象ですが、シーズン半ばを過ぎた段階ではより成長速度を高める必要があると思いますが。
もっとクオリティの部分は上がると思いますし、個人の戦術理解も高まっていくと思います。それによって良いサッカーができていく実感はあるので、これから一試合一試合を大事に戦っていきたいです。やっぱり、試合の中で自分たちのサッカーを表現できないと意味がないので、試合の中で自分たちのサッカーができるようにしていきたいです。

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MF 9佐藤 優平

相手のファーストプレッシャーをいなして押し込むところまでは上手くいきましたが。
毎試合、チームとしての目標がある中で相手の陣地でボールを握るというところに関してはある程度できたと思います。ただ、最後のところは監督が話していたようにサッカーの一番楽しい部分で、自分たちの実力というのが表れる部分です。監督が求める以上のことを出さないと崩し切れない時もありますし、チームとしてのパターンで決まる時もあると思うので、その両方をもう少し突き詰めたいという感覚です。

普段に比べてオフサイドが多かった印象ですが。
相手の裏のスペースを使うということは今日の試合で多かったですが、常に監督から求められている部分です。今日、自分はアンカーでプレーしましたが、前を向いた瞬間などはサイドの相手のポケットを使っていく意識でした。カジや晃樹もそういうところを見ていたと思います。監督はよく半分成功という言葉を使いますが、あれは意図的に狙ったところなので半分は成功ですが、オフサイドになってしまったところは半分失敗だと思います。もう少し深さという部分でタイミングが合うと、シュートで終われるチャンスは増えると思います。監督はシュートを打つなとは言っていませんし、常にシュートを意識しろと言われています。それができていないのは自分たちの問題で、監督がシュートを打つなということは全くないです。どんどんシュートを打てばいいという意見も最近多く出ていますが、現状自分たちがシュートを打たないという選択をしてしまっているところがあります。

アンカーのポジションで初めてのプレーでしたが。
どのポジションも中盤の選手はこなさなければいけないですし、ある程度プレーモデルをミーティングの中で監督から示してもらっています。アンカーがどういうプレーをし、シャドーがどういうプレーをするということが分かっているので、あまり違和感はなかったです。

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MF 19小池 純輝

ワイドストライカーで起用される際、逆足のサイドと順足のサイドでプレーイメージは変わるものですか?
右で起用される時でも中に入っていってシュートしたいイメージは持っています。ただ、そこは後ろの選手との兼ね合いもあります。今日は左でしたが、ナラが上がって来るので自分は中に入ると、相手もそれに釣られてナラがフリーになったりするので、そこは意識してやっています。ただ、そういう動きをするぶん、自分のところに直接ボールが入る機会は少なかったです。もっと仕掛けるプレーを出したかったですが、そういう機会は少なかったので残念です。

普段に比べてオフサイドが多かった印象ですが。
もう少し我慢しても良かったとは思っています。あそこはチームとしての狙いでしたが、タイミングの問題であったり、蹴る人のモーションの長さなどそういった細かい部分に合わせて自分も走っていく必要がありますし、もうワンテンポ遅らせても間に合う感覚もありました。ただ、ランニング自体は続けていきたいです。今日も結局、0-0なのでシュートまで持って行く形でシュートを意識したり、パスを出して中に入っていくという部分、ダイナミックな部分を個人的に出していかないと、他の選手と一緒になってしまうので、より自分の特長を出していくことは課題です。

ここ最近はサイドバックで守備を意識する部分が強かった中、今日はより攻撃に注力できる左のワイドストライカーでのプレーでしたが。
狙いとして自分がランニングしてナラをフリーにするとか、自分が中でもらってという良い関係性はありました。ただ、自分が最後もうひとつ受けて中に行くとか右に持って行くというプレーをもっと出したかったです。そういうことをやっていかないと相手も恐さがないのかなとは感じています。そこは課題として取り組んでいきたいです。

同じような展開となった栃木戦に比べてやりたいことは明確になった印象ですが。
ボールを自分たちがずっと持つことで間違いなくきついのは相手の方だったと思います。ただ、最後のところでもっと相手に脅威を与えて行ければ、今日の試合でも1点は取れたと思います。全体的にはちょっとずつ前進はしていると思います。

チームの崩しのパターン、監督が求める型を破る個人のアイデアの2つが足りていない印象ですか?
どうしても現状は型を意識しているぶん、自分の良さをちょっと出ていない時もあると思うので、型を意識しつつ自分がどういうプレーができるのかをもっと主張していかないとダメです。そういう意味では個人的にここ数試合、足りない部分があると思うので、良い意味でそこを破って自分のらしさを出したいです。

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MF 38梶川 諒太

試合を振り返ってください。
フィニッシュの形という部分に関してコンビネーションの型のようなところは取り組んでいますが、そこの精度を上手く出し切れていません。そのために最後のところが個人個人のアイデアになっている部分がまだあります。そういう形を持ったうえでの別のアイデアを選択するという形なら問題ないですが、現状は基本のところを積み上げていく必要があると思います。

今日は各ポジションでこれまでと選手の配置を変えていましたが。
個人個人の立ち位置というのは誰が出ても変わらない部分なので、その辺の深まり方はできていると感じています。

同じような展開となった栃木戦に比べてやりたいことは明確になった印象ですが。
しっかりと相手のいないところを突きながらという部分はサイドに振ったり、サイドを変えたりするという部分はこれまでに比べてできてきていると思います。ただ、その先の部分はしっかりとやっていく必要があります。ボールを回すだけにならないようにしないといけませんし、永井さん自体も回すだけのサッカーではなくその先のシュートという部分を求めているので、選手がもっと理解していかないとダメです。

シュートを無理やり打てば良いものではないですが、シュートが少ない要因をどのように捉えていますか?
そこは選手の最後の判断の問題です。永井さんもシュートを打つなとは言っていませんし、シュートとパスという2つの選択肢でどちらか最適な選択肢を選んでほしいと言われています。シュート数が少なくパスばかりと思われてしまっていると思いますが、それは永井さんの戦術的な問題ではなく、中の選手たちの問題だと思います。パスを回せばいいというサッカーではないので、その先のシュートや3人目の動きといった関りの中でもっと全体を高めていきたいです。栃木戦もそうでしたが、外から見ていてもシュートを打てと思うことがありました。そういうものは試合の中で何度か出てくるものです。シュートの選択肢が少ないということに関しては2つの選択肢の中で、もっと良い選択を選びすぎると言うか、シュートではなくパスを選択している部分があると思います。とにかく、もっとゴールに結び付ける判断を各選手がやっていかないとダメです。

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